プレイグ(plague;英)意味は「疫病」
特にペスト(黒死病)を指して使われる言葉でもある。
14世紀の大流行では、ヨーロッパ全人口の1/3が死亡したという極めて恐ろしい伝染病。
FF4 
FF4に登場するボスモンスターで、ラストダンジョン月の地下渓谷B7F セーブポイントの右の部屋でホーリーランスを守護している。
フロータイボール・ブラッディレッド・アーリマンの亜種で、毒々しい緑色の本体に紫色の羽根が印象的。
戦闘開始直後に死の宣告を全体に使ってきて、一斉に全滅させようとする難敵。
ここの左側にセーブポイントがあるのでセーブしておく。
かなり強いので100%スクウェアのゲームバランス調整ミスと思われる。
全滅を防ぐには事前に、もしくは戦闘中に戦闘不能者を出しておき、残りのメンバーのカウントが0になる寸前で復活させるという戦法が不可欠となる。
もしくは、HP33333を10カウント終了前に一気に削り取るだけの火力があれば良い。
どちらにしてもかなりの苦労を強いられる敵であることは間違いなく(前者の場合はタイミングを計ってフェニックスの尾を使う苦労、後者の場合はレベル上げ)、FF4の中でも相当に厭らしい敵であると言えよう。
- 死の宣告を使った後は、パーティー側に対してヘイストの全体がけを行い、プレイヤーを更に焦らせる。
ただし……(後述)。 - ボムの魂が最も光輝くのがこの戦いだろう。
後述のリフレク作戦が取れればそれも不要だが。
実は決定ボタンを押し続けると死の宣告のカウントが0になったときに戦闘不能状態にならない。
プレイグは死の宣告とヘイスト以外何もして来ないので、これで倒せる。
ちなみにWSC・GBA版では修正されている。
- PS版だとSFC版のほぼ純移植が故か一応決定ボタン押しっぱなしテクが機能しているように見えるがプレステのロード機能の都合上、内部的に決定ボタン押しっぱなしの指令が一時的に途切れてしまうせいか程なくして死の宣告がかかったキャラが死亡してしまう(これはアーリマン等の場合でも同様)。
故に、SFC版以外では恐らく役に立たない裏技であろう。 - SFC版も初期ROMでしか機能しないらしい。後になって出たやつだと修正済みだとか。
- VC版(NEW2DS)でカウント00になっても戦闘不能にならないのを確認。
正攻法で倒すなら、こいつより先に行動が取れるであろうカインかエッジに光か月のカーテンを使って、リフレク状態にすることで死の宣告を免れることができる。
ただし、バトルスピードを最低値にしておかないと間に合わない場合が多い。
最低1人でも死の宣告を受けなければ一斉に全滅にはならないから、後はリフレク状態を保ちながらちまちま攻撃していけば倒せる。
また、他のキャラは戦闘不能になる捨て身で攻撃すればすぐ片付けられる。
- こちらの全員が死の宣告にかかってないと死の宣告しかして来ず、かけられるたびにカウントが10に戻るので、その戦法を行った場合リフレクが切れるまで誰も倒れることはない。
- GBA版以降はギルバートを隠れさせることができるが、FF4TAの終章アーリマンとは異なり、死の宣告にかかっているかどうかの判定の際、隠れている最中のギルバートを無視する。
あちらではギルバート「だけ」が死の宣告状態になっていると何もして来ないが、こっちにその手は通用しない。
ただし、隠れている間はカウントが進まない点はあちらと同じなので、目一杯活用しよう。
- GBA版以降はギルバートを隠れさせることができるが、FF4TAの終章アーリマンとは異なり、死の宣告にかかっているかどうかの判定の際、隠れている最中のギルバートを無視する。
- その頑なまでに一芸にこだわる姿勢は、次回作のカタストロフィーに受け継がれる。
- 奇しくも「ラストダンジョンで登場する一つ目のボスモンスター」という点でも共通点を持つ。
ダメージを与える攻撃は一切してこない。
死の宣告と、それを早めるためのヘイストだけ。SFC版においては死の宣告はヘイストとスロウの影響を受けない。
つまりプレイグの行動は全く意味がないどころか、こちらにとっては有難いことである。
月の渓谷の守護者たちのなかで唯一、姿が竜系ではない。
- 実はバハムートラグーンのムニムニ系かもよ。後述のとおり、FF6の「竜の巣」にも登場するし。
迷宮の中で死んだ人々の目玉が集まって誕生したらしい。
地下渓谷ってそんなに人死んでんのか?
- というかよくこんな所まで人が来れたな…
デモンズウォールに引き続くスピードバトルなので、そいつと同じ要領で肉弾戦係にはバーサクをかけておくと○。
セシルにはアヴェンジャーを装備させておくと、わざわざバーサクをかける手間が省けるし、ステータス補正も手伝ってダメージ量も期待出来る。
浮遊系なので、槍使いのカインや弓使いのローザは素で弱点を突ける。
他の武具守護神達に比べて手に入る経験値は少ないが、代わりに(?)唯一ギルをくれる。
と言っても、たったの550ギルだが…。
GBA版では「聖なる力を秘めし、このヤリを求める者は滅びるがよい!」という台詞で戦闘が始まる。
死の宣告のカウントダウンのスピードはバトルスピードの設定に依存して変動するため、スピードを最高段階にしていた場合、息つく間もなく死人が続出する羽目になるので注意。
逆を言えばスピードを最低にしてしまえばカウントダウンのスピードも著しく落ちるので余裕をもって戦えるようになる。
正攻法で勝てない人はコンフィグをいじってしまおう。
(ちょいセコな戦法だが『FF大全集Vol.2』でも攻略法として紹介されてたりする)
FF4イージータイプ 
HPが28000に低下。全力でかかれば1ターンで倒せる数値。
FF4(DS版) 
DS版ではプロテスとシェルと回復も使うようになった。
また、こいつの対戦で素早さの歌を歌うと…
こいつの、というより死の宣告の仕様が変わったことにより、カウントをずらす戦略が多少変わってくる。
- ヘイスト、スロウによるカウントの速度が変わるようになったので、ローザがスロウをかけることでカウントをずらせる。
また、プレイグの全体ヘイストの前にカインがジャンプすることでも、ヘイストを受けなかったカインのカウントがずれる。
ちなみにストップをかけると、キャラクタは動けないが、カウントは無情にも減っていく。- 動けぬ体に残された(プレイヤーの)瞳で恐怖を味わうことになる。
- 死の宣告のかけ直しが発生しても、カウントが残っているキャラクタに対しては「NO EFFECT!」となって、カウントが10にリセットされない。
よって、復活後もカウントを気にする必要がある。
オニオンシールドで死の宣告を無効化できる。
なのでセシルかカインに装備させていれば、負ける要素は無くなる。
リディアがポーチカと入れ替わるたびに全ての状態はリセットされる。
死の宣告も解除されるので召喚を繰り返せば安全に戦える。
- これやってみたが、リディアだけリセットされるが、プレイグが死の宣告をかけなおしてこない。
戦闘前のセリフが「聖なる力を秘めしこの槍……求める者は滅びるがよい!」と微妙に変更されている。
また、経験値が134664、所持金額が22000ギルになっている。
防御力は150と他の武具守護神達と大差ないが、魔法防御力は150と呆れた事に
かのゲリュオンやプロトバブイル(魔法防御力99)を軽々押さえて全モンスター中堂々のトップ。
- とは言え、魔法の類は普通に通用するレベル。フレア等でごり押しできる上、例えシェルを使われたとしてもダメージ減少量はそんなに多くない。
(参考までに、知性71のリディアのフレアだとデフォルトで3889、シェル状態だと2946。減少量は1000にも満たない。)
状態異常はスロウ・暗闇・毒が効果がある。
属性は土・闇属性を半減する。
FF4TA 
FF4TAでは中身がこいつのアーリマンが登場する。
FF6(GBA版) 
Lv79、HP22000、MP12000、種族:なし。
攻撃力31、防御力130、命中180、素早さ80。
回避率250、魔力20、魔法防御160、魔法回避180。
弱点・吸収・無効化属性なし。
有効な状態異常:暗闇、毒、沈黙、バーサク、睡眠、スロウ、ストップ、プロテス、レビテト、シェル、ヘイスト、リフレク、スリップ、ゾンビ。
行動:
開幕
- 全員に死の宣告
通常
- 1ターン:たたかう/トライン/にらみ
カウンター行動
- 「たたかう」へのカウンター:ヘイスト(100%)
- 「まほう」へのカウンター:死のルーレット(100%)
操る:不可。スケッチ:死の宣告/たたかう。あばれる:不可。
盗み:なし。落とすアイテム:天使の筆(100%)。
変化:不可。
EXP:5000。獲得ギル:0。
FF6GBA版でも登場。追加ダンジョン竜の巣の「宝物庫」エリアの宝箱モンスター。
例によってアーリマンの新系統。
倒すと天使の筆を必ずドロップする。
行動パターンはFF4のものと似て、死の宣告を全員にかけてくるが、FF6にはリレイズやセーフティビットがあるため怖くない。
FF4の時と違ってヘイストは物理カウンターでしか使わない。
死の宣告は、ネラパ同様、戦闘開始直後すぐに全員にかける。
全員にかけた後で、戦闘が始まるというわけである。
それ以外にも死のルーレットやトラインなどの技も使うが、上記のようにリレイズやセーフティビットがあれば怖くは無い。
物理回避率が250で魔法回避率も180という、ストームドラゴン(強化型)すら上回る回避能力を持つ。
夢幻闘舞などの回避率無視の必中攻撃や、スナイパーアイがないと全滅しかねない相手になる。
- 回避率は敵も味方も128以上で必中以外全回避する。
ネラパもコイツもそうだが、死の宣告は1人ずつ全員にかけるため、よく見るとキャラ間でカウントがズレている。
これでは生き返す暇を与えてしまっているようなもの。
FF4のプレイグを見習えと言いたい。あっちは5人全員を同時に死の宣告状態にする。
- FF6の死の宣告は、1人1人初期カウントが違うので、同時に全体がけしてもあまり意味はない。
- しかも、FF4と違い対策がいくらでもある。
無くったって超火力のおかげで押し切るのも非常に簡単。
特徴の高回避率も必中攻撃が充実しまくっているFF6ではほぼ無意味と言えよう。
色んな意味でシステムに見放されたかわいそうなヤツである。
カラーリングはFF4版とは異なり、マリンブルーを基調にした感じのもの。
攻撃パターンもFF4版と違って通常物理攻撃も行い、「にらみ」で混乱させてくる事もある。
スケッチすると、死の宣告or「たたかう(通常物理攻撃)」が発動する。
魂の祠では第6グループの2戦目にイノセント3体の代わりに低確率で出現する事もある。
BGMは竜の巣においては「決戦」が流れる。
状態異常はカッパ・石化・即死・混乱・透明・死の宣告に耐性あり。
FFT 
フロータイボール系の最上位として登場。しかしザコ敵。弱点属性は冷気。
やはり飛行移動ができる。
死の宣告とあくまの視線など、状態異常技が多いのが特徴。
まじゅう使いでサークルが使えるが…FF5みたいな技ではないのが残念だ。
密猟するとゾーリンシェイプになる。使う機会は無いがレアなのは間違いない。
あくまの視線が範囲技だったならともかく、名前負けしてる感が否めない。
FFTA2 
アーリマン種の最上位。フロータイボールとは別種。
死のルーレットを使ってきたり、状態異常にする技を多用する。
スピードをダウンさせる上にスロウにする「バインドサークル」がうっとうしい。
バインドサークル、恐怖、MPすり替えを使う。
がTA2の仕様ではMPすり替えはほとんど使えない。合掌。
FF零式 
フロートアイを大きくしたモンスター。
PFF 
FF4デザインで、割と普通に出てくる雑魚敵。飛行。
オイやめろとなるが、状態異常に死の宣告が無いからだと思われる。
FFTデザインのはFFTイベントで出てきたが、飛行でないという。
FFRK 
FF4からボスとして登場している。ノーマルダンジョンでは「月の地下渓谷 4」のボス。