乗り物/【レッドローズ】

Last-modified: 2020-08-06 (木) 15:56:47

FF9

アレクサンドリアが使用する戦艦。
FF9に登場する大部分の飛空艇同様、動力は大陸に蔓延するを利用したものとなっている。
巨大な艦砲と、主に黒魔道士などの移動に使われている「テレポッド」なる装置を搭載している。
ブラネ女王クレイラを壊滅させるためにオーディンを呼び出したり、
リンドブルム攻略に際して、艦砲で町を砲撃するなど、主にDisc2で見せ場の多い飛空艇である。
ジタン達もクレイラ脱出の際に一時的にこれに搭乗し、
先にアレクサンドリアに向かうためテレポッドを使用している。
また、「空飛ぶ女モーグリ」とも呼ばれるセリノも乗っていて、そこでセーブすることも可。
さらにDisc4では記憶の場所へ突入する際、ベアトリクスがこれに乗って出撃している。


そのDisc4では銀竜に思い切りぶつかられているが、プルート隊員が怯えた程度で、
戦艦そのものはビクともしなかった。恐るべし。


ローズ・オブ・メイが初めて流れる場所でもある。ブラネの命に従い宝珠を回収したベアトリクスだったが、その後ブラネからガーネットの処刑を言い渡され愕然とする。その直前にも、ベアトリクスはブラネがオーディンでクレイラを壊滅させたことに疑問を抱き、心を持たずただ兵士の命に黙々と従うだけの黒魔道士兵を見て、「自分はそれと同じ働きしかできないのか」と迷いを抱くようになる。そこへ来てのガーネット処刑宣言なのだからショックを受けるなという方が無理だろう。
ガーネットから取り出された召喚獣の圧倒的すぎる力。それに心を奪われ唯一の王位継承者であるガーネットを召喚獣の器としてしか見做さず、用が無くなった傍から躊躇いなく処刑しようとするブラネ。そして共に王族であるブラネとガーネットへの忠誠心の狭間で揺れ動くベアトリクス。
それらに加えて一連の所業に対するジタンの憤り。第2の故郷も守れなかったフライヤの無念。友達仲間を失った(後にどちらも生存が確認されるが)ビビの悲しみ。
こうしたいくつもの心象の変化が、名曲ローズ・オブ・メイをバックにこの飛空艇を舞台として繰り広げられているのだ。Disc2で最初となる物語の転換点だけに、短いながら印象に残っているプレイヤーも多いことだろう。


直訳すると「赤いバラ」

  • 花言葉は「愛情」や「美貌」等