キャラクター/【ブラネ・ラザ・アレクサンドロス16世】

Last-modified: 2023-07-31 (月) 20:17:31

FF9

ガーネットの養母にして現アレクサンドリア女王。39歳。
ピザでも食ってろデブと言いたくなる素敵な容姿の持ち主。しかもなぜか肌が青白い。
見た目をドラ〇エのモンスターで例えるのならボスト〇ールである。
しかも序盤の開演ムービーで当時最高峰の画質でご尊顔を見せつけられるのだからたまったものじゃない。
あれを見て一発で女性とわかった人は凄い。口元のいわゆる豊齢線がヒゲに見える人も多いらしい。

  • あの顔の線はヒゲじゃなくてほうれい線だと思われる。
    ちなみに天野絵だとあのシワやそばかすが全然ない。
  • 超白塗りの厚化粧だと思ってるんだけど…ちがうのかな
    • 女性が「ヒゲ」の化粧をする文化はある。単純明快な『威厳』の象徴なのだろう。ブラネがそれだとは断言できないが。

かつて夫(国王)がおり、夫の存命中は母につけ女王につけ善政を敷く賢君であったらしい。
しかし最愛の夫を亡くし、傷心のところをクジャにつけこまれ、次第に精神に変調をきたすようになる。
霧機関の製法をクジャに教わり、作り上げた黒魔道士兵黒のワルツを兵力に組み込んで他国に戦争を仕掛け、
さらに娘のガーネットすら召喚獣抽出の道具とし、抽出した召喚に攻撃を加えた。

  • ブラネがおかしくなったのはガーネット曰く「見たことのない背の高い人が来た昨年の誕生日」らしい。

最後に脅威となったクジャをも倒そうとバハムートを呼び出したが、支配し返されて吐息をまともに浴びる。
霧の毒気が抜け、絶望と悔悟に打ちひしがれるも時すでに遅く、瀕死の状態で海岸に打ち上げられた彼女は、
そこに駆けつけたガーネットに遺言を残して息を引き取る。
死後もバラ園の中に白亜の墓が立てられるあたり、本当に民からは敬愛されていたようだ。

  • なおこの墓はイベントシーンでのみの登場で普段は行くことができない。

魔導帝国の皇帝国家企業の社長強国の大統領と受け継がれてきた、ラスボスの噛ませ犬にされる権力者ポジションの四番手。
この中では皇帝並(あるいはそれ以上)に強権と辣腕を振るい、皇帝を超える人望を元に自ら召喚獣を駆って一国を滅ぼした大身の女王(物理的にも…)であったが、それ故に彼女に引導を渡したのも尋常ならざる異星人使役されざる竜王であった。


クジャがブラネを利用した理由はアレクサンドリア=アレクサンダーの発現のためだけという、まさに女王さえも捨て駒にする作戦のため。
しかも死んだ後はその魂をクジャのトランスのためのエネルギー源にされるという悲劇っぷり。
(インビンジブルに吸収された多くの魂と共にクジャに利用されたらしいが)

  • このくだりはパンデモニウムでのクジャ戦直後に説明されるのだが、
    初見では意味不明&後付け感が否めない。
    • エーコのマディーンのイベントのところでクジャがこのやり方を思いついたのがわかる。
      だから後付けはありえないし、クジャはしっかり説明しているから意味不明なのはおかしい。
  • というかクジャがブラネに近づいた理由は戦乱を起こさせて魂の流れを攪乱させるためじゃなかった?
    クジャは使命に従いつつも召喚獣の力に魅せられていくわけだが
  • クジャがブラネに接触したのはガイアに戦乱を齎すためであり、アレクサンダー発現のためではない。また、アレクサンダー発現前の城内でガーネットが母の気配を察知するが、この時既にブラネの魂はインビンシブルに吸収されており、ブラネが力を貸したとは考えにくいので、有り得るとしたらアレクサンドリア城の港に着く前に事切れた実母が手を貸した可能性がある。ちょうどその時に流れるBGMもマダイン・サリに伝わる歌のアレンジである。アレクサンドリアの記事にある通り召喚士とアレクサンダーには深い因縁があることもその説を裏付ける。
  • ちなみにクジャが洗脳したせいでこうなったわけではなく、(夫が死んでから)「全てを手に入れなければ生きた気がしないという限りなく渇いた心」を埋めたかったがためらしい。霧の大陸を全て侵略してもそれに飽き足らず次はクジャを倒すことで全世界を自らの手にしようとしたが…。
    • まさに「欲を出し過ぎたが故の悲劇」だな。クジャはブラネを始末する気はなかったんだし、手を出さないでおけば生きていられたかもしれないのに。

実の娘ガーネット(ヒロインのガーネットではない)が死亡したり、
若いうちに夫に先立たれたりと悲劇の人生を送っているにもかかわらず
国民に親しまれていたと言う事は、実はかなりいい人なのではないだろうか。

  • 夫が死ぬまでかは忘れたけど、とりあえず昔は善政敷いてたって設定じゃなかった?
    • 元々強い征服欲の持ち主だが、君主としては賢明だった模様。
    • 統率の取れた充分な軍備、発展した市街、
      そしてビビが1人で歩き回れる程の治安の良さ(精々裏通りに小悪党が出る程度)を見れば、
      ブラネが賢君だったことは想像に難くないだろう。
    • 対外的にどういう結果を招くかはともかく、国内が安全なら国民は上の者には敬意を払う。
      国民ってそんなものだろう。
    • 訪れる機会が後になるのでわかりづらいが、
      アレクサンドリアは当時のリンドブルムを凌ぐ軍事大国である。
      それを維持し不条理な対外戦争に仕向けられる手腕は並々ならぬものがある。
      • >アレクサンドリアは当時のリンドブルムを凌ぐ軍事大国である。それを維持し不条理な対外戦争に仕向けられる手腕は並々ならぬものがある。
        1389年のリンドブルム戦役で活躍した女勇者マデリーンの武勇のことを指しているのだろうか(アレクサンドリアの凱旋門広場にある勇者像のテキストより)
        それでもリンドブルムの人々の祖先は狩猟民族だったらしいので天下を取るのは容易ではないと思う(その名残で伝統行事となったのが狩猟祭。リンドブルム初上陸時の教会のモブの台詞より)
        ブラネの夫のアレクサンドリア大公が存命の頃に政治を敷いていた時代のことを指しているなら、シド8世時代に霧機関の飛空艇が実用投入されそれを用いて霧の大陸の長きに渡る戦争を終結させて、シド9世時代にも城からいつ出撃してもいいように城内のドッグに軍艦を構えてるのに「かつてはリンドブルムを凌ぐ軍事力があった」と言い切るのは難しい気がする。
        本編のブルメシア襲撃時に盟友であるリンドブルムがすぐ救援を出せなかったのは不穏なアレクサンドリアを監視するため国境に配備した飛空艇団を呼び戻すのに時間が掛かったからだし、怪しい動きを見せるアレクサンドリアから自国も守らなければならないので上手く機能できなかっただけで。
        アレクサンドリアがはっきりと軍事力でリンドブルムを凌ぐことができたと言えるのは召喚獣や黒魔道士などのテラの技術がもたらされ軍事投入するようテラ側(クジャ)に唆されてからだと思う。
        霧機関はリンドブルムの専売のはず、とジタンも本編中で語っているし、実際に黒魔道士製造の機械もカーゴシップのエンジンもテラの技術が応用されていると思しき描写がある(ダリ地下工場でのジタンの台詞や、村内に転がる機械の部品から)
        ただ、レッドローズは元からアレクサンドリアにあったのかは不明である。イーファの樹へ向かう際に乗ってた水上船はリンドブルムから押収したものらしいが。
        正確な描写は無いが、ガイアの地表にあるテラ側関連の施設にワープがあることから恐らくテレポットもテラの技術。
        アレクサンドリア独自のリンドブルムにないハイテクな技術を挙げるとしたら城内の地下にある石像にはまった赤い石に魔力を込めて(?)動く謎の水上円盤だけだと思う…。

娘が美人なら母も相当な美人だったんだと思う。

  • FF9のイベントデザイナーである青木和彦氏は、ゲーム誌の開発者インタビューで、
    ブラネはちゃんとした人間で、若い頃はきれいだったという設定はないと語っている。
    • >若い頃はきれいだったという設定はない
      (∴´・ω・`∴)
      さらっとひどい発言である。
    • 美男美女や素敵なおじ様おば様ばかりのFFにおいては、
      大変貴重な存在であるといえるかも。
    • FF9は全体的にキャラの造形が個性的で、いわゆる美形は少ない。
    • 美人でなくても若い頃痩せてりゃとりあえず見られた容姿だったのでは。
    • 夫を亡くしたショックであんな容姿になったと思ったのに…
    • しかしはっきり否定されてたんだなぁ
  • しかもなぜか肌が青白い
    この項目の随所に書かれているが、「そもそも本当に人間なんだろうか?」とプレイヤーの多くに
    思われているであろうキャラクター。
    • まぁ青白のサラマンダーもいるし…

決断力のある人だったらしい。
セリフ/【私は思うとおりに生きた……だからお前もお前の思うとおりに生きなさい……】


アレクサンドリア城の厨房にいるかまど名人によれば、しましまコウモリのカラアゲが大好物。

  • この点は漫画家・坂田靖子氏の作品である「お后と眠り姫」に登場するオーガーのお后を連想させる。
    外見もかなり似ている。ブラネは一応人間だというのに……。

細木数子に俺は見える

  • だが細木数子もここまで酷い顔ではない
    • 最近の流行で言えばマツコ・デラックスあたりか
      • ただしマツコ・デラックスは(生物学上)男性である
  • 創竜伝の小早川奈津子よりすごい外見。

タンタラスの劇を見て感動した時の喚声はあまりにも強烈。
「うおぉぉぉぉっ!!! がおぉぉぉぉっ!!! あおっ!! あおっ!! あおぉぉっ!!!」
ただでさえ人間かと疑われる容姿の持ち主なのに、さらに疑われてしまう一因。

  • リンドブルムを占領した際に、劇場街に大劇場を作る予定だったらしい。劇好きな面が随所に現れている。

なんでこの怪物が、「セーラと瓜ふたつの、本物のガーネット」を産めたのだろうか。

  • ↑娘は父親に似るっていうから、アレクサンドロス王が絶世の美形だったのだろう。
    …と考えれば無理もない話になる?
  • アレクサンドロス王は相当なブス専だったに違いない
  • 政略結婚では別段おかしくない。歴史上でも自分の顔をよく見せるために自画像を修正したりとか。
  • マイナスとマイナスをかけてプラスが生まれたのではないだろうか
  • ルビィやベアトリクスを見れば、むしろブラネが特異であって一般人はほとんど美人なのかもしれない。
  • いや、上で「美人ではない」と言われているが、「普通の顔」だったのかもしれんぞ。
    太ったのは結婚後かもしれんし、青白い顔なんかも、霧とかの悪影響かも…
    • 髪型を考慮するとラピュタに出てくるドーラっぽいような。若い頃は意外と美人だったのでは
  • 設定上はテラとの不完全な融合によって魂の流れが乱れに乱れているためであり、そのため種族がごちゃごちゃになっており、象から美女が産まれてもおかしくは無い…よ。

ユウナレスカよりこの人のが怖い……


天野絵は幾分かましに見える。


二の腕がエクスデスを彷彿とさせるのだが…


クジャ曰く「象女」

  • 聞き慣れない単語だが、そもそもどう読むんだろう。ぞうめ? ぞうおんな?
  • 普通に「ぞうおんな」でしょ。
    一般にもやわらかなものを「天使のほっぺ」、硬いものを「象のお尻」と呼ぶこともあることだし、
    『あの固太り』位のニュアンスでとらえてたけど。
  • ぞうじょって読んでたわ

【視聴覚室】
そんな細木数子ブラネ様の魅力堪能動画


はっきりいってFF2の皇帝、FF6のガストラと比べてかなりマシ。あいつらは完全に自分自身の支配欲にまみれて恐怖で世界を覆いつくそうとした超外道のクソ野郎共だが、この人は上記で述べてるように実は過去によっぽど辛いことがあったようだし国民に慕われてる様子からして本当はすごくいい人なのかもしれない。

  • 内政を怠らない君主を嫌う国民はいない。
    国民に嫌われる君主とは、「国内の疲弊を省みず、外征(戦争)ばかり行う君主」か「享楽に耽り、その為に税を上げまくる君主」の、大抵どちらかである。
    戦争で得た糧も、特権階級で独占せず民間にバラ撒いていたのであろう。
    又、演劇を愛し、「文化の擁護者」であったことも伺わせる。
  • 過去の事情やクジャにそそのかされたとはいえ他国に侵略したのは事実。後世の歴史学者達の間で名君か暴君かで大議論されそうだ
    • 実際ココでも、セリフ1つ採っても激論が巻き起こっている。
      「カリスマ」というものは、熱狂的な信奉者と反抗者を惹きつけるようだ。従ってしまえば楽だが、そこに個人の意思は無くなる(自らの意思で従う者も、逆から見れば集団の一因子に過ぎない)。誇りある狗か、愚かな狼か。幸福な奴隷か、道標無き流浪人か。
  • 他国に侵攻していたとはいっても主戦力は黒魔道士兵や黒のワルツといったゴーレムで、材料も霧であり、徴兵や兵糧も必要なく国民への負担は殆どなかったと思われる。他国から見れば恐ろしい侵略者かもしれないが、国民からすれば英雄だったのは間違いないだろう。
  • 皇帝やガストラに比べれば、非常にリアルな、現実にも存在したであろう君主だよね。外見以外は。
  • 皇帝もガストラもブラネとはあまり変わらない。国内では悪い評価をされていない。ガストラは最期の台詞から恐怖で世界をおおいたいわけではないし
  • 皇帝は地獄から蘇った後は「命ある者全てを破壊する」と言ってるので完全に弁護できないが、善の心と分離していることを考えるとしかないような気もする。生前は一応「私の支配を受け入れろ。でなきゃ死ね」とまだ現実の歴史にいそうな征服者の思考だったし。
  • 悲劇のキャラクターとして設定された割に作中で苦悩する描写は皆無なのが印象を悪くした原因だろう。
  • ブラネはFF6のガストラ(自国でも手下の兵士以外全員の憎悪の対象となっている暴君)というよりは、FF7のプレジデント神羅(自分の支配エリアではむしろ尊敬される人物)やFF8のデリング大統領(自国では空気だが憎悪はされておらず、侵略者として国外に憎まれている)の流れだろう。
    • FF12のヴェインもそうだね。ただ、悲劇のキャラのはずなのに、宿敵として意図的に同情しにくく描かれたヴェインと同じというのが問題だけど。
    • デリングは死んだ際に自国民から拍手喝采が起こった程だし国内でも普通に憎まれてただろう、反乱分子は即粛清されるからみんな心ならずも敬ってただけで。

序盤の白魔道士のフードを被ったガーネットが脱走した際のスタイナー操作パート時にアレクサンドリア城内の図書室に赴くとブラネの命により召喚獣に関する資料を調べている学者がいる。
この時点でクジャから召喚獣(主にアレクサンダー)の存在について知らされているはずで、本物のガーネット姫の代わりとして拾った少女が500年前にアレクサンドリアに大惨事を齎した召喚士一族の末裔であることは恐らく気付いている。
そのせいか自分の娘を娘とも思わず「小娘」と呼び回っており、召喚士の末裔を気付かずに拾い育ててしまった衝撃が絶望に上乗せされていると思われる。
しかし最期の時、ブラネの心を真に救ってくれたのは紛れも無く夫の愛を継ぎ自分自身が育て上げ、命の灯火が消えようとしている瞬間まで駆けつけてくれた召喚士の末裔のガーネットであった。
散々な仕打ちをしてきたというのに自分のために泣く彼女に最後まで「お前は私の娘ではない」と突き離すことなく、寧ろ「私は思うとおりに生きた……だからお前もお前の思うとおりに生きなさい……」と伝え息を引き取った。
前述のようにガーネットが召喚士の末裔であることを知っているとすると「王家の立場だけでなく召喚士の血統を気にして振舞う必要は無い」という意味に変わり、ブラネ自身がクジャに唆され「召喚士の末裔」で固めていたガーネットに対する価値観を打ち砕き、再び「自分の娘」として向き合えたことが窺える。
美談にしてもどうしてもブラネ自身のエゴに集約されてしまうが、ブラネの娘でいることを許されたガーネット自身はクジャの思惑が招いた惨劇とは別に違う所で心が救われたであろう。
その後、奇しくもガーネットはブラネ亡き後に途絶えてしまったアレクサンドリア王家を継ぎ、知らず識らずに召喚士一族の罪滅ぼしをするのであった。


キャラクターデザインは松田俊孝?氏が担当したとのこと。