地名・地形/【リンドブルム】

Last-modified: 2024-08-28 (水) 16:12:05

モンスター/【リンドヴルム】
乗り物/【聖府警備軍 リンドブルム】


FF9

霧の大陸の三大王国のうちのひとつ。ドイツ語で「飛竜」を意味する。全体的に起伏が大きい。

  • 表記はともかく「飛竜」から来てる名前なのはあってるかと。リンドブルムではいろんな名称に「竜」が入ることがあるので。
    (『天竜の爪』『地竜の門』など)

他の国に先立って飛空艇を開発し、その圧倒的な威力によって、常に戦争によってかき回されていた霧の大陸から戦争を無くした。
機関を用いた飛空艇の製造が盛んであり、運送用の貨物船はもちろんのこと、ジタンたちがラストダンジョンに突入する際に援護に駆けつける飛空艇艦隊を有する。


また、「ジョウキキカン」を開発・応用で、いままで依存してきた「霧機関」のものとは違って、
霧のない大陸への移動も可能な飛空艇ヒルダガルデを開発するなど、他の国とは科学の分野で幾分進んでいる。
後に黒魔導師と召喚獣アトモスを率いたアレクサンドリアの進攻によって工場の殆どが破壊され、
国もアレクサンドリアに占領されることになるが、後に解放されて復興が進んでいくことになる。


街全体が巨大な城になっていて、そのなかでも「商業区」「劇場街」「工場区」の三つに分かれている。
ジタンの属する「タンタラス」のアジトはこのリンドブルムの劇場街にある。
この三つの街区とシド大公のいるリンドブルム城はエアキャブという小型の飛空艇のようなものでつながれている。


オープニングデモの最初に出ていることでも印象的な場所だが、フィールドマップ上のシンボルやカード、
設定資料集掲載のイラストでもムービーとは違う赤い屋根の一つの城
(実際はいくつかの塔がある円形の高い城壁の中に巨大な城と、それに張り付くように町が広がっている)となっていて、
外観について謎の不遇を受けている場所でもある。
ムービー以外で正しい姿を見られるのは近くにあるピナックル・ロックスの出入り口くらい。


ちなみに、いたストSPの飛空艇マップは恐らくリンドブルム上空を飛んでいる。

  • 飛んでるのはプリマビスタとヒルダガルデ3号かな?
    • あとエーコが飛び降りた2号もね。

工場区はDisc2でアレクサンドリアの襲撃を受け、完全に壊滅してしまう。
他にも、劇場街の劇場への道や、商業区の教会への道も塞がってしまう。

  • ちなみに壊滅直後のアレクサンドリア兵はここまでする必要があったのか?と疑問に思う兵士や
    アイドルの追っかけを始める兵士など様々な会話があるので気になる人はアレクサンドリア兵と会話してみよう。

アレクサンドリアの襲撃を受けた後の住民の様子が非常に生々しい。
商業区に辿り着くとマップの中央で機能が停止した黒魔道士兵に寄って集って復讐する狂気に取り付かれた民衆が出迎える。
すぐ傍では、初めてリンドブルムを訪れた際に母親と共に技師である父親の帰りをエアキャブ乗り場の前で待っていた女の子がいるのだが、
この時には母親の姿は無く独りぼっちになっており、両親を呼び泣きながら同じ場所を彷徨っている。
奥へ行くと、もうすぐ孫が生まれるのを楽しみに待っていたお婆さんが黒魔道士兵に目を焼かれて失明し、
悲しみに暮れながら路上に腰を落としている。
(間違えられやすいがこの人は「マーガレットばあさん」で、ピクルスを売ってる「ピクルスばあさん」とは別人である)


将来、エーコがシドの後を継いで大公になるのだろうか。


「巨大城」の名の通り、内部マップはダンジョンと見紛うばかりにだだっ広い。
しかもFF9特有のマップの境や通路、家の入口の見辛さから、迷子になるプレイヤー続出である。

  • 商業区宿屋のモードン、城のモック、地竜の門のモンテと、3匹もモーグリがいる。
  • 広い上に移動がし辛い。最も多く使うであろう地竜の門ではモーグリでテントが使えるものの、
    安くつく宿屋に行こうとすれば地竜の門→城内→外に出て商業区へという長い移動を強いられる。
    ケアル使いのいないパーティで気軽に宿泊させないというのを狙っているのだろうか?
  • 非常に分かりづらいが、劇場街のハトにエサをやっている老人より少し上に通路があり、通ることができる。
    • 最初にリンドブルムに来た時にはここからタンタラスのアジトへ進まないとイベントが進まないため注意しよう。

この国を治める王の人柄を表すように巨大な城へ民家が寄り添うように密集している。
工業区にはエンジニアが集中して暮らしているためか他の区と違い鋼材を取り入れた家が多く立ち並ぶ。
中には一般の民家にジョウキ(蒸気)機関のプロトタイプをごっそり家に入れてる者もいる。
故・シド8世が猫を飼っていたことを真似てここのエンジニアたちは猫を飼っているらしい。
ただしここの工業区(と商業区&劇場区の奥地)はブラネによって召喚された
アトモスの被害を最も受けた区であり、その後は通ることができない。


街で暮らすエンジニアたちは積極的に城に赴き飛空艇の発着に大事なドックを整備したり、造船に貢献している。
国王とのコミュニケーションもとてもフランク。
それくらい王と民の距離感が近い国である。
しかし、近すぎるあまりにここで飲食店で働く美人の女性従業員と大公の浮気疑惑が浮上してしまうのだが……。


ここを訪れることで、作中で初めて合成屋を利用できるようになる。
またDisc2までは武器屋とアイテム屋が別々に利用できたが、Disc3では統合される。
武器屋の品揃えはDisc1、Disc2、Disc3以降でそれぞれ異なるが、Disc1ではセイブザクイーンの材料になるジャベリンエスカッション
DIsc2ではパワーベルト(→グランドヘルム)の材料になるチェインメイルの買い逃しに注意。
この他、巨大城の地竜の門にいる行商人も、Disc3になるといなくなる。


フィールドとの接点が4つもある大規模な城及び町。
内訳は飛空艇用の天竜の門、“霧”の下に通じる地竜の門(通称「裏門」)、船舶用の水竜の門(通称「港」)、商業区と高原を結ぶ竜座の門の4つ。
初訪問時はカーゴシップに乗って天竜の門から入り、その後地竜の門からブルメシアへ向かう。
2度目(Disc2)はピナックルロックスから竜座の門を潜って商業区に入り、地竜の門からフォッシル・ルーを目指す。
3度目(Disc3)は恐らく水竜の門から入ったものと思われ、その後再び水竜の門からブルーナルシスに乗って出発することになる。

  • 飛空艇入手後は水竜の門からは入れなくなるが、それ以外は自由に利用できる。
  • 城内地下から辿り着ける地竜の門は、城や街が霧の被害にあわないように普段は閉ざされている。(アレクサンドリアとリンドブルムは霧の影響を避けるために高原に建てられている)

ここの宿屋に像のあるボボードリは幸せをもたらす鳥ということになっている。クイズにまで出てくるのだが、
スタッフに棒棒鶏(バンバンジー)好きでもいたのだろうか。


Disc1で初めて訪れ、狩猟祭を終えた後はブルメシアクレイラアレクサンドリアへ向かうことになるのだが、ここらの道中はRPG初心者には最初の難関だったりする。

FFやその他のRPGの攻略に慣れてる人は回復役前衛が離脱すると知れば、それにより不足するであろう戦力を気にかけ現メンバー用の回復アイテムや装備を買い揃えるといった旅支度をするものだが、RPG慣れしていない人間には(惰性でやっていればいるほど)まず「旅支度をする」という発想が沸かない。
リンドブルム→ブルメシア間の道中ではギザマルークの洞窟を通過する必要があるのだが、ここへは一度入ると地竜の門が閉じられリンドブルムに引き返すことができない仕様になっており、装備を買い揃えるのを忘れた人はここで攻略が詰まるケースが多い。(FF9の攻撃性能は装備武器のスペックに大きく依存する上、アビリティは装備品から取得するシステムを取り入れてるので、装備調達を怠るほど攻略難易度が上がる)
ブルメシアに通じる唯一の道であるギザマルークの洞窟も、ワールドマップに出てから北へ行けば割とすぐ近くにあるのだが、小高い山を越えた山壁沿いにポツンと入口があり微妙に見つけにくいので、そこに辿り着けず永遠に平原や海岸を周回してしまうなんてしまうこともよくある模様。(ギザマルークの洞窟への行き方は地竜の門の入り口の兵士モブに話しかけると説明してくれる)

更に、リンドブルムを出た直後から出現するモンスターは当然それまでのモンスターよりも強さがレベルアップしている。
特に、耐久性に優れ高頻度で二体編成で現れるムシュフシュや、HPが高く全体攻撃が手痛いアイロネート、遭遇確率は低いが戦うとなると苦戦するホエールゾンビに出会うと、装備が整ってない状態なら侮れない相手となる。
ムシュフシュは素の攻撃力も高く、運が悪ければケアルで長期戦に持ち込まれる上に、尾を持ち上げた体勢中に攻撃すると毒針カウンターで反撃してくる。RPG初心者はだいたいカウンター体勢になってる状態に気付かず攻撃するので毒針を喰らい痛い目を見る。(HPが少ない序盤はのHP減少も脅威に成り得る)
アイロネートはこの時点でボス以外で初めて「ラ」系の魔法を使う強力なモンスター。防具をシルクの服もめんのローブで留めていると火炎放射を喰らった時に甚大な被害が出る。
海岸に出て迂闊にホエールゾンビに遭遇しゾンビパウダーを喰らった日には直前のセーブから出直し必至である。

……と、このように書いてきたが、そこらへんは道中に救済措置が用意されているので諦めなければ詰むということはない作りになっている。

回復に関してはリンドブルム/地竜の門の入口に引き返せば行商人のモブキャラが回復アイテムを売ってくれているし、地竜の門を出てから桟橋を渡るとチョコボの森があり、チョコボを得るとともにミニゲームでアイテムを獲得できる。森のまた更に向こうへ進むと南ゲート/ボーデンアーチ(下)があり、そこで回復スポットも無料で利用できる。
装備がない、戦力に不安がある人はこれらを活用しレベル上げをしていけば攻略難易度は下がる。

同じく道中にはク族の沼があり、そこでクイナを仲間にできる。
クイナは仲間になった時点では戦力的に頼りないが、クレイラ攻略の際にはズーたべることでホワイトウィンドを覚えると一気にパーティーの救世主となる。
この期間において全体回復できる唯一の手段となるこの技は、アントリオン戦でサンドストームを喰らった際の立て直しに大いに役に立つ。

それだけでなく、ギザマルーク撃破直後に物語がダガー(ガーネット)パートに切り替わりそこの期間で回復アイテムの調達が行える。
ブルメシア攻略後にも視点が切り替わり南ゲート/トレノアーチ(上)、トレノでは装備品を調達できる。

この一連の道中はプレイヤーの警戒心が如何なる程度か試されるゲームデザインになっていると言えよう。
(※上記までの説明はあくまで「装備を買い忘れた初心者がクリアを目指すだけなら」を前提とした文章で、最強育成などの上級者向けの要素を含む内容は敢えて除外している)

FF14

9番目のワールド(サーバー)名。
「Lindblum」。


かつて第九世界に存在した国家。
隣国アレクサンドリアとの間で起こった資源を巡る戦争において雷属性の超兵器を使用したことで、大カタストロフを起こし滅亡したとされる。

  • 機械技術に秀でた国であり、エアキャブや飛空艇を発明した。一方で狩猟祭のような伝統的な行事も盛んであったらしい。