!!!ここに書いてある情報はゲーム用であり、実機の操縦には使えません!!!
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はじめに
このページには旅客機でのフライトの各記事の補完情報を記載します。
MCP
FMGS
マネージド・フライト
マネージド・フライトにおける降下
巡航というのは燃費的・経済的に高効率な状態なのでした。
ということは、ごく単純化すれば以下のような飛び方をすれば余計な燃料を使わず効率的に飛行できることになります。
- 巡航時間が最も長くなるよう飛び続ける
- 降下開始地点からはエンジン出力を最低(アイドル状態)に下げて少しも上げず、ほぼ滑空する
- エンジン出力を最低にすると対気速度が落ちそうになるが、それはピッチ角(降下率)を下げることで補い、一定の対気速度を保つ
フライトプラン上の高度制限や速度制限を厳守しつつも、なるべく上記の飛び方を保って降下するのが理想と言えます。
A320neoの「マネージド・フライト」モードの降下(DESCENT)フェーズは、それを実現してくれます。
(ボーイング機ではVNAVと呼ばれています)
さて、この飛行方法においてはいかに降下開始地点(Top Of Descent; ToD)を決定するかが重要なポイントです。
ほぼ滑空するだけなので、降下時のある時刻における高度は降下開始地点のみで決まると言えます。
暴論で言えば、感覚的に以下のことが分かるでしょう。
- 降下開始地点が早すぎると、滑走路に到達する前に地面に激突してしまう
- 降下開始地点が遅すぎると、滑走路に到達したときに高度が高すぎて降りられない
従って、いかに降下開始地点(Top Of Descent; ToD)を算出するかが重要になります。
その他
- 航空機は空気の中を真対気速度(TAS)で進んでいるので、ToDを正しく算出するには大気の風向・風速を入力しておく必要があります。
機体の中からは大気との相対速度は分かりますが、地面との相対速度は分からないからです。
向かい風を無視して算出したToDから降下を開始すると、降下が早すぎるということになります。逆も然りです。
FMGSにはこれを入力するための欄が設けられていますが、そのような高度な機能はMSFSのデフォルト機には実装されていません。
もっと言えばマネージド・フライト自体が正しく実装されておらず、信用なりません
- 実際には気象状況や路線の混雑状況、管制の指示等によって降下開始地点は変動します。