ワールド/【クァッドラトゥム】

Last-modified: 2023-12-02 (土) 17:50:48

MoM

作中で示唆された世界。「クッドラトゥム」でも「クッドラトゥム」ではなく「クッドラトゥム」。ラテン語で「正方形」という意味を持つ。

  • ちなみに、「Quadratum」の語源を遡ると「quattuor(4)」に通じる。また、この語に対応する英語が「Square」となる。次作であるキングダムハーツ「4」にもキングダムハーツの元々の製作元である「スクウェアソフト」にも通じるネーミングと言えよう。

KHIIIラストで消えてしまったソラの行方を追いフェアリー・ゴッドマザーと共に終わりの世界に訪れたリクカイリに対し、NAMELESS STARによって存在が明かされた。
ソラが消えたあと、リクは高層ビルの立ち並ぶ世界の夢を見るようになり、それがソラのいる場所の手がかりになるとフェアリー・ゴッドマザーに告げられる。
カイリは作中で、自身の記憶から形成されたマスター・ゼアノートと戦い、彼が変化した研究者だった頃のゼアノートからソラがいるのはこちら側のでもでもない「裏側の世界」であることを明かされる。
そしてフェアリー・ゴッドマザーによればソラのいる場所の手がかりを握るのはカイリとリク、そして終わりの世界にいるNAMELESS STARであるという。
その後、フェアリー・ゴッドマザーはNAMELESS STARが「裏側の世界」から終わりの世界に来たことを明かし、そこが現在ソラのいる場所ではないかと推測する。
リクは高層ビルの立ち並ぶ世界に心当たりはないかNAMELESS STARに尋ね、彼女が告げたのは「クァッドラトゥム」という名前であった。彼女が言うには「私が知る一番近代的な都市」とのこと。

  • このように、NAMELESS STARはあくまでクァッドラトゥムを都市名として挙げたのであり、もしかしたら裏側の世界そのものには違う名前がついている(あるいは裏側の世界にはKH世界のような「複数の世界」という概念そのものが存在しない)のかもしれないが、リク達はクァッドラトゥムを世界の名前として扱っているようである。

リクは目覚めの力を使ってNAMELESS STARを通じてポータルを開き、クァッドラトゥムへと単身旅立った。

その他作中での「裏側の世界」についての言及を以下にまとめる。

  • マスター・ゼアノートは、カイリの危機に際して現れたソラの声が届かなかった(口は動いていたが声が聞こえなかった)ことから、ソラの居場所を推測した。
  • 研究者ゼアノートによれば、「裏側の世界」に行ってしまった者を見つけるのは容易ではないらしい。
  • 賢者アンセムは、「裏側の世界」とは現実(光、闇、狭間、それに付随する記憶データ)ではないその裏側、「虚構の世界」ではないか、と推測したが、自分は世界のことについては専門外、憶測に過ぎないと語っている。
    • しかし、「虚構の世界」についての言及がUχには存在する。それはと対話するマスター・オブ・マスターが「お前はどこの世界に姿を消すつもりなんだ?」と問われた時の発言の中にあり、彼曰くそれは「見たことがない、知り得ることが不可能な世界。そこは光も闇も支配し得ない」「想像する命の先の世界、虚構の世界」「目も声も届かない、※の世界」であり、またデータの世界とは異なり、その世界は具現化することすらできないことを示唆している。そして、どうやらソラの辿り着いた先に彼もいるらしいこと、このイベントシーンの名前を踏まえると、賢者アンセムの推測もあながち遠くないのかもしれない。
  • イェン・シッドマスターとしての現役時代に「古のキーブレード使い達(どのキーブレード使い達かは不明)が別の世界へ渡った」という話を聞いたことがあると述べ、ゼアノートはこのことについて詳しく調べていたのではないか、古のキーブレード使い達が渡ったのも「裏側の世界」ではないか、と推測しているようである。