概要
世界を繋ぐゲートの一種。
球体の周囲に16個の棘がついたような形状をしており、色が何種類か存在している。
- 見た目的にはガラスやクリスタルなどに似た透明感のある材質であるように見える。
- 3Dで登場したものは、ライムやスペルカンのポータルは黄色、リク編で存在しなかった世界に出現するポータル(現実の記憶の摩天楼から眠りに閉ざされた世界に戻るための物)は青、リンクポータルは赤(正確にはマゼンダのような赤紫)。
リク編終盤でリクがソラの夢へダイブする際に呼び出したポータルも赤だが、闇に覆われて黒っぽく濁っている状態なので元の色が分かりづらい。 - KHIIIでは終わりの世界に行く際や終わりの世界内部、スカラ・アド・カエルム行きのポータルは3Dのリンクポータルと同じ赤、バトルポータルは青となっている。
- MoMでNAMELESS STARを媒介にして呼び出された(恐らくは)クァッドラトゥム行きのポータルは赤。
一部のポータルでは球体の内部にはワールドの外観(おそらく繋がっている先)が映っている。
通常のゲートのような場所・世界間の移動だけでなく、時間も超えることができる。
特定の場所に存在している固定されたポータルが基本だが、ストーリー上は何らかの方法でポータルとして機能しているキャラクターや敵も存在する。
- KHIIIではソラがマスター・ゼアノートをポータルとしているが原理は不明(可能性としては目覚めの力)であり、そのポータル化も元々は過去にポータルになっていたことを利用したもので、ゼアノートやライム、スペルカンがどうやってポータルと化しているのかは不明。
また、目覚めの力を使った際は基本的に眠りの鍵穴を出現させるが、ポータルが出現する場合もある。
- 違いは不明だが、人が対象の場合はポータル、世界が対象の場合は眠りの鍵穴(精神世界で使う場合は人ではなく世界が対象)であるように見える。
Uχではブレインが、自分達はデイブレイクタウンをポータルにして他の世界へと行っているという趣旨の発言をしているが、このポータルに関連があるかは不明。
3D
眠りに閉ざされた世界と現実を行き来するのに使用するゲート。中にダイブすることで他の世界に移動することができる。
ヨシュアやスペルカンが使用した物は、ソラとリクの夢の世界を行き来するためのものである。
- ヨシュアはライムの夢を預かりポータルとしている。一方スペルカンは自分自身がポータルになっている。
- スペルカンとヨシュアのように、夢と現実だけでなくある夢と別の夢を移動することも可能なようだ。スペルカンの場合は、ある意味では夢と現実とも言えるが。
心も一つの世界であるため、リクが目覚めの力を使って眠りについたソラの心に侵入する際にもポータルを介している。
また、青年ゼアノートもポータルの役割を果たしている。
前述とは違い、こちらは現代と過去を繋ぐゲートといったところ。
実はゼアノートがハートレスになった時、肉体を捨てたことで時間を超える力を得ており、その力を使って過去に戻り若かりし頃の自分にその力を移していた。
そして元の時間軸に帰った心だけのゼアノートを目標に、時間移動をした青年ゼアノートが到着。3D冒頭でソラたちと共に眠りの世界に入った。時間移動の力のおかげで過去のゼアノートたちが青年ゼアノートのいる場所へと移動することが可能となっていた。
上述のようにポータルの役割を果たしているようだが、彼は役割を果たしているだけなのかポータルを呼び出せるのかは不明。
ストーリーの関係上、リクのラストバトル前にワールドマップに出るには、マップ中央のポータルに触れなければならない。これに気づかず、後戻りできないと勘違いした人も多々いる。
- このポータルが誰のものかは明かされていない。
マップ上にあるポータルはアクセスすることで敵と戦ったり、自分のパーティーとは別のスピリットと協力することができる。
KHIII
終わりの世界への侵入や内部での移動、スカラ・アド・カエルムへの移動で利用されている。
その他、リンクポータルのように、マップ上のポータルとしてバトルポータルが登場している。
ストーリー上では、マスター・ゼアノートは、先述のように過去に自らをポータルにしたことを利用され、キングダムハーツを開いたところでポータル化され、そこにソラがダイブすることでスカラ・アド・カエルムに飛ばされてしまった。
- 「なにーっ!?」と叫ぶマスター・ゼアノートの体からポータルが出現する様子はなかなかシュール。
- 結果的にはあまり意味はなかったが。
3Dではポータルは眠りに閉ざされた世界の窓口として存在しているが、今作では片方が特殊な世界とはいえ、現実の世界同士が繋がっている。
- とはいえ、闇の回廊が使えず、異空の回廊を知らないソラにとって、身近でグミシップのいらない唯一のゲートであり、システム的に丁度良かったためと考えられる。
- そもそも、ポータルの召喚は現実世界でも普通に行え、ヨシュアもポータルを「2つの世界を行き来するゲート」としか言っていないため、そもそも眠りに関係するものなのかすらはっきりしていない。上述のように人などもポータル化できるようだし、モバイルポータルの例もあるし、ポータルにはまだまだ謎が隠されているのかもしれない。
- バトルポータルには「様々な敵が待つ世界に繋がっている」との説明があるが、この「様々な敵が待つ世界」が一体どういうものであるのかの明確な解説がないため、この辺りも正直なところは何とも言えない。
ちなみに、各地にポータルが出現するようになるタイミングが光の守護者達の全滅以降(キーブレード墓場来訪2度目以降)であるため、ポータルを眠りの世界に関連する世界限定のゲートと考えている一部のファンの間では「一度目の全滅以降のストーリーはソラの夢の中で起きている出来事ではないか?」という説が存在する。
- チリシィ曰く「眠りと密接に繋がっている」死に近しい終わりの世界へのポータルと、今作でも使用されたゼアノートのポータルが、上記の通り3Dのリンクポータル(とリクがソラの夢へダイブする際に呼び出したポータルの元の色)と同じ赤で、バトルポータルが青であることにも関連性を見出している。
ただし、アルティマニアのディレクターに対するインタビューで敗北前の世界に戻った理由などが明確に説明されているため、現状では夢の中という可能性は低いのではないかと思われる。
- 「実はソラの夢の中を旅していた」は3Dのリク編でやったばかりでもあるので、次作であるKHIIIで同じパターンを繰り返すのは考えにくい。
MoM
リクが裏側の世界に行くためにNAMELESS STARのポータルを利用した。