キーワード/【闇の世界】

Last-modified: 2023-12-02 (土) 10:24:19
原作オリジナル
仲間キャラミッキー(KH0.2)
通常BGMNight in the Dark DreamThe World Within(KH0.2:ドワーフ・ウッドランド)、Forest of Thorns(KH0.2:エンチャンテッド・ドミニオン)
戦闘BGMNight of Tragedy
登場作品KHKHIIDaysBbSKH0.2KHIIIMoM

光の世界の裏側に存在する世界
光や狭間の世界と違い、グミシップ異空の回廊などでは入ることができない。自由に出入りできるのは闇の回廊を開ける闇の存在、または狭間の存在だけであり、闇の力を持たない者がこの世界に入った場合、元の世界に帰るのは不可能に近い。
それ故、入ったら出ることのできない禁断の地とされている。

  • KHII時点では誰かが開けた、あるいはたまに偶発的に開く狭間の世界と闇の世界を繋ぐ闇の回廊や存在さえ疑問視されていた「光の扉」を通るくらいしか脱出手段がなかった。つまりほぼ運頼みである。
    • KHIで闇の世界に取り残されたリクはCOMで狭間の世界で目を覚ますが、どうやって生還できたのかは不明。
      • 裏アンセムレポート11で推測されているように、闇の回廊を通った可能性が高い。XIII機関が接続したものだろうか?
      • とはいえXIII機関員達も彼が闇の世界から脱出できたことに驚いている。彼らはリクがアンセムと同化したことで強大な闇の力を得た「半ば闇の存在」であったため、闇の世界を切り抜けた(回廊を開けた)のではないかと推測している。記憶が無いようなのでいずれにせよ無意識だろうが、自分自身で闇の回廊を開いたか、偶発的に開いた闇の回廊に入ったかしたのだろうと思われる。
  • エンド・オブ・ザ・ワールドに出現した「闇の扉」は闇の世界に通じる門(出入りできるのは純粋な闇の存在限定)となっている。
    • 闇の扉はキングダムハーツに対して直接開かれた扉であるが、カイリのおばあちゃんおとぎ話のように、真のキングダムハーツは闇の中で眠っているため、似通った性質のこちらも闇の世界に出来上がったと考えられる。
    • ハートレスに心を奪われた世界が闇の世界に取り込まれていることと同様に、世界の心も闇の世界に取り込まれキングダムハーツが形成されたのかもしれない。
  • 後述のようにKHIIIのリクと王様は比較的自由に出入りしているが、詳細な仕組みは不明。
  • KHIIIRMではテラアクアヴェンの3人で回廊を開き闇の世界へ向かう描写があるが、これが異空の回廊なのかは明言されていない。

作中で実際に使用される描写は存在しないが、KHIIIのキーワードグロッサリーにて、目覚めの力を用いることで出入りできることが判明した。

  • キーワードグロッサリーにて闇の世界は時が流れない”閉ざされた空間”と表現されている。また、KHIII発売前の野村インタビューにおいて、目覚めの力は“閉じられたものを開いて、そこから心を取り戻す”と説明されている。その閉じられたものを開く性質を用いて閉ざされた空間である闇の世界に侵入するのだろう。
    • KHIIIでは目覚めの力は"本来心を介して世界に入る力"であり"実在の世界で心を追って移動する"ことは誤った力の使い方であると言及されている。眠りに閉ざされた世界への移動は闇に堕ちた世界の心を介してその夢に侵入しているのだと思われるが、闇の世界への移動は誤った力の使い方にはならないのだろうか。

また、KHIIIでは王様が闇の世界のキーブレードを用いて扉を開いていることが判明しており、ソラマスターキーパーを用いて闇の世界に通じる扉を出現させているが、これらが前述の目覚めの力と関係したものなのかは不明。

  • 少なくともソラに関しては目覚めの力を取り戻す前なので異なると思われる。

出るのも困難だが闇の世界に入るのもまた闇の回廊以外だと特殊な状況下のものが多い。
KHIでトラヴァースタウンの闇の回廊から入った王様とアンセムに身体を乗っ取られた際に心が闇の世界に飛ばされたリクが取り残された他、KHIIではゼムナスと戦った後、ソラとリクが徒歩でこの世界に迷い込んでしまい、彷徨いかけた。
BbSで闇の世界に堕ちそうになっていた(背後の怪物が崩れて闇となりそこに沈み込んでいた)テラ(ゼアノート)を助けたアクアが代わりに落ちてしまい、約11年が経ったKHIII開始前の時点でも彷徨っていた。また、KH0.2では暗闇(ゼアノート)の中にいるテラの心のみが闇の世界に繋がっていた。

  • 初めて闇の世界に来たリクは「死の世界」に辿り着いたのだと誤認した。
    • 厳密には違うのだが、来たら最後ほぼ出られないし、普通の人間なら闇に蝕まれて消滅するのがオチだろうからあながち間違いでもない。
  • KHIでソラたちに倒され消滅したと思われていたマレフィセントは、当時(COM時点)はヴィクセンに闇の世界に堕ちたのだと推測されていたが、実際はUχ時代の過去にまで時間移動していた。

BbSFMのシークレットエピソードで初めてプレイアブルとなり、アクアでこの世界を冒険することができた。
KH0.2ではさらにその続きが描かれ、KHIの時点で闇に飲まれていたワールドの一部が登場し、KHIの裏側でアクアと王様がこの世界で戦っていた時の話が展開する。
KHIIIでは、リクと王様がアクアを救出するためにこの世界を訪れている。また、終盤ではソラが闇に染まったアクアと戦い、最終的に救出に成功している。


未だ謎の部分が多いが、徐々にその実態が明らかにされてきており、光の世界とは異なり時間の概念がない、大量のハートレス(ピュアブラッド)が存在する、この世界に存在するハートレスは光の世界に存在するものより強力であること、ハートレスに心を奪われ消滅したワールドが取り込まれ融合するなどが判明している。
また、詳細は不明だが、KHIIIでこの世界を訪れたリクと王様によると、以前訪れた時とは様子が異なっているようだ。

  • アクアが、KHIIで行方不明になった後の賢者アンセムと会った際、光の世界では10年強が経過しているにもかかわらずBbSの姿から成長していないのは、時間の概念がないことによる。
  • また、アクアは生身で行動しているが、アンセムによって闇の深淵に突き落とされるまでは(心理的に不安定になることはあったものの)特に闇に侵された様子は無かった。2人との繋がりを感じ、希望を捨てなかったからだろうか。
    • BbSのエンディング前は一度KHIIのリクと同じ台詞を言って諦めかけていたが、二人のキーブレードに助けられて「繋がっている」と歩み出した。
      そして賢者アンセムと会った時の彼女もどこか疲れていたようにも見えたが、世界の異変の話の中でソラの名を聞いた時、涙を流し、また何か希望を見出したようだ。
  • 全ての世界の心が集約されたキングダムハーツが闇に飲まれる前は、全世界が一つに繋がっていたとされている。ハートレスに奪われた世界の心のキングダムハーツが闇の世界に形成され、闇に飲まれた世界が闇の世界で一つに融合していることも同じような原理なのだろうか。

この世界で手に入れたキーブレードは「闇の世界のキーブレード」と呼ばれる。多くのキーブレード使いが使用している光の世界のキーブレードの対の存在だが、性質に違いがあるわけでなく、闇の扉に対してどちらの世界の側から使用するものかという違いでしかないらしい。
王様のキーブレードがこれにあたり、王様は闇の世界のデスティニーアイランドの扉の奥でこのキーブレードを入手した。

  • KHIでは、ソラ達がエンド・オブ・ザ・ワールドから同じ場所に辿り着いているが、闇の世界側に来ていたということなのだろうか。
    • 闇の扉の設定的にソラ達は光の世界側にいるので、あの場所は王様たちが見た景色とそっくりだけど、薄皮一枚の差で狭間の世界と思われる。
    • エンド・オブ・ザ・ワールドにおけるこのマップの名称が想い出の島なのでもしかしたら闇の探求者アンセムが作り出したデスティニーアイランドそっくりな空間の可能性もある。現に大樹が割れた内側はどう見ても闇の産物の様な見た目をしており、実際のデスティニーアイランドの大樹の内側も同じようになっているとは考えにくい。
  • 厳密には、王様がキーブレードを手にした扉の奥は闇の扉の内側に繋がっており、繋がりも一時的なものであった為、闇の世界のデスティニーアイランドで入手したと言えるかは微妙なところ。
    • わざわざ王様に出現予測をさせているので、デスティニーアイランドでないと話として成立しないのでは。KHIで闇の扉が出現した位置でもあるので、単に闇の扉はデスティニーアイランドの扉の奥に出現し、その瞬間がキーブレードを手に入れた後の景色の変化だと思われる。

その際に王様は、彼ら(ソラとリク)が初めてキーブレードを手にした地の裏側にキーブレードがあることを推測している。

  • ソラとリクが闇の扉を閉じることが決まっていたからこの場所に出現したのだろうか。或いはキーブレード使いが初めてキーブレードを手にしたワールドが闇に飲まれた場合に闇の世界側にキーブレードが出現するような仕組みになっているのだろうか。また、このキーブレードは元々闇の世界にあったものなのか、それともワールドが闇にのまれた時点で出現するのかも不明。
  • キーブレードは使い手の心の数だけ存在するとのことだが、このキーブレードはどういう扱いなのだろうか。

ここには「闇の海岸」と呼ばれる場所が存在し、イベントシーンで何度か登場している。
海側が闇の世界、砂浜側が狭間の世界にあたる…とされていたが、後に設定の変更があったのか、BbS以降はこの海岸は闇の世界扱いされているように見受けられる(BbSではアクアが、KHIIIでは王様とリクが砂浜側から訪れているため)。
また、海側は闇の深淵と呼ばれている。砂浜と海(闇の深淵)を境に心の繋がりが辿れないようになっているらしく、そこに誰かが飲まれた場合は強い繋がりをもつ者でない限り潜って救出することはできない。この海にのみ込まれたアクアは闇に染まってしまっている。

  • しかしKHIIではこの海を通じてデスティニーアイランドからカイリの手紙が届き、海上に光の扉が現れていた。
  • 厳密には海そのものが闇の深淵と思われるが、海上が何にあたるのかは不明。
  • 一度光の守護者が全滅した際、リッチが彼らの心を運ぼうとしていたのも「闇の深淵」であるらしいが、それがここのことであるのかは不明。
  • BbSではうしろの人が「闇の深淵」と呼ばれているが、関連性は不明。
  • 3Dでソラは心が闇の深淵に堕ちているが、その際に心が肉体を離れ闇の世界に移動している描写はないため、特定の場所を指しているわけではないのかもしれない。

KHIの時点で心を奪われて闇の世界に堕ちていたことが判明しているワールドは以下のとおり。
あくまでも確定しているもののみなので、実際にはさらに多くのワールドが闇の世界に堕ちていたことは間違いない。
ほとんどのワールドは闇の扉が閉じられることで光の世界に復活したが、いくつかのワールドは完全に復活できずに眠りに閉ざされた世界に取り残されてしまった。


KH

アンセムを倒した後、闇の扉の向こうにある闇の世界にハートレスがひしめいている様子が見られた。
闇の世界にリクと王様を残したまま扉は閉じられ、ソラ達はリクと王様を探す旅を続けることとなる。

KHFM

アンセムに体を奪われて心だけとなったリクが闇の世界に送られ、王様の声に導かれるイベントが追加された。

KHII

ロクサス編にて、闇の海岸でのゼムナスとロクサスの会話が回想として挿入される。
また、ラスボスであるゼムナスを倒したソラとリクが闇の海岸に辿り着く。

  • KHIIFM+の予約特典であったアナザーレポートによると、砂浜側が狭間の世界、海側が闇の世界にあたると(この時点では)されていた。
    • 辻褄を合わせるとしたら、闇の世界の中でも本当は陸側は限りなく闇に近い狭間で、海が純粋な闇側とかだろうか?

生還を諦めかける二人だったが、波打ち際に漂着したカイリからの手紙を読んだソラの前に光の扉が出現し、二人は光の世界へと帰還することができた。

Days

KHIIにあった闇の海岸でのロクサスとゼムナスの会話が、ロクサスがXIII機関に加入して間もない頃(6日目)に実際に起こった出来事として描かれ、さらにKHIIの会話の続きも見られる。

BbS

ラストエピソードにて、アクアがテラを救うために自らを犠牲に闇の世界へ堕ちてしまう。
出口のない果てなく続く道にアクアは心が折れかけるが、テラとヴェントゥスとの心の繋がりを改めて感じたことで心に希望の火を灯し、再び歩き出した。
また、シークレットムービーではKHIIの終了後、闇の世界を彷徨い続けたアクアがこの世界に飛ばされてきた賢者アンセムと出会う場面がある。

BbSFM

FM版での追加となったシークレットエピソードで初のプレイアブルマップとして登場。
ラストエピソードの直後の話が描かれ、強力なハートレスを相手にしながら、孤独に進むアクアの姿が描かれる。
ラスボスであるダークハイドを倒した後は、アクアが闇の世界にキャッスル・オブ・ドリームの城を見つけたところでエピソードは終わる。

KH0.2

BbSFMのシークレットエピソードの続きが舞台となる。
闇の世界に堕ちた状態のワールドがいくつかプレイアブルのマップとして登場し、冒険することができる。
一見すると通常の光の世界や狭間の世界のマップと同じようにも見えるが、当然ながら人の気配は全くない他、道が大きく捩れていたり大きな段差が出来ていたりと、本来あるべき世界ではあり得ない状態になっている部分も多い。

  • 空中に建材の一部が浮いたまま止まっているような状態の場所や、一部が融けたガラスやクリスタルのようになっている部分も確認できる。

訪れることができるのはキャッスル・オブ・ドリーム、ドワーフ・ウッドランド、エンチャンテッド・ドミニオンの三つ。訪問できる順番もこの通り。
最初のキャッスル・オブ・ドリームは一見すると大体は周囲が暗く人気がないだけの普通の街並みに近い状態(ただしあちこち捩れている)だが、ドワーフ・ウッドランドは闇に影響を受けたらしい鏡とその幻影が襲ってくる、エンチャンテッド・ドミニオンに至っては森を進んだ先が荒野のような有様になっているなど、進むごとに取り込まれた世界の状態が酷くなっているように見える。
 
これらのワールドをクリアすると闇の深部へと進み、王様と共にその先で闇に堕ちたデスティニーアイランドに辿り着く。

KHIII

序盤から、リクと王様がアクアを探しに闇の世界を訪れていた。
ソラの冒険の最中に挿入される形で、リクと王様の戦い、アクアとアンセムの邂逅が描かれる。
アクアはアンセムによって海(闇の深淵)に落とされ、闇に染まってアンチ・アクアと化してしまい、助けに来たリクと王様を追い詰めるが、駆け付けたソラによって無事に救出された。

KHIIIRM

リミットカットエピソードにて、本編エンディングで世界から姿を消したソラを探すため、テラ・アクア・ヴェントゥスの3人が闇の世界へ向かうイベントが描かれた。