漫画家・カネシゲタカシがスポーツナビ上で連載している漫画のこと、およびその主人公である星型のキャラクターの名前でもある。
概要
たまごっち風の住処の中で「しろいおほしさま」を主食に暮らす「ベイスたん」の毎日を描く。2017年から2年間は掲載場所を「VICTORY」に移動して連載した。2019年以降はTwitterに後述のゲーム要素を廃した形で不定期に掲載。
ルール
- その日の試合にベイスターズが勝利すると、「しろいおほしさま」1個が支給される。負け、試合中止、移動日の場合は支給されない
- ベイスターズの選手がホームランを打った場合、1本につき崎陽軒のシウマイが1個支給される
- ベイスターズが引き分けた場合はシウマイ2個が支給される
- 「しろいおほしさま」は3カロリー、「シウマイ」は1カロリーである。
- ベイスたんは1日に1カロリー消費する
- はますた(横浜スタジアム)に行くには「しろいおほしさま」が12個必要である
- カロリーゲージがなくなると何かが起きる
- 「しろいおほしさま」や「シウマイ」はベイスたんがベイスターズや選手を心から信じる気持ちががないと食べても栄養にならない
という、今はなき『雷波少年』で放送されていた企画「熱狂的巨人ファン」を彷彿とさせる過酷なものである。
参考までに、「熱狂的巨人ファン」の続編である「電波少年的ペナントレース」(2002年)では横浜担当が5月突入後に引き分け無しの13連敗(5月1日から21日まで)で11日間食事抜きの末ドクターストップをかけられてリタイアする結果になった*1。
紆余曲折の後、9月下旬には目標であったしろいおほしさま12個を健康な状態で貯め、はますたへ行ける権利を獲得し、10月3日と10月8日の2試合をはますたで堪能した。なお、3日の試合は10月唯一の勝ち試合、8日は石井琢朗の引退試合であった。
シーズン終了後に惑星ベイスターに帰る予定だったが、ベイスたんははますたにずっと居たいがために宇宙船をこっそり抜け出しチームフラッグに擬態し、連載は一時終了した。
シーズン終了後もコラボ企画や単発掲載が続き、2013年のオープン戦開幕に合わせ本格的に連載再開となった。このシーズン終了後も前年同様、連載は一時終了したものの、2014年のシーズン開幕と同時に再度連載を再開。
3、4月度のベイスターズの絶不調により、二度に渡って瀕死に陥るも、どちらも土壇場でベイスターズが勝利した事で一命をとりとめ、以降は年間通して、あまり空腹に悩まされずにシーズンを過ごした。
また、2014年シーズン終了後、ベイスたんはベイスターズファンの願いから生まれた存在である事が明かされている。
なんJでも動向が注目されている漫画であり、初期の頃*2やシリアス長編物になった時は筆者が阪神ファンだったり*3何度もベイスたんに過酷な試練を与えることもあってか「ベイスターズの弱さを半ばバカにした企画」「ベイスたんに計画性が無さすぎ」といった批判や文句も見られる。
最下位脱出は果たしたものの、連載開始時から2017年まで一度も勝率五割をクリアしていない球団を「つおいやよ!」と言い続けること、また2ch専用語であった「ベイス」を外の世界に持ち出したこと、作者が金稼ぎのために贔屓球団であった阪神を見捨てたようなシチュエーションとなってしまったことなどからアンチが多いことも事実である。とはいえ、たまべヱより9800倍マシであるなどと言ってはいけない。
登場キャラクター
- ベイスたん
主人公。「しろいおほしさま」を主食とする星型の生き物。「~やよ」という語尾が特徴。
ベイスたんにとってのシウマイ1個は、人間におけるバナナ1本分と同等の満腹感であり、「しろいおほしさま」はシウマイ3個分に相当するらしい。
現在のベイスたんと比べると、初期の頃のベイスたんは(勝てないのもあったが)今よりもかなり痩せていた。
中村紀洋内野手の大ファンであり、ベイスたんが話題にする時のイメージは過剰に美化されている。基本的には活躍した選手を話題にするが、引退試合や記録を達成した選手なども分け隔てなく話題に出す。横浜ファンとしては生まれた時期の問題のためか、「大魔神」佐々木主浩を知らなかった。また2014年には加賀美希昇と加賀繁を間違える大失態をやらかした。
可愛い見た目とは裏腹に宵越の銭は持たない大博徒。連敗の救済野球賭博で手持ち全部をブチ込み大敗、救済のシウマイ4個を取っておかず支給日に全部食べ、大勝したその日には☆とシウマイ2個で左ハンドルのオープンカーを買う*4という後先を全く考えない行為に出ている。
車の取り立てで☆を回収された一件の後は、☆を貯めるのを最優先にする決意をする。幾度も餓死寸前になりながら頑なに☆を貯め続け、また交流戦の特別ルールもあり、一時は☆を9個まで貯めることに成功した。しかしここでも、二度目の救済野球賭博で食い溜め+残りの☆を全部ブチ込むという大暴挙に出たあげく、大敗し☆を全ロストする。
全ロストの後、ベイスターズへの不信に陥り、数日彷徨った末入院し命の危機にまで瀕するが、ノリさんから貰った近鉄の星のおかげで無事退院した。
どれだけベイスターズが連敗を重ねようが借金を増やそうが絶食の最中に悪魔に契約を持ちかけられようが「ベイスターズはつおいやよ!」と連呼し続ける。良く言えばベイスファンの鑑、悪く言えば非現実主義者。
「惑星ベイスター」という地球から遠く離れた惑星で暮らしていたという事がはますたへ行く際判明する。
ポストシーズンは試合が無いのでその間冬眠するらしい。
宇宙船をテレビさんと冷ぞうこさんと共に抜け出しはますたに残った後はあまりにもはますたに居たいがためにチームフラッグの白い星に擬態した。
2013年から、横浜スタジアムに住む条件として掃除係になり、2014年の連載終了前には神さまにスタジアムへの永住を認められる。
- テレビさん
「しろいおほしさま」1個と引き換えにベイスたんがノジマ*5で購入したテレビ。
見た目はブラウン管式だが地デジも見れる。アゴ割れ船長にお願いしてWindows98搭載パソコンを内蔵している。
テレビに罪はないにも拘わらず、ベイスターズの負け試合を映すたびに申し訳なさそうな表情を浮かべるぐう聖。
ベイスたんと共に宇宙船をこっそり抜け出しはますたに残った後は選手専用のテレビになった。
2013年から、ベイスたんは全ての試合を現地で見るようになったため、野球の結果を知るために使われることは無くなり、
もっぱら試合中にベイスたんと一緒に応援したり、賭け事があるとブログコメントからファンの助言をまとめて提示したりする。
ベイスたんの母、もしくは姉のような存在であり、調子に乗ったベイスたんの尻拭いもしている。
- 冷ぞうこさん
ノジマで買った子ども用冷ぞう庫。尾花店長の粋な計らいによって、商品価値のない腐りかけてすっぱくなったシウマイ2個と引き換えに購入した。
5月27日(日)の対オリックス1回戦後には、ベイスたんと共にホームランボールを息で吹き返す練習をしていた*6ぐう聖その2。
ベイスたんと共に宇宙船をこっそり抜け出しはますたに残った後はシウマイ弁当を作る際のシウマイを保存するための冷蔵庫になった。
2013年から、物々交換機能が追加。主にビジターのチケットの入手に使われる。
ベイスたんのシウマイを保存する係も継続しているが、2014年シーズンは5月以降、シウマイが好調に溜まった事もあり*7、
限界許容量の30個近くを常に推移していた為、かなり太って丸く描かれていた。
- そうじきさん
ベイスたんらのビジター遠征の際に代わりに掃除をする為にネット通販で購入した掃除機。
正式名称「ばっかじゃなかろか、るんば」の名のごとく何かと粗相を起こしたり、ちゃっかり美味しいところを持っていくトラブルメーカー。
ただし、ベイスたんが見た悲しい夢まで吸い取ってあげる等、ぐう聖な一面もある。
最近では粗相をする事は無くなった。
- おサム
稲尾さまに創造された侍ジャパンの守り神。可愛い見た目と古風な口調が特徴。
日本代表にベイスターズ選手がいないからと嫌がるベイスたんを強引に連行した。
試合中乗り気じゃないベイスたんにバットで一喝与えるなどかなり容赦がない。
WBC中はかみさまに代わってシウマイやおほしさまをベイスたんにあげている。
WBC終了後、ベイスたんらをサンフランシスコに放置したまま天へ帰っていった。
その後ビジター観戦にいきたいベイスたんらに再召喚され、ビジター戦時の運び役含め実質レギュラー入りとなった。
ちょっとした洒落でも吹き出すゲラ。
Bクラスが確定しキヨシ監督の退任(後に撤回)が発表されてベイスたんらが泣き出したときには活を入れるなど、ベイスたんの教育者ポジションとなっている。
自称聖なる存在。
- 神さま
ベイスたんのルールを司る神様。
「神」と書かれた野球帽をかぶったその風貌は大ちゃんこと山下大輔に酷似している。
賭博に惨敗したベイスたんを「はい、だめ~」と嘲笑する性格の悪さを時折見せる。
何故か生首。
- あおいとりさん
飾りの青い星が変身して現れた鳥。
ベイスたんのTwitterでのつぶやき全般をやってくれている。※テレビさんによるつぶやきは除く。
ベイスたんの生命の危機の際に本物の中村ノリ選手を連れてきた隠れた命の恩人。
なお、Twitterの公式ロゴとの関係は不明。
- アゴ割れ船長
はますたと惑星ベイスターを結ぶ「ゴーゴーヨコハマ号」の船長。
せっかく死ぬ気でおほしさまを集めたベイスたん達に対しテレビさんと冷ぞうこさんの分のおほしさまを
要求したり船を地球へ不時着させる原因を作ったりするなどのぐう畜兼トラブルメーカー。
船をワープさせる度にものすごく恐ろしい顔になる。
なお、元横浜ベイスターズのマスコットキャラクター・ホッシーとの関係は不明である上、「アゴ」とついているが畜生発言を残し横浜を出たあの男とも関係はない。
しばらく姿を見せていなかったものの、2014年シーズン終了後、ベイスたんをベイスターに強制送還するべく、往時の黒ノリの様な顔でベイスたんを捕まえる等、ぐう畜化が進行している模様。
- くるま屋のおじさん
ベイスたんに白いオープンカーを売ってくれた車屋の人。
とある球団会長に酷似した顔と、月末の取り立ての件*8からこわいおじさんというイメージが根付いていたが、ベイスたんがはますたへ行く際不足していたテレビさんと冷ぞうこさんの分のおほしさまをプレゼントした。
隠れぐう聖。
- 尾花店長
横浜スタジアムのスポンサーとして有名な家電量販店「ノジマ」の店長。
冷ぞうこさん購入時にすっぱくなったしうまい2個で売ってくれたり、ベイスたんがはますたへ行く際本来ベイスたん一人分しかなかった船代をテレビさんと冷ぞうこさんの分を肩代わりしてくれた。
ぐう聖その3。
なお、前ベイスターズ監督尾花高夫氏との関係は不明。
- マリンせんせい
ベイスたんが入院していた病院の担当医師。
ベイスたんのリハビリ*9を手伝ってくれたりベイスたんがはますたへ行く際不足していたテレビさんと冷ぞうこさんの分のおほしさまをプレゼントした。
ぐう聖その4。
なお、大洋ホエールズのマスコットキャラクター・マリン君との関係は不明。
- なかむらノリ選手
現ベイスターズの中村紀洋選手。
横浜の選手なら誰でも応援するベイスたんだが、その中でも別格の存在。
好きすぎてベイスたんの想像上では原型がなくなるほどにイケメン化していった。
ベイスたんの生命の危機の際には近鉄の星をプレゼントして、ベイスたんの命を救った限りなく白いぐう聖。
また、はますた観戦時にはリアル出演も果たした。
なお、近鉄時代の黒ノリについてはベイスたんは一切知らない模様。
- 仏さま
野球が大好きな天上界のカリスマ。
特徴は特になし。強いて言えば鎌倉の大仏を白色に塗ったような感じ。
- 稲尾さま
天上界に住む野球の神様の一柱。ライオンズの守り神でもある。
第三回WBCの応援にベイスたんを派遣すべくおサムを創造しベイスたんの元へ送り込んだ。
276勝137敗 防御率1.98の西鉄ライオンズの絶対的エース。
なお、元西鉄ライオンズ稲尾和久氏との関係は不明。
- ブランどん
元ベイスターズのブランドン・マン投手*10。
サンフランシスコでおいてかれてパニックになっていたベイスたんらの所にたまたま通りかかる。
はますたへ帰る手段がなく困ってたベイスたんらを火の玉ストレートで太平洋を飛び越えてはますたまでほぼ完璧なコントロールでぶっ飛ばす荒業を見せた。
なおブランドン本人もTwitterでベイスたんをネタにしている模様。
2019年に7年ぶりに交流戦で再会した際には喜んでいた。
AA
(とてちてたーっ)ε=◎ ε=日 ε=只 ε=☆
公式で使用されたもの。左からそれぞれそうじきさん、冷ぞうこさん、テレビさん、ベイスたんである。
< ,,,´ヮ`,,, フ
, -´`ヽ ,,,,,-──┰、. / ヽ ベイスたんたちのAAやよ! │ .,┸↓ , 、 `、 │● ●ヽ .│〃 ヮ 、、、 ト- 、 . |ヾ.__;;入ノ レ ´二.ヽ .│ I;;;;| V ´ `)│ `、 `.┤ ノフ匸oノ `-──´ \_,,-^ヽ_ノ `´`´
/⌒ヽ __/ 、__ ( ´ ` ノ \ ▽ / ―――― | __ | ぐ { / \ } \ ぅ `´ `´ \ \
初期のベイスたんのAAである。
__ ,, - ´ ` - __ | 神 .`i .| _ | ├ 二二.─.二二.`.>| ,.|´,, ─ 、 ─-、` L y < ◎>| i´ <◎ > レ }、 〇 (_,、_,、) 〇 || `| ´ -=-` .ノ ヽ `~´ .ノ ヽ 、__, , - ´  ̄ ̄ ̄
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