まーた○○が晒されてしまったのか

Last-modified: 2023-04-01 (土) 13:13:52

まーたカッスがやらかしたのかの派生系のひとつ。
野球史に残る名場面で不幸にも対戦相手となってしまった選手がVTRでたびたび流される際に使用される。


被害者一覧

被害者主役試合日時カード状況
村山実長嶋茂雄1959年6月25日巨人vs阪神天覧試合でサヨナラ本塁打を被弾*1
鈴木康二朗王貞治1977年8月31日巨人vsヤクルト世界記録(当時)となる通算756号本塁打*2を被弾。
加藤直樹森川康弘1979年8月16日星稜高校vs箕島高校高校野球名勝負として語り継がれるこの試合において16回裏星稜1点リードの場面、森川の打ち上げた一塁後方へのファウルフライを転倒し落球。命拾いした森川は同点ホームランを放ち試合を振り出しとすると勢いに乗った箕島は18回にサヨナラ勝ちを収めた。
石渡茂江夏豊1979年11月4日近鉄vs広島江夏の21球の最終打者。スクイズに失敗して最後は空振り三振、広島が初の日本一に。
槙原寛己ランディ・バース
掛布雅之
岡田彰布
1985年4月17日阪神vs巨人バックスクリーン3連発を被弾*3
新庄剛志1999年6月12日敬遠球をサヨナラ打にされる。
御船英之槙原寛己1994年5月18日巨人vs広島一邪飛に倒れ、完全試合の最後の打者になる*4
小森哲也桑田真澄1994年10月8日中日vs巨人いわゆる「10.8決戦」の最後の打者として三振に倒れた。
斎藤雅樹小早川毅彦1997年4月4日巨人vsヤクルト開幕戦で3打席連続本塁打を被弾*5
新庄剛志佐々木主浩1998年10月8日横浜vs阪神38年ぶりとなるリーグ優勝を決めた際の最後の打者。
金村義明1998年10月26日横浜vs西武38年ぶりの日本一を決めた際の最後の打者。
片岡篤史松坂大輔1999年4月7日日本ハムvs西武プロ初登板となった松坂の155km/h直球に空振り三振*6
テレンス・ロングイチロー2001年4月11日OAKvsSEAライト前ヒットで一塁から三塁を狙うもイチローの好返球に阻まれる。
この時の実況から「レーザービーム」が定着。
林昌勇2009年3月23日韓国vs日本第2回WBC決勝戦、延長10回に決勝2点タイムリーを浴びる。
鄭根宇ダルビッシュ有上の試合の最後の打者、スライダーに空振り三振。
大久保勝信北川博敏2001年9月26日近鉄vsオリックス代打逆転サヨナラ満塁お釣りなし優勝決定本塁打を被弾。
新井貴浩荒木雅博
井端弘和
2004年中日vs広島センターに抜けようかという当たりを両者にファインプレーされた挙げ句、自身のツライディングまで晒されてしまう。
福原忍新庄剛志2004年7月1日全パvs全セオールスター史上唯一の単独ホームスチールを決められる。
なお3人とも1999~2000年にかけて阪神に在籍している。*7
矢野輝弘
三浦大輔アレックス・カブレラ2005年6月3日西武vs横浜西武ドームの天井に直撃する推定180m弾。
高橋由伸2007年3月30日横浜vs巨人開幕戦先頭打者初球本塁打を被弾。
柳田悠岐2015年6月3日DeNAvsソフトバンク6回にソロホームランを被弾し、その打球がハマスタのバックスクリーンを破壊する。
柳田のパワーを分かりやすく示す例として引退後も繰り返し動画を使われてしまっている*8
金炳賢福留孝介2006年3月18日韓国vs日本第1回WBC準決勝、これまで絶不調でこの試合スタメン落ちしていた福留に先制2ランホームランを被弾
ユリエスキ・グリエル大塚晶文2006年3月20日キューバvs日本第1回WBC決勝戦の最後の打者で、スライダーに空振り三振。
田中将大斎藤佑樹2006年8月21日早稲田実業vs駒大苫小牧第88回全国高等学校野球選手権大会決勝再試合の最後の打者、ストレートを空振り三振。
高橋尚成タイロン・ウッズ2006年10月10日巨人vs中日勝ち越された後ウッズにとどめの満塁本塁打を被弾し、目の前で中日の優勝を許す。実況の痛烈!一閃!が非常に有名なフレーズ。
高橋建谷佳知2010年4月24日巨人vs広島この年急死した巨人・木村拓也コーチの追悼試合、木村と同世代である谷に代打逆転満塁本塁打を被弾。
村田修一赤松真人2010年8月4日広島vs横浜ホームランかと思われた大飛球(捕られていなければおそらくホームラン)をフェンスをよじ登りスーパーキャッチされる。
ブレット・ハーパー天谷宗一郎2010年8月22日
筒香嘉智浅尾拓也2011年10月18日横浜vs中日2011年中日優勝決定時の最後のバッターで、フォークに空振り三振。なおこの三振で筒香は1試合5三振という記録を作ってしまった。
小久保裕紀西勇輝2012年10月8日ソフトバンクvsオリックス自身の引退試合でノーヒットノーランを達成され、主役を奪われる。
陳鴻文鳥谷敬
井端弘和
2013年3月8日台湾vs日本第3回WBC第2ラウンド、9回表二死から鳥谷に盗塁を許し、井端に同点タイムリーを浴びる。
榎田大樹ウラディミール・バレンティン2013年9月15日ヤクルトvs阪神NPB新記録のシーズン56号本塁打を被弾。第2打席で57号も被弾。
浅村栄斗田中将大2013年9月26日西武vs楽天楽天初のリーグ優勝決定試合、最後の打者でストレートに空振り三振*9
矢野謙次2013年11月3日楽天vs巨人日本シリーズ第7戦の最終打者、スプリットに空振り三振*10
マット・カーペンター上原浩治2013年10月30日BOSvsSTLワールドシリーズ第6戦の最終打者、スプリットに空振り三振。
竹原直隆荻野貴司2014年5月6日オリックスvsロッテ初回にあまりに無様な転倒をやらかしランニングホームランを献上
パ・リーグTVなどではランニングホームランが出る度に晒しの被害に遭ってしまう。
谷元圭介T-岡田2014年10月12日オリックスvs日本ハムいわゆる「昨日のT-岡田のホームラン」を被弾。
益田直也2021年9月30日ロッテvsオリックス
千賀滉大山田哲人2015年10月27日ヤクルトvsソフトバンク日本シリーズ史上初となる1試合3本塁打の3本目を被弾。
平野佳寿鈴木誠也2016年6月18日広島vsオリックス2試合連続サヨナラ本塁打を被弾した上、試合後の緒方監督のコメント「神ってる」が2016年新語・流行語大賞を受賞*11
山口鉄也筒香嘉智2016年7月22日DeNAvs巨人プロ野球史上初の3試合連続マルチ本塁打となるサヨナラ本塁打を被弾。
亀井善行中崎翔太2016年9月10日巨人vs広島広島25年ぶりリーグ優勝決定試合の最終打者。
吉村裕基大谷翔平2016年10月16日日本ハムvsソフトバンクNPB史上最速(当時)*12の165km/h直球に空振り。
才木浩人2023年3月6日日本vs阪神片膝をついた大谷に右手1本でホームランを打たれる。
マイク・トラウト2023年3月22日日本vsアメリカ第5回WBC決勝戦の最後の打者で、フルカウントからスライダーで空振り三振。
野村祐輔筒香嘉智
ホセ・ロペス
宮﨑敏郎
2017年8月22日DeNAvs広島広島3点リードの9回にNPB史上初となる三者連続本塁打でのサヨナラ負けを喫する。野村が1本目を、今村が後の2本を被弾。
今村猛
秋吉亮原口文仁2019年6月9日阪神vs日本ハム原口の大腸がんから復帰後本拠地初安打となるサヨナラヒットを浴びる*13
ジョエリー・ロドリゲス鈴木大地2019年6月16日ロッテvs中日いわゆる6x
梁玹種山田哲人2019年11月17日韓国vs日本第2回プレミア12決勝戦、決勝点となる逆転3ランを被弾。
梁義智山崎康晃上の試合の最終打者、空振り三振で日本が10年振りの世界一。
ジャック・ロペス栗林良吏2021年8月7日日本vsアメリカ東京五輪決勝戦の最後の打者、日本代表37年ぶりの五輪野球競技金メダル。
杉本裕太郎佐々木朗希2022年4月10日ロッテvsオリックス完全試合達成時の最後の打者で、フォークに空振り三振。この三振で佐々木はNPBタイ記録の1試合19奪三振も同時に達成。
柳裕也村上宗隆2022年8月2日ヤクルトvs中日前日の試合からNPB新記録となる5打席連続ホームランを被弾。*14
入江大生2022年10月3日ヤクルトvsDeNA通算本塁打数の世界記録保持者である王貞治を超えるシーズン56号本塁打を被弾。*15
ジオバニー・ガイエゴス2023年3月21日日本vsメキシコ第5回WBC準決勝、起死回生の逆転サヨナラタイムリーツーベースを浴びる。*16

その他

これらの他にも本塁打王争いをしている選手が晒された際などの例外で使用されることもある。

関連項目

外部リンク

超一流選手なのに引き立て役? 記憶に残る「伝説の名場面」の相手役5選-ベースボールチャンネル


Tag: カッスレ


*1 村山はこの本塁打について終生「あれはファールだ」と主張していたのは有名な話だが当時のキャッチャー曰く「あれはファールではなかった」との事。
*2 その後は868本塁打まで記録を更新。
*3 ただし掛布の打球は厳密にはバックスクリーンではなくそのやや左の観客席に入っており、掛布本人もバラエティ番組などで映像が使われる度に「自分の打球はバックスクリーンではないから『バックスクリーン3連発』とは言わない」と言い続けている。
*4 なお、このシーンが晒される時は一塁手の落合博満がシングルハンドで捕球する瞬間やマウンド上の槙原に猛スピードで駆け寄って抱きつく三塁手の長嶋一茂が印象的故か、槙原の方が被害者扱いされることもある。
*5 ヤクルト・野村克也監督をして「(今年の小早川の貢献度は)あれだけでお釣りが来る」とまで言わしめ、この年のペナントレースの大勢を決めたとも言われる。
*6 高めのボール球に振り負けた勢いで片岡がバッターボックス上で崩れ落ちる姿が松坂の怪物ぶりを物語るシーンとしてたびたび使われている。2021年の日本シリーズ第1戦中継では解説にこのコンビが起用され、当然この場面が何度も晒された。
*7 ホームスチール決行の理由も、矢野の返球の癖と福原の本塁送球が高めに浮きやすい事を阪神時代から知っていたので実行したと後に新庄が語っている。
*8 しかもこの試合の三浦は7回2失点でHQSを記録するなど十分結果を出しており、柳田に対しても直後の打席で熟練の投球術を見せつけて三振に切りリベンジを達成している。三浦本人も「野球人生の全てを注ぎ込んだ。こっちの打席こそ見てほしい」と語るほどであるが、そちらに注目が行くことは少ないのが現状である。
*9 ただし2019年に浅村が楽天に移籍したため、あまり晒されなくなっている。
*10 前日に160球完投で同年初の敗戦を喫しながら連投。楽天の球団初の日本一としても話題に。
*11 鈴木は発言者ではないにもかかわらず授賞式に呼ばれ、リーグ優勝旅行を遅らせ単独で出席。その後もスポーツ番組のみならず、ニュースやワイドショーにも出演。
*12 現在はチアゴ・ビエイラ(巨人)の166km/h
*13 保険会社『アフラック』のCMに原口が出演してから度々このシーンが流されるようになった。
*14 1~3本目は阪神の渡邊雄大、岩崎優、石井大智。4、5本目が中日の柳裕也。
*15 上記の55号以降、シーズン最終戦まで不調に苦しんでいた。ただ本人はこれに関して「孫が産まれたら打たれたのはじいちゃんだぞと言える」と語っている。
*16 大会期間中大不振にあえいでおり、この日も3打席連続三振を含む4タコでこの打席を迎えていた。