マグネット

Last-modified: 2020-11-27 (金) 18:14:36

被死球が多い打者のこと。あるいは印象に残る死球を受けた打者のこと。ただし自分から当たりに行く打者は含まない。
鷹野史寿(近鉄→楽天)の死球数の多さから「ボールが磁石によって打者に引き寄せられているのではないか」と言われたことが初出とされるが確証はない。

挙げられやすい現役選手例

  • 青木宣親(ヤクルト→MLB→ヤクルト):2019シーズン終了時点で日米通算死球は歴代6位の149。バッターボックスに向かって上体を屈ませる独特な打撃フォームのせいで死球をほぼ避けられない上に、身長もあって高めのすっぽ抜けが頭部死球になりやすい。
  • 清田育宏(ロッテ):2015年から被頭部死球が急増しており、以降毎年のように頭部死球を受けている。オーソドックスなフォームであるため清田がなぜ頻繁に頭部死球を受けるのかは不明である。
  • 會澤翼(広島):2018年にセリーグ4位の14死球、2020年には11死球でセリーグ被死球王。2007年5月2日の2軍デビュー戦では、自身初の頭部死球でオリックス・近藤一樹(現ヤクルト)の完全試合を阻止。また、特にこの人からは顔面死球・2打席連続死球などで因縁が深い。
  • 田中広輔(広島):2018年にセリーグ2位の17死球。2016・17年のセリーグ被死球王。
  • 上本博紀(阪神):被死球自体は少ないが、頭部死球は通算5回。頭部死球の多さは独特のフォームのせいとも言われる。なお、2塁に滑り込んだ際にも頭にボールが当たる被害を受けている。
  • 石垣雅海(中日):2017年に藤浪晋太郎(阪神)から頭部死球を受け、フレッシュオールスター出場を辞退。2018年も岩下大輝(ロッテ)から頭部死球を受け秋季キャンプに参加できなくなる*1。また2019年10月15日のフェニックス・リーグでは頭部死球を食らうも再出場で安打を放ち、その後のインタビューでは「慣れました」というある意味衝撃のコメントを残した。
  • 宗佑磨(オリックス):2019年にたった54試合出場ながら11死球。143試合換算では29死球ペース。
  • 中島宏之(西武→MiLB→オリックス→巨人):2004-11年の8年連続を含め通算9度の2桁死球を記録。死球に起因する乱闘騒ぎも話題に。2020年の日本シリーズでは3試合連続死球を受け、ヒット数より死球数の方が多かった。
  • 中村奨吾(ロッテ):2017年にリーグトップとなる18死球、2018年もリーグトップの22死球。2020年には6月13日の西武との練習試合で頭部死球を受けると、わずか8日後の6月21日のソフトバンクとの公式戦でも頭部死球を受けた。
  • 山川穂高(西武):2018年にリーグ3位の13死球、翌2019年にも同じく3位の16死球。加えて四球も多いため、2017年~2019年の3年連続で出塁率が打率を1割以上上回っている

挙げられやすいOB選手例

  • ■■■■(西武→巨人→オリックス):NPB歴代最多の通算196死球を誇り、それによる乱闘でも話題に。
  • 鷹野史寿(近鉄→楽天):近鉄時代の2000年、225打席しか立っていないにもかかわらずリーグ最多の12死球。また、通算死球率(=打席/死球)は33.1と■■の48.1を超えるペースである。
  • マイク・キンケード(阪神):2004年に在籍した阪神の助っ人で一応シドニー五輪のアメリカ代表金メダルメンバー。5月初旬に12死球と圧倒的ペースで死球を重ねて話題になるが、死球で左手薬指を骨折して二軍落ち。復帰後も即故障してそのまま退団したため死球の印象が強く残った選手となる。
  • グレッグ・ラロッカ(広島→ヤクルト→オリックス):シーズン20死球を3度記録。2007年の28死球はNPBシーズン記録で、そのオフには出来高に死球数が計上される契約が盛り込まれた。
  • アーロン・ガイエル(ヤクルト):在籍5年で2度の死球王、2007年8月1日の阪神戦ではNPBタイ記録の1イニング2死球*2を記録。「魔将」エピソードの一つとされる。
  • 村田修一(横浜→巨人→BC栃木):2012年に15、2014年に13の被死球でそれぞれシーズン1位。歴代で5位の150死球を記録し、2桁死球は実に9度というマグネットぶりを誇る。一方で他の選手と異なり、「体ではなく大きめのサイズのユニフォームに掠れる」タイプの死球が多いのが特徴。
    因みに、150死球を達成したのは2019年時点で5人だけ*3である。
  • 渡辺直人(楽天→横浜→西武→楽天):シーズン2桁死球を6度記録し、特に2008年にはシーズン歴代5位の22死球を記録。2019年にはシーズン初ヒットより先にシーズン初死球を受ける。長距離砲タイプではない打者ながら通算99死球も受けている。

関連項目


*1 このこともあって、中日の野手陣では珍しいフェイスガード付きヘルメットを使用している。
*2 他の1イニング2死球は、1976年8月31日の中日戦で記録した広島の衣笠祥雄、2010年8月25日の広島戦で記録した阪神の平野恵一
*3 ■■、村田の他は2位・竹之内雅史(元西鉄/太平洋/クラウン→阪神)の166、3位・衣笠祥雄の161、4位・阿部慎之助の152