T-倉本

Last-modified: 2021-05-31 (月) 19:06:25

横浜DeNAベイスターズ・倉本寿彦の蔑称。
由来は謎定期化していた「T-岡田のスレタイ」と名前をかけたものから。

発祥

倉本は2014年ドラフト3位でDeNA入団*1。1年目から正遊撃手争いに参じ2年目にはチーム最多安打を放つなど存在感を示し、レギュラーに定着。
しかし2017年になると開幕から打撃は低空飛行、守備でも拙守を連発とパフォーマンスが大幅低下*2。加えて倉本がプレイに覇気を見せないタイプの選手であったため、それらのプレイがファンの目には傲慢に映ってしまいヘイトが加速。
さらに遊撃手候補が他にもいるにも関わらずフル出場を続けたことで、横浜ファンの不満が蓄積。*3
5月25日の中日ドラゴンズ戦では大島洋平の当たりを待って捕り内野安打にしたプレーで「昨日のT-倉本の守備wwwwwwwwwwwww」スレが立ち倉本への不満が累積、これ以降は連日のように倉本スレが立ち羞恥プレーが晒される状態になった。

 

6月19日には振替試合のDeNA対オリックス戦のみが行われたため、他球団ファンもこの試合に注目。
そんな中でDeNAが4点をリードして迎えた7回表、倉本がステフェン・ロメロの平凡な内野ゴロを内野安打にしたのを機に1点差に詰め寄られると、8回には逆転されて敗北の憂き目にあった。加えて、この日プロ初登板であった飯塚悟史の初勝利も消えたことから、倉本スレがパート10まで伸びる事態に発展した。
また、この試合でレフトを守っていたT-岡田平凡な飛球を捕れずに転倒したたため、T-岡田スレとT-倉本スレの夢の共演が実現した。
この頃から倉本の守備が原因で起きた内野安打を「倉本前ヒット」もしくは「倉前安」と呼称することも出てきた*4

2017年日シリ

7月以降は打撃で復調の傾向を見せ、得点圏打率でリーグ2位を記録。8月16・24日にサヨナラ打を放ったり、二塁の守備に倉本の代替候補とされていた柴田が入るようになったことで、一時よりは批判が落ち着いていた。

 

しかし日本シリーズ第2戦(福岡ヤフオク!ドーム)では、倉本の痛恨の捕球ミスをきっかけに逆転負け。しかも倉本の拙守直後に今宮健太が好守を見せたことで対比され、テレビ中継の解説陣からも次々と苦言を呈された。
Twitterトレンドでは「倉本」が最もホットな話題にピックアップ。FA宣言が予想されており、守備範囲も被っていた大和までもトレンド入りする事態に。
当然、なんJでも倉本叩きがパワーアップして復活。日付を跨いでスレが立ち続け、Wikipediaも「うんこ」「プロ野球選手[要出典]」「架空の人物」「倉本・ラミレス・寿彦」「守備位置:ラミレス」に書き換えられるなど凄惨な荒らしを受けた。また蔑称スレも完走し、一夜にして金本知憲の姿が見えるレベルの量が生まれている。
なお、当の倉本はこの試合後「自分たちから流れを手放した。ああいう結果になって当然」と半ば他人事の様なコメントを残していた。

その後同シリーズ第5戦でタイムリーエラーをしてしまったソフトバンク・明石健志に対し「あれは…倉本?!」というレスがされるなど、この時点で「倉本」という名前自体が蔑称のような扱いを受けている。
倉本はシリーズ中は.333(21-7)2打点1盗塁を記録*5、守備の方も上記以外は目立ったミスはなく無難にこなしたものの、「試合前練習の様子を見たホークスの選手が『倉本の守備、緩かったよな』と発言していた」とスポーツ紙で報道されたことなどもあり、DeNA敗退の際は批判の矢面に立たされた*6*7

その後の倉本

2018年

2018年シーズンは守備の名手・大和を阪神から獲得したため、わざわざ守備難の倉本をショートで置く必要がなくなり、若手とセカンドのポジションを争うことになった。加えてシーズン開始後は売りであった打撃が不振、更に拙守を繰り返し、4月の時点で既にフルイニング出場どころかスタメン落ちも経験、遂には連続試合出場も途切れた。
そして5月29日の楽天戦(横浜スタジアム)、セカンドを守っていた倉本は茂木栄五郎の正面の平凡なセカンドゴロを待って捕球、無駄にステップを踏みまくった挙句緩い送球で処理した結果、茂木のほうが倉本の送球より早く一塁に到達し内野安打となり、その前代未聞の怠慢守備の動画*82週間足らずで100万回再生を突破するほど大きな話題になった。
この日は鳥谷敬(当時阪神、現ロッテ)の連続試合出場の終了、荻野貴司(ロッテ)によるセンターゴロ併殺など各試合でネタが尽きなかったため、倉本だけに話題が集中する事はなかったが、このプレーが決定打となったのか雨天中止を挟んだ5月31日にとうとう2軍降格。一ヶ月後の6月29日にはホセ・ロペスの負傷離脱に押されて一軍復帰したがこれ以降不動のレギュラーの座を失い、最終的にはサードを守りに終盤出てくるついでに代打もこなす程度の扱いに収まった。
ちなみに、KONAMIが運営するスマホゲームアプリ『プロスピA』において最上ランクのSランクで倉本が登場したが、その守備適正値は本職のセカンドにも関わらずEランクという異例の低さ*9だった。

2019年

「遊撃手と逆の動きになる二塁手にコンバートされたことで戸惑いがあった。ショート一本で勝負したい。」と臨んだシーズン。オープン戦では、打てば凄まじいまでの自動アウトぶり*10を見せつけ、守ればシフトを引いた際にセオリーと逆に走るという謎の動きをして鈍足の清宮幸太郎(日本ハム)に内野安打を許す、など再び焦点が当たり始める。

開幕後は相変わらずの守備難で、同じく守備難のネフタリ・ソト*11と二遊間を組んだ際には「タケアンドトシ*12を超えた」「地獄の二遊間」などと言われた。しかしそれ以上に打撃不振*13が深刻を極め二軍落ち。以後はたまに上がってくる程度に留まる。おまけに倉本が1軍にいる間のチームの勝率が悪い印象があったためか、遂には呪いの置物扱いされるようになっていた。
二軍戦においても1つのプレーで「打球を弾く→お手玉→悪送球」とやらかしのオンパレードを披露するなど、散々やらかしていた。5月15日での対巨人戦では一試合で牽制死フライとゴロを落球・ファンブルとミスを連発し、実況の小野塚康之*14から「空中も地上もダメ!」と酷評されてしまう。
一方この年は他チーム打撃・守備共に低調でありながらスタメン出場を続ける遊撃手がいたため、素直に2軍落ちする分相対的にマシと称されることもあった。ただし、2軍に落ちることで「実戦経験を積まなければいけない若手内野手の出場機会を奪っている」と却って冷ややかな視線を送られることも増えてしまった*15
結局、24試合で打率.121(33-4)、本塁打0、打点2といずれもキャリアワーストの散々な成績でシーズンを終えた。

2020年

DeNAは2019年のドラフトで地元・桐蔭学園の遊撃手・森敬斗を1位指名し、次世代二遊間の構築を図った。その森の背番号についてファンからは「(元々は名手・石井琢朗の背番号である)倉本の背番号5をあげるべき」などと言われたが、森の背番号は遊撃手の守備番号でもある6*16になった。
2軍スタートとなった春季キャンプでも相変わらず打撃は低調で、ルーキーの森や田部隼人、倉本と同じく戦力外候補と言われた(松井)飛雄馬・山下幸輝、次世代二遊間候補とされた百瀬大騎・知野直人、育成1年目のデラロサですら早々に1軍試合に呼ばれているのに関わらず*173月6日に昇格するまで2軍暮らしであった。
そんな中、スポルティーバにて倉本へのインタビュー記事が掲載され、倉本本人が「もう後がない」という自覚があること、自身と周囲がネット上での扱いを知っていることが判明した。
自粛期間明けの練習試合では目立った守備ミスは見られず、打撃もヒットこそ中々打てなかったものの進塁打を打ったり犠牲フライを打ったりと一時期の自動アウトっぷりよりか幾分かマシになったこと、またライバル候補であった百瀬が練習試合最終戦で致命的な守備エラーとバントミスをして二軍降格*18となったために開幕は1軍で迎えることとなった。
しかし、代打や代走、守備固めとして起用される中でなかなか結果が出せず、開幕6戦目の25日に代走・三塁手として出場した後、9回に三塁の守備に就いた際にスポナビの速報で存在を抹消されてしまった*19

これ以降も倉本が途中出場→守備につく度にスポナビは(時に他の途中出場選手を巻き込んで)存在を抹消するため、「倉本はスポナビに嫌われている」「倉本を守備固めとして認めていない」と言われるまでになってしまった。

その一方、開幕前に不安視されていた打撃はラミレス監督の助言により2016年に近いものに戻した結果、シーズン途中に復活。
以降、相性の良い対左投手や得意としている広島戦*20でのスタメン起用が増加し、自身2年ぶりとなる一軍でのホームランを満塁弾で飾った*21。今までの淡泊な打撃とは打って変わって粘りを見せ四球数も増えたため、手首が引きちぎられるなんJ民が続発。
守備に関しても、2016年終盤に負った怪我が癒えたこと、疲労分散のために二遊間を守る選手を固定しない起用法を行っていた為か、遊撃および三塁守備も以前よりそつなくこなすようになりチームをピンチを救う好守も増えた。逆に遊撃を守れる柴田は守備の粗さが露呈し、加えて大和が加齢からセカンド起用にシフトし始めたこと、またサードを守る宮崎敏郎守備面の劣化が激しい為、2017年とは逆に倉本が宮崎の介護をすることが増えた結果、守備面の評価も持ち直す事となっており、UZRを始めとした各種指標もプラスに転じるなど名実ともに守備が改善された。

上記のことが重なり、加齢による劣化が顕著になっていたホセ・ロペス*22を始め、前年度まで活躍していた選手及び二軍に落とすに落とせない不調選手らが専ら批判の槍玉に挙げられることが多くなり、倉本への批判は相対的に少なくなるシーズンとなった。

2021年

この年は柴田・大和に加え人的補償で加入した田中俊太、ドラフト2位の牧秀悟を加えた5人で二遊間を回す形になっているが、柴田・牧*23のスタメン起用が多く倉本自身がスタメンだと打てないということもあってか代打待機をすることが多かった。
その後4月23日に柴田が左肩の脱臼で離脱すると大和と併用という形でスタメン出場も増えていたが5月9日の試合で1塁へのヘッドスライディング*24を行った際に左第4指第2関節脱臼と中節骨剥離骨折の怪我を負い戦線離脱となってしまった。
大和が加齢による衰えを見せ始めているのもあってか、なんJ民のなかには倉本待望論を唱える者も見られるようになった。

やらかし集(動画)

【2017年】













【2018年】





【2019年】




【2020年】


派生・便乗ネタ

倉本が守備難内野手の代名詞とされ、かつ倉本ネタの流行もあって

  1. 遊撃手または二塁手
  2. 右投げ左打ち
  3. 守備範囲が著しく狭い
  4. 肩も強くない
  5. 若いのに鈍足
  6. 非力な上に選球眼も悪い
  7. 重要な場面でエラーをすることが多い
  8. インパクトのあるエラーをやらかした経験がある
  9. なのになぜかスタメンで固定され続けている

といった条件を複数満たす選手が「○○の倉本」や「倉本○○フォルム」という量産型倉本のような呼ばれ方をするようになった。

とは言え

  • 守るのが難しい遊撃手や二塁手ならば、一流選手でもない限りだいたい何かしら該当する
  • 特に顔が似てるわけでもない
  • なので該当球団の実況民やファンが使っていない*25
  • 特に2019年は当の倉本の出場機会が激減していたこと
  • それに対して逆に2020年以降は復調を見せていること
  • 上記の状態に対し、当時のイメージ先行で「倉本っぽい」と騒ぐ者が少なくない

といった理由から、それら派生ネタを用いる者を「ニワカ・お客さんっぽい」と指摘する声もある。*26

ちなみに倉本と同等の扱いを受けたのは2019年の田中広輔(広島)や2019年日本シリーズでの山本泰寛*27(当時巨人、現阪神)のようなインパクトあるやらかしをした内野手ぐらいで、他はほとんどおらず、名うての守備難で知られる選手たち○○の倉本と呼ばれたものの定着しなかった。

ただ単に守備難というだけで「○○の倉本」という蔑称を誰彼構わず付けるのは控えるのが賢明だろう

関連項目



Tag: 横浜 スレタイ 蔑称


*1 ちなみに1位は山﨑康晃
*2 2016年終盤に腰を痛めており、それを押して出場していたという事実が後に発覚した。
*3 本来遊撃手として入団した柴田竜拓のスタメンは二塁・三塁に限られ、山崎憲晴は故障もあり二遊間を守れなくなり、元は遊撃手として入団した白崎浩之も守備難から三塁で起用された。ただし白崎は6月にヘッドスライディングをして左手を骨折して離脱しており、柴田と倉本以外の遊撃手候補が1軍にいないという時期も多かった。
*4 ただし名手でも無理な打球を捌けなかった場合でも「倉前安」扱いされるなどの弊害も生まれており安易な使用は控えるべきである
*5 この時の倉本より打率が良かったのは敢闘選手賞を獲得した宮崎敏郎(打率.400(20-8)5打点)ぐらいで盗塁に関しては桑原将志と並びチーム内トップ。余談だが桑原倉本以降で日本シリーズで盗塁をしたセリーグの打者は存在しない。
*6 一応、この年横浜は4位巨人と2ゲーム差しかなかったため、後半戦から打撃面での貢献があった倉本がいなければCSにすら出場できなかった可能性はあった。
*7 一方、DeNAは第4戦での濱口遥大の快投以降、ヤフオクドームに戻っても9回に内川聖一に本塁打を打たれるまでは完全に勢いがあったこと、もし3勝3敗で最終戦に持ち込めた場合には先述の濵口が登板予定だったため最終戦まで行けば分からなかったとするファンも多い。
*8 現在は投稿者により削除されている。
*9 後にDランクに格上げされたが、それでもこの時点では最後に二塁守備に就いたのが2014年の二軍戦である同僚の桑原よりも低い。
*10 33打席、32打数1安打、打率.031
*11 なお、2019年に関して言えば二塁より右翼の方が守備指標が低い。
*12 同じDeNAの守備難ショートの前任者であった石川はこの頃二塁手として出場しており、倉本と二遊間を組んだ際にこう呼ばれた。
*13 前述のソトは序盤こそやや不振であったが交流戦以降持ち直して大爆発、守備もある程度上達している
*14 元NHKアナウンサー。2019年4月からフリー
*15 例として8月30日に一軍復帰したが、その際入れ替わりで二軍降格したのがその日が誕生日でスポナビ公式からも「今日も長打を期待」と注目されていた新人・伊藤裕季也だった。ただし2019年のファームで倉本より出場機会を与えられている若手内野手で倉本の打撃成績を上回っているのは前述の伊藤裕と知野直人の本塁打数(倉本5伊藤14知野7)のみ。またファームで倉本以下の絶望的な打撃成績を残した狩野行寿と(松尾)大河はオフに戦力外となっており、狩野は引退、松尾はNPB球団からのオファーが無く琉球ブルーオーシャンズに入団となった。
*16 ちなみに背番号6は白崎浩之が付けていたが白崎のオリックス放出後は空番になっていた。
*17 他の選手は主力の休養のための代役であったり新戦力としてのお試し昇格であったが百瀬に関しては攻守ともにアピールに成功した上の1軍昇格であった。
*18 百瀬はその後ファームで低空飛行を続けてしまい、前述の飛雄馬ともども2020年オフに戦力外通告を受けた。
*19 なお、「守備の名手の大和ならサードくらいいなくても大丈夫」などと言われてしまった模様。
*20 通算でも得意にしており同年シーズンは.370(54-20)5打点OPS.840だった。9月27日には自身初の敬遠を記録している。
*21 8/9のヤクルト戦。しかもこれが決勝弾となり、セリーグでは56年ぶり2度目のスミ4勝利を達成した。
*22 このシーズンにて退団となった。
*23 ソトの来日遅れもあり当初は牧が一塁、田中が二塁のパターンも多かった。
*24 倉本自身はヘッドスライディングが得意な選手である
*25 強いて言えばごく一部のTwitter民ぐらいである。
*26 上で挙げたような倉本の稚守をまとめた動画はYouTubeにおける野球動画の中でもトップクラスの再生数を誇っており、YouTubeでしか野球を見ないようなライト層の中には未だに倉本が守備難であると勘違いしている者もいる。
*27 阪神移籍後はむしろ好守の内野手という扱いになっている。