元横浜DeNAベイスターズの倉本寿彦の蔑称。
由来は謎定期化していた「T-岡田のスレタイ」と名前をかけたものから。
発祥
倉本は社会人野球の日本新薬から2014年ドラフト3位でDeNAに入団し、安定した守備と打撃を武器に1年目から正遊撃手争いに参じ、2年目にはチーム最多安打を放つなど存在感を示してレギュラーに定着。
しかし3年目・2017年になると開幕から打撃は低空飛行、守備でも拙守を連発とパフォーマンスが大幅低下*1。加えて倉本がプレイに覇気を見せないタイプの選手であったため、それらのプレイがファンの目には怠慢に映ってしまいヘイトが加速。
さらに「遊撃手候補が他にもいるにもかかわらずフル出場を続けている」ように見えること*2へのヘイトが加速する。
5月25日の中日ドラゴンズ戦では大島洋平の当たりを待って捕り内野安打にしたプレーで「昨日のT-倉本の守備wwwwwwwwwwwww」スレが立ち倉本への不満が累積、これ以降は連日のように倉本スレが立ち羞恥プレーが晒される状態になった。
6月19日には振替試合のDeNA対オリックス戦のみが行われたため、他球団ファンもこの試合に注目。
そんな中でDeNAが4点をリードして迎えた7回表、倉本がステフェン・ロメロの平凡な内野ゴロを内野安打にしたのを機に1点差に詰め寄られると、8回には逆転されて敗北の憂き目にあった。加えて、この日プロ初登板であった飯塚悟史の初勝利も消えたことから、倉本スレがパート10まで伸びる事態に発展した。
また、この試合でレフトを守っていたT-岡田も平凡な飛球を捕れずに転倒したたため、T-岡田スレとT-倉本スレの夢の共演が実現した*3。
この頃から倉本の守備が原因で起きた内野安打を「倉本前ヒット」もしくは「倉前安」と呼称することも出てきた。
2017年日本シリーズ
7月以降は打撃で復調の傾向を見せ、得点圏打率でリーグ2位を記録。
前半の不調が響きOPSなど総合的な数字は低めながらも、打席の少ない9番での起用が主となったにも関わらず50打点を積み上げ、クラッチヒッターとしての活躍を見せた。
8月16日と24日にサヨナラ打を放ったり、更に二塁の守備に倉本の代替候補とされていた柴田が入るようになったことで(当時のベイスターズの二遊間戦力の層の薄さゆえ現実的に倉本の代わりも居ない事がファンの間でも共有され)、一時よりは批判が落ち着いていた。
しかし日本シリーズ第2戦(福岡ヤフオク!ドーム)では、倉本の痛恨の捕球ミスをきっかけに逆転負け。しかも倉本の拙守直後に今宮健太が好守を見せたことで対比され、テレビ中継の解説陣からも次々と苦言を呈された。
また、このシリーズ中セカンドに入っていた柴田は何度も好守を見せていた事も比較されていた。
Twitterトレンドでは「倉本」が最もホットな話題にピックアップ。FA権を行使しての他球団移籍が確実視されており、さらに倉本と守備位置も被っていた大和(当時阪神)までもトレンド入りする事態に。
当然、なんJでも倉本叩きがパワーアップして復活。日付を跨いでスレが立ち続け、倉本のWikipediaも「うんこ」「プロ野球選手[要出典]」「架空の人物」「倉本・ラミレス・寿彦」「守備位置:ラミレス」に書き換えられるなど凄惨な荒らしを受けた。また蔑称スレも完走し、一夜にして金本知憲の姿が見えるレベルの量が生まれた。
なお、当の倉本はこの試合後「自分たちから流れを手放した。ああいう結果になって当然」と半ば他人事の様なコメントを残していた。
その後同シリーズ第5戦でタイムリーエラーをしてしまったソフトバンク・明石健志に対し「あれは…倉本?!」というレスがされるなど、この時点で「倉本」という名前自体が蔑称のような扱いを受けている。
打に関しては、倉本はシリーズ中は打率.333(21-7)・2打点・1盗塁を記録*4、守備の方も上記以外は目立ったミスはなく無難にこなしたものの、「試合前練習の様子を見たホークスの選手が『倉本の守備、緩かったよな』と発言していた」とスポーツ紙で報道されたことなどもあり、DeNA敗退の際は批判の矢面に立たされた*5。
とはいえこの年のDeNAは4位巨人と2ゲーム差しかなかったため、「後半戦から打撃面での貢献があった倉本がいなければそもそもCSにすら出場できなかった可能性はあった」という指摘もある。
KONAMIも酷評
KONAMIが運営するスマホゲームアプリ『プロ野球スピリッツA』において最上ランクのSランクで倉本が登場した際、その守備適性値は本職のセカンドにもかかわらずEという異例の低さ*6だった。
やらかし集(GIF)
その後の倉本
前身球団含めて3回目の日本シリーズ進出に大きく貢献した倉本だが、2018年には阪神からFAで大和が移籍したことで起用機会が減少。2020年は一次的に打撃を取り戻して度々スタメン起用されるが、2021年以降は再度低迷してしまう。
2022年オフに戦力外通告が出され、引退セレモニーの打診も受けるが辞退して古巣の日本新薬に復帰。その後はくふうハヤテに移籍した。
なんJでは散々な言われようであった倉本であるが、素行に特に問題があったわけでもなかったことや確実に戦力として機能したことから、先述のように引退セレモニーが打診されるなど横浜ファンの間ではそれなりに人気がある選手である。
派生・便乗ネタ
倉本が守備難内野手の代名詞とされ、かつ倉本ネタの流行もあって
- 遊撃手または二塁手
- 右投げ左打ち
- 守備範囲が狭い*7
- 若いのに鈍足*8
- 肩も強くない*9
- 非力な上に四球も選べない
- 重要な場面でエラーをすることが多い
- インパクトのあるエラーをやらかした経験がある
- なのになぜかスタメンで固定され続けている
といった条件を複数満たす選手が「○○の倉本」や「倉本○○フォルム」という量産型倉本のような呼ばれ方をするようになった。
とは言え
- 守るのが難しい遊撃手や二塁手ならば、一流選手でもない限りだいたい何かしら該当する
- 特に顔が似ているわけでもない
- なので該当球団の実況民やファンが使っていない
- 2017年諸々の理由に関しては、前年の打力を買われた・怪我人などによる当時のDeNA二遊間の薄い選手層の問題が起因していた・倉本自身も怪我持ちであった事が判明している
- 特に2019年は当の倉本の出場機会が激減していた
- よって当時のイメージ先行で「倉本っぽい」と騒ぐ者が少なくない
といった理由から、それら派生ネタを用いる者をニワカ・「お客さんっぽい」と指摘する声もある。
ただ単に守備難というだけで「○○の倉本」という蔑称を誰彼構わず付けるのは控えるのが賢明だろう。
また同様に、「拙守(のように見える守備)で余計な安打を与える」ことを「倉本前ヒット」「倉前安」と揶揄されることもあるが、実際はショートの打球は難しいことも多く、
安易に決めつけると逆に自身のお客さんぶりを晒すので控えた方が良い。























