Last-modified: 2021-04-23 (金) 21:46:23
  1. 体の一部を突き出し、故意に死球を受けようとする行為のこと。
  2. 1に由来する、読売ジャイアンツ・小林誠司の蔑称。


概要

2014年8月5日の横浜DeNAベイスターズ戦にて、小林が2打席連続で肘を出して死球を選んだことから名付けられた。



なお巨人はこの死球により一度は同点に追いついたものの、サヨナラ負けを喫している。


記事

中畑監督「小林はわざとでしょ。癖になっている」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140806-00000112-spnannex-base

DeNA・中畑監督が巨人の新人・小林への警戒を口にした。

前夜の5日は阿部から交代した小林が 3回からマスクをかぶると、適時打を浴びるなど試合展開が変わって5点のリードを1度追いつかれただけに、「小林1人で空気を変えたよ」と振り返った。

ただ、右肘に2度の死球で出塁を許したことには、「あれはわざとでしょ。癖になっている。2回目(の死球)はストライクじゃないか?本人もそう思って動かなかったじゃん。(1回目の死球で)審判は注意したって言ったけど、 何で見抜けないのかな」と苦言を呈した。

3回目(未遂)

8月9日の中日ドラゴンズ戦において、中日先発の山井大介が投じた内角へのカーブに肘を出そうとするものの、曲がりが大きく未遂に終わる
この時の小林のさりげない肘出しと捕手谷繁元信の呆れるような素振りで、なんJは再び荒れた。

4回目(審判も絶許認定)

9月24日の中日戦、大野雄大が投じた内角への直球をムダのないフォームで肘にジャストミート。

しかし打者が避けようとしていないと判断され、ボールになった


他球団にも派生

  • 2019年8月13日には肘からの乱闘案件が発生。4回表ツーアウト満塁、西武・森脇亮介の投じたすっぽ抜けフォークボールをオリックス・若月健矢が絶妙なモーションで肘にジャストミート。判定は死球。更には森脇へ向かう若月*1を複数が制止するものの、佐竹学一塁コーチが圧倒的速さでマウンドに到着。そのまま森脇を突き飛ばした*2。これにより乱闘が発生し、警告試合にとなり、最終的には西武が4与死球、オリックスは1与死球で両軍合わせて3人退場という結果になった*3
  • 他にはDeNA・嶺井博希やロッテ・角中勝也などでも肘出しが確認されている。特に嶺井はやりすぎでマークされたせいで、故意でないのに死球が取り消されたこともある。
  • 2015年6月20日のワシントンナショナルズ対ピッツバーグパイレーツ戦では、パイレーツのホセ・タバタが完全試合まであと1球まで迫っていたナショナルズのマックス・シャーザーの内角への投球に肘を出して当たると死球が認められ、シャーザーは完全試合を逃してしまった
  • 国際試合では韓国代表の打者が際どい球に当たりに行く傾向があり、あのプレミア12準決勝の大逆転劇の中でも9回無死1・2塁で打者が則本昂大の内角への投球に肘を出して当たり、死球が認められ出塁し、後に同点のランナーとなった。


メジャーでの例

メジャーでも度々肘出しによる死球が見られており、その中でも顕著な例は以下。

  • 2015年6月20日 ナショナルズvsパイレーツ ホセ・タバタ:この日のナショナルズ先発、マックス・シャーザーは9回2死までランナーを一人も出さないパーフェクトピッチング。27人目の打者として送り込まれた代打ホセ・タバタはカウント2-2に追い込まれ、完全試合まであと1球となった場面、内角高めに抜けた球にすかさず肘出し。これが死球として認められ、史上24人目の完全試合達成は阻止された。なお、シャーザーはこの後の打者を打ち取り、ノーヒッターは達成された。
  • 2021年4月8日 マーリンズvsメッツ マイケル・コンフォルト:9回裏1点ビハンドで迎えたメッツは、マーリンズ抑えのバースを打ち込む。先頭打者のマクニールがホームランですぐに追いつくと、1死満塁一打サヨナラの場面を迎えた。ここで打席を迎えたコンフォルトは、カウント1-2に追い込まれると、内角高めストライクの球に対して肘出し。これを球審ロン・クルパは死球と認め、メッツの押し出しサヨナラ勝利となった。当然マーリンズ側は審判団に抗議をしたが、結局判定が覆ることはなかった。試合後に映像を確認した球審は、この死球が誤ったジャッジであることを認めた。


余談

  • また、本項目で挙げられている選手の面子(小林、伊藤、會澤、若月、嶺井)を見れば分かる通り、「肘」での出塁を敢行しようとする選手は圧倒的に捕手の割合が高い
    これはポジション柄、投球を身体で受ける事に慣れている(死球に対する恐怖心が薄い?)ためか、あるいは張本勲氏などが唱える「捕手は性格が悪い*4」論の証明と言えるかもしれない。


関連項目


*1 この試合オリックスは3つ目の被死球で、2つ目の時点で既に睨み合いが発生していた。肘を出した若月が詰め寄るのかという批判もあるが、チームとして次に危ない球が来たら行くしかなかったという指摘もある。後藤駿太は賛否両論あるがチームとしてはファインプレーであると評している。
*2 当然ながら暴力行為で退場。制裁金と厳重注意も課された。
*3 警告試合宣告直後の4回裏に今度はオリックスの先発・田嶋大樹も森友哉に死球を出し退場になり、さらに9回表には西武の5番手平良海馬も福田周平に死球を出し退場処分を受けた。なお、当時のオリックスは西武戦19試合中で18もの死球を受けており、これまでも幾度か乱闘寸前になっているという伏線もあった。
*4 「性格が悪くないと良いリードはできない」と語っている。「性格が悪い」とまではいかずとも、ある程度したたかな人物でなければ捕手は務まらないという認識は球界に広く浸透している。
*5 特に2021年3月16日の巨人対中日のオープン戦にて、2死球を浴びた京田陽太の打席を揶揄したものだと思われる。