- 体の一部を突き出し、故意に死球を受けようとする行為のこと。
- 1に由来する、巨人・小林誠司の蔑称。
概要
2014年8月5日の横浜DeNAベイスターズ戦にて、小林が2打席連続で肘を出して死球を選んだことから名付けられた。
なお巨人はこの死球により一度は同点に追いついたものの、サヨナラ負けを喫している。
記事
中畑監督「小林はわざとでしょ。癖になっている」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140806-00000112-spnannex-base
DeNA・中畑監督が巨人の新人・小林への警戒を口にした。
前夜の5日は阿部から交代した小林が 3回からマスクをかぶると、適時打を浴びるなど試合展開が変わって5点のリードを1度追いつかれただけに、「小林1人で空気を変えたよ」と振り返った。
ただ、右肘に2度の死球で出塁を許したことには、「あれはわざとでしょ。癖になっている。2回目(の死球)はストライクじゃないか?本人もそう思って動かなかったじゃん。(1回目の死球で)審判は注意したって言ったけど、 何で見抜けないのかな」と苦言を呈した。
3回目(未遂)
8月9日の中日ドラゴンズ戦において、中日先発の山井大介が投じた内角へのスライダーに肘を出そうとするものの、曲がりが大きく未遂に終わる。
この時の小林のさりげない肘出しと捕手・谷繁元信の呆れるような素振りで、なんJは再び荒れた。
4回目(審判も絶許認定)
9月24日の中日戦、大野雄大が投じた内角への直球をムダのないフォームで肘にジャストミート。
しかし打者が避けようとしていないと判断され、ボールになった。
小林以外の肘出し
伊藤光
會澤翼
- 2018年7月15日、広島・會澤翼が肘を出し、阪神・能見篤史の投球を身体に当てることに成功したものの故意と判定された。 2022年3月29日、會澤が再び内角球へ肘出しを敢行し阪神・ケラーの投球に対してジャストミートに成功も、こちらも故意と判断されることに。
青木宣親
- 番外 2021年9月14日、ヤクルト・青木宣親が阪神・青柳晃洋の投球に対し、肘出しならぬ膝出しを敢行。
しかし膝諸共空振りからの三振ゲッツーに。 - 2023年5月16日、青木宣親が巨人・戸郷翔征のスライダーに対して体を逸らせつつ腕を軌道上に残す無駄のない動きで被弾成功。
しかしこれを球審は死球と認めず、高津監督も抗議に出るも覆らず。
廣岡大志
- 2022年3月25日開幕戦、巨人・廣岡大志が中日・大野雄大の投球に対し肘出しを敢行しジャストミートも死球は認められず。
この後巨人は大野を攻略するが、宮本和知氏曰く『大野雄を崩せたのは広岡“肘出しボール”があったからだよ。』とのこと。 - 同年4月10日、ヤクルト・高橋奎二が廣岡に対して内角球。これに体を縮めるように避けた肘に当たり、廣岡は死球で出塁。
これに高橋が左肘を前に差し出すジェスチャーを交え故意であると抗議。しかし判定変わらず。
上本崇司
- 番外 2023年5月5日、広島・上本崇司が阪神・大竹耕太郎の内角球に膝出しし被弾成功。
しかしこれは死球と認められず。loading...
メジャーでの例
メジャーでも度々肘出しによる死球が見られており、その中でも顕著な例は以下。
- 2015年6月20日 ナショナルズvsパイレーツ ホセ・タバタ:この日のナショナルズ先発、マックス・シャーザーは9回2死までランナーを一人も出さないパーフェクトピッチング。27人目の打者として送り込まれた代打ホセ・タバタはカウント2-2に追い込まれ、完全試合まであと1球となった場面、内角高めに抜けた球にすかさず肘出し。これが死球として認められ、史上24人目の完全試合達成は阻止された。なお、シャーザーはこの後の打者を打ち取り、ノーヒッターは達成された。
- 2021年4月8日 マーリンズvsメッツ マイケル・コンフォルト:9回裏1点ビハインドで迎えたメッツは、マーリンズ抑えのバースを打ち込む。先頭打者のマクニールがホームランですぐに追いつくと、1死満塁一打サヨナラの場面を迎えた。ここで打席を迎えたコンフォルトは、カウント1-2に追い込まれると、内角高めストライクの球に対して肘出し。これを球審ロン・クルパは死球と認め、メッツの押し出しサヨナラ勝利となった。当然マーリンズ側は審判団に抗議をしたが、結局判定が覆ることはなかった。試合後に映像を確認した球審は、この死球が誤ったジャッジであることを認めた。
関連項目
- 世界にしか通用しない男
- コバヤシィ!
- 何が起こったのかな?
- 演技力
- ネイマーエ
- 肘ボロ
- 当たり屋
Tag: 巨人