青柳さん

Last-modified: 2023-11-28 (火) 14:51:16

阪神タイガース・青柳晃洋(あおやぎ・こうよう)のこと。「雨柳さん」についても本項で解説する。

【目次】


入団からベテラン認定まで

青柳は2015年ドラフト会議で阪神から5位指名され入団。だが現役大卒生にもかかわらず40代と見紛うかのようなインパクトある風貌だった事で注目を集め、ネット上ではいつしか「青柳さん」「青柳先輩」「ベテラン(28)」などと呼ばれるようになる。

また阪神には能見篤史*1・藤川球児らもいたが、当たり前のように彼らと並ぶベテラン扱いされていた*2

「青柳さん」エピソード

  • 1歳年上の山田哲人(ヤクルト)に「さん」付けされた。
  • 9歳年上の長野久義(当時広島)に「さん」付けされた*3
  • 17歳年上福留孝介(当時阪神)にヒーローインタビューで「さん」付けされた挙句「(自分と青柳を指して)おっさん二人」と言われてしまう*4
  • 帝京大時代の同期・塩見泰隆(ヤクルト)がフライデーされた際に「青柳と同期なのに26歳のはずがない」などと青柳に飛び火した。


ご尊頭

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※画像出典:デイリースポーツ
2016年の画像。一見何気ないベテラン同士の走り込みのように見えるが、奥が青柳さん(22)、手前がノウミサン(36)

2021年最新版はこちら。コーチではなく選手である
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※画像出典:日本オリンピック委員会ホームページ


雨柳さん

青柳は球界屈指の雨男としても知られ、雨にまつわるエピソードが非常に多い。2020年頃からその傾向が特に顕著となり、「雨柳さん」の異名が与えられた。

主な「雨柳さん」エピソード集

主な「雨柳さん」エピソード集

  • 登板時に雨に降られることが非常に多いためチームメイトの梅野隆太郎*5から「雨柳さん」といじられてしまう。
  • 2020年には球団主導で「雨柳さんタオル」というグッズを作られてしまった*6
  • 甲子園球場では青柳の先発登板日7月31日に合わせて28日に発売されたのだが、試合開始前に完売してしまった。尚、この日も降雨で試合開始が遅れている。
  • そして9月22日、今度は「晴柳さんタオル」が作られ、「次こそは晴れの日に投げられるように、タイガースファンのみなさまにも後押ししてもらえたらと思います」とコメント。タオルを掲げてくれるファンが多いことに感謝を述べている。
  • 2021年2月14日、先発予定だった対広島戦(練習試合)が開始30分前に豪雨に見舞われ中止になる。更に阪神キャンプの本拠地である宜野座は快晴だったのだが、試合の中止を受け試合会場から青柳が乗ったバスが戻ってきた途端に豪雨に見舞われるなど、何かが憑いているかの様な雨男ぶりを発揮した。この試合で登板予定だった藤浪晋太郎にInstagramのストーリーズで「やってくれました雨柳さん」といじられ、青柳も自身のInstagramのストーリーズでネタにした。
  • 4月3日のシーズン本拠地初登板(選抜高校野球大会開催のため、京セラドームでの主催試合)時に岩崎優のいたずらで打席登場曲を徳永英明の『レイニーブルー』に変えられてしまった。
  • 2021年4月16日、ついにスポーツナビの翌日の試合の見どころ欄*7にて雨男ぶりをネタにされ、新聞のラテ欄にも「雨柳さん」と書かれてしまった。 そして翌日、当該試合は青柳がキレイなマウンドに上がるどころかキッチリ雨天中止となった。なお、青柳の先発試合で雨天中止となったのはこれがプロ6年目にして通算9度目*8
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  • 2021年5月12日、通算10度目の先発雨天中止を達成、前回も今回も本拠地・甲子園での先発予定だったことから青柳は自身のInstagramのストーリーズで自虐的にネタにしていた。
  • さらにその約1週間後の同20日にも本拠地・甲子園での先発が雨天中止に。先発が雨天中止で流れた回数は11度目となり、プロ通算6年目にも関わらず予告先発制度が始まった2012年以降の阪神の球団記録に並んでしまった。
    ちなみに、そのタイ記録保持者は2010年から10年間阪神に在籍したランディ・メッセンジャー。
  • 2週後の6月4日、全国的な雨が予報されてる中で青柳の予告先発が発表される。この日も朝からの雨が降りまたしても中止ではないかとささやかれたものの、夕方に雨が小降りになったことと阪神園芸の奮闘もあり、この年4度目にしてようやく甲子園の登板が実現
  • そして打席登場曲が正式に『レイニーブルー』となる。
  • その雨男っぷりからついに日本雨女雨男協会から本気のオファーが来てしまう
  • 東京2020オリンピックではグラウンドに出た全試合で雨を降らせた。五輪でも雨柳さんは健在であった。
    • 開幕戦となるドミニカ共和国戦で7回に救援登板。するとみるみる天候が悪化し、8回には大雨が降り出した。
      試合終了後には、試合会場(県営あづま球場)のある福島県の一部地域に大雨警報が発令され、球場の南部に位置する須賀川市には記録的短時間大雨情報*9も発表された
    • 8月2日には準々決勝のアメリカ戦に登板したが、またもや登板時に雨を降らせた。
  • その後、侍ジャパンは見事金メダルを獲得。表彰式で青柳が金メダルを受け取った途端、待ってましたと言わんばかりに雨が降り出した。
    • この中継の際、青柳の頭と横浜スタジアム外野席のライトがピッタリ重なった事で青柳の頭が光り輝いてしまった。表彰台の隣にはサラサラヘアの甲斐拓也(ソフトバンク)がおり、両者の対比もネタにされている。
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  • 2022年5月12日、東の雨男である『雨永』こと今永昇太(DeNA)との投げ合いが翌日の予告先発で発表されたが、翌日の天気予報は当然の如く1日雨。しかも予告先発が発表された時点で既に雨が降っていた。もちろん翌日になって天気が回復するはずもなく、試合開始より4時間も前に中止が発表された。これで自身12度目の雨天中止、そして球団最多先発予告雨天中止単独一位に躍り出た
  • 同年8月30日は球場に青柳の名前がコールされた瞬間土砂降りになり、いきなり試合開始が1時間弱遅れることとなった。幸いこの日は中止になることなく、土砂降りを挟みつつも9回まで試合が行われた。
  • 9月5日、翌日の予告先発に青柳の名前が発表された時点で関西に台風11号が接近している。もちろん予報は雨で、案の定試合当日も降っていたが、幸い台風の影響が無かったため試合開催。しかし当の青柳は不安定な内容で6回5失点(勝敗付かず)。
  • 2023年9月21日の巨人戦は試合の途中から雨が強くなり中断。
    その後試合が再開されたが、0-0の6回表に大城卓三に代打満塁本塁打を打たれるなど5失点してしまった。
    ちなみにこの年はソフトバンクから現役ドラフトで移籍してきた大竹耕太郎も春先に登板予定が雨で流れることが多かったため、大雨降太郎という異名が誕生した。


関連項目


*1 端正な顔立ちで投球内容もキレのある直球を披露し続けたため、白髪が増えるまでは「若手」扱いされていた。
*2 藤川が引退した2020年11月10日時点で能見は41歳、藤川は40歳、青柳は26歳
*3 https://youtu.be/sNDqZlv1-go
*4 https://youtu.be/CN0kX_rduZo
*5 梅野は青柳より2歳年上。
*6 初の個人グッズであるからか、青柳は自身のInstagramで非常にご機嫌な投稿をしている。
*7 基本的には各チーム1人注目選手を挙げ、直近の成績や今日の相手チーム・先発との過去の対戦結果を載せつつ、活躍を期待する一文で締める。
*8 この件で日刊スポーツ・スポーツニッポン、サンケイスポーツ・スポーツ報知・中日スポーツ、デイリースポーツのスポーツ新聞主要6社の内、中日スポーツ以外の5社がこの雨柳さんネタを記事にした。スポーツ報知に至っては雨柳さんタオルのエピソードをネタにしていた
*9 数年に一度しか降らないような、100mm前後の猛烈な雨が観測された際に気象台から発令される。