4.18事件

Last-modified: 2020-07-04 (土) 21:15:47

2018年4月18日埼玉西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズ戦(メットライフドーム)で起きた試合内容のこと。


概要

日本ハムは高梨裕稔(現ヤクルト)が7イニングを無失点の好投。打線も中田翔の3ランと近藤健介の3点タイムリー3ベースが出るなど大爆発。8回表終了地点で8-0と大量リードしていた。
しかし8回裏からリリーフした上原健太が乱調、後を継いだ田中豊樹*1マイケル・トンキンなどもアウトを取れず1点差にされる。
9回表のチャンスも活かせず、9回裏にはクローザー・石川直也が一死も取れずに2点を失って8-9の大逆転サヨナラ負け。8回裏開始~試合終了までの40分間に、楽勝ムード→悪夢に変わってしまった。

 

試合後は事件最大の被害者である高梨の何ともいえない表情の画像が度々貼られ、日本ハムファンからも「8-0は危ないセーフティリードは9点からなどと皮肉めいたコメントを残されてしまった。
実況スレなどでも日本ハムが8点のリードを得るとハムファンがざわつき、「もう1点取れ」の大合唱となる


余談

2018年シーズンの日本ハムにとってこの試合は先制した試合では初めて敗北した試合となった。この試合が先制した試合で唯一の負け試合期間は「日本ハムが先制した試合は○○勝1敗」のような情報が中継等で流れるようになり、ネット上では4月18日のことかとネタにされた。
西武は2018年3・4月に開催されたメットライフドームで開催された試合で全勝。もし4月18日の試合で大逆転ができなかったらなし得なかった記録である。

画像

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その後

2018年5月27日の同カード・同球場では、先発した有原航平がいきなり初回に6失点など5回8失点の大炎上。しかし今度は打線が奮起して8回に追いつくと、延長10回に近藤健介が決勝打を放って逆転勝利。救援陣も無失点リレーでリードを守りきり、4月18日のリベンジとも言われた。

さらに2019年5月11日は先発した杉浦稔大が5回1安打1四球無失点の好投、さらに打線も西武の先発・今井達也を打ち崩して8点のリードを奪う。その後は堀瑞輝→鍵谷陽平(現巨人)→ジャスティン・ハンコックのリレーで試合はそのまま8-0で勝利。4.18事件は過去のものになったと思われていたのだが…。


4.18事件の再来

上記から僅か4日後、2019年5月15日の東北楽天ゴールデンイーグルス対北海道日本ハム戦(楽天生命パーク)では、日本ハムが序盤から大田泰示が2本の本塁打を放つなど打線が爆発し楽天先発の古川侑利(現巨人)をノックアウト、4回表終了時点で8-0と大量リードする。

しかし直後の4回裏に先発の金子弌大ジャバリ・ブラッシュに満塁弾を浴びてたちまち4点差と楽勝ムードに暗雲が立ち込める。その後もブラッシュ(2本目)と嶋基宏(現ヤクルト)の本塁打で1点差に詰め寄られ、9回裏には7番手のクローザー・秋吉亮が浅村栄斗に痛恨の同点被弾、ついに8-8の同点に追いつかれてしまう*2
そして11回裏一死1・3塁からゼラス・ウィーラー(現巨人)にライトへの犠牲フライを打たれ大逆転サヨナラ負け*3を喫してしまった。

8-0から追いつかれ、最終的に8-9での逆転サヨナラ負けと4.18事件を彷彿とするような試合となり、「4.18の再来」「5.15事件*4などと呼ばれている*5

 

なお、2018年オフに西武から楽天へFA移籍した浅村は「日本ハム相手に大逆転勝ち」を2年連続で経験した模様。


悪夢再々来?

上記からさらに2ヶ月後、7月26日の対西武戦(メットライフドーム)では日本ハムが2回までに7点リードの一方的な展開となる。
しかし7-2の5回に公文克彦が一死満塁とされ降板すると、代わった井口和朋が二死後に山川穂高の3点二塁打→中村剛也の2ランで電光石火の同点劇
どこかで見たような展開に日本ハム以外のファンも「まーた事件が起こってしまうのか」と想像したものの、西武の中継ぎを攻め立て6・7回に5点を勝ち越し。そのまま何とか12-7で逃げ切り、同一シーズン2度目の7点差以上逆転負けを回避したのであった。

 

しかし、本当の悪夢はその2日後に待っていた

なおこのカードは2日目の27日も、西武は6本塁打打つも6点しか取れず、対する日本ハムがそれ以上に西武投手陣を燃やし、本塁打0で10点取って勝利する馬鹿試合を展開し、ネタだらけのカードとなった。


点数でも…

更に時は経ち、2020年6月27日の対楽天戦(楽天生命パーク)で、日ハムは5回までに杉谷拳士のソロ、中田の2ランなどで4-1でリードしていた。
しかし5回裏に先発の加藤貴之が乱れ、1点を返されなお無死一・三塁のピンチに加藤から玉井大翔にスイッチ。だが、その玉井が僅か1球浅村栄斗に3ランホームランを打たれてしまい、5-4と逆転されてしまう。玉井は続投するものの結局KO。後を受けた堀瑞輝も楽天打線に捕まってしまい、1イニングで10失点を喫してしまう。
その後も火のついた楽天打線に日ハムの中継ぎは打たれまくり、最終的には4-18という大敗*6で、点数でも4-18事件を起される事となった。


類似事件

類似事件としては5.8事件がある。

2019年5月8日の楽天対ソフトバンク戦(楽天生命パーク)では、4回表終了時点でソフトバンクが7-0とリード。しかしソフトバンクは楽天の戸村健次・高梨雄平の好投で5回以降無安打に抑えられ、その間に先発・高橋礼と4番手・甲斐野央がブラッシュの2ラン2発を浴びるなどして7-5と点差を詰められてしまう。
9回裏はクローザーの森唯斗が登板も、一死から島内宏明→ウィーラー→銀次→ブラッシュの4連続単打で1点差となり、続く辰己涼介にも中越え2点二塁打を打たれまさかの逆転サヨナラ負けを喫した。
点差は違えど大量リードからの逆転サヨナラ負けと、4.18事件を彷彿とするような試合となり「ソフトバンク版4.18事件」「5.8事件」などと呼ばれている。

楽天にとっては、この丁度1週間後にこの試合を超える前述の8点差からの逆転サヨナラ勝利が起こるとはこの時誰も予想していなかっただろう。*7


関連項目



Tag: 日ハム 西武 楽天 ソフトバンク


*1 山川・森に連続で押し出し四球を与え降板。
*2 当初はファールと判定されていたが、楽天側のリクエストにより判定が覆ってホームランとなった。
*3 右翼手・大田泰示が懸命のバックホーム、やや一塁方向へ逸れたが本塁クロスプレーは際どいタイミングでセーフ判定。これに日本ハムサイドはリプレイ検証を要求するも、三塁走者・藤田一也が捕手・清水優心のタッチを絶妙にかいくぐっており(後に一部で「神の左手」と称された)、判定通りに生還が認められた。
*4 なおこの日は巨人・菅野智之が阪神相手に10失点炎上、中日・大野雄大がDeNA相手に爆発炎上、ヤクルトは広島に7-2からの延長戦でサヨナラ負け、ロッテは野選→適時打→内野ゴロで3失点の惜敗、ソフトバンクは森唯斗が最終回に外崎修汰の逆転2ランで敗れ大竹耕太郎の目から光が消える、など印象深い試合が全球場で繰り広げられたため事件化。
*5 この逆転劇については10年前のクライマックスシリーズでの「福盛の21球」への仕返しとも読める
*6 ちなみに楽天の1試合での最多得点は2015年に記録した19で、その時の対戦相手は日ハムである。
*7 ちなみに5.8事件、5.15事件共に平日では珍しいデーゲームで起こった出来事である。