山を制覇する者

概要

南米の辺境地から始まる、第3のシナリオ。
他の南米のシナリオと比較しても、それどころか全シナリオの中でも指折りの難易度を誇っている。
序盤から長距離輸送が多めな上、傾斜の多さから勾配が高くなりがちになる。加えて資金も時間的余裕も容赦無しのシビアさ。
とにかく線路の設置費が高くつくので、研究から線路や橋の費用を下げる発明を最優先でアンロックしていこう。

投資のチャンス

まずはリマとイカを繋げ、そして魚とラマウールのある地方ビジネスとも繋ぎ、更にすぐ近くにある地溝から硝石をイカへ運送しよう。
イカには硝石を消費する「輸入倉庫」があり、序盤の重要な収入源となる。

このタスクが出現すると、南西のエリアが一通り解放される。
ここで重要になるのが、南端にあるコンセプシオンにも硝石の輸入倉庫がある事、そしてすぐ近くには硝石の地方ビジネスがある。
なので、コンセプシオンに倉庫を置き、くぼ地から硝石を運び込ませよう。これが次第にドル箱と化して行き、このシナリオのメイン収入源となる。
くぼ地のレベルが上がるに応じて列車の数を増やすのを忘れないようにしよう。

リマの人口が40,000人になったら仕立屋を建設し、ラマウールを運送してこよう。
生産は途中で止まってしまうが、人口が55,000人以上になれば服が消費され始め、生産が再開されるようになる。
研究では「高度な線路建設」と「鋼製橋」をアンロックし、1902年の頃にはイキケを繋いでおきたい。
イキケの周りにある地方ビジネスから、一通り物資を送れば目標人口まで増やすことが可能だ。40,000人になったら醸造所を建てておくと尚良し。

新規の商業地区

このシナリオ第一の難関。利用できるエリアにある都市が丁度7個で、最終的にこれを全て繋げる必要がある。
資金を貯めてリマ近くのトウモロコシとミルクの地方ビジネスの間に大型倉庫を置き、さらに東から木材も運搬しよう。
さらに倉庫からクスコも繋げておく。この倉庫から周囲の3都市に物資を運送させておこう。特にトウモロコシと木材は重要になるので優先させておきたい。

再び資金が溜まったら、イキケからコキンボ、サンディアゴ、コンセプシオンと繋げていこう。
この辺りは地方ビジネスが豊富にある為、一通り繋げて必要な物資を運送しよう。具体的には魚、トウモロコシ、木材などが供給できていればOKだ。
なお、先に置いたコンセプシオンの倉庫に他の物資は運送せず、コンセプシオンの駅に物資を運ぶようにしよう。

1905年頃になると、このタスクが出現し、利用できるエリアが拡張されるが、これに着手するのは既存の7都市の発展が安定してからで良い。
先のタスクを済ませたら、クスコとラ・パスを繋ぎ、ラ・パスの食肉工場を製鉄工場に建て替えよう。鉄はラ・パスの南から、石炭はリマの近くから運び込むことができる。

あとはラ・パスとアスンシオンを直接繋ぎ、鋼を運送させよう。
途中には丁度、トウモロコシ、木材、魚の地方ビジネスがあるので、これらも繋げて両都市の発展を促しておくと良い。
なお、このタスクを達成するとライバル社との激しい競合が始まる為、達成する前に他の都市も繋げて収益をできるだけ増やしておくのもアリ。

このタスクが出現すると、全てのエリアが解放され、ライバル社もこちらに関与してくるようになる。ただし株の購入はまだできない。
まず車の材料であるガソリンに必要な原油は、アスンシオンの近くにあるので、人口が40,000人になったら精油所を建てて原油を運び込もう。
次にアスンシオンとコリエンテスを繋ぎ、コリエンテスの食肉工場を自動車工場に建て替えよう。
あとはアスンシオンからガソリンを、ラ・パスから鋼を運送してくればOK。鋼の運送には時間がかかる為、列車は4本程配備しておくこと。
そしてコリエンテスのすぐ南にあるブエノスアイレスに、車を運送させよう。

食うか食われるか

第二の難関。ライバル社の株を購入できるようになるが、ロレンゾの会社がベアトリクスの会社と合併し、企業価格を大幅に上げてくる。
その為、中途半端な収益でこのタスクに突入すると、逆にこちらが買収されてしまう恐れがある。
相手の鉄道ネットワークは強大で、高レベルの都市もいくつか存在するほど。しかし、これを逆に利用してやろう。
ロレンゾの所有都市に次々と駅を置いていき、その都市間に乗客・郵便用列車を2,3本走らせて乗客&郵便利益を稼ごう。
駅を置いた都市に博物館を建てれば、人口を125,000人まで伸ばせられる可能性もある。需要供給率が僅かに足りない場合は、貨物用列車を1本しのばせるのもアリ。
企業価格で上回っていれば、少なくともこちらが先に買収されてしまう心配無い。根気良く粘ろう。

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