自治記念日

概要

アメリカの五大湖を中心に、カナダを舞台としたマップのシナリオ。
初期資金は多めだが、なんと$10,000,000の負債(ある程度シナリオが進むまで返済は行われない)を抱えている状態であり、債券発行は不可。
使用キャラである将軍(ジョナサン・ジョンソン)は線路の設置が安くなる一方、ただでさえ高い橋やトンネルの設置費はさらに高騰してしまう為、線路の置き方には常に気を使う必要がある。

最初はエリア制限によって畜牛や綿を運送できず、都市発展には欠かせない食肉や布の供給がままならない状態になっている。
そこで代わりに登場するのが「交易センター」という、このシナリオ固有の産業施設である。
「五大湖の原料を本国の製品と交換している」という設定であり、「木材から食肉」といった通常は異なる材料で生産するのが特徴。
ただし生産効率は非常に悪く、通常より多くの物資を供給しないと十分な量を生産できない(価格も非常に高いので、序盤で買収してアップグレードする事は不可)。

とにかく都市を発展させづらい上に、新要素である「降雪」によって12月～2月は列車がまともに機能しなくなるという、泣きっ面に蜂と言わんばかりの状況である。
全体的に序盤が非常に厳しく、ここを切り抜けられるかどうかがポイントとなる。
また、大規模な都市はこのシナリオでは不要なので、人口が60,000人を超えた都市には大学を建ててIPを溜めやすくすると良い。

ちなみに、ナレーションである「エドワード・ウィリアム・ワトキン卿」はライバルとしても登場するが、こちらを妨害してくる事は一切ない。
しかしこちらからスパイを送ったりする事は可能。ヘイトを買うことも無いので、遠慮なしに研究技術を盗んでしまおう。

また、このシナリオではゲームのレベルを中級と上級に変更できる。上級ではタスクがより難しいものになるが、メキシコと違いストーリー自体に変化は無い。

エドワード・ワトキン卿の信頼を得よう

開始時点でモントリオールとケベックを繋いだ駅が既に用意されているが、一旦全て撤去しておくことをオススメする。

モントリオールとケベックを繋げ直し、ケベックからサグネとグランラックヴィクトリアを繋げよう。
制限時間はたったの3ヵ月しかないので、急いで完了させること。
モントリオールの東にある木材と穀物の地方ビジネスを繋ぎ、それぞれモントリオールとケベックに運送しよう。
この2都市には交易センターがあり、モントリオールでは木材からビールを、ケベックでは木材から食肉を生産している。
特にケベックは貴重な食肉の生産源なので、木材を多めに運送させておこう。

サグネに一定の食肉を運送すると、ワトキン卿から倉庫への運送を提案され、近くにある大型倉庫が利用可能になる。
が、この大型倉庫はそのまま撤去し、代わりに普通の倉庫を建ててそこに食肉を運送しよう。
倉庫に送られた食肉は、先のタスクの方でもカウントされるので、既存の列車の路線を倉庫の方に切り替えておくと良い。

グランドトランク鉄道を黒字にしよう

サグネには木材と穀物、ビールを運送しておけばOK。
問題はグランラックヴィクトリアで、ケベックの食肉の生産が追い付かず、発展に必要な食肉が十分に供給できない状態になっている。
そこで現状機能していない家具工場を買収し、食肉工場に建て替えてしまおう。畜牛は馬車で運送されてくる為、都市内で賄う分には十分な食肉を生産できる。
また、グランラックヴィクトリアの東側には倉庫を建て、木材、穀物、野菜、毛皮を運び込んでおこう。
野菜は都市がある程度発展すれば運送できるようになり、毛皮も後々のタスクで重要になってくる。

四半期利益のタスクは既存の4都市のみで達成しなければならず、これが中々厳しい。
各線路に乗客・郵便用列車を2本は配備しておき、貨物も多く運び込むことになる。
人口が50,000人になるとメープルシロップを供給できるようになるので、これも貨物利益の足しにしよう。
また、モントリオールの人口が40,000になったら仕立屋を建てておこう。これも後のタスクで重要になり、布も後々供給される事になる。

エリア拡張によってモンクトンとハリファックスが利用可能になるので、モントリオールから直接繋げておこう。

ハリファックスには木材と布を交換する貿易センターがあるので、近くの林道から列車を1、2本走らせて木材を運び込もう。
生産された布はモントリオールやサグネに運送しよう。また、プロモーターが現れた場合は、モンクトンの人口を増やさせておくと、そこにも布を運送できるようになる。

グランドトランク鉄道を債務から解放しよう

このタスクに辿り着くと、ワトキン卿の会社と合併され、彼の鉄道ネットワークがそのまま使用可能になる。
そのまま使えないことも無いが、より効率を上げたいなら一旦全撤去して、自分で引き直した方が良いだろう。
また、$10,000,000の負債の返済もここから行われるようになる。

アメリカ市場に参入しよう

オタワには毛皮と布を交換する貿易センターがある。グランラックヴィクトリア近くの倉庫に溜め込んでおいた毛皮を運送してこよう。
また、モントリオールに駅を増設し、オタワとトロントに繋げよう。オタワからモントリオールへ布を運送し、モントリオールからトロントへ冬服を運送しよう。
オタワの人口が40,000人になったら、そこにも仕立屋を建てて、トロントに冬服を送るという手もアリ。

また、貨物利益のタスクを達成すると、ニューヨーク付近のエリアが解放され、ベアトリクスとの対決が始まるが、こちらから手を出す必要性は特に無い。
この時点では株を購入する事も不可能である。

西側はサンダーベイまでのルートが解放されている。サンダーベイに麦・肉・木材をあらかじめ運んでおき、スーセントマリーの近くに毛皮を溜め込んでおきたい。

回復の時

まずグランラックヴィクトリアから、サドベリーとスーセントマリーを繋げよう。
スーセントマリーには毛皮とアルコールを交換する交易センターがある。毛皮はこれまでと同じ倉庫から運送すればOK。
生産したアルコールは、人口70,000人以上の都市に運送しておこう。

その後、スーセントマリーとホワイト川を繋げ、ホワイト川からムースファクトリーとサンダーベイを繋げよう。
各3都市に木材と穀物を供給し、ムースファクトリーから他2都市へ食肉を運送しよう。
ムースファクトリーの人口が40,000人になったら製織工場を建て、布も運送しておこう。

乗客利益のタスクを達成するためには、これまでに引いた線路にも乗客・郵便用列車をしっかり配備しておくこと。
市場広報が現れたら、快適保証で乗客の利用数を伸ばすと良い。

五大湖周辺の交易を管理しよう

ここでようやくライバル会社の株を購入できるようになる。鉄道ネットワークは必要ないので、合併して全て換金でOK。
あとは余った資金で、工場や地方ビジネスをを片っ端から買収していくだけである。

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