Agano

阿賀野型軽巡洋艦 阿賀野

性能諸元

基本性能

※アップグレード状態、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

新世代の軽巡洋艦の艦級。強力な魚雷とそれなりの防御力を備えた小型の高速巡洋艦であり、駆逐艦及び潜水艦の艦隊を率いることを目的に設計された。

解説

本艦は日本軽巡洋艦ツリーの最後の史実艦となる。先に実装された矢矧は同型艦で、艦艇スキルでは対空警戒が増えた代わりに、エンジンブーストを失っているなどの変更点がある。

・主砲
砲火力においては、矢矧に劣る。矢矧自体がさほど強力な主砲を持っていないため、通常の運用ではとても頼りない砲である。
しかし前の2つの砲塔が全周砲塔となっており、同格巡洋艦と比べて機動戦を仕掛けやすい。旋回性能を活かすならば、矢矧よりも扱いやすい砲を持っていると言えるだろう。
全周砲塔であるため、回避のための不規則な急旋回をしながらも、駆逐艦を追えるだけの攻撃能力がある。ダメージや射程、装填速度には劣るが、砲撃能力は決して低くはない。駆逐艦処理能力ならば矢矧よりも上、tier5巡洋艦の中でも比較的やりやすい方である。巡洋艦の主任務であるので、序盤は必ず敵駆逐艦の撃退を心がけること！　与ダメ稼ぎはその後にしよう（敵駆逐艦がいなくなってからが、雷撃に優れる本艦の本領発揮ではある）。

・魚雷
矢矧同様射角は狭く、ほぼ真横にしか撃てない。
雷数は同じだが、ダメージと浸水率で矢矧に勝る。しかし雷速、射程、装填速度で劣っている。このため、意外にも雷撃戦を主体とした戦法には矢矧ほどは向いていない。無論隠蔽雷撃は可能であるので、チャンスがあれば仕掛けても良い。
また強力ではあるが深度魚雷ではない。４射線×２あるので、近づいてきた駆逐艦を沈めるのにも役立つだろう。
ダメージ自体は大きいので、フルヒットで格上戦艦も大破させることが可能。大口径もtier5艦艇としては比較的狙いやすい。

・対空
矢矧同様、小口径は高い値だが、大口径の値が低く、艦隊防空の任には適さない。とはいえ積極的に狙われることは少ないであろうから、隠蔽を活かした遊撃の任務には適しているだろう。

・装甲
装甲6%、防郭防御7.5%は他国同格と比較して平均的である。火災浸水耐性10%、対水雷防御4.5%も横並びであり、特に記すべきことはない。被弾や被雷は即ダメージとなるのでなるべく避けよう。

・機動性
素の最高速度は34.18ノットで、矢矧・古鷹と同じ速度である。最大出力への到着時間では両艦に勝るため、震源などの占領を争う場合は敵艦に対してアドバンテージがあるだろう。とはいえ、エンジンブーストを持つ艦艇には劣るだろう。
舵の効きは矢矧と同じく7.2度/秒と軽巡らしく良好だが、転舵所要時間においては矢矧に劣る。曲がりはじめが少し遅い。
しかし前部の砲塔が全周砲塔なので、旋回性能を十分に活かしながら砲撃が可能である。高い機動性を存分に活かした戦い方を得意とするといえよう。

・隠蔽性
同型艦の矢矧には劣るが、重慶と並んで同格巡洋艦3位。2位のマーブルヘッドとは僅差であり、5位のオマハを大きく突き放すほど優秀。無論隠蔽雷撃も可能である。高品質石炭を積むことを強く推奨する。

・生存性
素のHPは18000に届かず、他国同格巡洋艦と比較してかなり低めである。当然、予備整備パックは非推奨。
とはいえ、標準的な速度と高い隠蔽と対空能力を備えており、巡洋艦の基本に忠実な運用を行えば高い生存性を誇るだろう。
ただし巡洋艦という艦種の常で、誤った運用や判断は即沈没に繋がりやすいので慎重な操艦を心がけたい。

・消耗品
高品質石炭、高級船員食糧、改良型ディーゼルエンジンを推奨。場合によっては、追加対空弾も一考の価値あり。

・艦艇スキル/艦長スキル
対空警戒Ⅰを、矢矧より1回多い3回使える。2回では心許ないため、矢矧ではどうしても艦長スキルで戦場支援を選択したかったが、本艦では魚雷アラートを採用しても良いだろう。選択肢が増えたことは、矢矧よりも優れた点の一つと言える。またエンジンブーストを持たないことが、結果としてレベル9では爆発物専門家しか選択肢がなくなり、敵艦モジュールを破壊する確率が10％上がる。
艦長スキルの取得方法は、球磨の同項目も参考にして欲しい。

・装備
　・兵装　主砲改良Ⅰもしくは主砲改良Ⅱ
　・防御　操舵装置改良Ⅰもしくは推力改良Ⅰ
　・適正　操舵装置改良Ⅱもしくは推力改良Ⅱ
※本艦に乗りながら、色々な装備を試し、自分に合ったチューニングをさがす練習をしてみると良いだろう。

・エリート特性
　・巡洋艦近代化改修　HP+2%　対空火力+5%　主砲旋回速度+7%
　・新型魚雷　魚雷ダメージ+3%　魚雷浸水発生率+7%
　・功績　EXPアップ+10%
　※魚雷にロマンを求めるのもいいが、基本的には巡洋艦近代化改修だろう。

・総論
雷撃に優れた矢矧を、さらに攻撃力特化したような強艦であるが、機動性や隠蔽性能に劣り、またエンジンブーストを失うなどの点で矢矧に劣る。しかし前部の砲塔は全周となっており、機動力を活かした戦い方には、阿賀野に軍配が上がる。tier5巡洋艦の中でも、駆逐艦処理はしやすい部類だ。強艦としてしられる矢矧と甲乙付けがたい性能を保持していると言えるだろう。矢矧とは違い、ヒストリカル迷彩がないのが残念である。

戦闘名誉章

史実

日本海軍が最後に建造した阿賀野型軽巡洋艦の1番艦。旧式化が進んでいた5500t軽巡を更新するために建造された。水雷戦隊の嚮導艦として設計されたため、15.2センチ連装砲3基・61センチ4連装魚雷発射管2基(自発装填装置付き)・水上機2機と旗艦任務にガン振りした兵装となっている。反対に対空兵装は8センチ連装高角砲2基と機銃少々のみと貧弱であり、主砲は一応両用砲として機能するものの使い勝手は悪かった。
竣工時期がミッドウェー海戦の後ということもあり活躍の機会に恵まれず、激戦が続くソロモン海域へ出撃したものの潜水艦の攻撃を受け艦尾が大破。姉妹艦の能代らに曳航されなんとか引き返し、工作艦明石の応急処置を受け日本へ帰投しようとするが、出航からわずか1日後に米潜水艦スケートの雷撃を受け沈没。わずか1年半ほどの命であった。

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