陽炎型駆逐艦9番艦 天津風

[添付]
効果:魚雷射程+4%、魚雷速度+4%、最大転舵速度+4%、海面発見距離-4%、EXPアップ+40%、シルバーアップ+40%

[添付]
効果:魚雷射程+4%、魚雷速度+4%、最高速度+4%、海面発見距離-4%、EXPアップ+40%、シルバーアップ+40%
性能諸元
基本性能
※フル強化済み、装備・迷彩・エリート無し
| Tier | 8 | |
|---|---|---|
| 生存性 | 継戦能力 | 14396 |
| 抗堪性 | ・防郭防御5% ・火災浸水耐性10% ・装甲4.50% ・対水雷防御3% | |
| 主砲射程 | 7.85km | |
| 機動性 | 最大速力 | 35.01ノット[kt] |
| 最大出力への到着時間 | 8.91秒 | |
| 転舵速度 | 8度/秒 | |
| 転舵所要時間 | 3.3秒 | |
| 隠蔽性 | 5.94km | |
・兵装
| 主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(火災率)(防郭率) | 装填時間 | 砲塔旋回速度 |
|---|---|---|---|---|
| 127mm L/50 3, 3基×2門 | HE弾 378(4%) AP弾 413(150%) | 5.20秒 | 14度/秒 |
| 魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 射程 | 雷速 | 最大ダメージ | 装填時間 | 浸水率 | 魚雷管旋回速度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 610mm 93, 2基×4門(8門) | 9.3km | 66.69kt | 5133 | 60秒 | 25% | 20度/秒 |
| 対空砲 | 種類 | 平均ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|
| 大口径 小口径 | 57 79 | 3.60km 1.8km |
・艦艇スキル
| 種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用回数 |
|---|---|---|---|---|
| エンジンブーストⅡ | 最大航行速度+12% | 25秒間 | 60秒 | 2回 |
| 排気煙幕Ⅰ | 即時隠蔽の煙幕 | 9秒間 | 60秒 | 2回 |
ゲーム内説明
天津風は大日本帝国海軍の陽炎型駆逐艦の1隻。ダバオ港をはじめとした、フィリピンとオランダ領東インドの幾つかの重要地域の占領に参加している。
解説
・主砲
ネームシップと比較すると装填時間が若干短縮され主砲旋回速度も14度/秒に向上する等、砲そのものは扱い易く調整されている。しかし陽炎の主砲自体がAP弾を選択した場合の瞬間火力はそれなりに優秀なものの装填の遅さ故にDPMで観ると同格下位に落ち込んでしまう系統であり、継続的な砲戦にはハッキリ言って向いていない。間違っても砲駆(特に圧倒的DPMを誇るZ35やイタリア駆逐など)に無策で砲戦を挑もうとしてはならない。また陽炎砲のHE弾は他国同格のHE弾と比べて口径の割には単発火力が高く、自身が撃たれない状況において支援砲撃を行う分には十分な砲であった。ところが本艦のHE弾は何故かダメージがワンランク落とされており、発火率も変わっていない。よって対重装甲艦に対する支援砲撃能力は陽炎砲以下となっている。重装甲艦に対しては後述する魚雷を使用せよという事なのだろう。とはいえ無暗な発砲は隠蔽状態からの脱却を意味し、隠蔽雷撃の成功率そのものを下げてしまうので周囲の状況を良く観て発砲するか否かを決めて欲しい。
・魚雷
本艦最大の特徴。単発ダメージはティアⅧ唯一の5000台を突破し、格上の夕雲を軽く超え島風や疾風(5143)に迫る勢いの5133。8本のダメージは41000を超える*1。しかし残念なことに雷速、射程、浸水率が落とされており雪風ほどではないが扱いにくい魚雷となってしまっている。とはいえ「朝潮」を除けば破格のダメージ量を誇る本艦の魚雷は十分脅威たるものである。
・対空
お察しの通り。
・機動性
素の最高速度は35ノット台と元となった陽炎型(34.18ノット)よりも少しだけ速い*2。本艦は後に「島風」で採用される高温高圧缶を試験的に採用した唯一の艦であるという史実が反映されているのだろう。ところが高温高圧缶ではあっても艦隊行動を取るために出力自体は抑えられているため、最高速度の伸びはそれほどではない。それでも重武装で鈍足気味の日本駆逐としては快速を誇る部類である。しかし加速力や舵の効きは陽炎に劣っており、旋回・回避能力は並み程度であり速度に任せて敵中に突っ込まない様に注意が必要。エンジンブーストも残念ながら2回しか使えないため慎重に立ち回ろう。
・隠蔽性
素の被発見距離は5.94kmと「雪風」(5.82km)に次ぐ同格2位グループに所属し、相当に優秀といえる部類。良好な隠蔽性を生かし日駆らしい立ち回りを心がけよう。
・生存性
言うまでもなく低い。元々低かったHPはさらに下げられ15000を下回る始末。雪風のような汎用性の高い煙幕があるわけではないので気を付けよう。
・消耗品
高品質石炭、高級船員食糧、改良型ディーゼルエンジンを推奨。
・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとして「エンジンブーストⅡ」を2回と「排気煙幕Ⅰ」を2回使用可能。艦艇スキルとしては特段強力なものでは無いが、単体でも使える上に組み合わせて使っても良しと相性は悪くない。また素の状態でクールタイムが揃っているのも扱い易さに繋がっている。しかし「陽炎」と比較するとエンジンブーストの回数が減らされて居る事に注意。
・装備
・兵装「主砲改良Ⅰ」
・防御「操舵装置改良Ⅰ」「推力改良Ⅰ」
・適正「隠蔽システム改良Ⅰ」
・エリート特性
・新型機関 最高速度+5%、加速度+10%
・新型魚雷 魚雷ダメージ+3%、魚雷浸水発生率+7%
・功績 EXPアップ+10%
※選択可能な特性は同型艦の「陽炎」「雪風」と全く同じ。速度が遅めの同型艦であれば無難に「新型機関」をお勧めだが、速度が素の状態でそこそこある本艦ではどちらを選択すべきか非常に悩ましい。
・総論
元となった「陽炎」型が速度こそ遅めなものの優秀な隠蔽と長射程・高威力の魚雷を持ち遠目の間合いから隠蔽雷撃で的確に体力を削る艦であったのに対し、本艦はその味変の1つとして速度を向上させ魚雷の単発火力を増した上に通常煙幕を排気煙幕に変更したタイプとなっている。この変更により隠蔽雷撃で体力を削った敵艦の始末を、エンジンブースト+排気煙幕を併用した近接雷撃を用いて自身で行うことも可能。しかしこの襲撃艦艇運用は元々体力に劣る日駆としてはかなりハイリスクな戦法であり、更にレーダーやソナーを複数回使える艦が多く居るというティア帯も考慮するとかなり難易度が高い。このため味変による性質の変更と、自身の戦い方がマッチしているかどうかを考えた上で入手するかどうかを考えて欲しい。しかし見方を変えるのであれば深度魚雷+魚雷装填の組み合わせで破格の瞬間火力を誇る「朝潮」魚雷に次ぐ火力を1分おきに扱えるという事でもあり、適切な間合いで自在に戦える艦長が手に取れば相当に強い艦と捉える事もできる。
戦闘名誉章
| レベル | 1 | 2 | 3 | 4 |
|---|---|---|---|---|
| 報酬 | 艦艇exp12.5k シルバー125k | 艦艇exp12.5k シルバー125k カッパー1 | 艦艇exp12.5k シルバー125k カッパー1 | 艦艇exp12.5k シルバー125k カッパー2 |
| ミッション内容 | 15勝 | 35回占領 | 50回浸水 | 75隻撃沈 |
史実
本艦は1937年度計画(マル3計画)において陽炎型駆逐艦の9番艦として京都の舞鶴海軍工廠で建造され、起工は1939年2月、進水は同年10月、竣工・就役は1940年10月であった。陽炎型のうち本艦にのみ次世代型駆逐艦(島風型)に搭載予定の試作である機関を搭載、他の陽炎型駆逐艦の使用する蒸気よりも高温・高圧のものを使用。しかし艦隊運用のため機関出力は他の陽炎型と同様に52000馬力に設定され、実質的な速度や燃費に関しては他の陽炎型駆逐艦と変わらない様になっていた。
太平洋戦争開戦後は他の陽炎型駆逐艦3隻(初風、雪風、時津風)と共に南方作戦(フィリピン攻略戦、蘭印作戦、スラバヤ沖海戦)に参加、ミッドウェー海戦(船団護衛任務)、第二次・第三次ソロモン海戦等に参加。第二次ソロモン海戦(1942年8月23日~25日)においては沈没した空母「龍驤」の救援を重巡「利根」と共に実施。第三次ソロモン海戦(1942年11月12日~15日)では夜戦において損傷を受け内地に帰投している。1944年1月に護衛任務中に米潜水艦の雷撃により大破し船体の前半部を失うという損傷を負う。1945年3月下旬に仮の艦首を取り付け、シンガポールから日本を目指した最後の船団(ヒ88J船団)に加わり日本を目指すも4月上旬に米軍機の攻撃により厦門(アモイ)沖において再度大破。厦門(アモイ)までは自力航行したものの座礁し、最終的には武装や物資を揚陸後に自沈処分となった。
小ネタ
本艦の艦名の由来は大空を吹く風という意味の古語から。
古来より人の手の届かぬ高い空を駆け抜ける風は自由や奔放さの象徴であり、しきたりや掟といった共同体の都合に振り回されがちであった昔の人の憧れの存在であった。また風そのものも美しい天女に例えられる事も多く、古今和歌集においても「天つ風雲の通ひ路吹き閉ぢよ乙女の姿しばしとどめむ(空を吹く風よ、天女たちが天と地を行き来する雲の道を閉ざしておくれ。 美しい天女の舞をもう少しここにとどめておきたいから)」という遍昭*3の歌に詠まれている。
編集用コメント
- 史実および小ネタを記載 -- 2024-10-04 (金) 11:19:29
- 画像追加。和彫りの蛇は持っていないので、有識者の諸兄にお任せ致します。また追加画像も加工処理ソフトが悪く、少々荒いので、お任せできるならばやり直していただいて結構です。 -- 2024-10-07 (月) 19:51:11
- ゲーム内説明を記載 -- 2025-07-12 (土) 22:04:06
コメント欄
- 魚雷ダメージ、隠蔽性能は文句なし。天津風を買おうか迷ってる人は、できたら3060円出して2つ目の迷彩を入手することを強くオススメする。2つ目の迷彩は、ヒストリカルの転舵所要時間短縮に代わって速度アップがついてる。これと消耗品の速度アップと組み合わせると隠蔽特化しながら常時37.5ノット。日本駆逐艦のネックだった速力がめちゃくちゃ改善される。自分の財布に余裕があるなら検討してみて欲しい。(情報ミスしてたらスマン) -- 2024-10-01 (火) 21:11:44
- 新型機関と速度迷彩と消耗品なら40ノット近くになるのかな。ティア8のパオロになれそう? -- 2024-10-01 (火) 22:39:57
- 今ならなんとエピック艦長:不死の提督とそのアイコンも付いてくるよ~(なお、強いとは言っていない…) -- 2024-10-01 (火) 22:43:39
- 陽炎と比べると扱いやすい船体と魚雷装填速度・一発の威力が上がった感じなのかな?陽炎では逃げる空母に追いつけなかったから、速度が上がったのは素直にうれしい。誰か初乗りレポートしてくれないかな~ -- 2024-10-01 (火) 22:05:49
- 陽炎とほとんど変わらんような気がするけど。 -- 2024-10-02 (水) 21:27:34
- ヒストリカル迷彩装備であれば陽炎と殆ど変わらんよ。 -- 2024-10-02 (水) 23:01:43
- エリートかなり悩ましい(魚雷威力も、速度も元が高いから、上げ幅がそこそこ大きい)んだけど、速度特化か火力重視かのその人の好みによるんかなー -- 2024-10-03 (木) 21:36:58
- エリートと専用迷彩と消耗品で速度アップ、素で39.4ノット発揮。装備で転舵と隠蔽つけました。速度があるので、近づき方さえ気をつければ陽炎よりも近接雷撃が決めやすいと思う。加減速の緩急よりも、快速で駆け抜けるほうが良さげ。 -- 2024-10-04 (金) 20:56:55
- ↑補足) 諸々込みで、転舵3秒・発見距離4.93キロになります。 -- 2024-10-04 (金) 21:02:11
- 超強い! -- 2024-10-04 (金) 23:40:03
- 隠蔽5キロから40ノットの排気煙幕駆逐がエンジンブーストしながら現れたら殆どの艦長は対処できないと思う。隠蔽魚雷もできるしパオロよりも嫌らしい船になりそうだ。 -- 2024-10-05 (土) 01:59:30
- 隠蔽装備外して速力アップの装備つけたら42ノットくらいになるのか…? -- 2024-10-05 (土) 08:02:14
- 一瞬、天津飯に見えた。 -- 2024-10-06 (日) 22:47:44
- 恒例の活躍せずに終ってる人が多いね。。。 -- 2024-10-07 (月) 07:55:15
- 8なんて空母マッチ多いし、レーダー/ソナー持ち多いし、速射出来る駆逐も巡洋も多いし。プレ日駆だろうが日駆の弱点はそのままなんだから開幕即沈したり何も出来ずに終わる事も多い。 -- 2024-10-08 (火) 17:11:52
- 十勝が増えない事を願う -- 2024-10-07 (月) 08:00:58
- 事前には予告されてはいたけれど……コレクションブック「幽霊艦隊」の条件だった! 同これぶの迷彩何一つ持ってないけれど、この船持ってるから称号貰えたよ! -- 2024-10-10 (木) 22:42:25
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