Yukikaze

陽炎型駆逐艦 8番艦 雪風

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

第二次世界大戦時の活躍から「幸運艦」として知られています。

解説

2020.2/26に実装された陽炎の姉妹艦。同型艦の天津風も実装されている。
造船所でスチール35個と交換できたのだが、これはミズーリ以外で初のスチールの使い道である。ミズーリのスチール60個に比べてかなりリーズナブルだったのだが、2020.5/27の造船所の更新に伴い、残念ながら削除されてしまった。

・主砲
50口径127mm連装砲3基6門搭載
砲配置を始めとする基本的な性能は「陽炎」搭載砲と同一。陽炎砲の特徴として砲旋回や装填時間は遅めだが、片舷指向可能数6門という平均以上の砲数によりAP弾使用時の瞬間火力が雷駆としてはそこそこ優秀。またHE弾の威力が他国よりも高目で発火率も優秀である。しかしどちらもAP弾が強い砲駆・HE弾が強い放火魔艦達と比較してしまうと勝負にならない上に、そうでない艦にすらDPMでは劣って居るので継続的な撃ち合いはご法度である。隠蔽が良い本艦は発砲すれば即位置バレしてしまうので、一回の斉射(全弾命中で約2400ダメージ)で始末できる敵を撃つケースや、敵が本艦に注力する余裕の無いケースなど、周囲の状況を良く確認したうえで有効に活用していきたい。

・魚雷
4連装610mm93式魚雷発射管2基8門搭載
陽炎と比べると、射程が1.2km減、単発火力が約600減、装填時間が約7秒増、雷速が約3ノット減、浸水率が24%から19%に減とかなりの弱体化を受けている。残念ながら、雷撃においてはすべてが陽炎の下位互換であり、全弾命中時の火力は格下の暁にすら劣っている。敵戦艦に肉薄雷撃を仕掛けても、相手のHPを削り切れないことが多いということを忘れないでほしい。

・対空
対空に関しても陽炎の164から下げられており、対空値は130とかなり低い。したがって、敵空母からの攻撃に対してはしっかりと回避行動をとる必要がある。

・装甲
言うまでもなくペラペラ。そもそも駆逐艦は装甲に頼る艦種ではないので、敵の攻撃はしっかりと回避しよう。

・機動性
素の最高速度は34.18ノットと同格最低クラス。この速度は同郷の「朝潮」「陽炎」といった日駆と同一であり、彼女達と艦隊行動を取るには便利だが、拠点占領等では後手に周る事になる*1。加速に関しては「陽炎」よりも若干数値が劣る調整となっているが、体感的にそこまで気になる程ではない。舵の効きに関しては元となった「陽炎」が素で8.2度/秒とそこそこ優秀であったのに対して、本艦は素で9.4度/秒とかなり底上げされている。流石に英駆には劣るものの同格内でも上位に位置し、よく曲がってくれるため回避行動は取りやすい類である。

・隠蔽性
素の被発見距離は5.82kmと同格ナンバーワンを誇る*2。しかし如何に隠蔽が良いとは言っても格下駆逐や同格内の高隠蔽駆逐とそこまで大きな差は無い上に、前述した対空や機動力の無さ故にひとたび発見されてしまうと徹底的に追尾される事も多く、隠蔽に優れていても必ずしもそれを活かせるとは限らない。

・生存性
素のHPは16000に満たず、同格内ではかなりの虚弱体質である。元となった「陽炎」自体が速度の遅さや対空の無さといった環境面に依存する生存性の低さがあり、それを考慮すると派生型である本艦も生存性が高いとは言えない。しかし日駆としては優れた艦艇スキルを備えており、更に強化された舵の性能もあって「陽炎」よりは生存性が向上していると言えるだろう。

・消耗品
高品質石炭、高級船員食糧、改良型ディーゼルエンジンを推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルは「エンジンブーストⅠ」を3回、「排気煙幕Ⅱ」を3回、「ソナーⅠ」を2回使用可能。

・装備
　・兵装　遅い主砲旋回を少しでも改善すべく、主砲改良Iをつけることをオススメする。
　・防御　舵か加速度あたりが妥当。
　・適性　ここは隠蔽がオススメ。本艦の特徴である隠蔽性にさらに磨きをかけよう。

・エリート特性
　・新型機関　最高速度+5%、加速度+10%
　・新型魚雷　魚雷ダメージ+3%、魚雷浸水発生率+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
　強力な雷撃能力と隠蔽性能にパラメータを振り切った結果、速度や対空といった部分を完全に投げ捨てる形となった「陽炎」だが、本艦は艦艇スキルを充実させ更に隠蔽を高くした替わりに雷装が弱体化した派生型と言える。弱体化したとはいえ本艦の魚雷の単発火力と瞬間火力はトップ10入りしており、他国同格と比較した場合まだまだ強力な魚雷を持っていると考える事も可能。
　とはいえ雷装の弱体化により「陽炎」と全く同じ使い方をしようとすると「魚雷を全弾命中させても(敵の艦種やHPにもよるが)ワンパンできない」といったケースも発生し易い。更に魚雷の射程も劣化している事から、高い隠蔽を誇っても位置取りをミスると敵の前衛に執拗な追撃を受け易い。元々「陽炎」自体が敵空母に粘着され隠蔽を剥がされ続けると何もできずに沈む事もある艦であったが、本艦の場合は更に隠蔽を高く・対空を低くと極端なチューニングを施しているためこの点もより顕著になっている。
　しかし艦艇スキルを活用しつつ、うまく隠蔽を維持しながら敵の予想もつかぬ方向とタイミングから雷撃を継続する事で敵に正面戦闘に集中させず、陣形を崩すといったサイレント・デバッファーとして活動したり、いざ敵が戦線を押し上げてきたり強引に占領を仕掛けてきた際に味方雷駆の火力補助として機能する等、本艦ならではの活躍の方法もある筈だ。史実で有名だった本艦を駆り、更なる活躍を実現してみせるのは君だ！

戦闘名誉章

史実

小ネタ

・装備、迷彩、消耗品を隠蔽振りにすると隠蔽はtier8艦艇にして、5kmを切る。ほぼ敵に見つからないどころか、逆にそれが敵にとっては恐怖そのものになる。見えない敵ほど怖いものはない。

・雪風とツリー艦の陽炎は同型艦であるが、雪風の方は船体にツヤがあり、やや明るい色になっている。
史実で雪風の乗組員たちは、終戦まで艦設備の整理や清掃を怠らなかったという。丹陽として台湾に引き渡される際には、雪風のあまりの状態の良さに「こんなに美しいなんて、本当に敗戦国の軍艦なのか！？」と、関係者を感嘆させた話も残っている。
「ゲーム内での見た目の差別化のため」と言ってしまえばそれまでだが、もしかすると雪風のこうしたエピソードを反映しているのかも....しれない。

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