Akizuki

秋月型駆逐艦　秋月

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

大日本帝国海軍における最も洗練された駆逐艦の一つ。特に防空艦として設計されている。寸法がかなり大きくなっているため、非常に高い射撃速度を誇る新しい両用砲が搭載されている。魚雷武装が比較的弱いこと、非効率的なまでの高速が弱点として挙げられる。

解説

貴官はこれまで鍛練された日本海軍駆逐戦隊伝統の水雷戦闘から砲術戦闘になり戸惑いがあると思うがそこは大和魂で乗り切ってもらいたい。なお同tierのプレミアム艦汾陽は、本艦の同型艦である。

・主砲
長10cm連装砲が4基計8門搭載。この砲数はTier8駆逐艦では最多を誇り、同格駆逐内では8門搭載艦は本艦を含め3隻しか存在しない。またその3隻内で最も装填時間が短いのが本艦であり素で3秒、消耗品込みだと約2.9秒で装填が完了する。同格トップでこそ無いものの*1、それでも恐るべき装填速度である事に変わりは無い*2。また射程も長く、両用砲故の弾道の高さを活かせば島等の遮蔽物越しに一方的な砲撃を行うことも可能。その反面、欠点もあり防空駆逐艦ならではの高弾道・遠距離での速度減退の大きさにより最大射程付近で小型艦に対して命中させることが難しく、駆逐艦を追い払う能力は前級までと比べて大幅に劣って居る。また発射レートを優先した砲のため他国同格の搭載する砲よりも口径が小さく、AP弾威力は同格最低の上に相手の装甲や姿勢によっては正貫通が出にくい。とはいえHE弾威力はAP弾と23しか変わらない上に手数の多さから発火率3.5%の割には燃えてくれるので貫通を見込めない敵にはHE弾を五月雨式にお見舞いしてやろう*3。だがこの豊富な投射量を最大限活かすためには「敵に撃たれない位置取り」が大事であり、基本は孤立した敵を狙いたい。射撃に夢中になって気づいたら敵に半包囲されていた…という事が無いように注意しよう。砲塔旋回速度は前級の10度/秒から劇的に改善され、18度/秒と並みの駆逐艦と同程度の速さとなっているため砲の指向性は日駆としては悪くない。

・魚雷
610mm 九十三式魚雷4連装1基搭載。
前級から魚雷発射管の数が1基減らされた。その替わりに艦艇スキルの「魚雷装填Ⅰ」を手に入れ、2回のみではあるが4射線×2の前級と同量の8射線を発射する事も可能*4。ただし魚雷発射管は艦上構造物に挟まれており射角がかなり悪い。また長大な魚雷射程のお陰で艦本体の装備で「隠蔽システム改良Ⅰ」を搭載せずとも隠蔽雷撃は可能だが、雷速は欧駆に敵わないので安全な遠距離から雷撃した場合は余程ぼんやりした相手でない限りは命中しない。とはいえこの魚雷そのものは前級の魚雷から射程・火力・浸水率が向上し命中すれば戦艦の耐久力を持ってしても無視できないダメージが入る。そして適切な距離から雷撃する限りは意外と当たってくれる(砲駆だからと本艦の魚雷を舐めているケースの場合)。このため如何に相手に魚雷を撃ったことが悟られないかが肝なのだが…本艦は砲駆であり発砲を取り止めている間(隠蔽雷撃可能)は火力を発揮できない⇔砲駆としてはなるべく発砲して居たい(被発見状態なので雷撃はバレバレ)というトレードオフの関係になっており両者のバランスを考えて戦う必要がある。魚雷装填の為の時間は素で67.50秒と非常に長く、使いどころを見定めなければならない。

・対空
かつては素の対空値が現在よりも低く、対空警戒のスキルを使用して補うという構成だった。ところがアップデートでスキルは没収、替わりに素の対空値が強化された。他国同格と比較すると素の大口径対空砲のダメージがトップクラスであり、スキルに頼らずとも安定した対空能力を身につけた。とはいえこのティア帯の対空の宿命、および日駆基準の対空より「高対空といっても開幕直後空母に撃沈される事は無い」という程度でしかない。粘着されてしまった場合、回避行動を取り続けて回避＆退避に専念すれば数ウェーブの攻撃を凌げるのが精々で、最終的には撃沈されてしまうだろう。しかし敵の攻撃を引き付けてその間に味方を守るという防空駆逐艦の役割を果たしているし、上手くいけば1試合に20機近く撃墜できる事もあるので今までの日駆と比べると格段の進歩と言えるだろう。粘着されなければその分本艦が生き残れる可能性は上がるが、それは味方の誰かが攻撃されているという事でもあり何とももどかしい。

・装甲
駆逐艦に装甲や耐性を期待するのは無駄というものである。

・機動性
素の最高速度は34ノット台と非常に遅い。とはいえ「エリート特性」と装備、消耗品と速度マシマシにすれば38ノット台を出す事も可能。装備に関しては妥協し「エリート特性」と消耗品という構成だと37ノット弱となる。それでも他国同格と比較してしまうと速いとは言い難いので、艦長スキルと後述する艦艇スキルの「エンジンブーストⅠ」で補ってやる必要がある。加速力は重武装駆逐艦らしくやや鈍め。そして転舵性能が駆逐艦とは思えないほど悪く(射撃中に回避行動を取っているとしょっちゅう座礁してしまう)、こちらも装備品で補ってやる必要があるだろう。

・隠蔽性
同格最低である。参考までにマッチング帯の駆逐艦の隠蔽値を示しておく。

capの際は不利になることが多いだろう。

・生存性
HPは他国同格の大型駆逐艦に匹敵するため、体力的には恵まれている。ところが本艦は隠蔽が悪い上に機動力があるとは言えず、船体の大きさ故に被弾しやすいことから生存性は高いとは言えない。巡洋艦からの斉射を食らうとあっという間に瀕死になり、そのまま逃げ切れずに沈んでしまうので油断してはならない。

・消耗品
高級船員食糧、改良型ディーゼルエンジンの搭載を推奨。残る1つは高品質石炭か追加対空弾を好みによって選択して欲しい。

・艦艇スキル・艦長スキル
艦艇スキルはエンジンブーストⅠ（2回）、煙幕I (2回)、魚雷装填Ⅰ（2回）の3つである。本家とは異なり、魚雷装填は即時である。よって魚雷8本を同時に発射することができる。機動性と隠蔽性に難がある本艦にとってこれは大幅な強化であり、今までなら集中砲火を食らっていた場面でも、スキルを使用して退避することが可能になった。生存性はかなり上がったと言えるだろう。
やったな！秋月艦長諸君‼︎

・装備
　・兵装　主砲改良Ⅰ
　・防御　操舵装置改良Ⅰか推力改良Ⅰ
　・適正　操舵装置改良Ⅱか推力改良Ⅱ

・エリート特性
　・新型機関　最高速度+5%、加速度+10%　←お勧め
　・新型魚雷　魚雷ダメージ+3%、魚雷浸水発生率+7%
　・功績　EXPアップ+10%
※本艦は砲駆の筈なのに主砲を強化する特性を選択する事ができない。欠点である機動力を補う選択をお勧めしたい。

・総論
本艦は今までの水雷戦隊型の駆逐艦や艦隊の前衛を務める駆逐艦ではなく、防空駆逐艦というやや異なるジャンルの駆逐艦である。このため両用砲を目一杯搭載し、魚雷も1基とはいえ贅沢に4連装を搭載というかなり無理を重ねた重武装艦となっている。代償として駆逐艦らしからぬ隠蔽の悪さと鈍くささを手に入れており、序盤の探り合いにおいては今まで以上に慎重に歩を進める必要がある。とはいえ敵の配置が判明しさえすれば、本艦の特徴でもある圧倒的な主砲の投射量を活かして矢の如き砲弾の雨を浴びせる事も可能。しかし砲口径故に与えられるダメージはそんなに高くない。雷装も強いとは言えず、逆に駆逐艦としては欠点ばかりが目立ち生存性は低目である。このため常に慎重な操船を心がけ、攻撃に転じる際には細心の注意を払ってから仕掛けるようにしたい。

戦闘名誉章

史実

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