Kagero

陽炎型駆逐艦　陽炎

性能諸元

基本性能

※フル強化済み、装備･迷彩･エリート無し

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

種類	効果	持続時間	クールタイム	使用回数
エンジンブーストⅡ	最大航行速度+12％	25秒間	60秒	3回
発煙装置Ⅰ	24秒間持続する煙幕を張る	9秒間	105秒	1回

ゲーム内説明

陽炎級は第二次世界大戦前に建造された駆逐艦。搭載する新型610mm魚雷によって、長距離での戦闘性能が大幅に向上した。

解説

T8の日本駆逐艦。
前Tierの暁に比べると、魚雷性能の部分で大きく変化する。

・主砲
・127mm連装砲3基6門
砲の構成そのものは前級と変わらないが、装填時間が5.5秒に短縮された事により前級と比べて確実に火力は向上している。また砲弾ダメージの向上によりAP弾使用時の瞬間火力は同格ツリー艦の平均を上回り、HE弾使用時はかなり優秀と言える。よって味方艦と交戦中の敵に横やりを入れる通り魔的な使い方をしたり、数的有利で撃ち勝てると判断できる場合、砲撃戦に持ち込むのもアリだ。ところが長めの装填時間、短い射程に砲塔旋回速度も遅いという特性により、DPMとして観るとどちらの砲弾を使用しても「優れている」とは言い難く継続的な射撃戦はあまり得意ではない。日駆の基本に忠実に、ダラダラとした砲戦は避けるのが賢明だろう。また同郷の「秋月」砲と比較すると本艦は装填速度や射程、DPMで劣っているものの砲弾ダメージや瞬間火力、弾道では勝っている。このため防空駆逐艦の両用砲が苦手な艦長であっても本艦の砲であれば扱いやすい筈だ。

・魚雷
610mm93式2基8門
迷彩込みで射程9.88kmを誇り雷速も72ktを超えるなど優秀な魚雷。
至近距離でも駆逐艦や巡洋艦に確実に当てやすい性能となっている(全発命中で巡洋艦を落とせ、4本当てれば駆逐は確殺)。半面、装填時間が10秒伸びたことや魚雷発射管が睦月以来の2基なので、正確な偏差が重要となる(特に戦艦の天城は見かけによらず旋回性能がいいので注意する必要がある)。あとは地味に浸水率が上がり、一斉射を全て当てれば、高確率で浸水を見込めるようになった点も評価できる(4本当てれば理論上の浸水確率は66%)。

・対空
暁よりも少し良くなった程度の対空値(164)。トータルの対空値はベンソン(161)と大差ないが、陽炎の対空値は小口径寄りのため接近される前に敵機を落とすことは難しい。運よく敵を撃墜できても爆撃や雷撃のカウンターとしてであり、相手の雷撃や爆撃の抑止力にはならないことを心に留め置こう。

・装甲
他国同格駆逐艦のうち、低いほうの平均と横並びである。

・機動性
はっきり言って遅い。34.18ktは他の駆逐艦に大きく劣る。ただ、旋回性能は悪くないので魚雷の回避は十分可能である。ちなみに消耗品やUGで37ktまでなら伸ばせる。

・隠蔽性
同格最低クラスの隠蔽値だった吹雪、暁の修行期間を終え同格内最高の隠蔽値に返り咲いた。同Tierはもちろんのこと、格上•格下Tierと比較しても優秀な隠蔽性を持つ。高品質石炭、永久迷彩、隠蔽システム改良Ⅰを全て備えれば、5.01kmまで被発見距離が縮む。5km近くまで接近できれば、巡洋艦を仕留めるのもやりやすくなる。ただ、素でも十分優秀なので、装備を推進力改良Ⅱとどちらにするかは好みでも構わない(暁や夕雲以下の速力を底上げするか、隠蔽に特化して暁や夕雲の視認外からスポットするか)。

・生存性
HP15930は暁から強化されているが、他国同格駆逐艦と比較すると最低水準である。隠蔽に特化していても敵航空機に発見されれば速度の遅さから逃げ切ることは難しく生存性が高いとは言えない。敵航空機に発見されずとも、対巡洋・戦艦を考えると物足りないので、慎重な立ち回りが必要。

・装備
　・兵装　主砲改良Ⅰ　主砲の取り回しを良くするのが良いだろう。前級とほとんど変わっておらず相対的に弱体化してはいるが、日駆でも主砲に頼らなければならないこともある。
　・防御　操舵装置改良Ⅰか推力改良Ⅰ
　・適正　隠蔽システム改良Ⅰ

・エリート特性
　・新型機関　最高速度+5%、加速度+10%
　・新型魚雷　魚雷ダメージ+3%、魚雷浸水発生率+7%
　・功績　EXPアップ+10%
ロマンを求める新型魚雷よりも、機動性を上げる新型機関が無難と思われる。

・総論
主砲の弱さは否めないが、戦況によってはHE弾で敵艦を燃やしたり、駆逐艦にAP弾を打ち込んだりしよう。その一方、魚雷と隠蔽はTier帯の中でも非常に優秀な性能を誇っているので、この主兵装を生かして、接近してきた敵艦を視認外から一方的に狙うのが効果的。ただ、魚雷射程にかまけて下がりすぎず、敵艦から6kmくらいの距離を保ってSPOTを継続し、味方が活躍する場を提供することを忘れてはいけない。

戦闘名誉章

史実

小ネタ

日本海軍の秘密兵器として有名な九三式魚雷、いわゆる酸素魚雷だが、竣工時から装備していたのは陽炎型が初である。初春、白露、朝潮型は改修を行うことによって酸素魚雷を運用可能となった。特型の後期まで残存していた潮、響も同様の改修を行っている。

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