ベレロフォン級戦艦(改ドレッドノート) ベレロフォン
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 3 | |
---|---|---|
生存性 | 継戦能力 | 25288 |
抗堪性 | ・防郭防御10% ・火災浸水耐性10% ・装甲10.50% ・対水雷防御10.50% | |
主砲射程 | 10.35km | |
副砲射程 | 4.52km | |
機動性 | 最大速力 | 21.67ノット[kt] |
最大出力への到着時間 | 21.59秒 | |
転舵速度 | 5.50度/秒 | |
転舵所要時間 | 11.40秒 | |
隠蔽性 | 9.72km |
・派生艦船
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(火災率)(防郭率) | 装填時間 | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
305mm/45 Mk Ⅹ, 5基×2門 | HE弾 927(10%) AP弾 1155(250%) | 21秒 | 4.50度/秒 |
副兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(火災率) | 装填時間 | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
102mm/50 Mk Ⅶ, 14基×1門 | HE弾 218(2%) | 7秒 | 10度/秒 |
対空砲 | 種類 | 平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|
大口径 | 32 | 3km |
ゲーム内説明
ベレロフォン級戦艦は、かの有名なドレッドノート級戦艦から開発された。タービン機関と10門の305mm口径主砲は前級から継承したが、そのプロトタイプとは異なり、対水雷兵装を装備していた。
解説
英国ティア3戦艦。栄光ある英国戦艦の世界へようこそ。
・主砲
305mm45口径砲を連装で5基、計10門搭載。姉妹艦のドレットノートと同じく、砲配置は変則的な亀甲配置であるが、真正面における指向数(3基6門)よりもそれ以外(4基8門)の指向数の方が多くなる。どの方向を向いても必ず1基が死角になるという亀甲配置の弱点を抱えている事に変わりはない。同格戦艦内で砲塔旋回速度が4.5度/秒と最も遅く、射程も同格最低(10.35km)、装填速度も21秒台と最遅となっている。そして弾道特性はやや特殊で、かつ拡散も大きいので慣れるまでは苦労するかもしれない。
AP弾ダメージは1155と同格内で最優秀であり、DPMは26400と同格トップクラス。同格戦艦に対しては十分な脅威となるだろうが、格上戦艦相手だと射程等を含めて厳しい面があるので過信しないようにしたい。HE弾ダメージは927とドレットノート(937)よりも若干劣るが、DPM的には21189と同格トップクラスの性能を誇り、発火率も10%と他国よりも高めになっている。
・副砲
102mm砲を単装で片舷に7基、合計で14門搭載。元となったドレットノートよりも威力や射程が微増してはいるが、それでも射程が4km台では短すぎる。本砲を使用せねばならない事態は可能な限り避けたい。
・対空
素の対空値32は非常に心もとないが、ティア帯を考慮するとやむを得ない。まぁ、姉妹艦のドレットノートには機銃が1機も搭載されていないため、ソイツよりはかなりましである。
・装甲
他国同格戦艦の装甲の平均は12%だが、英戦と仏戦のみは10.5%と低くなっている。防郭防御10%、火災浸水耐性10%は同格内で横並び、対水雷防御10.5%は低い方の平均値であり特筆すべきものは無い。基本に忠実に運用し、無用な被弾や被雷はなるべく避けたいところである。
・機動性
最高速度21.67ノットは元となったドレットノートより微増しており、同格戦艦内では優秀。しかし、舵については転舵速度5.5度/秒とドレットノートより若干重くなっているので魚雷回避等については早目の判断が必要である。転舵所要時間は11.4秒と普通。
・隠蔽性
被発見距離は9.72kmであり、独戦(9.3km)に次いで優秀。しかし、戦艦という艦種は団体行動中に真っ先に発見されるのでそのつもりで。
・生存性
HPは25000台と平均的に過ぎず、装甲や耐性に優れるわけではないので素の生存性は高くない。しかし、本艦は戦艦としては優れた速度と機動性を持っているので苦手な格上戦艦からは逃れたり、天敵の駆逐艦の魚雷を回避し易いという特徴を持つ。プレーヤーの経験やスキル次第では終盤まで生き残ることが可能だろう。
・消耗品
「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食料」「予防整備パック」の戦艦3点セットを推奨。
・装備
兵装は遅めの主砲旋回速度を補うか、装填を速くするかはお好みで(装填を選んだ場合、適正で兵装改良を選んでデメリットを解消しておきたい)。防御も舵を強化するか、火災浸水耐性を底上げするかをお好みで。適正も速度を向上させるも良し、水雷防御を上げるも良いだろう。
・エリート特性
・防雷網 魚雷防御+7%
・エリート砲術員 主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
・功績 EXPアップ+10%
※他国戦艦では選択可能な「船体強化」が選べない。消去法で「エリート砲術員」が無難だろう。
・総論
速度と旋回性能に優れた船体に、指向可能数は他国と変わらないが装填時間や砲旋回に難を抱える砲を搭載している。砲性能に癖はあるもののHE弾が強力なため有効に使って行きたい。それ以外に際立った特徴はないが、その分使い手の腕が戦果に反映されやすい。守を削って走と攻に振った英国戦艦らしい一隻と言える。
次の級からは超弩級戦艦を操れるようになるため、楽しみに待っていよう。
史実
全世界の海軍関係者を驚嘆させ海軍史を書き換えた戦艦ドレッドノートの改良型が本艦級である。試験的な艦で1隻だけだったドレットノートのいわば量産タイプでもあり、3隻が建造された。
小ネタ
外観上の違いとして、マストの本数が増え前部マストの位置が適正な位置に変更されている。
・ドレットノートでは1本しかなかったマストが前後2本になった(前弩級戦艦と同様の形式に逆戻り)
・ドレットノートでは「艦橋→前部煙突→マスト→後部煙突」だったのが「艦橋→前部マスト→前部煙突→後部マスト→後部煙突」に改められた。
ドレットノートではマストの前に煙突が存在する(!)ため、マスト上部の見張り所と測距儀所が常に高温の煤煙に晒され、周囲を見渡すことが困難になるという、本末転倒な事態を招いた事への対策として位置を変更したもの。
何故ドレットノートがこんな珍妙なマスト配置にしたのかといえば、クレーン(搭載する内火艇等を上げ下ろしするのに使用)をつけるマストが煙突の後ろにあった方が運用しやすいから、というのも理由にあるのだが一番の原因は「英国の美的感覚ではそっちの方がかっこいいから」・・・英国面おそるべし。
一応、ベレロフォンでは2本にしたマストの後部の方にクレーンを備え、前部煙突との間に内火艇収容スペースを用意した事で解消しているが、英国の美的感覚のなせる業か、次級のオライオン級では再びマストの前に煙突を配置するという改悪をしている。
この改悪により、砲戦で重要な役割を果たす主砲射撃指揮所が常時煤煙で覆われて(前が見えねぇ!)任務遂行が難しく、有効に運用できないという本末転倒な事になっている。マスト配置が健全(?)に戻るのは「キング・ジョージ5世級(初代)」からとなる。(PC版wikiより)
本艦の艦名の由来はギリシア神話における英雄でもある「ベレロフォン」から。
「ベレロフォン」はヘラクレス登場以前においてはペルセウスやカドモスといった怪物退治で有名な英雄に次ぐ存在であった。彼はコリントスの創健者でもあるシシュフォスの息子として生まれたが、王族にして親類でもあるベレロスを殺害した事からベレロス殺しの意である「ベレロポンテース」と呼ばれるようになる。伝承によれば自らの罪を清めるためにティリンス王プロイトスの元へ向かい無事に王より罪の清めを受けたものの、王の妃に横恋慕されリュキアに向かう事となった*1。王の妃の父親でもあるリュキア王はベレロフォンを殺害すべく3つの試練(キマイラ退治、ソリュモイ人討伐、アマゾネス討伐)を申し渡すも、彼は神馬ペガサスに跨りそのすべてを成し遂げた。リュキア王はベレロフォンが英雄であることを認め、娘のピロノエー(アンティクレイアという説もある)を娶らせ後継者としたという。しかし後に彼は神々から憎しみを買い、ペガサスから振り落とされアレイオーンの野に落ちた。その後の彼の足取りは伝承によって異なるが、アレイオーンの野をさまよったとも、人を避けて隠棲したともいわれている。
編集用コメント
最新の15件を表示しています。コメントページを参照
コメント欄
最新の15件を表示しています。コメントページを参照