Dreadnought

Last-modified: 2024-02-25 (日) 15:09:25

ドレッドノート

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ヒストリカル迷彩

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効果:HP +4% 主砲射程 +4% 最大主砲弾散布界 -4% 魚雷防御 +6% EXPアップ +10% シルバーアップ +10%

性能諸元

編集時 ver.4.2

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier3
生存性継戦能力24634
抗堪性・防郭防御10%
・火災浸水耐性10%
・装甲10.50%
・対水雷防御10.50%
主砲射程10.16km
副砲射程3.87km
機動性最大速力21.12ノット[kt]
最大出力への到着時間21.28秒
転舵速度5.90度/秒
転舵所要時間11.10秒
隠蔽性9.78km



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)(防郭率)装填時間砲塔旋回速度
305mm L/45 MK10, 5基×2門HE弾 937(10%)
AP弾 1090(250%)
21秒4.50度/秒


副兵装口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)装填時間砲塔旋回速度
76mm L/50 QF MK10, 20基×1門HE弾 174(1%)6秒10度/秒


ゲーム内説明

ドレッドノートはそれ以前の戦艦とは一線を画する革新的な戦艦です。その大きな特徴は、世界で初めて中間砲(234mm砲)・副砲(152mm砲)を全廃し、単一口径の主砲のみを搭載していた点であり、蒸気タービン機関を採用した世界初の戦艦でもありました。そして本艦は、それ以前の戦艦に比べ、サイズ、速力、兵装の全てにおいて大幅に凌駕していました。

解説

英国ティア3プレミアム戦艦。初めて課金をするとオマケで入手できる。なお、初心者推進パックなのか、よくわからないが何も課金されてないと無期限でドレットノートバンドルが飾られている。価格は1000円
史実では、戦艦の元祖とも言われたドレットノート。その圧倒的な破壊力を使ってティア3マッチを引っ掻き回せ!

・主砲
 305mm45口径砲を連装で5基、計10門搭載。砲配置は変則的な亀甲配置になっており、後甲板の砲塔2基が一直線配置になっている(但し背負い式では無い)ため、真正面における指向数(3基6門)よりも後方(角度によっては4基8門)および側面(4基8門)の指向数の方が多くなるという特徴を持つ。一見変わっているがどの方向を向いても必ず1基が死角になるという亀甲配置の弱点を抱えている事に変わりはない。
 また、最初期の艦でやむを得ないとはいえ、同格戦艦内で砲塔旋回速度が4.5度/秒と最も遅く(他国は大体5度/秒を実現)、射程距離も10.16kmと最も短く(他国は10.35kmから10.66km)、装填速度も21秒と最遅となっている。そして弾道特性はやや特殊で、かつ拡散も大きいので慣れるまでは苦労するかもしれない。
 AP弾ダメージは1090と平均的であるが、恐らく貫通力が他国に劣ると予想される。発射レートが遅いためDPMは24914と同格最低となっており、格上戦艦が相手だと正直厳しい。HE弾ダメージは937と同格1位であり、恐らく貫通力が他国に勝ると予想される。発射レートが遅いもののDPMは21417と同格1位であり、発火率が10%と高めに設定されていることもありHE運用も選択肢に入るだろう。なお、HE運用の利点は「天敵である駆逐艦が接近してきても、弾種変更の手間を取らずに斉射可能」である事に尽きる。砲弾のダメージに加えて発火した際には火災ダメージが追加される事を考慮するとHE運用の方が総ダメージが大きいという話もあるので、各人で試してみて欲しい。

・副砲
同格戦艦中3位のDPMを持つが、射程が口が開いてしまうほど短く最下位。後半戦で戦艦とのボクシング(DPMはそこそこなので悪くない)や、特攻駆逐にしか使えない。
・装甲
多国艦の装甲の平均は12%だが、本艦と仏戦のみは10.5%と低くなっている。防郭防御10%、火災浸水耐性10%は同格内で横並び、対水雷防御10.5%は低い方の平均値であり特筆すべきものは無い。基本に忠実に運用し、無用な被弾や被雷はなるべく避けたいところである。

・機動性
最高速度は21.12ノットと同格第1位の速度を誇る(実際に一部の巡洋艦を凌駕する)。また、舵の効きも5.9度/秒と最優秀であるが、転舵所要時間は11.1秒と普通なので魚雷を避ける際には早目の判断が欠かせない。

・隠蔽性
被発見距離は9.78kmであり、独戦(9.3km)に次いで優秀。しかし、戦艦という艦種は団体行動中に真っ先に発見されるのでそのつもりで。

・生存性
HPは24000台と同格内で最も体力が無い。また、装甲や耐性に優れるわけではないので素の生存性は高くない。しかし、本艦は戦艦としては優れた速度と機動性を持っているので苦手な格上戦艦からは逃れたり、天敵の駆逐艦の魚雷を回避し易いという特徴を持つ。プレーヤーの経験やスキル次第では終盤まで生き残ることが可能だろう。

・消耗品
「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食料」「予防整備パック」の戦艦3点セット。

・装備
兵装は遅めの主砲旋回速度を補うか(常人ならこっち)、装填を速くするか。防御は舵。適正は速度か舵。

・エリート艦艇特性
・エリート砲術員:主砲旋回速度+7%、主砲装填速度-3% ←艦の最大転舵に追いつかない主砲旋回を補うためにこれにしよう。
・防雷網:対水雷防御+7%
・功績:EXPアップ+10%

・総論
速度と旋回性能に優れた船体に、搭載数こそ少なめだが指向可能数は他国と変わらない砲を持っている。守を削って走と攻に振った英国戦艦らしい一隻である。HE弾がかなり強力であり、有効に使おう。それ以外に際立った特徴はないが、その分使い手の腕が戦果に反映されやすい。現在入手方法が課金のみである事もあり、ややヘイトが高めである。基本に忠実に運用するように心がけよう。迷彩なしだと課金艦なのにべレロフォンに劣るので迷彩必須。

戦闘名誉章

レベル12
報酬シルバーブースターⅢ×1
EXPスーパーブースターⅡ×1
シルバー50k
カッパー1
ミッション内容5戦をプレイ一戦中に2隻撃沈

史実

戦艦の建造史に燦然たる名を遺す、本艦の名前を知らぬ者は居ないだろうが一応概略を以下に示す

 本艦は主砲に単一口径の連装砲を5基も搭載することで当時の戦艦の概念を一変させてしまった革新的な艦である。本艦登場以前の戦艦は主砲が連装砲2基4門が普通であったところ、本艦は片舷指向可能な砲が4基8門と「本艦1隻のみで従来艦2隻分」に相当する戦力を持っている。
 さらに本艦登場以前の戦艦は砲手が個別に目標を選定し、砲の角度を調整するのが普通であり遠距離での命中率は砲手の腕前に依存していた(独立撃ち方)。しかし本艦では射撃の統制を艦橋で行い、射撃方位盤による統一照準を可能とした。斉射による着弾データを使用した照準調整は従来艦とは比較にならない命中率の高さと、それに伴う有効射程の延長を生むことになる。
 さらに本艦は小型で軽量かつ出力の大きい蒸気タービン機関を搭載しており、従来型の戦艦よりも速力が速かった。これらの合わせ技により、本艦は「従来艦を上回る有効射程の砲火力」を「従来艦を上回る速度」で運用可能となった。
 それまでの海戦の常識は主砲2門で舷側を狙いながら接近、大量に搭載した副砲の射程に入ったら射撃戦で決着をつける、というものであった。ところが本艦はこの戦い方に固執する必要は全くない。敵艦を有効射程内に捉える距離で射撃を続けることで従来艦を安全に始末できるし、敵が数を頼りに押し寄せてきたら速力を生かして逃れることも可能だった。逆に従来艦が本艦から逃れることは非常に難しかった。
 旧来の海戦の常識を「射程と火力」と「速度」をもって完全に覆した本艦の登場は、従来型の戦艦を何隻保有していようが無意味であるという事実を各国海軍に突き付けることとなった(英国がとんでもない事やらかしやがった!)。各国海軍は大金をもって従来型の戦艦を建造し続けてきたにも関わらずである。各国海軍は一夜にしてこれまでのお宝(従来型戦艦)が鉄くずになってしまったショックから立ち直ると、本艦とほぼ同等の規格の戦艦(弩級戦艦)の建造に鎬を削ることになる。

小ネタ

弩級戦艦登場の影響1

 世界の建艦史に彗星の如く表れたドレットノートであるが、その登場により旧来型の戦艦(前弩級戦艦)の価値を一夜にして鉄くずにしてしまった事については既に述べた。これに慌てたのは各国海軍であるが、その影響はアドミラルティ(英国海軍本部)にも及んでいる。というか一番影響が大きかったのが英国海軍だったかもしれない・・・なぜなら、世界で一番数多くの旧来型の戦艦(前弩級戦艦)を保有しているのは英国海軍であったのだ(穿った見方をするならば、英国は前弩級戦艦の数で優位を保っていた軍事バランスを、自ら捨て去ったとも言える)。
 各国海軍が目の色を変えて弩級戦艦の研究・開発に躍起になっている中で「英国だけ保有数1隻」という訳にはいかない。英国も不本意ながら手持ちの艦の更新を検討し始めたさなか、ドイツが1907年にナッサウ級戦艦を起工する。これに続けとばかりに世界中で弩級戦艦の建造ブームが巻き起こった。

弩級戦艦登場の影響2

 ドレットノートの登場は、実は巡洋艦の世界にも影響を及ぼしている。戦艦に次ぐ有力な戦力であった「装甲巡洋艦」においても強力なタービン機関の搭載・砲口径の統一と斉射戦への対応が検討され、やがて主砲の口径の拡大と弩級戦艦に匹敵する数の砲を搭載する試みが行われ、この流れは「巡洋戦艦」という新たなカテゴリーを生み出すことになる。装甲が施されていない「防護巡洋艦」においても、主砲を小口径で統一し最低限の装甲を身に付けつつ速度を向上させる試みが行われ、いわゆる「軽巡洋艦(※1)」化が進むことになる。これらの流れに取り残された従来型の艦艇は、第1次世界大戦の「ユトランド沖海戦」において現実を突きつけられる(※2)事になるが、それはもう少し先の話である。

※1:
軽巡洋艦という区分が明確になったのは、ロンドン海軍軍縮条約(1930)において「カテゴリA」「カテゴリB」が定められてからであり、それまでは各国が排水量等で大まかに区別していた模様。例として英国では1913年1月より「battle cruiser(巡洋戦艦)」「cruiser(巡洋艦):旧1等巡洋艦、装甲巡洋艦、大型防護巡洋艦」「light cruiser(軽巡洋艦):旧2等巡洋艦、3等巡洋艦」のように分類を変更したりしている。
※2:
ユトランド沖海戦に参加した従来型の艦艇の多くは、旧式で速度が遅かった事から主要戦闘に参加する事すらできなかった。

英国戦艦にAP弾の縛り無し

 英国戦艦には、英国巡洋艦のような「AP弾しか撃てない」という特殊な縛りが存在せず、HE弾が使用できる。本艦におけるHE弾はダメージこそAP弾に劣るものの、火災率が10%と高く設定されている。このため10門の斉射が全弾命中した場合の火災発生率は高く65%(相手の耐性等を考慮しない場合の値)となっている。さすがにネルソンの発火率からすると見劣りするが、このティア帯における性能としては驚異的である(blitzでは本家と異なり低ティアで火災ダメージを狙う戦略がやりにくくなっているため特に)。本艦を持っている艦長さん、英国戦艦は「HE弾をメインに装填し、ここぞという時にAP弾を装填するのが基本」の大変珍しいタイプの戦艦です。英国戦艦の基本に則った戦術を試してみませんか。

参考:How it Works: HE Shells(本家)
参考:How it Works: Fire(本家)

戦艦ケーニヒ・アルベルト

 本艦のHPバーと本艦の主砲配置などを見てもらうと、どうも形が合わないことに気がつくであろう。しかしそのシルエットに該当する艦はBlitzには存在していない。ただ軍艦に詳しい人ならきづくかもしれない。そう、カイザー級戦艦である。下の画像を見てもらいたい。
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ドレッドノートのHPバー
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カイザーのHPバー
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HPバーの正体、本家ではTierⅢプレミアム戦艦として実装されている4番艦のケーニヒ・アルベルト(カイザーの元初期船体)は、BlitzではドレッドノートのHPバーのシルエットとして存在している。
がどうやらテスターは所持しているようで、いつ実装されたのか、または現在テスト中で今後実装されるのか、全く情報がない。Blitzでも珍しい幻の船である。

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • エリート艦艇特性は、防御網(対水雷防御7%)、エリート砲術員(装填3%旋回7%)、功績(経験値10%) -- 2018-12-21 (金) 23:30:18
  • 解説を編集しました。 -- mt34812? 2019-01-16 (水) 16:54:03
  • 書式を修正、戦闘名誉賞の枠、ヒストリカル迷彩の効果を追加。 -- 2021-06-08 (火) 23:23:01
    • 戦闘名誉賞の中身を追加。 -- 2021-09-15 (水) 18:09:02
  • HPバーくすみ現象の謎が解明(?)したので小ネタに追加。 -- 2023-03-06 (月) 21:05:06

コメント欄

  • 迷彩がかわいい -- 2018-12-19 (水) 19:29:43
    • ヒストリカル迷彩の効果はHP、主砲射程、散布界が4%、対水雷防御6%、経験値とシルバーが10%。 -- 2018-12-21 (金) 23:27:20
  • HE全弾当てでクレムソンの体力を3/4溶かせる。当たり所がよければサウスや河内のバイタル2枚抜きも可能だった。ティア4相手にも対等に渡り合えるし、何より歴史的な艦に乗れる誇りを味わえる。(個人の感想) -- 2018-12-21 (金) 21:58:50
  • 普通に強い。特に魚雷がない相手には強い。(個人の見解です) -- 2019-08-16 (金) 16:52:30
  • 夕雲みたいにくすんでるのな -- 2020-01-25 (土) 12:59:55
  • 小ネタの巡洋艦の件、重巡洋艦は軽巡洋艦を大型化させてできた新カテゴリーであって巡洋艦は装甲巡洋艦→巡洋戦艦と防護巡洋→軽巡洋艦の2系統しかなかったように記憶しているが俺が間違ってるのかな? -- 2020-04-28 (火) 22:22:38
    • 嗚呼脱字:防護巡洋→防護巡洋艦 -- 2020-04-28 (火) 22:26:19
    • 該当部分を記載したのは私です。英国だと装甲巡洋艦インビンシブルが25ノット、その前衛として初代タウン級等の中型巡洋艦が28ノット航行可能な性能を与えられているので、小型で快速のアリシューザ級を軽巡相当とするなら、中間クラスもあるとして記載させていただきました。ただ、防護巡洋艦との区別は確かに曖昧ですので指摘を元に変更を検討させて頂きます。 -- 2020-04-28 (火) 23:00:27
  • 主砲HE弾が強い。近距離なら(運が良ければ)戦艦(河内とか)のバイタル抜けるし、駆逐艦や巡洋艦もボコボコにできる。(対巡洋艦にはAPよりHEの方がダメージ出ると感じる)ただ腹見せ戦艦にはAP撃った方がダメージ出るから巡洋艦みたく弾種変更(基本はHEで)が大事。 -- 2022-08-13 (土) 11:37:37
  • 100円でも課金したら貰えるんだなぁと、個人的には無双するというよりは歴史的ロマンに浸り楽しむ艦かな。一戦中に6隻撃沈したから強い事には強いけどね。 -- 2022-11-09 (水) 23:39:51
  • カイザー…お前やったんか…! -- 2023-03-06 (月) 22:27:19
  • 小ネタの戦艦ケーニヒ・アルベルトはテスターが持ってるって書いてあるけどどういうことなん?永遠のs∞nなんか?それともテスト用の艦艇だったのか。 -- 2023-06-23 (金) 15:06:15