Fen Yang

効果：主砲射程+4%、魚雷射程+4%、最大転舵速度+4%、海面発見距離-4%、EXPアップ+40%、シルバーアップ+40%

効果：主砲射程+4%、魚雷射程+4%、最大転舵速度+4%、海面発見距離-4%、EXPアップ+40%、シルバーアップ+40%
効果は何故かヒストリカル迷彩と同じである。差別化してくれ。

ver.4.5で主砲装填時間が4.6秒から3.6秒に短縮、主砲旋回速度が毎秒15度から18度に加速、エンジンブーストIと発煙装置Iがゲーム毎にx2からx3に増加

マル級計画で建造された、秋月型駆逐艦の10番艦。8番艦の冬月から簡略化のためところどころ変更が加えられており、冬月型とする資料も存在する(詳細は小ネタを参照)。
1945年1月31日にようやく竣工したが既に連合艦隊は壊滅状態であり、坊ノ岬海戦にも訓練不足として残留されたため目立った活躍をすることはできなかった。
本土空襲のためやってきた米軍機相手に対空戦闘を行い2機を撃墜したこともあるが、触雷し呉へ回航され修理を受ける。
その後は本土決戦のために偽装が施され、燃料不足で動けないまま終戦を迎えた。
戦後は特別輸送艦に指定され復員輸送に従事、多くの人を故郷に運んだ。
任務を終えた宵月は賠償艦として連合国に引き渡せることとなり、中華民国海軍は抽選で宵月ら34隻を引き当てる。
1947年、宵月は中華民国海軍に引き渡され「汾陽」と改名される。中華民国が獲得した最大の艦船だったが機関の調子が悪かったため再武装はされず練習艦として係留された。
日本の技師を招いて修復しようとしたが結局完成することはなく、1963年に除籍、解体された。

　艦の艦名の由来は中国の山東省呂梁市*1にある都市「汾陽」から。戦国時代においては「趙」において茲氏邑がおかれていたが、この行政区分は秦の時代に茲氏県となり、三国時代の終わりの西晋になると隰城県となった。歴史的には西晋を滅ぼした匈奴の劉淵(五胡十六国「前趙」の創始者)が付近に拠点を置いていた事がある。また「北宋」の武将「狄青(てきせい)」はこの地の出身であるという説がある。

時代が航空主兵主義へと移り変わる中、日本海軍の駆逐艦の防空能力は皆無に等しい状況だった。機銃を至る所に配置しハリネズミ化を図るがやはり両用砲の装備も望まれた(あるっちゃあるが性能はお察し)。
そのため新型の高角砲を搭載した秋月型が建造されることになるが、いろいろ手の込んだ造りだったため建造に手間がかかっていた。
次々に損耗していくのに配備が間に合わない。そのため8番艦の冬月から大幅な簡略化が行われることになった。
主な変更点として
・艦首を艦底まで一直線に切り取った形状に変更
・お椀型吸気口を廃止し煙突側面と機銃座下部に設置
・機銃台を角張った形状に変更
・艦橋の大型化
・爆雷の増量
・後部マスト付近をごっそり省略
・居住性の悪化
といった点が挙げられる。
12番艦の満月からは更に簡略化が行われる予定だったが未完のまま終戦を迎えた。
秋月のモデルと比較して相違点を探してみるのも面白いかもしれない。

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