Tashkent

(筆者はこのような塗装の写真は見つけられなかった。何かソースがあるのか...)ただ青いだけ

効果︰主砲射程+4%、魚雷射程+4%、転舵速度+4%、海面発見距離-4%、EXPボーナス+40%、シルバーアップ+40%

効果：HP+4%、主砲射程+4%、魚雷速度+4%、海面発見距離-4%、EXPアップ+40%、シルバーアップ+40%

ヒストリカル迷彩と比較し、若干だけ粉砕撃滅迷彩の方が射角が広がる（上図が粉砕撃滅迷彩）。

Ver.1.11で主砲のHE弾ダメージが350から360に上昇、主砲のAP弾ダメージが380から400に上昇。
Ver.1.8で高速装填Ⅰを追加。
ver.6.5で小口径対空が71に増加。

Chapayevの同型艦としてティア7のLazo、ティア6に空母のSerovがいたり、Kronshtadtの同型艦としてティア10のSevastopol、ティア8には空母となったPobedaがいるが、そもそも艦種が違う。

• 概要
  　イタリアで建造されたソ連の嚮導駆逐艦。艦名の由来は元はウズベキスタンの首都タシュケントだが、直接的にはロシア内戦時の殊勲艦に因んでいる。艦隊では、その船体色と役割から「空色の巡洋艦」と呼ばれ親しまれた。ソ連では大祖国戦争(独ソ戦)の勝利のために大きな功績を上げた英雄的な艦として記憶されている。
• 艦歴
  　1930年代、ワシントン海軍軍縮条約に参加しなかったソ連は第二次五ヶ年計画に着手しており、その中で革命で崩壊した海軍の再建が進められていた。当時、列強各国では高性能な大型駆逐艦の建造を巡る競争が行われていた。そうした世界のビッグウェーブに乗るため計画され、イタリアのオート社により1937.1.11に起工されたのが本艦である。また、これと同時並行でソ連国内でも同型艦3隻が建造される予定であったが、経験･資材不足から完成しなかった。1939.5.6に竣工した本艦は、黒海沿のオデッサ港へ回航され赤色海軍に受領された。
  　1941.6には大祖国戦争が始まり、タシュケントはオデッサやセヴァストーポリの防衛についた。
  　セヴァストーポリの戦いにおいては、黒海艦隊で行われた数々の重要作戦に指揮艦として関わった。味方陸上部隊の援護射撃を行い、また、比較的余裕のある積載量を生かして、陸上防衛部隊が必要とする増援部隊･燃料･弾薬･食料を送り届けた。しかし、最終的に我らが偉大なる祖国は屈辱的なことに、帝国主義のナチどもにセヴァストーポリを明け渡すこととなった。
  　1942.6.27、タシュケントは2300人の負傷者、難民を乗せて僚艦と共に、南ロシアのノヴォロシースクへ脱出した。途中、86機のドイツ空軍機が一時間に渡り粘着され336発の爆弾を投下した。巧みな機動で直撃を避けたタシュケントであったが(それでもゲーム内では艦載機の攻撃を回避するのは苦手である。ｸｿｯ)、至近弾により舵と機関が破壊された。負傷者･難民を僚艦に移乗させた本艦は自力でノヴォロシースク(※)に辿り着いた。余談だが、この戦いにおいてドイツは、ソ連の強固な防御陣地に対抗するために、あの有名な80cm列車砲「グスタフ」やカール自走臼砲を投入している。
  　この英雄的行動に対し、全乗員に「国家賞」、指揮官エロシェンコとコノヴァーロフ1等大佐には「レーニン勲章」が与えられた。
  　しかし本艦の命運は突如として尽きることとなる。1942.7.2正午近く、停泊中だった本艦はドイツ空軍のJu88の投下した爆弾2発を受けて着底した。1944年にはノヴォロシースクを奪還し、8.30には本艦も浮揚されるも損傷が酷く戦列に復帰することはなかった。戦後1946-1948にかけて解体された。
  　※ノヴォロシースクは黒海東岸の都市。セヴァストーポリのあるクリミア半島とはケルチ海峡(黒海とアゾフ海の間)を挟んだ位置にある。