Haarlem

ハーレム級重巡洋艦　ハーレム

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・HE爆弾空襲

・艦艇スキル

ゲーム内説明

重巡洋艦の設計案であるハーレムは、ドイツ製の203mm砲とスウェーデン製の120mm両用砲を搭載していた。

解説

本級から主砲が203mm砲にランクアップ。名実共に「重巡洋艦」となった。
なお本艦には蘭籍艦として初の黒化であるオルタ設定が存在する。

・主砲
60口径の長砲身203mm砲を3連装で3基、計9門搭載。砲配置は艦首部に2基、艦尾部に1基というオーソドックスな構成。一応ドイツ製の砲らしくAP弾のダメージが強力で１部の戦艦には貫通するほどの貫通力を持ち、HE弾のダメージはやや非力だが、発火率は8%と高水準。1分間辺りの期待発火数は3.76回とドイツ砲の系譜にしては火が付きやすい。このため相手によって的確に弾種を切り替えていきたい。なお口径の拡大によりソ連巡洋艦ばりの装填時間となってしまったうえに砲の搭載数が9門と少なく、その割に射程も短いので射撃戦の際には相手の得意な型に嵌められるとあっさり撃ち負けてしまうだろう。射角はなんとも言えない射角である。そして砲旋回は8度/秒と平均的。

・空襲
前級よりもダメージや航続距離が微増。さらにストック数が増え、2中隊を待機させられるようになった。とはいえあくまで「待機させられるようになった」だけであり、武装選択において空襲のボタンが2つに増える訳では無い。単発空襲を行う限りは残念ながら回転率は前級と変わらない事になる。しかし装填(空襲準備)時間を2本分待機した上で1度に2中隊を発進させ、敵の進路上に照準スクウェアを2マス指定する事で理論上は前級の2倍の面積に対して爆弾の雨を降らせることができる*1。このため牽制のための単発空襲と本命の複数空襲を使い分けできるようになった。なお同郷のDZPの空襲と比較すると、DZPの空襲の方が航続距離や装填時間に優れるが、1機当たりの爆弾搭載数はこちらが上なので「乗り手が的確に命中させられる」という条件下では瞬間火力やDPMは本艦の空襲の方が勝っている。よって慎重に狙って的確に当てていく作戦を採りたい。

・対空
素の対空値は400弱とそこそこ高水準。ようやく大口径対空砲が搭載され、ツリー艦内ではトップクラスの射程とダメージを誇るので艦隊の防空要員も務まるようになった。ただし同郷のDZPのような4kmを超える射程は持って居ないし、アメリカ軽巡と比較すると小口径対空砲のダメージに劣るため後発艦とはいっても万全ではない。とはいえ、大口径対空砲の比率が高めで射程も十分なため敵航空機が接近してきたら「対空警戒Ⅱ」を使用して味方を守ってあげよう。晴天も狙えるレベルの対空であるため、空母乗りは注意されたし。
具体的にどれくらいの対空火力を持ってるかというと、空母乗りにしかわからないかもだが対空防御砲火を使用しいていると対空防御砲火を使用したパーセバルよりすこし対空火力である。かなり高いため狙うのをためらうレベルである。

・装甲
艦首・艦尾・甲板の装甲厚は平均的である。しかし舷側装甲が突出して分厚い(200mm)。その恩恵か平均的なHPの割に生存性が高い。

・機動性
最高速度はやや低下したものの32ノット台をかろうじてキープ。加速は重巡枠に相応しく非常に鈍い。舵の効きは数値の上では優秀なのだが、やはり相応に鈍く感じられる。

・隠蔽性
素の被発見距離は8.52kmである。他国同格の隠蔽に優れる艦は8km前半、本艦の属する8km後半は平均的な隠蔽を持つグループと言える。今までの例に漏れずに素の隠蔽と空襲射程があまり変わらないので、基本的には装備で適正に「隠蔽システム改良Ⅰ」を搭載し被発見距離を7.66kmまで短縮させたい。通常迷彩の使用でさらに7.43kmまで、消耗品も併用すると7.2km台に短縮できるので、これで空襲射程との差が前級と同程度になる。

・生存性
HPはTier8重巡では平均的だが舷側装甲が突出して分厚い(200mm)ためか、生存性は高い方である。装甲防御は9%と他国同格と同等、防郭防御12.5%はドイツやアメリカと同水準であり優れている。このためダメージカットの能力そのものは普通だが、バイタル貫通を貰う確率は他国よりも低いと考えられる。火災浸水耐性も国際水準ではあるが、そろそろ本気を出してきたアメリカ(20%)には劣っている。対水雷防御も数値の上では優秀だが、実際には被雷したら海底行きである。ソナーを駆使して魚雷を避けよう！　

・消耗品
砲艦のハッピーセットである、予防整備(HP)、食糧(装填)、ディーゼルエンジン(速力)か、いずれかを石炭(隠蔽)と置き換えると良いだろう。

・艦艇スキル
艦艇スキルは対空警戒ⅠとソナーⅠで前級と変わっていない。

・装備
　・兵装　「主砲改良Ⅰ」もしくは「空襲改良」を好みで選択。
　・防御　「推力改良Ⅰ」もしくは「操舵装置改良Ⅰ」が無難だが「甲板防護改良Ⅰ」も悪くない。
　・適正　「隠蔽システム改良Ⅰ」が無難だが「推力改良Ⅱ」や「推力改良Ⅱ」で機動性を上げたり「防空改良Ⅱ」という選択も。

・エリート特性
　・新型機関　最高速度+5%、加速度+10%
　・エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
　そこそこ固めの船体にドイツの系譜に繋がる主砲を搭載している事から「ドイツ巡洋艦から魚雷と精密照準を没収して、強力な対空と高威力の空襲を追加した」とでも表現すべき艦である。主砲は本艦から152mm砲を卒業して203mm砲を搭載し艦の区分も「重巡洋艦」に変更。本ツリーの特徴である空襲は本艦から2ストックが可能となり、理論上は前級の2倍の面積に爆弾の雨を降らせることも可能となった。課金艦の「DZP」と比べると攻撃サイクルや命中させ易さには劣っているが、当たればデカいので積極的に狙っていきたい。
　なおこの先の話をさせて貰うと、本艦で「重巡洋艦」は卒業である。次級では主砲が240mm砲に拡大し船体も大型化するので、俗にいう「大型巡洋艦」のカテゴリになってしまう。ドイツ製の主砲故のAP弾と厚めの装甲を活かして敵巡洋艦と射撃戦を展開するもよし、島裏につけた上で強力かつ発火率も高い空襲で戦艦を燃やすもよし、双方を組み合わせてのキャンプファイアも楽しめる。次級が気になった艦長はこれを機にオランダ巡洋艦ツリーを進めてみては如何であろうか。

戦闘名誉章

史実

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