Jinan

济南級巡洋艦 济南 <ジナン> (軽巡洋艦計画案「CL-154」)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

第二次世界大戦中にアメリカで開発された軽巡洋艦の計画案(CL-154)で、雷装が強化されていた。

解説

あれ？コイツどこかで見たことがあるなぁ？っと思った艦長は感が鋭いだろう。コイツはオースティンのパンアジアバージョンである。てことはオースティンのように無双できる？っと思うかもしれないが、スキルの関係上うまくいかないかもしれない…
・主砲
HE弾DPMは63840、AP弾DPMは67840。装填時間は3.7秒で弾道も素直だが射角が若干悪い。砲旋回は世宗と同じく極めて優秀である。これだけを見ると実用できる魚雷を積んだスーモに見えるかもしれない。しかし射角については普通の巡洋艦なら大した弱点でもないレベルの悪さだが本艦ではデモインより短い射程と後述の生存性の観点からここが非常に厳しい点となる。ただ前述の圧倒的な砲旋回速度から回避盾と非常に相性が良い。主砲だけでも十分ダメージを稼げるので駆逐処理以外でも積極的に使用していこう。
素直な弾道と発射速度故駆逐処理もお手の物だが、発砲するということは隠蔽が割れ、ペラペラ装甲のおかげでヘイトが集中することになる。戦艦の一斉射で瀕死になりかねないのでタイミングに気をつけよう。

・魚雷
岳陽と同威力・同雷速のものを両舷+魚雷装填を使うことで一度に25本撃てる。仮に25本全ての魚雷を流すなら実質のダメージは119,500という桁違いのダメージ量を誇り、あのバーモントだろうが大和だろうがワンパンできる最強の魚雷火力を誇る。なんならwows史上最強レベルの魚雷耐性を持つイタリアティア8戦艦ローマでさえもひれ伏すレベルである。しかも岳陽より1km程度射程が長い。よって、こちらが主なダメージソースとなるだろう。ここまで進めてきた艦長なら百も承知だと思うが、深度魚雷である。初手の置き魚雷については、先導する駆逐に魚雷を発見され後続艦にも避けられてしまうと言った初手から流すことはあまり効果的ではない場面もあるものの、占領戦では１０キロを超える長大な射程と20本の魚雷の面制圧力でサークルから巡洋艦を追い出したり、サークルに入れないような状況を作り出すことも出来るため、マップによって初手置き魚雷の戦術を取るべきか考える必要がある。

・対空
素の対空は大口径もそこそこ優秀で小口径も充実している。どこぞの防空巡洋艦を名乗り対空警戒IIを積んでいるくせにポンコツ対空しかないやつとは対照的だ。スモレンスクには大口径はダメージが若干劣っているが対空警戒の質の差で圧勝であるちなみに対空警戒Ⅲが装備されているため、使用時は強いというか驚異的である。艦長スキルで＋1すると、一戦中に５回使用が可能。躊躇わずに使っていきたい。空母が雷撃機を差し向けてきたら、排気煙幕＋対空警戒で相手が迷っている間に敵機を落とそう。ただし発見されること自体が恐怖ともいえるので「味方に対空の傘は張りたいが見つかれば敵砲弾の嵐」というジレンマがある。
前述の魚雷を生かすためにもなんだかんだいって空母がいない方が動きやすいことに間違いはないだろう。

・装甲
悲惨の一言に尽きる。
戦艦砲は過貫通し重巡砲は弾く魔法の装甲の米軽巡とは異なり、戦艦砲も重巡砲も駆逐砲も通常貫通する。
またHPはスモレンスクと同等であり、同格最底辺である。(駆逐艦に負ける始末。)

・機動性
スモレンスクと違い旋回力がよく舵の効きもよい。加速も良いため他軽巡と同じく回避盾を使っていこう。

・隠蔽性
魚雷の射程が隠蔽以上に勝っているので大騒ぎするほどではないが(と言いつつ意外と厳しいときもある)主砲射程が短いのに隠蔽はコルベール、スモレンスクに負け、小口径砲を搭載する軽巡としては最悪クラス。152mm砲搭載のサン・マルティンとほぼ同じである。前衛の駆逐がいないときは敵のコルベ、スーモには先手を取られると覚悟しよう。後述の艦艇スキルのおかげで一時的なヘイト回避はできるが、あの装甲なので前衛を張って真正面から隠蔽勝負で先手を取って敵と砲雷戦...なんて戦い方は夢見るだけにとどめておこう。
Ver6.3のナーフにより隠蔽が9kmへとなってしまった。全長は181mのはずだが全長300m超えのアイツよりも悪くなってしまった。特化しても7km台後半なので、駆逐との隠蔽差が開いてしまったのが痛いが、注意して立ち回ろう。

・生存性
艦艇スキルが優秀な為生存性はある方だが、被発見時にはその凶悪な魚雷性能からかなり執拗に狙われる。船体は軽巡なので油断は禁物。

・消耗品
高品質石炭、高級船員食糧、改良型ディーゼルエンジン、追加対空弾からプレイスタイルに合わせて選んで欲しい。

・艦艇スキル/艦長スキル
排気煙幕Ⅱ
これに乗じて反転して魚雷の波状攻撃をかけてもいいがくれぐれもモク抜きには注意。豊富に有るので出し惜しみせずに使っていこう。
対空警戒Ⅲ
隠蔽を割ってくる無礼な空母からはしっかり通行料を搾取しよう。対空警戒使用時に本艦周辺を通れば全機撃墜も容易い。
魚雷装填Ⅱ
魚雷の波状攻撃に必須のアイテム。ここぞというときに使うもよし、牽制で流すもよし、状況に応じて適切に使っていこう。

・装備
　・兵装　駆逐処理、着火をより容易にするためにも無難に主砲改良Ⅲ
　・防御　操舵装置改良Ⅰ　推力改良Ⅰ
　・適正　隠蔽システム改良Ⅰ

・エリート特性
　・対空特化　対空火力＋ 7%、小口径対空兵装ダメージ＋ 7%
　・エリート砲術員　主砲装填時間－3%、主砲旋回時間＋ 7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
巡洋艦と言うより、でかい駆逐艦である。各性能のバランスと艦艇スキルの組み合わせも良いので、どの様な戦況でも活躍できるだろう。
控えめにいってVP付き大型駆逐艦というかなりピーキーな艦(悪く言えば味方、マッチ運次第なところが強く、適当なマッチしか組まないランダムでは特にストレスメーカーになりかねない)なのでスーモやコルベに乗り飽きてそろそろ味変求ム。そんな艦長におすすめの一品である。メインダメージソースが魚雷なのでかなり風変わり(それが時にストレスになることもあるだろう)なスーモ、コルベになっているといえよう。駆逐載ってたけど魚雷弾幕に憧れて...という艦長にはまずマイノーターなどの魚雷も常用レベルの王道軽巡をおすすめする。
走攻は揃っているので守だけ守だけ守だけ補えれば楽しい艦である。

戦闘名誉章

史実

「もしもアメリカ海軍でオースティン級が建造され、台湾海軍に譲渡されていたら」というIF設定に基づいてパンアジア国籍として実装されている。
史実でのCL-154級は6隻の建造が計画されるも大戦終結前にキャンセルされ、戦後に再検討もなされたが最終的には破棄された。
アメリカ国籍のオースティンとこの済南は再検討時をベースに戦後世代の装備で実装されているが、前ティア世宗は大戦中の計画時に近い装備構成となっている。

小ネタ

実装当初は4番砲塔が127mm連装砲になっており、弾は撃てるが敵に命中しても当たった判定にならない(火災は発生した模様)という謎のバグを抱えていた。
Ver.6.1で本来の武装である機銃に修正された。

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