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峯風型駆逐艦　峯風

性能諸元

基本性能

※装備、迷彩、エリート特性、軍需物資無し。フル強化のみ。

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

峯風型駆逐艦は、大日本帝国の駆逐艦建造における革新でした。極めて強力なタービンにより極めて高い速力を実現しており、これは本型より後に登場した多くの駆逐艦を凌駕するものでした。

解説

日本Tier5駆逐艦である「峯風型」は、改・磯風型であった「江風型」の更なる改良型として八四艦隊・八六艦隊計画に基づく一等駆逐艦として設計された。当時流行していた30ノットを超える巡洋戦艦に対抗すべく「極めて高い速力」を出せる事を求められた事から、本ゲーム中においても素の速度が非常に速く*1、舵の効きも前級を上回る。このため試合のあらゆる段階において敵に対して先手を取り易く、扱いを間違えなければ自分の得意なペースで試合を進められるだろう。ただし、武装面での性能向上はわずかであり、耐久面もあまり変わっていないので慎重な読みと操船が要求される。
なおtier4の瀋陽は、同型艦である。

・主砲　45口径三年式12cm単装砲
日本駆逐艦の低tier帯おなじみの12cm単装砲を4門搭載。主砲の旋回速度が劣っており接近戦は苦手である。さらに装填時間が長く継続的な撃ち合いは不得手であることから、接近戦でなくとも基本的には使用したくない。しかし、同格の睦月より1門多く瞬間火力はそれなりにあるので、耐久がミリ残りの駆逐艦に対しては効果があると言える。とはいえ隠蔽命の日駆としては発砲による発見はリスクが非常に大きい。事前に周辺の敵の数や位置を確認し、逃げ切れる自信がある場合にのみ発砲するようにしよう。

・魚雷　53cm連装魚雷
派生元の磯風と同じ2連装3基を搭載。前級同様に3回に分けて発射できるので相手との距離や相手の艦種を問わず非常に扱いやすい。ただし、慣れないうちは敵駆逐艦との巴戦はせずにスポットするに留め、味方巡洋艦の到着と支援を待つのも作戦の一つである。接敵した敵駆逐艦・巡洋艦に対しては予測進路より前に牽制の1回目を広角で発射、速度を落とした又は転舵で躱したところに本命の2回目を挟角で発射といった具合に丁寧に狙って当てていこう。敵駆逐艦や巡洋艦を排除した後は、戦艦等の大型艦を狙いたい。大型艦は隠蔽が悪く、動きも鈍いのでこちらの隠蔽を生かした一撃離脱作戦が有効である。

・対空
防空能力は非常に低い。睦月の前型にあたる本艦では敵機が来ても射撃しているのかわからない程度の防空火器射撃で、空母を狩る際にも爆撃機には特に注意が必要である。スピードを活かせば、航空魚雷を回避することができる。

・装甲
駆逐艦らしく装甲はないに等しい。そもそも装甲に頼りたいプレイヤーは戦艦か巡洋艦に乗ろう。

・機動性
素の速力は38.62ノットとツリー艦内では最も速度に優れる。エリート特性や装備で速度を強化すると軽く40ノットを超えるので、他国同格に先駆けてマップの重要地点に急行したり他の駆逐よりもイニシアチブを取り易い(ただしプレミアム艦の神風は同等の速度を誇るし、同郷の睦月をはじめとする幾つかの艦は速度が速いので油断は禁物である)。その反面、加速は日駆としてはやや鈍く10.12秒を要する。本艦よりも加速が鈍いのは露駆のみなので、速度を持て余して島にぶつかったり味方と衝突したりしないように注意して欲しい。舵の効きは9.20度/秒とそれなりに優秀ではあるが船体が細長いゆえに旋回半径が大きく、転舵所要時間は同郷の睦月(2.7秒)よりも時間を要する。雷撃、航空攻撃、砲撃の回避は予測も含めて早めに行おう。また、艦艇スキルとして「エンジンブースト」(エンジン出力が20秒間+8%・クールダウン75秒)が使用可能。開幕ダッシュや緊急離脱、雷撃回避などに使用可能。とはいえエンジンブーストを過信して突っ込み過ぎないようにしよう。

・隠蔽性
マッチングする他国同格駆逐艦内では平均的な隠蔽である。同格の隠蔽の良い艦(例として睦月、パドヴォイスキー、神風、ニコラス)には劣っているので接敵した際には注意が必要である。

・生存性
雷撃や砲撃、航空攻撃等駆逐艦故の低装甲に加え、日本駆逐艦らしく低HP…と低めの性能。若竹から上位の日本駆逐艦ツリーを乗ってきた人からすれば慣れたものかもしれないが艦の小型さ、隠蔽、速力、雷撃による攻撃力を駆使して相対的な防御力をつけよう。ちなみに迷彩やエリート化によるスキルや常備品等でHPを僅かだが上昇させることができる。そこ、もとのHPが低いから気休め程度とか言わない

・装備
　・スロット1　魚雷発射管改良Ⅱ（魚雷装填）
　・スロット2　操舵装置改良Ⅰ（転舵加速、生存性）
　・スロット3　推力改良Ⅱ（最高速度）

・エリート特性
　・駆逐艦近代化改修　HP+2%、最高速度+3%、魚雷管旋回速度+7%
　・エリート魚雷オペレーター　魚雷装填時間-3%、魚雷管旋回速度+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
　前級の磯風の扱い易さをそのままに、更なる速度と転舵性能を手に入れた高性能な艦である。走を追求し攻も前級と同じ水準を保っているため、味方チームの誰よりも先んじて味方有利で戦える戦場にチームをいざないつつ、前級と同等以上の火力を迅速にデリバリーすることが可能である(乗り手の技量によっては戦場のあらゆる状況に対応し、結果を出す事も可能)。
　本艦は同格の睦月よりも雷撃能力に劣っているが、速度で勝っている事から「機動力」を重視した構成となっており、やや非力な火力を機動力や位置取りで補いつつ戦う必要がある。とはいえ、優秀な機動力ゆえに序盤の索敵から終盤まで活躍の場が多く、プレーヤーの技量の向上と共に試合に貢献できる機会も増えていくはずだ。
　また睦月よりも隠蔽が劣っているが、睦月のように「死角から隠蔽ギリギリまで近寄ってUターン」という一撃必殺的な扱いを習得せずとも、前級と同じような運用でもそれなりに通用するので初心者にも扱い易いという利点もある(睦月は自分が確実に雷撃を当てられるという距離感を掴めるまでの修業期間がやや長く、磯風から乗り換えたばかりの初心者が躓きやすい)。このため本艦以降のルートにあまり興味が無い艦長であっても、睦月の修業を始める前にとりあえず乗ってみることをお勧めしたい。

戦闘名誉章

史実

峯風(みねかぜ)型駆逐艦とは1917年に竣工された大日本帝国海軍の駆逐艦である。
同型艦は15隻であるが最後の3隻は非公式で別型とされる場合もある。(後述)
英国の駆逐艦を参考にしてきた日本海軍であるが本型はドイツも参考にし、艦橋(司令塔)が中央部に近い設計となっている。(波浪の直撃を避けるため)
当初の峯風型は兵装の配置が複雑で給弾や統一指揮が困難であったため、12番艦「野風」以降では兵装の配置を改良した。(配置変更の際にマスト位置も変更となった)そのため峯風型とは別型の「野風型」や「峯風改型」と呼ばれることがある。
一応、峯風型の公式の後継艦は神風型駆逐艦である。
　
ほとんどは太平洋戦争中に戦没しているが、2番艦「澤風」と8番艦「汐風」は無事終戦を迎え、防波堤として転用された。現在も小名浜港で日本を波から守っている。
このほか「矢風」、「夕風」、「波風」が終戦時に残存していた。

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