Isokaze

磯風型駆逐艦　磯風

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

種類	効果	持続時間	クールタイム	使用可能回数
エンジンブーストⅠ	最大航行速度+8%	25秒間	75秒	2回

ゲーム内説明

磯風は海風型からの発展型であり、前身と比較して排水量が増え、雷装が強化されている。砲は強力であるものの射撃速度が低い。これは日本製の全ての駆逐艦にとって典型的な要素でもある。

解説

日本Tier4駆逐艦である「磯風型」は八四艦隊計画における一等駆逐艦として、前々級である「海風型」の拡大・改良型として設計された。このため「海風型」の直系ではあるが、途中により新しい「若竹(1922年竣工)」を挟んでいる為に時代をさかのぼった艦に乗ってもらう事になる。見た目こそやや古めかしく、機動力も落ち込んでいるものの魚雷発射管が3基となった事で総火力が増し取れる戦術も多彩になっている。しかし本艦は対空火力が不十分であり、そのような状況下で空母戦場に本格デビューしてもらう必要があるのだ。そうはいっても「いよいよ日本駆逐艦らしさが出てきた」ともいえるので、敵の航空攻撃の回避方法や発見されにくいコース取り等いろいろチャレンジしてみて欲しい。

・主砲
120mm単装砲3基1門(3門)
前級からの据え置きで、砲旋回や装填速度が微妙に遅く使い勝手が良くない点は変わらずである。他国同格の砲と撃ち合っても勝負にならないので、撃つ機会は体力ミリ残りの敵艦へのとどめがせいぜいである。

・魚雷
533mm連装魚雷3基(6門)
　引き続き533mm魚雷を装備するが、単発火力が3024に増加している。その分、装填時間も39秒に伸びてしまったが、射程や雷速は変わらないので前級同様の感覚で扱える筈だ。
　特筆すべきは魚雷発射管の数が1基増え、3基6射線となっているため斉射時の瞬間火力は18000を超えるようになった。この改善により同格巡洋艦を1斉射で撃沈できるだけの火力を手に入れただけでなく、戦術的な選択肢も広がっている。具体的には前級と同じ運用でも常に1基分の魚雷を予備として温存できるほか、3回に分けてタイミングと角度をずらして発射することで命中率を高めたり、逆に火力を集中させる等、出来る事の幅が大きく広がっている。折角だから、この艦に乗っているうちにどういったシチュエーションだと避けられにくいのかを考えてみよう。

・対空
本艦より新たに対空砲が装備されている。ただし、搭載されているのは小口径対空砲のみで、ダメージも27では敵航空機の漸減は期待するだけ無駄というものである。前級に引き続き敵艦載機の予想進路を避けることを心がけたい。とはいえ、対空砲があると敵艦載機の攻撃成功率が減るので、お守り程度の効果はあるかも知れない。

・機動性
最高速度は前級より若干下がって34.18ノット。他国同格と比較すると平均的な速度に落ち込んでしまった。引き続き加速性能は優秀だが、舵の性能が再び低下して8.9度/秒となっているので必要に応じて装備で補ってやると良いだろう。前級と比較すると機動性は悪化しているので、前級のつもりで敵駆逐艦と巴戦を行おうとすると敵の素早さに翻弄され易いので注意して欲しい。

・隠蔽性
素の被発見距離5.10kmはマッチングするティア帯で最高の隠蔽を誇るが、一部のティア3駆逐との差は僅差なので油断は禁物である。この隠蔽を活かせば序盤の探り合いにおいて有利なだけでなく、それ以降も常に相手艦に対して優位を取ることが可能である。ただし、空母有りのマッチングの場合、そこまでの優位性が無くなってしまうので慎重に行きたい。

・生存性
HPは9500台と同格最低クラスである。優秀な隠蔽と艦艇スキルのエンジンブーストを持っているとはいえ、同格駆逐内にはより速度に優れる艦も存在し追尾されると振り切るのは大変である。また、敵空母の艦載機に発見された場合も厄介で、立ち回りに気を付けないと試合終盤まで生き残ることはできないだろう。

・消耗品
「高品質石炭」「高級船員食料」「改良型ディーゼルエンジン」の搭載を推奨。

・装備
兵装は「魚雷発射管改良1」を推奨したいが戦い方によってお好みで。防御は「操舵装置改良1」または「推力改良1」。適正は「推力改良2」または「操舵装置改良2」が候補か。

・エリート特性
　駆逐艦近代化改修　HP+2%、最高速度+3%、魚雷管旋回速度+7%
　エリート魚雷オペレーター　魚雷装填時間-3%、魚雷管旋回速度+7%
　功績　EXPアップ+10%　

・総論
　前級に比較して速度や旋回性能は低下したものの同格最高の隠蔽を誇る船体に、扱い易く強力な魚雷を装備している。速度や旋回性能といった駆逐艦の基本的な所は劣っているものの、隠蔽の良さを活かせば序盤の索敵や陣地占領といった基本的な仕事は難なくこなすことができる。また、中盤以降も日駆のお家芸である隠蔽雷撃を行う事で敵集団への牽制は勿論、本格攻撃も可能である。一言で隠蔽雷撃といっても、仕掛けるタイミングやシチュエーションに次第で結果はいかようにも変化するのでトライ&エラーで色々試してみると良いだろう。
　なお本艦を分岐点として、第一駆逐(通称島風)ツリーを選択する場合と第二駆逐(通称春雲)ツリーを選択する場合で艦の特性が大きく分かれてくる。各ツリーの特徴や艦個別の特徴についてはここでは触れないが、本艦に乗っているうちにどちらに進むかは決めておきたい。第二駆逐(通称春雲)ツリーを選択する場合は次級も本艦と同じような特性を持つため、特別な訓練は不要である。しかし第一駆逐(通称島風)ツリーを選択する場合、次級の睦月においては魚雷が610mmに拡大する代わりに魚雷発射管が2基に戻ってしまうので、敵の転舵を読む技術や偏差魚雷の撃ち方、挟角・広角どちらで撃つか等、命中率を高める訓練を積んでおかないと苦労する事になる。
また、これから先の艦長スキル関しては、いずれのツリーもエンジンブーストと煙幕の強化スキルを取得したい。
ただし、春雲ツリーのみ対空警戒の強化と回数増加するスキル両方を追加習得したい。

戦闘名誉章

史実

磯風型駆逐艦は1917年に竣工した大日本帝国海軍の駆逐艦である。
第一次大戦の勃発に際し急遽建造された艦で、前々級の海風型の拡大型と言える設計となっている。
磯風型の艦のレイアウトを大型・重武装化したのが天龍型軽巡洋艦。
　
同型艦は4隻だが、実際は5隻建造されている。
4番艦の時津風は竣工の翌年に座礁し航行不能となってしまったので、無事であった兵装等は取り外して再利用し船体だけを建造したのである。
これを「大修理」という扱いにして時津風の籍を引き継がせた。
　
また、本型の艦名はすべて1930～40年代に竣工した「陽炎型」に引き継がれているため、本型の艦を表記する際は「磯風（初代）」や「磯風（I）」などと付記がされる場合がある。さらに余談だが、そのうちの1隻「天津風」の名は海自の護衛艦「あまつかぜ」まで引き継がれている。

小ネタ

wowsのスペック上では533mm魚雷を搭載していることになっているが、史実で磯風型に搭載されていたのは四四式45cm連装発射管である。つまり単発火力では若竹より低いはずなのである

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