2004年の任天堂NEWS7

Last-modified: 2010-10-31 (日) 06:08:08

Krome Studiosが次世代機向けゲーム開発に着手

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/01/14262.html
オーストラリア最大のゲームデベロッパー、Krome Studiosは現在コナミの『キング・アーサー』、EAの『タイ・ザ・タスマニアンタイガー2』を開発中である事を発表しました。また、次世代機向けのゲーム開発にも着手したそうです。

「Kromeの将来は有望で、また現在のエンターテイメント業界での地位に興奮しています。Kromeはパブリッシャーとの良好な関係を持つことを誇ります。また私達は革新的な技術を生み出す力を持ち、これらが私達の成功を実現したと思います」とCEOのRobert Walshは話しました。

Kromeは豪州最大の規模の独立系デベロッパーでスタッフは約120名。創業は1999年で『タイ・ザ・タスマニアンタイガー』などを開発してきました。

EFFが任天堂のエミュレーション特許のリコール運動

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/01/14261.html
非営利団体・The Electronic Frontier Foundationは大企業が所有する公共にとって有害な特許をリコールする運動「パテント・バッシング・プロジェクト」を開始して、そのトップ10リストに任天堂のエミュレーション特許を挙げています。

EEFは任天堂の特許は小さな企業にとって公正ではないとしています。「小さなゲーム会社はエミュレーターを自作しているが、それらは任天堂にとっての脅威ではない。しかし任天堂は巨大な乱暴物だ」と顧問弁護士のJason Schultzはコメントしています。

EEFはこの他全10の特許を無効にするための支援や寄付などを募っているようです。

The Electronic Frontier Foundationはロータス社の創業者が設立した非営利団体で、ネットワーク社会でのプライバシー、表現の自由、情報へのアクセスなどの問題に取り組んでいます。

クローバースタジオが始動開始、公式サイトもオープン

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/01/14258.html
7月1日付けでカプコンより分社化されたクローバースタジオが始動開始しました。クローバースタジオは、稲葉敦志氏が代表取締役社長を務めるカプコンの開発分社で、現在はゲームキューブとPS2で発売予定の『ビューティフルジョー2』などの開発を手掛けています。同時にオープンした公式サイトでは、これらの最新スクリーンショットなども見ることが出来ます。

今後の展開が楽しみですね。

岩田聡インタビュー/更にコラボレーション推進

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/02/14273.html
財団法人 国際経済交流財団の発行する海外向け雑誌「Japan SPOTLIGHT」の最新号に任天堂の岩田聡社長へのインタビューが掲載されています。現在公表されているもの以外にも共同開発で交渉を進めているデベロッパーがあるようです。

・2003年の上半期は任天堂にとって困難な時期であったが、ホリデーシーズンには売上は回復することができた
・ソニーのPSXは「ゲーム機ではなく家電」
・「私達は危機的状況に面しており、もし向かう方向を変えなければゲームユーザーの数は減少していくだろう。私達は違う年齢グループを対象としたゲームも発売していく。『ドンキーコンガ』のようなゲームは3歳児でも遊べるもの」
・「ゲームソフトは子供も大人もどちらかのみを対象としてはならない。そうしない代わりに私達は誰でも直ぐに理解できるゲームを作る。同時に大人でも容易に受け入れられるゲームは研究する価値がある」
・岩田氏はソニーの『みんゴル』のオンラインの売れ行きがこれまでの作品と比べて大幅に減少したことについて「ユーザーがオンラインゲームを望んでいない証拠。現時点では大部分のユーザーはインターネット接続の為に余計なお金を払いたいと考えてないし、インターネットへの敷居はまだ高い」とコメント
・岩田氏は幾つかのゲームで開発コストが回収できないポイントまで急上昇しているとコメント
・公表されているもの以外にもサードパーティとの共同開発タイトルがあるとコメント。「私達は日本の企業のみでなく海外の企業とも共同開発を進めていくつもりです。私達は現在欧米のメジャーなデベロッパーとの交渉を進めており、順調にいけば年末までに契約を締結できると思う」
・バンダイについて「緊密な関係は両者にとって利益をもたらすでしょう、また何か興味深いもので共同作業ができればそれは素晴らしいものになるでしょう」

NOEのDavid Gosen氏が8月末に退任

http://www.inside-games.jp/article/2004/06/30/14252.html
任天堂オブヨーロッパのマネージングディレクター・David Gosen氏が8月末に退任することが決定しました。モバイル向けゲーム開発のデジタル・ブリッジのCOOに就任する予定だそうです。

Gosen氏の後任の欧州セールス&マーケティング担当マネージングディレクターにはJim Merrick氏が就任すると見られており、Tim Freystedt氏が欧州シニアマーケティングディレクターとなる見込みです。

「彼は在籍した5年間で任天堂に多大な貢献をしました。彼の困難であった業績の数々に感謝し、今後の彼の成功を祈りたい」と任天堂オブヨーロッパの柴田聡社長はコメントしています。

Gosen氏はゲームボーイアドバンス、ゲームボーイアドバンスSP、ゲームキューブの発売を手掛けました。最近ではELSPAゲームサミットで物議を醸す発言をしています。

仏Dream On StudiosがDS向けにレースゲーム開発中

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/03/14279.html

Jeux-Franceによればフランスの開発会社・Dream On Studiosがニンテンドー・ディーエス向けのゲーム開発しているそうです。開発中のゲームはジャンルがレースという事以外は分かっていません。

Dream On StudiosはGBA向けの『Mr. Nutz』など幾つかのゲームを開発してきていて、技術力には定評があるようです。元々インフォグラムス(現アタリ)のGBA向けタイトルを開発していたLyon House Studioという会社が閉鎖されるに当たってスタッフが移って設立された会社のようです。

続報が入り次第お伝えします。

英国任天堂のマーケティング担当部長にGeoff Howe氏

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/08/14317.html
英国任天堂はマーケティング・コミュニケーション担当部長としてGeoff Howe氏を起用したと発表しました。Geoff Howe氏は12ヶ月間に渡って任天堂で様々なプロジェクトに関与し、マーケティング部門のトップのDawn Paine氏によって指名されました。

英国任天堂はこの夏のプロモーションキャンペーンなど、マーケティングエージェンシーとの連携を強化していて任天堂側の部署も整理統合がなされたようで、Geoff Howe氏はそれを指揮することになります。また、年明けのニンテンドー・ディーエスの発売の準備も行っているようです。

ドイツ・Shin'enがDS向けサウンドエンジンをリリース

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/09/14323.html
ドイツの開発会社Shin'en Multimediaはニンテンドー・ディーエス向けのサウンドエンジン「The DSX Sound Engine」を発表しました。同社はDS向けのゲーム開発にも着手していて、2005年の第2四半期に発売予定だそうです。

Shin'enはこれまでもGBA、GBC、N-Gageなど向けのサウンドエンジンを発売していて50以上のタイトルで採用されているそうです。GBAでは『SSX3』・『クラッシュバンディクー2』・『トップギアラリー』などが使用しているそうです。

任天堂がプレイステーション3やPSPに関してコメント

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/14/14354.html

SCEがプレイステーション3を年内に発表すると明らかにしたことを受けて、任天堂オブヨーロッパがコメントを出しています。

「プレイステーション3に関して、"発表すること"と"発売すること"は大きな違いがあります。私達はずっと他社に遅れない、同時期に発売すると言ってきましたし、これは変わりません」と任天堂オブヨーロッパのShelly Pearce広報部長は話しています。

Shelly Pearce氏はまた、来年のE3ではレボリューションがどのようにrevolutionary(革命的)であるか示すだろうと述べました。「でもまだ詳しく話すには早すぎます」とのこと。

また、PSPに関して任天堂は朝日新聞に対して「映画や音楽を楽しむ機能が中心で、携帯型のゲーム機とは言えないのではないか」ともコメントしています。

DSのカートリッジはMatrix Semiconductor製?

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/14/14357.html
CNETのレポートによれば米Matrix Semiconductorは同社が製造する追記型の不揮発性メモリ「3D-Matrix Memory」の日本への出荷を開始したそうです。メモリ・セルを積層する3次元構造を採用することによって小型化、低価格が実現されたことが特長です。

MatrixのDan Steere社長はどの会社向けかどうか明らかにするのを拒んでいますが、目標ターゲットとしてゲームや音楽を挙げていること、任天堂が昨年2月に1500万ドルを投資していることからこれが任天堂向けである可能性は高そうです。

「私達は今年中に製品を高いボリュームで発売する顧客を抱えています」とDan Steere氏は述べています。

現時点ではMatrixのメモリーが採用されるかどうかについて正式な所は明らかになってませんが、その可能性は高いと言えそうです。また、以前少し怪しい情報ですがMatrix製のものを採用、という話はありませした。

任天堂がDSのARM7へのダイレクトアクセスを禁止

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/15/14360.html
Nintendo Insiderは任天堂が「ARM7へのダイレクトアクセスは制限する」としてニンテンドー・ディーエス向けのサードパーティ製サウンドエンジンの開発を認めない方針を取っていると伝えています。

DSにはARM7とARM9の2つのプロセッサーが搭載されており、前者はWi-Fi、サウンド、タッチスクリーンの制御を担当します。DS向けにサウンドエンジンを開発する場合はARM7全体と前3者を制御する別々のコードを書かなくてはどのメモリーやファンクションがプロセッサーを利用しているか感知することが出来ないだろう、としています。この為に各デベロッパーが独自のソフトウェアでサウンド制御することが難しく、改善を求める声が上がっているようです。

ある開発者は匿名で「これが変更されることを願っている...彼ら(任天堂)は私達のフィードバックを考慮すると言っているから」と話しています。

米で未成年者への暴力的ゲーム販売を禁じた法律に違憲判決

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/18/14369.html
2003年3月にワシントン州立法府によって可決され、同5月に州知事が署名して成立した州内で未成年者に暴力的なゲームを販売することを禁じる法案がシアトルの連邦地方裁判所のRobert Lasnik判事に違憲判決を受けたそうです。

Lasnik判事は文学・芸術・メディアなどでも同様の表現は見る事ができ、「そのような表現の保護を保証した合衆国憲法修正第1条から除外されてい」ないと述べました。また、ワシントンでの議論について「ゲームが暴力に基づくというのは科学的な証拠から導かれた推測ではない」と批判しました。

Entertainment Software AssociationのDoug Lowenstein氏はこの判決を「ビデオゲームが憲法によって保証された表現の一つとして認められたことを示すものだ」と別の角度から賞賛しました。

『桃太郎電鉄USA』がゲームキューブで発売されない理由

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/19/14377.html
前作、前々作と桃鉄はゲームキューブでも発売されましたが最新作の『桃太郎電鉄USA』は発売されないことが決定しました。この理由についてさくまあきらさんの「桃鉄研究所」でコメントされています。

「私もゲームキューブのほうが音もいいし、レスポンスがいいから好きなんだよ。でもほかのメーカーさんも苦しんでいるように、とにかくゲームキューブ版は売れない! 売れないものをメーカーは出せない。せめてゲームキューブ版が、10万本売れてくれたら出せたんだけどね。こればっかりは私の力ではどうにもならない! 赤字覚悟で出してくれといえば、ハドソン自体が危なくなる!」

とのこと。どちらも売上は5万本程度ですが、少なすぎるらしいです。単刀直入なコメントでした。

NPDが米上半期ベスト10を発表、ハードウェア売上は減少

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/23/14408.html
米国の調査機関NPD Funworldは米国の上半期ゲームソフト売上トップ10を発表しました。また、上半期のハードウェア、周辺機器などの売上高も明らかになりました。ソフト売上は増加しましたが、ハード売上は減少しているようです。

NPDによればハードやソフトなど全て合算した売上高は昨年の上半期と比較して2.5%減少しました、金額では35億ドルに対して34億ドルと1億ドルの減少でした。逆に販売された総数では1%の増加でした。

個々で見ていくとハード売上は17%と大幅な減少を見せました。携帯ゲーム機向けソフトも12%の減少でした。一方で周辺機器では184%の大幅な増加で特にインターネット関連機器が120%と伸びています。

NPDのアナリストのRichard Ow氏はマイクロソフトやソニーがハード値下げの決定をしなければもっと悪い数字が出ただろうと指摘しています。「第1四半期に於いては非常に悪いハードウェアセールスが見られたが、第2四半期ではソニーやマイクロソフトが値下げした為に売上は好調になった」

上半期のトップ10は以下の通りです。

1. ファイトナイト2004 (PS2) - EA
2. NBAポーラーズ (PS2) - ミッドウェイ
3. MVPベースボール2004 (PS2) - EA
4. ファイトナイト2004 (Xbox) - EA
5. ポケモンコロシアム (GC) - 任天堂
6. Halo (Xbox) - マイクロソフト
7. レッドデッドリボルバー (PS2) - テイク2
8. スプリンターセル パンドラトゥモロー (Xbox) - ユービーアイ
9. シュレック2 (PS2) - アクティビジョン
10. スパイダーマン2 (PS2) - アクティビジョン

EAが第1四半期決算を発表―アナリストの予想を上回る好調さ

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/23/14406.html
カリフォルニア・レッドウッドショアーズに本拠を置く世界最大のゲームパブリッシャーのエレクトロニック・アーツは2005年度第1四半期決算を発表しました。引き続き好調でアナリスト予想を大きく上回る結果となりました。

今年4月〜6月の2005年度第1四半期の業績は売上高が昨年同期の3億5300万ドルから22%増加して4億3200万ドル、純益は同じく昨年同期の1840万ドルから560万ドル増加して2400万ドルとなりました。一株当たりの利益は0.08ドルです。

好調を支えたのは『ハリーポッターとアズカバンの囚人』や『ファイトナイト2004』、『UEFAユーロ2004』などのミリオンセラータイトルで、これらに加えて前期から引き続いて好調な売上を見せ累計売上では700万本に達した『ニードフォースピード アンダーグラウンド』などが牽引しました。

「私達は最高のスタートを切ることができました。E3のGame Critics Awardsでは5つの賞を受賞し、第1四半期の3つのタイトルはプラチナ(200万オーバー?)になりました」とEAのLarry Probst氏は述べています。

EAでは2005年度の業績予想を純益で33億ドル〜34億ドルと予測しています。

任天堂のブランド価値は64億7900万ドル―ニューズウィーク調べ

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/24/14424.html
米誌ビジネス・ウィークは2004年8月日号で世界の「トップブランド100」を発表しました。首位は4年連続でコカ・コーラ、2位はマイクロソフトで、任天堂も46位にブランド価値64億7900万ドルでランクインしました。以下はトップ10+任天堂です。

順位 ブランド名 今年度価値 前年度価値 変動 国

1. コカ・コーラ 673億9400万ドル 704億5300億ドル -4% 米国
2. マイクロソフト 613億7200万ドル 651億7400万ドル -6% 米国
3. IBM 537億9100万ドル 651億7400万ドル 4% 米国
4. GE 441億1100万ドル 423億400万ドル 4% 米国
5. インテル 334億9900万ドル 311億1200万ドル 8% 米国
6. ディズニー 273億11300万ドル 280億3600万ドル -3% 米国
7. マクドナルド 250億0100万ドル 246億9900万ドル 1% 米国
8. ノキア 240億4100万ドル 246億9900万ドル -18% フィンランド
9. トヨタ 226億7300万ドル 207億8400万ドル 9% 日本
10. マルボロ 221億7300万ドル 221億8300万ドル 0% 米国
46. 任天堂 64億7900万ドル 81億9000万ドル -21% 日本

ゲーム業界では任天堂のみがランクインしていました。日本勢ではトヨタ(9)、ホンダ(18)、ソニー(20)、キャノン(35)、任天堂(46)、パナソニック(77)、日産(90)がランクインしていました。

レア社からの人材流出続く

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/24/14423.html
以前もレアから人材が流出しているという話を紹介しましたが、それは現在も続いているそうです。IGN Xboxの「Off the Record」が伝える所によれば最近もまとまった数のスタッフが辞めていったそうです。

それによれば最近辞めたスタッフは社内の政治的な事情や、幾つかのゲームの方向性の違いなどを理由に退職していて、それらのスタッフは直ぐにコードマスターズやアイドスなどの英国のゲームスタジオに雇われたそうです。

レアは現在Xbox向けの『カメオ: エレメンツオブパワー』や『コンカー: ラブ&リローデッド』、GBA向けの『イッツ・ミスターパンツ』などを開発しています。

EAが今年のハードやソフトの売上を予測

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/27/14444.html

エレクトロニック・アーツは先週発表した第1四半期業績報告に次ぐレポートで、今年の北米及び欧州におけるゲームハード売上予測を好評しました。また、欧州でPS2とXboxの値下げがあるだろうともしています。

レポートによればEAは、ゲームキューブが北米で250〜300万台、欧州で100〜150万台と予測しています。XBoxは北米で300〜360万台、欧州で150〜200万台です。これに対してPS2は北米で650万台〜750万台、欧州では700〜800万台とPS2が圧倒するだろうとの予測です。

逆に北米でのソフトウェア売上の成長率では、Xboxが15〜20%、ゲームキューブが10〜15%、PS2が8〜12%という予測になっています。欧州の数値は示されませんでしたがEAの最高財務責任者のWarren Jenson氏は「欧州の方が北米に比べておお来る成長が見込まれる」と述べています。現にEAの売上でも成長率では欧州が上だそうです。

レポートでは、ハード値下げは北米ではないだろうが、欧州ではPS2とXBoxが値下げする可能性が高いとしています。会計報告の席でもWarren Jenson氏は確信に近いコメントを残しています。一方で、「北米でも1つは可能性がない訳ではない」ともしています。どうなるでしょうか。

任天堂が2004年第1四半期決算を発表

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/28/14457.html
任天堂は2004年第1四半期決算を発表しました。それによれば、売上高821億5300万円、営業利益174億6700万円、経常利益365億0500万円、純利益226億3500万円でした。

第1四半期は引き続きGBASPが好調で、ソフトでは『マリオvs.ドンキーコング』・『星のカービィ鏡の大迷宮』、ファミコンミニが好調でした。GCでは『ピクミン2』、欧州での『ポケモンコロシアム』が本体を引っ張りました。

GBAはハードが232万台(内SPは1747万台)、ソフトは1747万本でした。GCはハードが65万台、ソフトは736万でした。

EAが「レンダーウェア」のクライテリオンを買収

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/28/14456.html
エレクトロニック・アーツは英国の開発スタジオ、クライテリオン・ソフトウェアをキャノン・ヨーロッパから買収することを発表しました。クライテリオンは多数の開発現場で利用されているミドルウェア・レンダーウェアや『バーンアウト』の製作で知られています。

以前締結された契約で『バーンアウト』の3作目はEAから発売されることが決定していました。

発表によれば、今後はレンダーウェアにEAが蓄積している開発技術を融合させていくとのこと。今後も外部の開発スタジオへの提供は続けていくそうです。

クライテリオンのDavid Lau-Kee氏は「既存のレンダーウェアとEAの蓄積した技術やツールを組み合わせれば最高のゲームプラットホームができるでしょう。EAの次世代向けの開発研究と我々の研究は2年後に予測される次世代機向けへの開発を推進するでしょう」とコメントしています。

買収完了まで30〜40日を要するとのこと。世界最大のパブリッシャーと最強のミドルウェアの融合はどのような結果をもたらすのでしょうか、非常に興味深い買収劇だと思います。

コナミが2005年三月期第1四半期の業績を発表

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/29/14461.html
コナミは2005年三月期第1四半期の業績(米国会計基準)を発表しました。売上高は473億2100万円、営業利益は29億4700万円、経常利益は28億700万円、純利益は2億6400万円となりました。

第1四半期は昨年同期と比べて低調で、ゲーム事業は赤字転落でした。しかし今後は『メタルギアソリッド3』、『ウイニングイレブン8』や遊戯王などで上向きになるとの予測です。好調だったのは前期初めて黒字転換したヘルス・フィットネス事業やカジノ事業でした。

第2四半期以降はDSやPSP向けのタイトルも予定しているとのこと。

任天堂、ニンテンドーDSの正式名称やデザインを発表(まとめ)

http://www.inside-games.jp/article/2004/07/29/14459.html