2004年の任天堂NEWS9

Last-modified: 2010-10-31 (日) 06:10:21

VUGamesとコナミが日本での販売契約に合意(SBG)

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/04/14650.html

EGNとECTS 2つのゲームショウの新旧交代

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/07/14659.html
夏商戦を控えた春と冬商戦を控えた秋初めはそれぞれゲーム展示会の季節でもあります。この秋開催される主な展示会をあげれば、日本である東京ゲームショウ、ドイツであるGame Conventionそしてイギリスで行われるEGNとECTSがあげられます。今回は最後の2つのイベントのいきさつと会場の様子について書きます。

ソニックチームが『きみのためなら死ねる』をDS向けに開発中

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/08/14668.html
セガ・ソニックチームがニンテンドーDS向けに『きみのためなら死ねる』というアドベンチャーゲームを開発中であることが分かりました。発売日や価格などは不明です。一見SCEのようなタイトルです。

『きみのためなら死ねる』は「ぱっとしない男の主人公が一目ぼれしたナイスバディで魅力的な女の子を振り向かす」というゲームらしいです。特に、貼り絵のようなグラフィックが特徴的になっているそうです。

ソニックチームは既に『ソニックDS』や『Project Rub』をニンテンドーDS向けに発表してますが、これが『Project Rub』の正式タイトルなのかどうかは不明です。

ナムコは既に次世代機向けの準備をスタート

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/09/14676.html
ナムコのCTカンパニープレジデントの原口洋一氏は、同社が既に次世代機向けのマルチプラットホームでのゲーム開発に使用するツールの開発を開始していることを明らかにしました。

原口氏は「ナムコは既に次世代機向けのツール開発をスタートしています」と述べ、また、既に多くの開発者が懸念を表明しているように、より一層の開発コストの増大を警戒していると話しました。

「他のタイトルに使用したツールを別のゲームにも活用できれば開発費を縮小することができます。したがって、機会があれば、今後のタイトルでやっていきたい」と述べたそうです。

ニンテンドーDSの正式スペック公開

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/21/14742.html

ニンテンドーDS、12月2日・15,000円で正式発売決定 (3)

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/21/14741.html
任天堂は21日、ニンテンドーDSの発売日を2004年12月2日、価格を税込み15000円とすることを正式に発表しました。また、北米では日本よりも一歩先に11月21日に149.99ドルで発売されることが決定しました。欧州では第1四半期の発売予定です。

同発タイトルについては発表がありませんが、今後発表されるとみられます。

これまで噂されていたように、ワイヤレス通信でメッセージや絵をやり取りすることができるソフト『ピクトチャット』が本体に内臓されることも決定しました。最大16人までで通信することができます。

「任天堂の使命は変わりません、ゲーム体験を広げることです。ニンテンドーDSは将来のビデオゲームへのロードマップで、ユーザーの期待するタイプの革新を明白に実証します」と任天堂の岩田聡社長は述べています。

2004年度日経優良企業ランキングで任天堂が6位に

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/22/14763.html
日経新聞が毎年発表している日経優良企業ランキングで任天堂が6位に選ばれました。これは全国の上場企業を対象に規模、安全性、収益性、成長性などで評価したもので、最高得点は1000点で任天堂は928点でした。

任天堂はこのランキングの常連で、1998年に4位、1999年に1位、2002年に1位などにランクインしています。

順位社名総合得点規模安全性収益力成長力
1武田薬品工業100086797845
2NTTドコモ96991588146
3セブンイレブン・ジャパン96779778146
4キーエンス93661917660
5キヤノン93493626454
6任天堂928811006139
7ファナック92071916753
8トヨタ自動車919100555953
9ヤフー90450747883
10ローム89577896148

任天堂以外のゲーム関連ではスクウェア・エニックスが48位に、コナミが103位、バンダイが124位、テクモが150位に、タイトーが330位に、セガが433位に、トーセが444位に、タカラが468位にランクインしています(500位まで)。

カプコン、3社の次世代機にソフトを供給

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/22/14762.html

カプコンの阿部和彦執行役員はブルームバーグに対して「2005年末にも出そろう米マイクロソフト、ソニー、任天堂の3社の次世代ゲーム機に当社はそれぞれソフトを供給する」と述べ、3社のプラットフォームにゲームソフトを供給する方針を明らかにしました。

カプコンは今日付けで総額100億円の転換社債を発行することを発表していて、この一部は次世代機向けのゲーム開発に当てられるとのことです。開発力低下が言われていて強化が急がれます。

jpモルガン証券の大西勝アナリストは「ゲームソフトが売れず開発力も低下するという負のスパイラルに入りつつある。特損処理などで痛んだ財務体質の改善には今回の100億円のみでも十分でない」と述べています。

米国任天堂はニンテンドーDSに4000万ドルのキャンペーン

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/23/14770.html
任天堂オブアメリカは、テレカンファレンスにて11月21日のニンテンドーDSの発売日に向けて、4000万ドルを超えるマーケティングキャンペーンを展開することを明らかにしました。

4000万ドルのマーケティングキャンペーンは任天堂オブアメリカにとって過去最大規模で、これは最初の6ヶ月間、北米地域のみでの金額です。雑誌やテレビなどの広告に加え、12,000箇所にニンテンドーDSのデモ機を設置する予定です。

アナリストはユーザーが価格に強く反応しているとしています。American Technology ResearchのP.J. McNealy氏は「このマーケティングキャンペーンは子供たちだけでなく、18〜30のより高い年齢層にも訴えかける可能性がある」と述べています。

また、来年3月までの販売目標は350万台から400万台に引き上げられました。これも生産能力次第で増える可能性もあるとのことです。

『biohazard 4』プロデューサー小林氏インタビュー

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/28/14790.html

1UP.COMにて東京ゲームショウで収録された『biohazard 4』のプロデューサーである小林裕幸氏へのインタビューが掲載されています。今回のデモがE3版と同様だった理由や新しいトレイラーについて話されています。

小林氏は今回展示されたデモがE3で展示されたものの翻訳版であった理由について、「新しいバイオハザードを10分程度で分かりやすく紹介する為に最も良い部分であったし、E3に行った日本人はそう多くない」と説明しています。このデモは今後ゲームショップの店頭でも遊べるようになるそうです(発売中の「ファミ通カプコン」にも収録)。

新しいトレイラーで見せたかったものは「ルイスとレオンの関係、そして大統領の娘のアシュリー。それから何かが降りかかったようにレオンが倒れる場面、これがゲームの大きなヒントです」と話しています。(トレイラーはこちらにあります)

また、アシュリーがプレイできるキャラであるかという質問には「想像しておいて下さい」と話しています。

英国でのGBASP売上が値下げ後、一部では4倍にも

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/29/14798.html

英国任天堂は今月24日にゲームボーイアドバンスSPを69.99ポンドに値下げした効果で英国でのGBASP売上が1.5倍に増加し、一部の小売店では4倍にも登っていると発表しました。更に、ソフト売上は38パーセントの増加を見せているとのことです。

英国任天堂のDavid Yarnton代表取締役は「英国でのGBASPの総売り上げは120万台に達しました。2003年3月の発売以来、このハードは非常な成功を見せ、現在もそれを拡大しています。先の値下げは全てのゲーマーにGBASPを最高の価格で提供することを可能としました」とコメントしています。

大手ゲームストアのGameStationのコマーシャル・ディレクターのMartyn Gibbs氏は「私達は数日前の値下げ以降のGBASPの売上に非常に満足しています。GBASPと共に素晴らしいクリスマスが迎えられることを期待します」とコメントしています。

国内でもGBASPは値下げと『ポケモンエメラルド』効果で非常に好調な売上を見せています。海外でも好調で、年末にニンテンドーDSを発売するのが何だか勿体無い気さえします。

「映画とゲームの連動」?山内相談役が明らかに

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/29/14796.html

任天堂の山内溥相談役が理事長を務める小倉百人一首文化財団と京都商工会議所がつくる小倉百人一首の殿堂「時雨殿」の地鎮祭後の後に行われた会見で、山内氏は任天堂が劇場アニメ制作に参入することを提案することを明らかにしました。

山内氏は時雨殿の完成予想図を披露した後に、「百人一首をモチーフにした作品を任天堂で展開する予定はありますか」という記者の質問に対して「例えば、映画を制作して、ゲームと連動させたりといったことを提案しようと考えている」と話したそうです。

時雨殿は鉄筋コンクリート2階建てで敷地面積は2325平方メートル。嵐山地域の桂川に近い史跡・名勝指定地区に作られ、小倉百人一首にちなんだかるたや掛け軸、びょうぶ、映像の展示スペースや競技大会などを開催できる120畳の和室を設けるとのこと。

山内氏は「京都だけにある小倉百人一首をテーマにしたユニークな施設でたくさんの人に来てもらいたい。百人一首のアニメーション映画も作りたい」と話しています。完成は来年7月の予定。

分かり難い話ですが、映画製作は経営会議で提案する=任天堂がやる、百人一首のアニメは時雨殿で上映する為に制作する、ということでしょうか。最近では「F-ZERO」の例もありますし、今更提案する程のことでもないような気がしますが。

米国で値下げ後のGBASP売上が1.7倍に

http://www.inside-games.jp/article/2004/09/30/14803.html

任天堂オブアメリカは今月2日にゲームボーイアドバンスSPを値下げして以来、売上が1.7倍になったと発表しました。米国では『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』発売に合わせて値下げされました。

マーケティング&コーポレートコミュニケーションズ上級副社長のGeorge Harrison氏は「この業界で成功する鍵は秘密ではありません。素晴らしいインタラクティブエンターテイメントを素晴らしい価格で提示すればユーザーは必ず応えてくれます」とコメントしています。

今月7日に発売された『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』は合計で100万本を突破したそうです。