2008年の任天堂NEWS10

マリオット・ホテルにWiiが導入―米国の6箇所

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/01/31432.html
世界的なホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルと任天堂は、同社が経営する複数のホテルの一部の客室やラウンジに、『マリオカートWii』『スーパーマリオギャラクシー』『Wii Sports』『Wii Fit』など20種類のゲームが遊べる特別仕様のWiiを設置することを発表しました。

各ホテルに設置されるWiiは、ディスクを挿入することなく、すぐに20種類のゲームが楽しめる特別仕様のもので、随時最新のゲームにアップデートされる予定です。現在、通常の客室料金で、Wiiの設置された客室を利用できるキャンペーンを実施中で、マリオットの公式サイトから当該のホテルを選択、特典コード「XY0」を入力することで利用できるということです。

なお、Wiiが設置されるのは以下のホテルになります。

・ニューヨーク・マリオット・マーキース
・レジデンス・ニューヨーク・ホテル・タイムズスクエア
・ボストン・マリオット・ケンブリッジ
・ベセスダ・マリオット・スイーツ
・アナポリス・マリオット・ウォーターフロント
・JWマリオット・デザート・リッド・リゾート&スパ (ラウンジのみの設置)

ホテルでの滞在をより楽しいものにしてくれそうですね。

ニンテンドーDSi、11月1日に18900円で発売へ

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/02/31458.html
任天堂は2日、ニンテンドーDSの新型機として「ニンテンドーDSi」を2008年11月1日に価格18900円で発売すると発表しました。

従来のDS Liteと比較して2.6mmの薄型化が図られたほか、画面サイズも3.25インチに拡大します(面積比で17%の拡大)。

30万画素の「ニンテンドーDSiカメラ」を搭載し、様々な遊びに活用できるとのこと。SDカードスロットも搭載されます。内臓のミュージックプレイヤー「ニンテンドーDSiサウンド」で音楽を聴く事も可能です。一方でGBAスロットは廃止になります。

本体に保存メモリーを搭載し、ソフトを保存できるようになります。「ニンテンドーDSiショップ」にてブラウザソフトや「ニンテンドーDSiウェア」を配信、無償・有償でゲームや実用ソフトなどが販売されます。これまでのWiiポイントはニンテンドーポイントに名称が変更されるということです。

カラーはホワイトとブラックです。

国外では2009年に発売する予定だということです

任天堂、「任天堂カンファレンス 2008.秋」を開催

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/03/31475.html
任天堂は2日、東京・代々木の国立競技場第一体育館にて「任天堂カンファレンス 2008.秋」を開催、DSの新型バージョンとして「ニンテンドーDSi」を発表したほか、年末から来年にかけての強力ラインナップの一端を明らかにしました。

岩田社長は、ニンテンドーDSは歴代ハードと比較しても非常に早いペースで普及しているとして、更に「一人に1台」へという流れを加速させるための"自分専用のDS"として、ニンテンドーDSiを紹介しました。具体的なスペックは既に公表されていますが、携帯性を向上させ、薄型化や画面の拡大を図りました。スピーカーの性能が向上した一方で、GBAポートは削除されました。

ハード面のみでなくソフト面での取り組みも行われていて、内蔵された30万画素のカメラに対応した「ニンテンドーDSiカメラ」では、様々な特殊効果をつけた写真が撮影できる機能や、撮った画像をSDカードを通じて簡単に共有できる機能が搭載されています。顔認識エンジンを使って、2人がどのくらい似ているかを判定するような遊びも含まれているということです。

また、オーディオ機能である「ニンテンドーDSiサウンド」では単に音楽を再生するだけではなく、音の高さや再生スピードを自在に変えたり、ボーカルをカットしたり、マイクと連動した遊びなどが可能となっています。こちらもSDカードを使って音楽を聴くことになります。

また「一人に1台」を加速させるため、DSiには任天堂の携帯型ゲーム機として始めてストレージが導入され、「ニンテンドーDSiショップ」からダウンロードしたゲームや実用ソフトを、Wiiチャンネルと似たようなボックスに配置して使用できるようになります。既存のWiiポイントはニンテンドーポイントと改称され、WiiでもDSでも利用できるようになります。ショップでは無償、200ポイント、500ポイント、800ポイント以上といった4つのカテゴリでソフトが提供され、任天堂からは『ニンテンドーDSiブラウザ』『うごくメモ帳』が無償配信される事が決定しています。2010年3月末までにショップを利用すると1000ポイントがプレゼントされるキャンペーンも実施予定です。

現在マクドナルドやつくばエクスプレスで展開されているニンテンドースポットが発展し、ニンテンドーゾーンとしてマクドナルドでサービスが実施されることも明らかになりました。既存のDSやDS Liteでは利用には専用ソフトをダウンロードする必要がありますが、DSiではソフトが内蔵されていて、その場がゾーン内である事を知らせる機能も搭載されます。

ニンテンドーDSiの発売は11月1日で、価格は18900円です。カラーはホワイトとブラックになります。

Wiiでは岩田社長は2つの課題をあげました。

1つは「本体保存メモリの不足」です。Wii本体には512MBのフラッシュメモリが搭載されていますが、「バーチャルコンソール」や「Wiiウェア」などで利用の機会が増え、足りないという声が大きくなっています。岩田社長は、SDカードに直接ダウンロードできるようにし、それを簡単に本体メモリにコピーして実行できるようにすることで対応する方針を固めたと明らかにしました。ただし、大規模なシステムの改修が必要で、徹底的な検証を行うため、提供は春になる見込みだということです。

もう1つは「インターネット接続率の向上」です。任天堂ではNTTと共同で簡単にネット接続を導入できるパックの提供を実施するなど、インターネット接続率の向上への取り組みを続けていますが、まだ不十分だとして、Wii本体にネット接続を説明する3分間のムービーを入れた状態で出荷するほか、Wiiネット接続できる人ができない人を手助けすると500Wiiポイントがもらえるキャンペーンが実施されるということです。

Wii向けタイトルでは、11月20日に『街へいこうよ どうぶつの森』がWiiスピークでボイスチャットに対応するほか、『Wii Sports Resort』ではWiiリモコンを補完するWii MotionPlusでより正確なモーションの補足が可能になっています。加えて、NHKエンタープライズと共同開発中の『みんなが主役のNHK紅白クイズ合戦』やNHKエデュケーショナルと共同開発中の『100語でスタート！英会話』も紹介されました。サードパーティからも新作が続々と登場します。

また任天堂は、ゲームキューブで発売された名作をWii向けに完全リメイクして提供する、「Wiiであそぶセレクション」を展開、第一弾として12月11日に『ドンキーコング ジャングルビート』、12月25日に『ピクミン』を発売することも明らかにしました。

こちらの様子は任天堂公式サイトにて動画、テキストにて公開されています。ぜひチェックしてみてください。

MotionPlusが最初から実現できなかった要因は「コスト」

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/07/31530.html
任天堂の今年のE3の目玉はWiiリモコンのモーション感知を増強する周辺機器「Wii MotionPlus」でした。『Wii Sports Resort』と一緒に紹介され、Wiiリモコン単体とは明らかに違う性能で、新しいゲームの登場を予感しました。しかし、その性能を最初から用意することは出来なかったのでしょうか?

VentureBeatでインタビューに答えている米国任天堂のReggie Fils-Aime副社長によれば、それはどうやら可能であったようです。Reggie氏によれば、任天堂は最初にWiiを設計している段階から、MotionPlusの技術は理解していたそうです。ただし、それが採用されなかったのはコスト的な問題で、時間が経過し、耐えうるコストになったため導入することになったようです。

Wii MotionPlusは来年発売予定の『Wii Sports Resort』と共に市場に出る予定です。新しいWiiのゲーム市場を切り開くのか、それとも一部のタイトルだけで使われるような補助的な機器になるのか、ともかくも発売が楽しみです。

【TGS2008】日本ゲーム大賞2008授賞式　年間大賞は『Wii Fit』『モンスターハンターポータブル2nd G』 経済産業大臣賞に任天堂・宮本茂氏

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/13/31628.html
社団法人コンピュータエンターテインメント協会は9日、東京ゲームショウ2008特設ステージにて、日本ゲーム大賞年間作品部門の受賞作品を決定し、授賞式を行いました。対象作品は2007年4月から2008年3月までに日本国内で発売された全作品から、年間作品部門優秀賞として11作品が選出されました。さらにその中から『Wii Fit』『モンスターハンターポータブル2nd G』が大賞を受賞しました。また、今年から創設された経済産業大臣賞は任天堂の宮本茂氏が受賞しました。

(01.jpg　優秀賞の受賞者)
(02.jpg　開催の挨拶をする養老孟司選考委員長)

年間作品部門の大賞に選ばれた『Wii Fit』(任天堂)は、「進化、発展するゲーム機の特性を上手く活用し、ゲームの定義とエンターテイメント性を大きく広げ、ユーザー層を拡大した」ことが評価されました。

同じく対象に選ばれた『モンスターハンターポータブル 2nd G』(カプコン)は、「全国に空前の狩猟ブームを巻き起こした前作をさらに進化させ、多くのユーザからの期待に応え、圧倒的な支持を受けた」ことが費用かされました。

他の賞と受賞理由は以下の通りです。

●優秀賞→受賞理由

『スーパーマリオギャラクシー』(任天堂)
Wiiリモコンによる操作やアシストプレイで、アクションゲームが苦手な人でも楽しめる工夫を施し、多くのユーザーから「親子、友達、家族で楽しめた」との声が寄せられた。

『大乱闘スマッシュブラザーズX』(任天堂)
個性的なキャラクターが、その魅力を損なうことなくひとつのステージに集合した。ネットワーク対戦に多くのユーザーが参加し、圧倒的なボリュームでユーザーに支持された。

『デビルメイクライ4』(カプコン)
PC、Xbox360、PS3の各ハードの特性を活かした、シリーズ史上最も美麗な映像表現と、新主人公ネロの斬新なアクションで、多くのユーザーから支持を集めた。

『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(スクウェア・エニックス)
豊かなストーリー展開とニンテンドーDSならではのゲームシステムで人気作を見事にリメイク。RPGとしての完成度の高さが評価された。

『ポケモン不思議なダンジョン　時の探検隊・闇の探検隊』(任天堂／ポケモン／チュンソフト)
「不思議のダンジョン」シリーズのゲーム性とポケモンの世界観を見事に融合。入るたびに形を変えるダンジョン、そして感動的なストーリーに、子供達だけではなくその親からも「親子で楽しめた」との支持を受けた。

『マリオパーティDS』(任天堂)
ユーザーから「シンプルな操作で友達と、そしてひとりでも楽しめる」との声が多く寄せられた。

『龍が如く 見参!』(セガ)
シリーズのイメージを損なわず、歴史の世界でも「龍が如く」の新しい世界観を表現。ストーリーの重厚感、自由度、グラフィックなど、作品の細部まで見事に作りこまれ、そのエンターテイメント性の高さが評価された。

『レイトン教授と悪魔の箱』(レベルファイブ)
温かみのある高品質アニメーション、そして物語に絡む謎解きパズル、さらには全体を包むミステリアスなストーリーは「まさに映画級」との評価を得た。

『ワールドサッカーウィニングイレブン2008』(KONAMI)
シリーズを重ねるごとに進化する映像表現とゲームシステムに多くのユーザーから驚きと感動の声が寄せられた。スポーツゲームとしての完成度と自由度の高さが評価された。

特別賞(日本ゲーム大賞選考委員による推薦)

『コールオブデューティ4 モダン・ウォーフェア』(アクティビジョン)
光と影、そして戦場の空気をも再現したリアルな質感。Xbox Liveでは最大18人まで同時参戦できるマルチプレイヤーモードを収録。FPSゲームとしてのクオリティの高さが評価された。

ベストセールス賞

『Wii Fit』(任天堂)
対象期間中の販売本数が185万本を記録。今年6月までの全世界での総販売本数は527万本。任天堂宮本氏の受賞の言葉によると「日本での体重計販売の新記録を打ち立てた」とのこと。

グローバル賞(日本作品部門)

『はじめてのWii』(任天堂)
Wiiという新しいハードのプレイスタイルを提案。海外市場において多くのユーザーから高い評価を得た。

グローバル賞(海外作品部門)
『ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック』(アクティビジョン)
ローリング・ストーンズ、エアロスミス、ガンズ・アンド・ローゼス、メタリカ、キッスなど、幅広い年代の名曲を大量に収録。熱狂と臨場感溢れるライブシーンをゲームで完全に再現し、海外ユーザーに支持された。

なお、東京ゲームショウがJAPAN国際コンテンツフェスティバル2008のオフィシャルイベントになったことにより、新たに経済産業大臣賞が創設された。従来の日本ゲーム大賞がゲームタイトルを対象としていたが、経済産業大臣賞はゲーム産業の発展に寄与した人物、団体を対象とする。初の受賞者は任天堂の宮本茂氏となった。

経済産業大臣賞
「宮本茂氏」(任天堂)
進化、発展するゲーム機の特性を上手く活用され、これまでにない斬新な企画で、既存のゲームが持つイメージを一新した。「癒し」「家族のコミュニケーション」「健康」などをテーマとする新たな作品で、ゲームの定義を大きく広げた。こうした功績がゲーム市場の活性化、拡大に貢献した。また、ゲームの持つエンターテイメント性の多様化に大いに貢献した。

経済産業副大臣による表彰のあと、日本ゲーム大賞の司会者、伊集院光氏と宮本氏が「宮本氏の代表的作品を振り替える」トークタイムが開催された。宮本氏の作ったゲームにより、ふだんゲームに興味を持たなかった妻がゲームで遊ぶようになったというエピソードを披露するなど、和やかにゲームの楽しさを紹介した。

WiiやDSなどゲーム機からのアクセスにも対応した解析エンジンが登場

WiiやDSなどゲーム機からのアクセスにも対応した解析エンジンが登場
Wii、PLAYSTATION3、ニンテンドーDSなどウェブブラウザを搭載したゲーム機に対応したウェブサイトを制作する会社も増えてきましたが、その正確なアクセス解析はなかなか満足に行えていないのが現状です。

検索エンジンマーケティングを手掛けるグローバルリンクジャパンは、自社開発のアクセス開発ツール「Logist」に、Wii・PS3・DSといったゲーム機や、iPhoneなどのスマートフォンによるアクセスやコンバージョンを解析する機能を11月中旬に追加すると発表しました。

これに加えて携帯電話の3キャリアに対応したモバイルサイトの解析も行えるようになるとのこと。

「Logist」はSaaS方式で月額9800円からの利用となります。

任天堂相談役の山内溥氏らが京都市・市政功労特別表彰

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/15/31685.html
京都市は、京都市自治110周年記念式典を開催、京都大学名誉教授で文化勲章受章者の岡田節人氏に京都市名誉市民の称号を贈ったほか、任天堂相談役の山内溥氏ら10名に市政功労特別表彰を贈りました。

自治110周年は、府知事の直轄による市政を撤廃させ、市民による市長を選任も京都市役所を開庁した明治31年10月15日から数えて110年を数えることを記念したものです。

15日午前に京都会館第一ホールにて行われ、京都市長の門川大作氏より、1141名、837団体を表彰ならびに感謝状の贈呈を行いました。

名誉市民表彰
京都市民又は京都市に縁故が深い方で，公共の福祉の増進や，学術技芸の進展に寄与し，広く社会の進歩発展に貢献され，市民の尊敬の的と仰がれる方に，京都市名誉市民の称号を贈り，表彰するもの。
（被表彰者）岡田節人

市政功労者特別表彰
私たちの愛するまち京都の発展にひとかたならぬ尽力をされ，今日の京都市の確固たる礎を築かれた方々の功績を称え，自治１１０周年を記念し表彰するもの。
（被表彰者）
古川敏一（古川勘(株)代表取締役会長，京都府中小企業団体中央会顧問，京都中金会会長）
佐野豊（元京都府立医科大学学長，元京都市教育委員会委員長，京都市音楽芸術文化振興財団副理事長）
山内溥（任天堂(株)相談役，元(財)小倉百人一首文化財団理事長，(株)京都パープルサンガ取締役）
岩淵龍太郎（京都コンサートホール名誉館長，京都市立芸術大学名誉教授，元(社)日本演奏連盟常任理事）
中西進（国際日本文化研究センター名誉教授，元京都市立芸術大学学長，京都市中央図書館館長）
日?敏（前総合地球環境学研究所所長，京都大学名誉教授，京都市青少年科学センター所長）
内田昌一（京都青果合同(株)取締役名誉会長，(社)京都経済同友会特別幹事，京都市中央卸売市場協会会長）
田中田鶴子（(学)大和学園名誉学園長，前京都市教育委員会委員長，京都商工会議所副会頭）
西脇悦子（京都市地域女性連合会会長，京都市社会教育委員会議副議長，京都市社会福祉協議会理事）
市田ひろみ（(株)市田美容室代表取締役，おこしやす京都委員会委員長，日本和装師会会長）

任天堂が日経優良企業ランキングで2年連続首位に

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/22/31816.html
日本経済新聞によれば、2008年度の日経優良企業ランキングで任天堂が2年連続の1位に選ばれたそうです。

これは、日本経済新聞社が上場企業の財務データベースなどを基にした「NEEDS-CASMA」（多変量解析法による企業評価システム）を使って優良企業をランキングしたもので、2008年度も任天堂が昨年に続き連続で首位になったとのことです。

日経優良企業ランキングは今年で30回目で、新興市場や金融などを除く上場企業を対象とし、08年度（07年4月期―08年3月期）の財務データに基づいて「規模」「収益性」「安全性」「成長力」の4項目から評価され、今回のランキングは前年度より「安全性」を重視されての評価でした。

昨年に引き続いて任天堂はニンテンドーDSやWiiのヒットが続き、国内外でのゲーム機販売の好調による収益性の高さや、手元資金が豊富で財務の安全性が高いことが高い評価を得たとの事です。

項目別では、規模は60位、収益性は36位、安全性は8位、成長力はトップ200圏外でした。

「ゲームは金融危機を乗り越える」と宮本氏

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/22/31824.html
英国のBBC傘下のChannel 4は、任天堂の宮本茂氏へのインタビューを実施しています。その中で『Wii Music』は今の金融危機下にある家庭には高価なのではないか? と尋ねられた宮本氏は、ゲームは金融危機を乗り越えられるという見解を示しています。

宮本氏は「まず人間は生きるために食べなくてはなりません、それが最優先です。しかし、エンターテイメントや心を豊かにすることは2番目に来るはずです」と述べました。「任天堂のミッションは値段の抑えられる技術を生かして手ごろで受け入れられるエンターテイメントを作ることです。それは大きな価値を生みます」

北アイルランドで偽物のWii本体で2名が逮捕

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/23/31859.html
RTE Newsによれば、北アイルランドで偽物のWii本体を販売したとして2人の男が逮捕されたそうです。

男は22歳と19歳の2人組で、New Lodge Road地区で警察官が車内を捜索したところ、偽物のWii本体が見つかったそうです。

北アイルランド警察庁は、このような違法なゲーム機や偽物の商品などを購入しないように呼びかけているということです。

ウォールストリートジャーナルが、任天堂音楽の父、近藤浩治氏の特集を掲載

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/28/31904.html
任天堂の近藤浩治氏といえば『マリオ』や『ゼルダ』の音楽の生みの親ですが、ウォールストリートジャーナルは近藤氏の特集を掲載しています。

「大部分のアメリカ人は近藤氏の名前を知らないが、氏が作曲した『スーパーマリオブラザーズ』の曲は聞いたことがあるだろう」「『スーパーマリオ』のテーマ曲はオーケストラアレンジから携帯の着メロにまで広がった。4年間着メロのビルボードに載り続けており、ブリトニー・スピアーズの曲よりも長持ちしている」と近藤氏の経歴を高評価。

昨年のGDCで氏が行った「Painting an Interactive Musical Landscape（インタラクティブな音風景を描き出す）」と題した講演ではファンが1時間以上も並んだことなどを例に挙げて海外での氏の人気を解説。

『Halo』のサウンドを手がけたMarty O'Donnell氏が、近藤氏の音楽を「単なるサウンドエフェクトではなく音楽的であり、雰囲気を変える力を持っている」と評したコメントを掲載するなど、近藤氏の仕事を絶賛する特集となっています。

ゲームを通じて近藤氏の曲が好きになるのは洋の東西を問わないようで、こうした記事はビデオゲームという文化の広がりを示すものといえるでしょう。

任天堂が半期決算を発表、足元は好調も円高で通期予想は下方修正

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/30/31958.html
任天堂は30日、平成21年3月期 第2四半期業績を発表しました。

売上高は8367億7900万円(前年同期: 6948億0300万円)、営業利益は2521億8300万円(1887億8400億円)、経常利益は2373億0600万円(2153億0600万円)、純利益は1448億2800万円(1324億2100万円)となり、前年を大幅に上回りました。

事業別ではニンテンドーDSが期中に1373万台販売され累計で8433万台に、対応ソフトも3日間で100万本を突破した『ポケットモンスター プラチナ』や欧米の『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊/闇の探検隊』などが好調だったほか、サードパーティのミリオンセラー数も増加したということです。ソフトの販売本数は8502万本でした。

一方のWiiは期中に1010万台が販売され累計では3455万台に。ソフトも『マリオカートWii』、『Wii Fit』などが好調でソフトはDS並みの8141万本が販売されました。

昨今の円高を受けて通期の業績予想が修正されています。売上高は2兆円で変わりませんが、営業利益が200億円減って6300億円、経常利益が1200億円減って5800億円、純利益が650億円減って3450億円にそれぞれ修正されています。期末の想定レートは1米ドル100円、1ユーロ140円になります。

【朝刊チェック】任天堂決算、任天堂歴史上で初めて欧州が北米の売上高を上回る(10/31)

http://www.inside-games.jp/article/2008/10/31/31977.html
日経産業新聞3面「任天堂決算、欧州で収穫期」
任天堂は30日、2008年4月から9月期の連結純利益が前年比9％増の1448億円と発表しました。円高を受けた為替差損の拡大で2009年3月通期の銃利益予想は下方修正したものの、WiiもDSもハードの販売台数依然上向きで、特に欧州市場の売上高が4月から９月期ベースで初めて北米の売上高を上回り、新たな収益の柱として収穫期に入ったと発表しました。