2008年の任天堂NEWS7

Last-modified: 2010-10-31 (日) 05:47:56

任天堂、第68期・有価証券報告書を公開

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/02/29991.html

任天堂は第68期(平成19年4月1日〜平成20年3月31日)の有価証券報告書を公開しました。

数字面では既に明らかになっているように、売上高1兆6724億2300万円、経常利益4408億0700万円と、過去最高を更新している任天堂ですが、有価証券報告書の中でも、全般的な景気が後退感を含む中でもゲーム業界は更なる成長を遂げたと振り返り、引き続きWiiやニンテンドーDSで、ゲームの定義を広げるチャレンジを継続できたと振り返っています。

今後については、任天堂に関わる多くの人々を笑顔にしたいと考え、継続的な「ゲーム人口の拡大」に取り組みも老若男女を問わず多くの人に楽しんで貰える製品の提供に務めるとしています。Wiiでは、従来のゲームジャンルに留まらないアイデアを優先したバラエティ豊なゲームの提供を目指して「Wiiウェア」の充実を図るほか、DSでは普及率の高さを活かした新たな用途の開拓を進め、「所有者の生活を豊かにするマシン」、そして「一人に一台」という究極の目標を追求するとしています。

その他に明らかにされている数字では、研究開発費は370億0100万円、現金及び現金同等物は1兆1035億4200万円(期初+4148億円)、グループ従業員は3768人、単体では1465人、平均年齢36.3歳、平均勤続年数12.8年、平均年間給与は981万7811円(基準外賃金、賞与を含む)、トランプ・かるた他部門の売上高は36億2900万円(前年度比68.5%増)、ロイヤリティ収入は30億3000万円、コンテンツ収入は57億4600万円。

なお、2009年3月期第1四半期(2009年4月1日〜6月31日)業績の発表は7月30日(水)を予定しているとのこと。

『脳トレ』、第3弾は今のところなさそう

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/04/30049.html
東北大学の川島隆太教授監修の『脳を鍛える大人のDSトレーニング』は2タイトルで、全世界で累計2381万本(任天堂の68期報告書より)を販売するという記録的なヒット作品となり、大きくニンテンドーDSのハード自体も牽引しましたが、続編を作る計画は今のところ無さそうです。

Total Video Gamesによれば、英国任天堂のマーケティングディレクターであるDawn Paine氏は、「2つのタイトルは今も好調に数字を伸ばしていて、これ以上のシリーズ作品を作る計画はありません」と述べたそうです。昨年度だけで2タイトルは合計で1181万本が売れています。

『東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』と『東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』は、川島教授が最新の脳科学で実証した各種トレーニングで、楽しく脳を活性化させようというものです。

価格は両タイトルとも2800円。

フットネスの次はヨガ!? Wiiでヨガのゲーム―JoWooD

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/06/30073.html

ドイツのゲームパブリッシャーであるJoWooD Productionsは、カジュアルゲームを得意とするTivolaと協力しWii向けでヨガを行うためのゲームを開発中であることを発表しました。

『Wii Yoga』では、任天堂から発売された『Wii Fit』に同梱されている「バランスWiiボード」を使って、ヨガを楽しむことができるということです。『Wii Fit』でもヨガは一部収録されていましたが、これは本格的なものとなりそうです。

詳細はまだ明らかにされていませんが、発売は2009年第2四半期(4-6月)になるということです。

一般発売も開始、ワンセグアダプタ『DSテレビ』のテレビCM公開

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/07/30083.html
任天堂は、Touch-DS.jpにて『DSテレビ』のテレビCMを公開しました。携帯電話などでも対応端末が増えてきたワンセグ放送をニンテンドーDSで受信するためのアダプタで、これまでは任天堂公式サイトのみでの販売でしたが、7月から一般販売店でも発売となり、テレビCMもスタートしました。

内容はシンプルに『DSテレビ』を紹介したもので、使用方法の他には、メモが簡単に取れる機能が紹介されています。全国に広がっているとは言え、ワンセグは受信できない地域もあり、CMでもその旨の注意に時間が割かれています。任天堂公式サイトでは、受信可能地域を知ることの出来るマップが公開されています。

価格は6800円。

任天堂、韓国で現地メーカーと協力してソフト拡充へ

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/08/30107.html
昨年初頭からニンテンドーDSが、今年7月からはWiiも発売中の韓国ですが、昨日付の日本経済新聞によれば、任天堂は現地のソフトメーカーと協力してラインナップの拡充を図っていく方針だそうです。タッチペンを使ったシミュレーションゲームなど年内に20タイトルを発売する予定だとのこと。

韓国ではオンラインゲームが主流ですが、既にオンラインゲーム大手のネクソンなどがニンテンドーDSに参入する意向を表明しています。ハードが140万台普及しているのに対して、ソフトは260万本に留まっていることもあり、現地メーカーと協力して拡充を図る狙いのようです。

ワイドスクリーンの新型DSの噂を任天堂が否定

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/08/30111.html
Eurogamerによれば、任天堂はニンテンドーDSのワイドスクリーン版を計画中ではないかという噂を「単なる噂や推測」と否定したということです。

これは、Aeropauseが伝えた、米国の任天堂公式雑誌「NINTENDO POWER」に掲載されていた日本一ソフトウェアの『魔界戦記ディスガイア 〜魔界の王子と赤い月〜』の広告が、ワイドスクリーンになっていたことから広がった噂です。

現行のニンテンドーDS Liteは定期的に新カラーが追加されているとは言え、2006年3月の発売から約2年半が経過し、売れ行きも落ち着きを取り戻しています。来週にはE3が開催されるタイミングで、真偽の程はともかく、「新バージョンが登場するのではないか?」という期待は当然のことかもしれませんね。

イリノイ州の男性、任天堂を訴える―DSのタッチスクリーンで

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/08/30116.html
GamePolitics.comによれば、米国イリノイ州在住の男性John R. Martin氏が自身の持つ特許を侵害されたとして任天堂を提訴したということです。同氏が2005年8月に取得したタッチスクリーンとポインティングを利用したゲーム機に関する特許を、ニンテンドーDSが侵害したと主張しています。ただしDSが発売されたのは2004年12月です。

「エンターテイメントモードとギャンブルモードを切り替え可能なコンピューターゲームデバイス。年齢によって変更でき、飛行機や船舶などに有用なシステム。モニターをタッチスクリーンで制御できる...」

左の図で特許は示されていますが、具体的にどのような部分で問題があるか判断したのかは不明です。

任天堂は特許侵害について否定したとのこと。

また、John R. Martin氏はiPodのコントロールシステムで同様の訴訟を起こしているということです。

Quazal社がWii向けオンラインゲーム用ミドルウェアをリリース

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/10/30176.html
「Net-Z」「Rendez-Vous」「Spark!」といったオンラインマルチプレイヤーゲーム向けのミドルウェアを提供するQuazal社は、Wii開発者向けに任天堂が認定するサードパーティツールプログラムに同社の「Net-Z」が採用されたことを発表しました。今後Wiiのライセンシーがこのミドルウェアを容易に利用できるようになります。

「Net-Z」はP2Pやクライアントサーバーを利用したオンラインプレイを簡単にゲームに組み込むためのミドルウェアで、10年間の実績があり、高い評価を受けています。

「私達は昨年、Wiiのデベロッパーやパブリッシャーからオンラインに興味があるという話を多く貰いました。私達のテクノロジーがWiiの開発コミュニティに提供されのは素晴らしいことで、Wiiで更にオンラインゲームが登場してくることを期待しています」とCTOのMartin Lavoie氏は述べています。

「Wiiのサードパーティプログラムに入ることができたのをとても嬉しく思っています。」

任天堂はコピーを許さない、韓国の不正ツール業者に罰金刑が確定

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/11/30207.html
不正コピーに対する韓国任天堂の取り組みが実を結びました。

ニンテンドーDSでコピーゲームを動かす不正ツールを韓国に輸入しようとしていた業者に罰金刑が確定しました。

韓国任天堂(Nintendo of Korea)は、DS Liteの韓国発売に先駆けて2006年に設立された現地法人。今回の摘発は韓国任天堂が関税庁に協力を要請することによって実現したもの。

韓国任天堂はゲームの不正コピーに対して強い態度で望んでおり、DSのゲームソフトを配布していたサイトを刑事告発しています。任天堂の韓国進出にあたってはコピー対策が急務と言われていましたが、前例ができたことにより摘発がよりスムーズに進むのではないでしょうか。

2007年1月に発売されたDS Liteが12月には100万台を突破し、Wiiが今年4月に発売されるなど任天堂の韓国進出は着々と成果を上げている模様。ゲームを心おきなく楽しむためには不正コピーのないクリーンな環境が一番ということで、今後も韓国任天堂の積極的な動きが期待されるところです。

Wiiでデジタルコミックを配信 新会社「リブリカ」設立

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/18/30309.html
デジタルコミック事業を手がける新会社・リブリカは2008年7月17日(木)、同社の設立と任天堂のWiiを使ったインターネット配信型のデジタルコミック配信サービスを展開することを発表した。

リブリカは、角川書店、講談社、集英社、小学館、トーセの5社が設立、資本提携したデジタルコミック事業を展開する企業。

そして、リブリカの第1弾事業として発表されたのが、Wiiのインターネットショッピングサービス「Wiiウェア」を介したデジタルコミックサービス。デジタルコミックは専用プレーヤーで再生され、新作・旧作コミックをテレビ画面で楽しむことができる。

また同社は、配信されたデジタルコミックをWiiからニンテンドーDSに持ち出す機能の導入なども検討している。

富士フィルムと任天堂、『Wiiデジカメプリントチャンネル』を本日スタート

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/23/30393.html
富士フィルムと任天堂は、Wiiから富士フィルムの「オンラインプリントサービス」を利用できる『Wiiデジカメプリントチャンネル』を開設、7月23日からサービスを開始しました。この新しいチャンネルでは、デジカメで撮影した画像を高画質で印刷したり、オリジナルの「Wiiフォトブック」や「Wii名刺」を注文、宅配便で自宅にて受け取る事が出来ます。

「デジカメプリント」では自宅からWiiを通じて簡単にプリントを注文可能。富士フィルムの画像処理技術「Image Intelligence」によって最適な画像に変換、綺麗に仕上げてくれます。サイズはLサイズのみで、価格は1枚30円(税込)。

Wiiオリジナルの「Wiiフォトブック」ではWiiのイメージカラーであるホワイトの表紙カバーで、リング製本仕上げのフォトブックを注文することが出来ます。中面の写真背景は黒・白が選択可能です。プリントサイズが152×152mmでタイトル+写真20ページの「スクエアタイプ」(1575円)と、210×297mmで6ページの「スタンダードタイプ」(2480円)があります。

「Wii名刺」はMiiや写真画像を使ったオリジナル名刺が注文できるもの。マリオシリーズのキャラクターなど6種類のテンプレートデザイン、Miiもしくは写真と合成します。名前や住所のほかに、Wii番号もしくは電話番号の印刷が可能です。サイズは91×55mm、1セット30枚入りで500円です。

『Wiiデジカメプリントチャンネル』はショッピングチャンネルから無償でダウンロードできます。

いずれも宅配便であれば525円、メール便であれば210円がかかります。決済はクレジットカードになります。

また、本サービスは北米や欧州でも展開していく予定だとのこと。

Wii、オーストラリアで50万台突破―過去最速で

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/23/30403.html

任天堂オブオーストラリアは、Wiiの販売がオーストラリアで50万台を突破したことを発表しました。独立系の調査機関GfK Australiaによれば、Wiiは発売から84週間で50万台を記録していて、これまでの50万台への最速到達記録、107週間を23週間上回る記録だということです。

Wiiは2006年12月に発売され、ロンチで同梱された『Wii Sports』に代表される直感的な操作をウリとして、世代を問わず誰でも遊べるゲームを中心にゲーム層を広げる形で普及していきました。最近でも健康系ソフト『Wii Fit』やWiiハンドルを使った『マリオカートWii』がヒットしています。

任天堂オブオーストラリアでは、今後も以下のような様々なタイトルを投入していくとしています。

Wii
・Trauma Center: Second Opinion (8月28日) ※カドゥケウス
・Wario Land: The Shake Dimension (9月25日)

DS
・Etrian Odyssey (8月14日) ※世界樹の迷宮
・Make 10: A Journey of Numbers (9月4日) ※たしテン
・Mystery Case Files: MillionHeir (10月)

ちなみにDSは現在のところ120万台が普及していて、7月6日の週には過去最高の週間販売台数4万9000台を記録するなど伸び続けているということです。

Anascape裁判でクラシックコントローラーなど3種類のコントローラーの販売差し止めも?

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/23/30404.html
Anascapeがコントローラーで特許を侵害されたとして任天堂を提訴していた問題で、先日任天堂が2100万ドルの支払いを命じられたとお伝えしましたが、ブルームバーグによれば再審を求めていた任天堂の申し立ては却下され、Wiiのクラシックコントローラー、ウェイブバード、ゲームキューブコントローラーの米国内での販売の差し止め命令を受けたということです。ただし任天堂は上告する方針で、上級審での審理中はこの差し止め命令は保留となります。

テキサス州ラフキンの地方裁判所のRon Clark判事は任天堂の申し立てを却下し、3種類のコントローラーの販売差し止めを命じました。ただし、任天堂のCharlie Scibetta氏は「任天堂は連邦巡回裁判所への上告を計画していて、この判決に影響を受けることはありません」とコメント。また任天堂は既にゲームキューブやウェイブバードを販売しておらず、「クラシックコントローラーの販売も阻害されることはありません」と述べています。

WiiのWiiリモコンやヌンチャクコントローラーは訴訟の対象となっていません。

ブルームバーグによればAnascapeの特許は同時に6種類の動きを制御するためのもので、1970年代後半にBrad Armstrong氏が発明したものだということです。ソニーは2004年に契約を結び、任天堂と同様に訴訟の対象となったマイクロソフトが5月1日に和解したということです。任天堂はAnascapeの技術を使用していないとしています。

任天堂・岩田社長、「大作も制作中」と釈明―iPhoneについてもコメント

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/25/30437.html
任天堂の岩田聡社長は、先日ロサンゼルスで開催されたE3 Media & Business Summitの任天堂プレスカンファレンスにて、『Wii Music』や『どうぶつの森Wii』そして『Wii Sports Resort』といったカジュアル向けゲームが中心で、大作タイトルが無かったことを残念がる声が上がっていることについてコメントを寄せています。

Forbesの記事で岩田氏は「任天堂がコアゲーマーを無視しているのではないかという誤解がありますが、そのような誤解は解きたいと思っています。E3で『スーパーマリオ』や『ゼルダの伝説』を期待していた方には申し訳なく思っています。いわゆる大作と呼ばれるタイトルは開発に時間もかかります。今回は見せるタイミングではなかったと判断しました」と述べています。

また先日日本でも発売され順調な滑り出しを見せているiPhoneについてもコメントを寄せています。

「実際に触ってみました。とても魅力的な製品です。ただ、慎重にiPhoneユーザーとDSユーザーを考えたときに、確かに被る部分はあるものの、そう大きいかと言うと、決してそうではないという結論になると思います」

大手ゲームメーカーもゲームを提供しているiPhoneですが、現在の家庭用ゲーム機と携帯電話向けゲームのようにある程度棲み分けた状態が続くのではないでしょうか。

サードパーティが「Wii MotionPlus」を知ったのは"少し前"、容量問題にも取り組み中

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/28/30452.html
MTV Multiplayerは、任天堂オブアメリカ社長兼COOのReggie Fils-Aime氏へのロングインタビューを掲載しています。その中で同氏は、E3で公開した「Wii MotionPlus」や、少し前から言われているWiiの内蔵フラッシュメモリが512MBで限りが見えているという問題などについて話しています。

まず「Wii MotionPlus」については、第一弾となる『Wii Sports Resort』が発売までまだ暫くある中で発表した点について、サードパーティに周知を図り、対応タイトルを増やしたいからだとしました。開発キットも出荷を開始しているということです。情報としては一般公開の"少し前"に伝えてあったそうです。

フラッシュメモリの問題については「既に公にコメントしているように、私達はこの問題で様々な解決法に取り組んでいます。現在のところまだ発表できるものはありませんが、私達はこの問題に気付いており、解決を見つけるべく本気で取り組んでいます」としています。

任天堂ほかソフトメーカー54社、ニンテンドーDSで動作する「マジコン」を販売する5社を提訴

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/29/30470.html
任天堂は、ニンテンドーDS向けにソフトを供給している54社と共同で、「R4 Revolution for DS」などのいわゆる「マジコン」と呼ばれる機器を輸入・販売している会社を不正競争防止法に基づいて東京地方裁判所に提訴したと発表しました。

これらの機器を用いると、インターネットの違法アップロードサイト等から入手した、本来ではDS上で動作しないはずのゲーム・プログラムの複製物が起動可能となり、これらの輸入・販売によって任天堂などのソフトメーカーは大きな損害を受けています。

任天堂およびソフトメーカー各社は、「このような機器が市場に蔓延することにより、コンピュータゲーム産業全体の健全な育成・発展が阻害されると判断し、同種同等のいわゆるマジコンと呼ばれる機器に対して、継続して断固たる法的措置を講じる所存です」としています。

提訴の対象とした会社
社名 所在地 代表取締役
・嘉年華株式会社  東京都文京区  鄭 蓬 莱
・夏黎株式会社  東京都板橋区  曹 悦
・株式会社カミヨコ  横浜市中区  王 越 鳴
・株式会社DIGITALNAVIGATOR  東京都千代田区  巽 康一郎
・株式会社クリエイティメイト  東京都千代田区  陳 嘉 雄

共同で提訴したソフトメーカー
社名 所在地 代表取締役
・アークシステムワークス株式会社  横浜市港北区  木戸岡 稔
・株式会社アイイーインスティテュート  東京都練馬区  西澤 幹雄
・株式会社アリカ  東京都品川区  西谷 亮
・株式会社SNKプレイモア  大阪府吹田市  外山 公一
・株式会社カプコン  大阪市中央区  辻本 春弘
・クリエイティヴ・コア株式会社  東京都港区  須藤 勝味
・株式会社光栄  横浜市港北区  松原 健二
・株式会社サイバーフロント  東京都品川区  藤原 三二
・株式会社ジャレコ  東京都港区  加藤 貴康
・株式会社スクウェア・エニックス  東京都渋谷区 和田 洋一
・株式会社セガ  東京都大田区  臼井 興胤
・株式会社タイトー  東京都渋谷区  和田 洋一
・株式会社タカラトミー  東京都葛飾区  富山 幹太郎
・株式会社ディースリー・パブリッシャー  東京都渋谷区  伊藤 裕二
・テクモ株式会社  東京都千代田区  安田 善巳
・株式会社デジタルキッズ  名古屋市中区  ミラー スティーヴン エドワード
・株式会社ハドソン  東京都港区  石塚 通弘
・株式会社バンダイナムコゲームス  東京都品川区  石川 祝男
・株式会社ポケモン  東京都千代田区  石原 恒和
・株式会社ユークス 堺市堺区  谷口 行規
・株式会社レッド・エンタテインメント  東京都中央区  名越 康晃
・株式会社レベルファイブ  福岡市中央区  日野 晃博
・ロケットカンパニー株式会社  東京都新宿区  飯田 就平
ほか31社

DS新デザイン、Wiiの新カラーを否定―米国任天堂副社長

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/29/30482.html
先日の「E3 Media & Business Summit」で期待されたものの空振りに終わったものの一つに、ニンテンドーDSの新デザインがあります。これについて米国任天堂のセールス&マーケティング担当副社長を務めるCommie Dunaway氏は、Wiiの新カラーの登場の可能性も一緒に否定しています。

まずDSの新デザインについては「私たちがDSで注力しているのは、もっと多くの人に遊んで欲しいということです。DSはまだ二桁成長を続けていて、これはまだ多くの掘り起こせて無い需要があることを示唆します。中でも今までとは異なる世代や女性といった新規ユーザーがDSを待ち望んでいるはずです」とコメント。

また、Wiiの新カラーがあるかという質問には「新しいカラーバリエーションについての発表はありません。私たちはWiiをとても速いスピードで売っていて、これまでより生産を30パーセント増やして、月間240万台を世界中に出荷して、それでも間に合わない状況です。まだ新しいカラーについて考える段階ではないと思いますし、現に考えてません」と答えています。

日本では多少落ち着いた感のある両ハードですが、北米や欧州では毎月数十万台のペースで売れ続けています。それを考えると暫くはどちらも動きは無いのかもしれませんね。

任天堂、平成21年度3月期 第1四半期業績を発表―DSが落ち着くものの、Wiiが海外で好調

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/30/30491.html
任天堂は、平成21年度3月期 第1四半期(2008年4月1日〜6月31日)の業績を発表しました。それによれば、売上高は4233億8000万円(前年同期3400億円)、営業利益は1191億9200万円(同906億円)、経常利益は1768億9200万円(1314億円)、純利益は1072億6700万円(802億円)となり、順調な伸びを見せています。

事業別に見ると、ニンテンドーDSの販売は海外では増加したものの、国内では減少していて、全世界での販売打数は前年同期と比較して4万台減少し、694万台(累計7754万台)となりました。対応ソフトは233万本増加し、3659万本となりました。Wiiでは北米、欧州での普及が加速していて、全世界での販売台数は174万台増加し、517万台(累計2962万台)となりました。ソフトも2442万本増加し、4041万台でした。

詳しい販売台数/予測の数字は以下の通りです。

(単位は万台/万本)

ハード種類地域2007年Q12008年Q1累計今期予測
ニンテンドーDSハード国内208582297
米大陸2392712511
その他2503652947
69869477542800
ソフト国内97949311993
米大陸1129143313753
その他1318173314873
342636594061918700
Wiiハード国内9553643
米大陸1442501311
その他1042151008
34351729622500
ソフト国内2783902496
米大陸87019349871
その他45017166517
15984041188517700

「期待を受ければ更にそれを上回るのは大きな挑戦に」―岩田社長が次世代機についてコメント

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/30/30495.html
まだPS3/Xbox360/Wiiという3機種が揃ってから2年足らずではありますが、米国の経済誌「Forbes」は次世代ゲーム機についての記事を取り上げています。既に各社コメントしているように、次の準備を進めているようですが、登場はまだ先――2012年〜18年といった先の話になりそうです。

米国のソフトメーカー、THQのBrian Farrell氏は「現行世代で感じるのは、まだ非常に初期段階で、まだまだ未開拓の部分が多く残されているということです」と言います。また、『Gears of War』の開発元で広く使われているUnreal Engineでも知られるEpic GamesのMark Rein氏も、次の世代が登場するのは2012年〜2018年のいずれかの時期になるのではないかと話します。

その一方でハード開発は常に進められるものです。ゲーム機のコアとなるチップを供給するIntelやAMD、Nvidiaといったメーカーは各メーカーと活発に話し合いを進めているそうです。

任天堂の岩田社長もForbesにコメントを寄せています。

「私達は常に次を準備しています。次世代機も開発中です。しかしその一方で、ハードは箱であり、ユーザーはゲームを遊びたいからハードを買ってくれるのです。どのハードも革命的な特徴が必要です。Wiiでは革命的なユーザーインターフェイスを実現しました。それが次も同じかどうか、それは言えません」

「多くの人が任天堂がまた次も違ったことをしてくるだろうと期待するのは自然なことです。その期待が集まれば集まるほど、期待を上回るのは更に難しいチャレンジになってきます」

ソニーももちろんPS4は出すということを明確にしています。まだまだ先ながら徐々に姿を現していくことになるかもしれません。

任天堂、世界11か国で3万個の「R4」などを差し押さえ―今年だけで

http://www.inside-games.jp/article/2008/07/31/30515.html
任天堂およびライセンシーの54社は、ニンテンドーDSでコピーソフトが動作するようにするツール(いわゆるマジコン)を販売している業者を提訴したと一昨日伝えられましたが、GamesIndustry.bizが伝えるところによれば、任天堂は年明けからこれまでに既に3万個の製品を差し押さえているということです。

「任天堂は中国、香港、韓国、米国、英国、フランス、イタリア、デンマーク、スペイン、オランダベルギー、デンマーク、の各国の政府機関と協力し、販売業者や製造業者に対する取り組みを進めていて、3万のゲームの著作権を侵害する製品を差し押さえています」

一昨日の発表によれば任天堂らが提訴したのは輸入・販売を行っていた5社で、今後も「マジコンと呼ばれる機器に対して、継続して断固たる法的措置を講じる所存」としています。