2008年の任天堂NEWS11

Last-modified: 2010-10-31 (日) 05:44:23

ニンテンドーDSiは初回出荷は20万台

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/04/32003.html
GameIndustry.bizによれば、任天堂は11月1日のニンテンドーDSiの出荷台数は約20万台だったということです。また、今週までに追加で10万台を出荷する計画だということです。実売台数は明らかにされていません。

ニンテンドーDSiはカメラやSDカードスロットなどが追加され、画面サイズが拡大されほか、インターネット経由で専用ソフトをダウンロードする機能が追加されています(256MBのストレージを内蔵)。一方でGBAカートリッジは使用できなくなりました。価格はDS Liteよりも引き上げられ、18900円となりました。

みなさんは既に入手できました?

DSiウェアの計画は?成長はいつまで続く? など任天堂・経営方針説明会の内容が公開

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/05/32045.html
任天堂は、10月31日にQ2業績発表に合わせた経営方針説明会を開催、そこでの岩田聡社長のスピーチの内容が公式サイトにて公開されています。

第2四半期も引き続き好調な業績だった任天堂ですが、経営方針発表会ではいつも通りWiiやDSの売れ行きに関する資料の紹介に始まり、今後の取り組みなどについて触れられています。

11月1日に発売になったDSiで実現した「DSiウェア」では、『ArtStyle』と呼ばれる完全新作のパズルゲーム群6タイトルが500ポイントで販売予定であることや、『メイドインワリオ』など過去の任天堂ソフトのやり込み要素の強いミニゲームを切り出してDSiウェア200として売り出す計画や、「ほぼ日手帳」に収録された東京の路線図をアレンジして配信する予定などが紹介されています。また、カメラを使った『うつすメイドインワリオ』も12月下旬のDSiショップのオープンと同時に500ポイントで配信されるようです。

通常のパッケージソフトでは先日の発表会で公開された『メイドイン俺』について、プレイヤー自身でミニゲームを作って、それを共有していくことのできる「メイドインワリオ」だと紹介されています。加えてWiiウェアの『あそぶメイドイン俺』を使えば、作った身にゲームをテレビ画面でプレイすることもできるそうです。

任天堂公式サイトでは質疑応答も掲載されています。沢山の質疑があり、岩田社長らの考えがよく分かる内容になっています。その中で一つだけ紹介したいと思います。

これまでの話を聞いて、任天堂は磐石の体制ではないか思い、この状況に死角はあるのかということを考えているが、社長は先ほど次のラウンドがやってくるだろうというような発言があったが、その中でDSiという新しい用途を提案するゲームを出し、また売上高も2兆円突破する勢いということで、この勢いを止めるものがあるとすれば、どういうものがあると考えているのか聞かせてほしい。
私は自社が磐石だと考えたことは一度もございませんし、また磐石という考えを万が一持ってしまったとすれば、それこそが非常に危険なことではないかと思います。これから任天堂では、ゲームキューブやNINTENDO64のときに、結果的にマーケットでメインストリームになれずに苦しんだ経験をした人は会社の中で減っていきます。逆に言うと、その苦しみを知らない人の割合が会社の中で高まっていくわけです。そうなったとき、すなわち、われわれが前回のラウンドと今回のラウンドで何が違って、どんな些細な、小さなことがその命運を分けるのかということがまったく自覚できない人の割合が高まってしまったときに、どうやって組織全体が緊張感を持って運営ができて、どうやって大事なことを忘れずに、どうやって企業が自滅的な行動を取らないようにあれるのかが問題です。これはよい状況が続けば続くほど、チャレンジのハードルは上がっていくと思います。

まあ、産業、ビジネスの歴史の中で永遠に好調が続いた会社は見たことがないので、そのチャレンジが来たときに、なるべく辛い時期をうまく乗り切れるようでありたいと思います。

南アフリカの任天堂代理店がオンラインストアを開設―南アフリカでもWiiの売れ行きは好調

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/10/32125.html
南アフリカで任天堂製品の公式代理店となっているCore Groupは、WiiやニンテンドーDSなどを取り扱うオンラインストアをオープンしました。これによって地方のゲームユーザーも、欲しいゲームを欲しいタイミングで入手できるようになるとしています。

「最新ゲームの発売されるペースは速く、それに合わせてベストな機会に在庫を取りそろえておくのは困難です。一般の店舗ではユーザーも欲しいものを確実に手に入れられるとは限りません」とCore Group代表のRJ van Spaandonk氏はコメントしています。また海外からの輸入となるAmazonなどを利用するよりも、税金などがかからず安く入手できるとのことです。

南アフリカでは同社が代理店となって2008年10月よりWiiを発売中で、5万8000台がこれまでに販売されているそうです。最近の売上も好調で、クリスマスまでにはナンバーワンの次世代機になる見込みで、最近の販売ペースではWiiが36%、PS3が14%、Xbox360が22%のシェアとなっているそうです。また、ユーザー層の広さは他の地域と変わらず、46%が女性、45%が25歳以上となっているとのこと。

また先週には『Wii Music』が発売されるなど、新作タイトルも順調に追加されていっているようです。

Q3の世界市場の売上本数トップ5は?

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/11/32152.html
GameIndustry.bizによれば、Top Global Marketsによる2008年第3四半期(7月〜10月)の世界市場におけるゲームの販売本数トップ5は、『マッデンNFL09』『Wii Fit』『スターウォーズ: ザ・フォース・アンリーシュド』『ポケットモンスター プラチナ』『マリオカートWii』の5タイトルだったということです。内訳は以下の通りです。

『マッデンNFL09』
日本: 1000本
米国: 295万8000本
英国: 3万5000本
合計: 299万4000本

『Wii Fit』
日本: 34万6000本
米国: 128万3000本
英国: 46万本
合計: 208万9000本

『スターウォーズ: ザ・フォース・アンリーシュド』
日本: ―
米国: 141万7000本
英国: 32万1000本
合計: 173万8000本

『ポケットモンスター プラチナ』
日本: 148万2000本
米国: ―
英国: ―
合計: 148万2000本

『マリオカートWii』
日本: 21万8000本
米国: 85万6000本
英国: 39万4000本
合計: 146万8000本

米Motivaがモーションセンサーに関して任天堂を提訴

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/12/32163.html
GameDaily.bizによれば、オハイオ州のMotivaという企業が、Wiiで同社の特許を侵害されたとして、任天堂と任天堂オブアメリカを11月10日付でテキサス州西地区連邦地方裁判所に提訴したということです。

特許は、ベースステーションとの間で通信しながらプレイヤーの動きを感知する携帯デバイス、に関するものです。

Motivaの代理人となっている法律事務所のThe Lanier Law Firmは「他人の技術を許可なしに使用するのは泥棒です」と声明を発表しています。

任天堂は米国のAnascapeとモーションセンサーに関する特許で争っているほか、日本のエイディシーテクノロジーも任天堂、ソニー、マイクロソフトを提訴したことも明らかになっています。

民法各社が映像配信を共同でWii向けなどに来春開始

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/13/32187.html
日本経済新聞は、フジテレビ・日本テレビ・TBSなど民法及び広告7社が共同でゲーム機やパソコン向けの映像配信事業を共同でスタートすると報じています。その第一歩として、来春にもWii向けで開始するとのことです。

それによれば、ベンチャー企業のスキルアップジャパンに、フジテレビ・日本テレビ・TBS・電通ドットコム・博報堂DYメディアパートナーズ・インターネットイニシアティブ・サイバーエージェントの各社が出資、映像コンテンツの配信や著作権管理を同社が担当するとのこと。

テレビで放送した映像を数日遅れで様々な端末に配信する計画で、広告配信や有料化などのビジネスモデルを今後検討していくとのことです。Wiiでまずスタートし、携帯電話、携帯ゲーム機にも配信する予定だとのこと。

スキルアップはこれまで、NHK、フジテレビ、スカパーJSAT向けの動画配信サイト制作を行ってきました。同社はこの報道について、個別の資本提携については認めているものの、事業自体については把握してないとのコメントを出しています

DSソフトをネット上で公開、数人を逮捕へ

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/13/32192.html

報道によれば、ニンテンドーDS向けのゲームデータをインターネット上のサイトで無断配信したとして、京都府警生活経済課ハイテク犯罪対策室と南署が大阪府の男性など数人の逮捕状を取り、事情聴取を行っているとのこと。容疑が固まり次第、逮捕する方針。

インターネット上でゲームデータを違法に配信するサイトは以前より問題になっていて、「マジコン」と呼ばれる機械を用いることでDS上でゲームを遊ぶことができます。今年7月には任天堂などソフトメーカー54社は共同で「R4 Revolution for DS」などのマジコンを製造・販売する5社を不正競争防止法に基づき提訴しています。

今回のようなケースが摘発されたのは初だということですが、マジコンによる被害は毎年数十億円規模になると見られており、今後も取締りが強化されていくものと思われます。

DSゲームを有料で違法販売、3人を著作権法違反の疑いで逮捕(続報)

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/13/32200.html
既に速報をお伝えしていますが、ACCS(コンピュータソフトウェア著作権協会)によれば、京都府警生活経済課ハイテク犯罪対策室と南署、山科署は、無断でニンテンドーDSゲームを複製、microSDカードで販売していた大阪府寝屋川市の職業不詳男性A(37歳)、同市の有限会社代表取締役の女性B(58歳)、同市の職業不詳男性C(21歳)の3人を、著作権法違反の疑いで逮捕したとのこと。

男性らは、ホームページ「DSGAMEJP」にて「DSゲームはダウンロードする時代」、「全てのゲームが0〜500円」などと銘打ち、『マリオパーティDS』など5タイトルのゲームソフトデータを複製したmicroSDカードを、違法ソフトをDS本体で稼動させるために必要な「マジコン」とセットして10980円で販売していました。

ホームページではその他に大量のゲームソフトをアップロードして、有償でのダウンロードも行っていたとのこと。

京都府警の捜査員がサイバーパトロールで「DSGAMEJP」を発見、任天堂の鑑定および告訴をもとに、本日3名を事情聴取し、逮捕に至ったとのこと。

Wiiのブームは一過性ではない−利用率は緩やかな増加傾向

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/13/32199.html
「Wiiのブームが一過性である」とするいくつかの指摘がありますが、これは本当でしょうか?

アメリカの調査会社ニールセンは、Wiiの利用率が2007年からの1年間でほぼ変化していないか増加傾向にあるとする調査結果を発表しました。

調査は2007年9月〜2008年8月の1年間に渡って行われました。

Wiiは一ヶ月に4.9〜6.2日使用され、一回当たりの平均利用時間が47〜55分という結果が出ました。一ヶ月当たりの利用日が最も少ないのは2007年9月の4.9日。逆に最も多いのは2008年6月の6.4日となります。一回当たりの平均利用時間が最も少ないのは2007年9月で47分。最も多いのは2007年12月の55分となります。

独特なコントローラーに加えて『Wii Fit』『Wii Sports』といった従来のビデオゲームとは異なった系列のソフトが存在するためか、「Wiiは玩具の一種でありブームは一過性である」とする予測は業界内外から行われてきましたが、gamedaily.bizを通して発表された調査結果によると、2008年に入ってからは一ヶ月当たりの利用日が5日を下回る月はないため、Wiiは継続的に利用されているといっても良さそうです。

任天堂、2010年の新卒採用の概要を公開―初めて100人を超す計画

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/14/32217.html
任天堂は公式サイトにて、2010年の新卒採用についての概要を公開しました。

2010年の新卒採用は、技術系(理工)・技術系(デサイン)・技術系(サウンド)・事務系の4職種で、来年2009年春入社よりも20人多い、112名を採用する計画となっています。内訳は大学・大学院の技術が76名、事務が32名、高専・短大・専門の技術が4名、事務が1名の予定です。

応募は全て自由応募で、任天堂ホームページからエントリーし、応募書類を郵送します。選考は筆記・面接・適性検査などが予定されています。面接重視で、デザイン系、サウンド系の志望者は作品選考もあるということです。

任天堂の新卒採用は2004年には71名でしたが、急速な業績拡大もあり、早いペースで増加していて、2010年は初めて100名を超える見込みです。とはいえ、人気のゲーム業界の中でも屈指の難関とされる任天堂。容易な道ではありませんが、2010年に卒業予定の方は話を聞いてみるのもよいかもしれません。

「我々は特許ゴロではない」―任天堂を訴えたMotivaの弁護士

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/18/32293.html
先日、オハイオ州のMotivaという企業が任天堂をWiiでモーションセンシングに関する特許を侵害されたとして提訴したというニュースをお伝えしましたが、同社の弁護士は「我々は特許ゴロ(=Patent Troll)ではない」というコメントを寄せています。

「Motivaは特許ゴロではありません。特許ゴロという言葉自体、定義があいまいですが、大企業を訴えて回る小企業のように使われます。大企業は訴えられるのが好きではありません。また大企業は小さな企業が本当に特許を持っていたとしても余り使用料を払うのを好みません。それは非常に不名誉なことです。被害を被っている人々を更に"ゴロ"と呼んで中傷するのは酷いことです。任天堂には物語を作るのが上手く弁護士が沢山いるでしょう。しかしMotivaは本当の特許保有者です。法務局に行けばすぐに分かります」

以下、姉妹サイトのIT辞典より。

パテントトロール(Patent Troll)

大企業から特許侵害を理由に巨額の賠償金や特許料を得ることだけを目的に特許を保有している中小企業のことです。

パテントトロールの明確な定義はありませんが、一般には、研究開発の設備を持たずに、倒産した企業などから安価に特許を取得し、特許権を濫用して大企業から賠償金や特許料を獲得することだけを目的にしている企業であるといわれています。大企業にとっては、特許を侵害しているとされた製品やサービスの差止請求を起こされ、賠償金や和解金を払う必要が生じたり、将来の製品やサービスの計画が狂うこともあります。日本では、まだほとんど事例はありませんが、欧米では問題化しています。

「任天堂は競争相手とは違った独自の方法でコミュニティを形成する」−NOA社長が経済誌に語る

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/20/32319.html
任天堂オブアメリカの社長であるReggie Fils-Aime氏は経済誌「フォーブス」のインタビューに対し「任天堂は競争相手とは違った独自の方法でコミュニティを形成する」と語りました。

PS3の「PlayStation Network」やXbox360の「Xbox Live」など、次世代ゲーム機はオンラインでのコミュニティに注力していますが、こうした動きに対しReggie Fils-Aime氏は「任天堂は常にコミュニティに対する展望を持っており、我々の顧客もコミュニティを求めている。任天堂は競争相手とは違った独自の方法でコミュニティを形成する」と語っています。「独自の方法」が何であるかについては現時点では明らかにされていませんが、「フォーブス」は何らかの発表が行われるとすれば次のE3であろうと予想しています。

氏はWiiにおける任天堂ソフトとサードパーティ製ソフトの売上の差に関して「サードパーティはWiiの顧客層を理解していない。Wiiの顧客層は従来とは違ったシステムに興味があり、そこを取り入れていない」と発言しています。

Wiiが新たな顧客層を開拓したことは皆さんがご存じの通りですが、Reggie Fils-Aime氏はこうした層へアピールするソフトが必要であるとする考え方の模様。

氏の考え方に従うのであれば、これまでとは違った顧客層を理解することがサードパーティの急務であるようです。

Wii、3度目のクリスマスも品薄−北米最大のゲームショップが予測

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/25/32389.html
米国の最大手ゲームショップチェーンGameStopは、今年のクリスマスシーズンにもWiiが不足するとの見通しを立てています。

Wiiは今年で3回目のクリスマスを迎えることとなりますが、同社CEOのDavid Carlson氏は「Wiiの本体は非常に良く供給されているが、クリスマスシーズンには不足しているだろう」と海外ゲームサイトgameindustryにコメント。本体と同様に『Wii Fit』と『ギターヒーロー』のバンドキットも不足気味ではあるが、Xbox360版とWii版の在庫状況から見て『ギターヒーロー』の勢いは昨年より弱まるだろうとするのがDavid Carlson氏の見解。

ただ、これはあくまで昨年と比較しての「予想」であり、氏は音楽ゲームは全体的に非常に勢いがある人気ジャンルであるとも語っています。

GameStopは2007年クリスマスのWii不足に際し、任天堂オブアメリカ(NOA)と提携。店頭にWiiがなくても予約することで2008年1月には手に入れられるという体制を作りましたが、今年はどのような手を打ってくるのかが注目されます。

Wiiのゲームはバーゲンされることが多い?−米調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/26/32403.html
米国の調査会社のEEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)は、Wiiのゲームが値下げされる率が他のハードと比べて高いとする調査結果を発表しています。

調査結果によると、値下げされる率はXbox360が7.5%、PS3が9.09%、Wiiが15.1%。EEDAR のアナリストであるJesse Divnich氏は調査結果に関して「Wiiでは多くのカジュアルゲームが発売されている。コア層をターゲットとするゲームどうしは同時期の衝突を避けるが、良く似た層を狙うカジュアルゲームどうしは近い時期に発売されることが多い」とコメント。Wiiで主力となっているゲームジャンルと販売戦略に起因するものであるとする考えを明らかにしました。

これはあくまで米国での調査結果とアナリストの分析ではありますが、カジュアルゲームとコア層向けゲームの違いが出ているのではないでしょうか。

米国任天堂、Black Fridayに合わせて2種類のDS限定版を投入

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/26/32414.html
感謝祭の翌日は「Black Friday」と呼ばれ、ホリデーシーズンの最重要日、一年で最も商品が売れる一日だと知られています。それに合わせて任天堂オブアメリカは、11月28日にニンテンドーDS Liteの限定の新カラーを2種類発売すると発表しました。

1つは「マリオレッド」で赤のボディにマリオのMのロゴが刻印され『Newスーパーマリオブラザーズ』が同梱されます。もう一つはアイスブルーのDS本体に『脳を鍛える大人のDSトレーニング』が同梱されます。価格はいずれも149.99ドルとなります。

「ニンテンドーDSは最も手ごろで、最も人気のあるゲーム機です。これらの限定版セットはDSを初めて手にする人にも、コレクターにも、最高のギフトになるでしょう」と任天堂オブアメリカの上級副社長セールス&マーケティングのCammie Dunaway氏はコメントしています。

DSiは日本国外ではまだ正式な発売日は明らかにされていませんが、これら同梱版や、『ポケモンレンジャー バトナージ』『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』『Mystery Case Files: MillionHeir』など新作タイトルも続々登場し、今年の年末商戦を引っ張っていきそうです

Wii、発売2周年を前に700万台を突破

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/26/32418.html
調査会社のメディアクリエイトによれば、Wiiの国内累計販売台数が700万台を突破したということです。

それによれば、23日までの集計での台数は701万4772台。

既に前世代のゲームキューブやNINTENDO 64の累計販売台数を超えています。

Wiiは2006年12月2日に発売され、モーションを使った新感覚で誰にでも受け入れられるゲームプレイと『Wii Sports』『大乱闘スマッシュブラザーズX』『マリオカートWii』『Wii Fit』などのヒット作品に牽引され、2周年を目前にして700万台を突破することとなりました。

3度目の年末商戦を迎えますが、先週発売になった『街へいこうよ どうぶつの森』も初週から好調なセールスを記録していて、今後も1000万台という大台に向けて数字を伸ばしていくことになりそうです。

『マリオカートWii』と『Wii Fit』が欧州ゲーム団体の売上ダイヤモンド賞に

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/28/32440.html
欧州のゲーム業界団体ELSPAは1999年からゲームの売上を集計していますが、『マリオカートWii』と『Wii Fit』は、共に売上100万本を突破したことで「ELSPA売上賞」の「ダイヤモンド」に入賞しました。

「ELSPA売上賞」には「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「ダブルプラチナ」「ダイヤモンド」「最速到達タイトル」の6種類があるのですが、「シルバー」が約800本なのに対し、「ダイヤモンド」に認定されたのは僅か11本。ラインナップは以下の通りとなります。

『Grand Theft Auto III』(PS2)
『Grand Theft Auto Vice City』(PS2)
『Grand Theft Auto San Andreas』(PS2)
『The Simpsons: Hit & Run』(PS2)
『Dr. Kawashima's Brain Training: How Old Is Your Brain?』(DS)
『New Super Mario Bros.』(DS)
『Wii Play』(Wii)
『More Brain Training from Dr Kawashima: How Old Is Your Brain?』(DS)
『Mario & Sonic at the Olympic Games』(Wii)
『Wii Fit』(Wii)
『Mario Kart Wii』(Wii)

Wiiのゲームは11本中4本。ニンテンドーDSのゲームは3本。任天堂のゲームは11本中6本となります。1999〜2008年という時代性とお国柄を強く感じさせる顔ぶれといえるでしょう。

「2008年のヒット商品番付」発表、ゲーム業界からは200万本超の大ヒット作がランクイン

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/28/32452.html
三井住友グループのSMBCコンサルティングは2008年11月28日(金)に、「2008年のヒット商品番付」を発表しました。

今年の横綱は、残念ながら東西ともに「該当なし」。東の大関には「アウトレットモール」が、西の大関には「5万円パソコン」が輝きました。いずれも低価格であることがウリの商品だけに、ここ最近の不況がランキングにも影響を与えていることが見て取れます。

そんななかゲーム業界からは、西の小結(4位)に『Wii Fit』が、東の前頭1枚目(5位)に 『モンスターハンターポータブル 2nd G』がランクインしました。

番付の解説では「2008年は、景気減速、原油高、金融信用不安に加え食の安全の脅威が襲い、消費者に生活防衛意識が芽生えた」としており、「商品」「ブランド」「買う場所」を根本的に見直した結果、改めて「家庭」が見直され、消費は「家チカ(家の近く)」や「家ナカ(家の中)」を中心に進んだと分析しています。

『Wii Fit』も『モンスターハンターポータブル 2nd G』も200万本を超えるヒット作ですが、たしかに“家族あるいは複数プレイヤーが一緒にプレイする”というスタイルのゲームであり、昨今の消費動向にマッチしたのがヒット要因だったのかもしれません。

そして来年のヒット予想では、「景気後退のときは価格の割に娯楽性が高いゲームが流行する」として、やはりドラクエシリーズ最新作『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』に注目しているとしています。さらに『ドラクエIX』はDSワイヤレスプレイでの複数人数プレイにも対応していますから、これはもう大ヒット間違いなしといったところですね。

任天堂のグリーン調達について―「任天堂で働くということ」

http://www.inside-games.jp/article/2008/11/28/32456.html
任天堂公式サイトの採用情報ページにて連載されている「任天堂で働くということ」は、普段はなかなか話を聞くことのできない、ゲーム開発には直接関わらない現場の担当者のメッセージも聞くことができます。今回は前回に引き続き「製品技術編(2)」となっています。

今回触れられているのは、製造時期によって微妙に異なるハード設計に対して、ソフトがいずれのロットでも正常に作動するかどうかをチェックする「ロットチェック」と呼ばれる仕事や、各種の国際規制などに対応して、環境に優しい部品等を調達する「グリーン調達」などについてです。

インタビューに参加しているのは製品技術部の中西氏、製品技術部の三浦氏、製品技術部の黒川氏の3名です。

環境団体のグリーンピースは任天堂のグリーン調達について批判していましたが、実際の現場では非常に大きな苦労をしながら、各種の国際基準をクリアしていることが分かります。また、毎月何百万台という大量の製品を数年に渡って製造し続けるゲーム機ならではの苦労について読むことができます。是非チェックしてみてください。