2008年の任天堂NEWS4

Last-modified: 2010-10-31 (日) 05:52:25

米国でのWii不足は弱いドルのせい? アナリストが推測

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/02/28163.html
Wedbush Morgan証券のアナリストであるMichael Pachter氏は、ダラス・モーニング・ニュースに対して、米国でWiiの品不足が続いているのはユーロに対してドルが弱いためだったとコメント、欧州での需要も一段落しているため、米国での品不足も解消される方向に向かうだろうとしました。

輸出企業にとっては自国通貨に対して強い通貨を持つ国に輸出した方が自国通貨に換算した場合に利益が大きくになります。Pachter氏はこのため、限りあるWii本体の配分で、ドルよりも強いユーロ圏に厚く配分したのではないかと推測しています。

ただ、欧州での需要も一巡し、米国でも期待される『Wii Fit』や「Wiiウェア」のスタートもあるので、配分は変わっていくのではかということです。

このような見方は興味深いですね。

任天堂、初のCSRレポートを発行―環境への取り組みも明記

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/02/28169.html

任天堂は初のCSR(Corporate Social Responsibility / 企業の社会的責任)レポートを発行しました。「任天堂に関わるすべての人が笑顔になるように」という岩田社長のメッセージに始まり、商品の安全性、カスタマーサポート、職場環境、環境対策、調達、企業統治、リスクマネジメントなどについて幅広く紹介されています。

冒頭のメッセージで岩田社長は「CSRは企業がどう社会や地球環境に責任を果たしていくかというものですが、娯楽を仕事とする私達にとっては"任天堂に関わるすべての人を笑顔にする活動"だと考えています」とコメント。娯楽を通じて多くの人の笑顔を実現し、明るい社会を生み出していくという、任天堂ならではの貢献ができるのではないかとしています。

内容はウェブで全て公開されていますので、是非ご覧下さい。

任天堂の製品について環境への取り組みが公開されていないというグリーンピースのレポートもありましたが、CSRレポートの中では、環境に配慮した設計、グリーン調達の取り組み、検査・管理体制などについて詳しく紹介されています。また、CO2やゴミを削減するリサイクルの推進も行われているということです。

韓国任天堂、Wii紹介ページを開設

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/07/28258.html

韓国でPS3が約4000円の値上げ、Wiiに及ぼす影響は?

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/07/28265.html
SCEKは、家庭用ゲーム機であるプレイステーション3(PS3)とプレイステーション・ポータブル(PSP)を2008年4月21日(月)より値上げすると発表しました。

PS3の価格は348,000ウォン(約34,800円)から388,000ウォン(約38,800円)に。PSPは178,000ウォン(約17,800円)から 198,000ウォン(約19,800円)に変更。PS3が約4,000円、PSPが約2,000円の値上げとなります。

値上げの理由としてSCEKは、為替相場の変動を挙げています。PS3とPSPは値上げの噂が流れており、今回のSCEKの発表により、これが現実化した形となります。
なお、韓国国内では一部業者による買い占めが起こっており、プレイヤーの間から不満の声が上がっています。

日本国内では『モンスターハンターポータブル 2ndG』効果が好調なPS陣営。韓国と言えばWiiの発売も予定されており、人気ソフト登場直後の値上げと、世界的な人気ハードの発売がPS陣営に及ぼす影響が懸念されるところです。

『Wii Fit』、ヨーロッパでも人気を集める予感

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/08/28304.html
同梱の「バランスWiiボード」を使って様々な種類のエクササイズに調整、BMI指数を毎日チェックしながら健康管理を行っていく『Wii Fit』は国内では発売から一ヶ月足らずでミリオンセラーを記録し、ヒット作品となっていますが、いよいよ欧州では4月25日より発売されます。事前の人気では海外でのヒットも期待できそうです。

Eurogamerによれば予約段階から注目を集めていて、ゲーム専門店のPlay.comでは1日で在庫切れに、GAMEでも「入荷待ち」となっているそうです。

Play.comのゲーム部門の担当者のGian Luzo氏は「『Wii Fit』は大ヒットになりそうです。十分な在庫があることを期待しています。また、発売前にも入荷数の追加があると思っています」とコメントしています。

価格は英国で69.99ポンド(約14750円)、その他のユーロ圏では89.99ユーロ(約14450円)が予定されています

開催妨害の手紙が届く―「ポケモンカードゲーム バトルロード スプリング★2008」の一部の開催が中止に

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/09/28337.html
ポケモンは、3月23日から全国5会場・計7日間に開催を予定していた「ポケモンカードゲーム バトルロード スプリング★2008」のうち、関東大会の開催を妨害するという内容の差出人不明の手紙が届き、関係機関と慎重に検討した結果、来場者の安全を最優先に考え、関東大会と続く中部・九州大会を中止することを決定したと発表しました。

「捜査に支障をきたす懸念」から詳細は明らかにできないとしています。

参加を計画していた方には残念ですが、捜査の進展を期待したいところです。

■開催が中止される大会

(1)「ポケモンカードゲーム バトルロード スプリング★2008」関東大会
開催日:4月12日(土)、13日(日)
会場:サンシャインシティ コンベンションセンター(東京)

(2)「ポケモンカードゲーム バトルロード スプリング★2008」中部大会
開催日:4月20日(日)
会場:名古屋国際会議場(愛知)

(3)「ポケモンカードゲーム バトルロード スプリング★2008」九州大会
開催日:4月29日(火・祝)
会場:福岡国際センター(福岡)

米軍、Wiiで釣るも志願者は増えず

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/10/28360.html
AP通信によれば、米陸軍はWiiをエサに志願者を募ろうとしたものの、あまり効果は無かったそうです。

陸軍ではテキサス地区にて、メールアドレスを登録することで「Wiiが当たるチャンス」があるというキャンペーンを実施したそうです。「これは"陸軍に入ろう"というキャンペーンではなく"Wiiを手に入れよう"というキャンペーンです。何かを宣伝をする時には注目を集めるのは大事な要素です」と担当者のBart Keyes氏はコメントしています。

元々はiPodを使おうと思ってたところに、メールを委託している業者からの提案でWiiに変更したそうですが、反応は「とても少ない」ということで、5月には終了する予定だとか。人員不足に悩む米軍はリクルート活動を強化していて、『America's Army』というPCゲームを制作したりもしていますが、さすがにWiiが欲しい為に軍隊を目指そうという若者は少なかったようです。

英国のトップ100ゲームメーカーで任天堂が第一位に選ばれる

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/10/28362.html
英国のゲーム業界向けウェブサイトである「Develop」は、英国でのゲーム売上に基づく、世界の優れたゲーム開発会社100を選ぶ「Develop 100」の2008年版を発表しました。それによれば、京都と東京にスタジオを持ち『スーパーマリオギャラクシー』や『脳を鍛える大人のDSトレーニング』などのヒットを連発した任天堂がトップに立ったということです。

今年で4回目となる「Develop 100」ですが、これまで3回連続で首位をキープしてきたEAカナダを任天堂が逆転した形となりました。この1年は非常に好調で、売上にして約1億3000万ポンドで前年より200パーセントという大幅な伸びを記録しました。

ただ全体的には欧米の開発会社の強さが目立ち、100社のうち36社は欧州、12社はカナダのメーカーだったということです。

以下、トップ10リスト
1.任天堂 (日本)
2.EAカナダ (カナダ)
3.ユービーアイソフト モントリオール (カナダ)
4.コナミ (日本)
5.Infinity Ward (米国)
6.EA Black Box (カナダ)
7.マクシス (米国)
8.バンジー (米国)
9.セガ (日本)
10.トレラベーズテイル (英国)
11.ユービーアイソフト フランス (フランス)
12.ユークス (日本)
13.アメーズ・エンターテイメント (米国)
14.EA LA (米国)
15.カプコン (日本)
16.Rebellion (英国)
17.EAレッドウッドショアーズ (米国)
18.Vicarious Visions (米国)
19.A2M (カナダ)
20.ハドソン (日本)
21.ロンドンスタジオ (英国)
22.Treyarch (米国)
23.インテリジェントシステムズ
24.EAソルトレイク (米国)
25.ソニックチーム (日本)
26.ロックスターリード (英国)
27.Insomniac (米国)
28.マイクロソフトゲームスタジオ (米国)
29.スポーツインタラクティブ (英国)
30.ゲームフリーク (日本)
31.コードマスターズ (英国)
32.ナムコ (日本)
33.オフィスクリエイト (日本)
34.スクウェア・エニックス (日本)
35.EAブライトライト (英国)
36.Crystal Dynamics (米国)
37.Eurocom (英国)
38.ネバーソフト (米国)
39.IOインタラクティブ (デンマーク)
40.Radical (カナダ)
41.Next Level Games (カナダ)
42.2Kボストン/2Kオーストラリア (米国)
43.EA Tiburon (米国)
44.Evolution Studios (英国)
45.Epic Games (米国)
46.Backbone (米国)
47.Blizzard (米国)
48.Realtime Worlds (英国)
49.HBスタジオ (カナダ)
50.Bizarre Creations (英国)
51.Relentless Software (米国)
52.Bethesda (米国)
53.Helixe (米国)
54.Midway (米国)
55.Juice Games (英国)
56.Sumo Digital (英国)
57.Harmonix (米国)
58.Valve (米国)
59.BioWare (カナダ)
60.EAシカゴ (米国)
61.Digital Training Pool (ドイツ)
62.Studio Liverpool (英国)
63.アルトロン (日本)
64.MTO (日本)
65.レア (英国)
66.Climax (英国)
67.クライテリオン (英国)
68.Barking Lizards (米国)
69.ノーティドッグ (米国)
70.アジェンダ (日本)
71.Stareeze (スウェーデン)
72.クリエイティブ・アセンブリ
73.Shiny Entertainment (米国)
74.Asobo Studio (フランス)
75.EAモントリオール (カナダ)
76.ディンプス (日本)
77.Exient (英国)
78.7 Studios (米国)
79.Team 17 (英国)
80.Lexis Numerique (フランス)
81.Budcat Creations (米国)
82.Frontier (英国)
83.Blade Interactive (英国)
84.Magenta (英国)
85.Visual Impact (ベルギー)
86.ユービーアイソフトルーマニア
87.Paradigm Entertainment (米国)
88.HAL研究所 (日本)
89.Relic (カナダ)
90.Savage Entertainment (米国)
91.Kuju Entertainment (英国)
92.アトラス (日本)
93.SCEAサンタモニカ (米国)
94.Ninja Theory (英国)
95.レトロスタジオ (米国)
96.Tantalus (オーストラリア)
97.マーベラス (日本)
98.Blitz Games (英国)
99.ロックスターバンクーバー (カナダ)
100.Planet Moon Studios (カナダ)

売上は独立系調査会社のChartTrackのデータに基づくものです。

Wii値下げは「噂や推測の類」と欧州任天堂

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/10/28367.html
フランスのゲームサイト「Jeux-France」が、Wii本体が149ユーロに値下げされ(『Wii Sports』を同梱)、『マリオカートWii』の同梱パックが199ユーロで発売されると伝えたことについて、任天堂オブヨーロッパはGameIndustry.bizに対して、このレポートの内容は「噂や推測に過ぎない」と否定のコメントを出しました。

現在欧州では『Wii Sports』の同梱されたWii本体が249ユーロで販売中です。また、『マリオカートWii』は欧州では4月11日、北米では4月27日に発売されます。

本体値下げの噂は常にあるものですが、好調に売れているこの時期に値下げというのは常識的に考えてまず無いのではないでしょうか。

改造されたWiiでは『マリオカート』動作せず

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/14/28417.html
欧州のゲーム業界団体ELSPA (The Entertainment & Leisure Software Publishers Association) の発表によれば、MODチップで改造されたWii本体では『マリオカートWii』はプレイできないそうです。プレスリリースの中で任天堂のインサイダーがコメントを寄せています。

「改造されたWiiは便利そうに聞こえますが、全く意味のないことです。改造すると『マリオカートWii』は動作しません。また、二度とサポートを受けることもできません。真のWii体験は改造された本体には訪れません」

またELSPAは英国レスターシャーの取引基準局と合同で捜査を行い、2000以上の違法チップを押収したということです。その大半がWiiで、一部Xbox360やプレイステーション2のものが確認されたそうです。

Wii、韓国での価格は2万2千円、4月26日に発売

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/14/28418.html
韓国任天堂は、現地のランチングカンファレンスにて、Wiiの韓国における価格と発売日を発表しました。ゴールデンウィーク前という大方の予想通りでした。

価格:  220,000ウォン(約22,000円)
発売日: 4月26日(金)

韓国では、PS3が約4,000円値上げの約38,800円、PSPが約2,000円値上げの19,800円になることが発表されたばかり。

ライバル陣営の値上げ直後に、それより安い価格を発表できたことで、任天堂は、イメージ的にも好スタートを切ることができそうです。

『Wii Fit』米国では89.99ドル、NWSで予約して宮本氏の特製Tシャツをゲット

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/16/28478.html
任天堂オブアメリカは、5月19日に発売するWii向け『Wii Fit』の価格について、89.99ドル(約9000円)とすることを明らかにしました。日本と同様に「バランスWiiボード」が1台同梱されます。日本では8800円で販売されていますのでほぼ同じ価格になりました。

ニューヨークのロックフェラーセンターにある任天堂の公式ストア、Nintendo World Storeにて『Wii Fit』を4月18日〜20日の間に予約すると、宮本茂氏のイラストとサインが描かれた特製Tシャツが先着1000名様にプレゼントされる予約キャンペーンも実施されます(予約金として5ドルが必要)。

『Wii Fit』は国内でも150万本近いセールスを記録する作品になりましたが、米国でも大ヒットが予測されています。

ニンテンドーDSソフトの国内実売本数が1億本を突破

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/17/28525.html
メディアクリエイトは、ニンテンドーDSソフトの国内累計実売本数が2008年4月13日のでの集計で1億本を突破したと発表しました。ニンテンドーDSは2004年12月に発売されてから3年5ヶ月での達成です。ハードの累計販売台数はDSとDS Liteで2200万台となっています。

2008年4月17日までに発売されたDSソフトは922タイトル、ミリオンを突破したのはうち21タイトルです。装着率は4.5本となります。

ちなみに同じくハードが2000万台を超えているPS2はソフトの累計実売本数が1億本に達するのに4年3ヶ月を要していて、DSはソフトも非常に好調に売れているハードだということが言えそうです。

順位タイトルメーカー発売日販売本数
1New スーパーマリオブラザーズ任天堂2006年5月25日5,174,163
2もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング任天堂2005年12月29日4,835,159
3おいでよ どうぶつの森任天堂2005年11月23日4,693,662
4脳を鍛える大人のDSトレーニング任天堂2005年5月19日3,771,440
5マリオカートDS任天堂2005年12月8日3,042,753
6ポケットモンスター ダイヤモンドポケモン2006年9月28日3,005,505
7ポケットモンスター パールポケモン2006年9月28日2,490,564
8英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け任天堂2006年1月26日2,216,322
9マリオパーティDS任天堂2007年11月8日1,706,506
10やわらかあたま塾任天堂2005年6月30日1,654,285

エンターブレイン、DS新型機についての報道を否定

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/18/28552.html
エンターブレインは、4月11日のゲーム業界セミナーで浜村社長のコメントとして「ニンテンドーDSの新型機がこの夏発表される可能性がある」とコメントしたと報じられた件について、そのようなコメントは行っていないと否定の発表を行いました。

講演において浜村氏は「ニンテンドーDSの動きには今後も注目していきたいこと」、「ゲームに関する多くの新発表がなされるアメリカのE3には今年も期待している」と触れたものの、人気や品薄が続いている現状から新型機や後継機発表の可能性には否定的な見解を示したということです。

また、任天堂もそのような発表を行う予定はないと否定のコメントを出しています。

米国でDSが1900万台を突破、3月だけで70万台

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/21/28578.html

任天堂オブアメリカによれば、独立系の調査会社NPDグループの調査で、ニンテンドーDSの累計販売台数が米国だけで1900万台を突破したということです。3月だけで70万台が売れていて、引き続き非常に早いスピードで普及しています。また、Wiiはこれを上回る72万台であったということです。

上級副社長セールス&マーケティングのCammie Dunaway氏は「任天堂ハードは3月に米国で売れた全ゲーム機の58パーセントを占めました。『ポケモン不思議のダンジョン』『マリオカートWii』『Wii Fit』など今後も大作が続いていき、この勢いは継続されると期待しています」と述べています。

WiiやiPhoneのブラウザは危険性が高いと研究者が指摘

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/21/28582.html
カリフォルニア大学デービス校の研究者は、金曜日に開催された「Usability, Psyschology, and Security Conference 2008」にて、WiiやiPhoneのブラウザは、通常のPCのブラウザと比べてセキュリティ面での危険性が高いと警告したということです。

発表によればWiiのオペラやiPhoneのサファリの利用者は、その利便性からアドレスバーでURLを表示するよりも、クリックでリンクを辿る傾向が強く、簡単なJavaScriptなどでアドレスバーの表示を消したり、ドメイン名を改変することで、フィッシングサイトなどに導く事ができると指摘しています。

研究者らは対策の為にブラウザをアップデートするといった方法を取るよりは、フィッシングサイトなどへのアクセスを遮断するためのプロキシを通すようにすべきだとしています。本件に関してオペラやアップルはコメントしていません。

"Wiiの映像をPS3レベルに"ゲームエンジン「Quantum3」が登場

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/21/28593.html
ゲーム開発会社のHigh Voltage Softwareは"WiiのグラフィックをPS3レベルにまで引き上げる"という「Quantum3」エンジンを開発したと発表しました。バンプマッピング、ライトエフェクト、グロス処理など様々なビジュアル表現を向上させねと共に、リソースのストリーミングなどにも対応、Wiiの開発を強力にサポートするものになるということです。

「パブリッシャーやデベロッパーがWiiの技術的な可能性を最大限に引き出そうとしないのは恥だと考えます。殆どのWiiタイトルはPS2後期のグラフィックさえも実現していません。次の段階に進むべきです。Wiiというハードは、今多くの人が見ている以上の実力を秘めています。私たちはこの新エンジンが基準を引き上げることを期待します」とHigh VoltageのCEOであるKerry Ganofsky氏はコメントしています。

『The Grim Adventures of Billy & Mandy』や『Ben 10: Protector of Earth』や『Harvey Birdman – Attorney at Law』といった複数のゲームが以前のバージョンのエンジンで開発されていて、「Quantum3」でも自社内で5つのWiiプロジェクトが進行しているということです。

任天堂、台湾ではISPと連携して平行輸入品に対抗へ―Wii発売で

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/22/28623.html
台湾ニュースを伝えるCENS.comの報道によれば、台湾でのWii発売に当たって、任天堂はインターネットプロバイダー(ISP)第2位のSeedNetとプロモーション分野で、小売業者のXander International Corpと販促の面で提携を行い、4月〜6月のいずれかの時期に正式に売り出すということです。

SeedNetは現在、任天堂の総代理店である博優公司と詳細なマーケティングプランについて議論を行っているということですが、ゲームに関連する新サービスなども導入するということです。情報筋によれば博優公司は現在出回っている並行輸入品に対抗するための柱としてISPとの連携を図ることを考えているようです。

台湾第2位のISPであるSeedNetですが、20万人の顧客の多数は法人顧客で、一般ユーザーへの浸透を図るために、Wii販売店との連携を行っていく方針のようです。

任天堂は日本以外のアジア地域でも順次Wiiを発売していく意向で、4月26日には韓国で発売され、中国でも年内が予定されています

レトロスタジオ、『メトロイドプライム』のMark Pacini氏らが退職

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/24/28664.html
IGNによれば、レトロスタジオで『メトロイド3 コラプション』などに関わった3名のスタッフが退職したということです。昨日から噂が広がっていましたが確認された形です。退職したのはリードデザイナーのMark Pacini氏、エンジニアのJack Mathews氏、ディレクターのTodd Keller氏です。

理由などは明らかにされていませんが、新しいスタジオを立ち上げるのではないかという推測もあります。レトロスタジオは、米国テキサス州オースティンにある任天堂100%子会社のデベロッパーで、これまで『メトロイドプライム』シリーズを手がけてきました。今後もWiiタイトルを手がける予定で、閉鎖されることはないとIGNは伝えています。

任天堂、平成20年3月期業績を発表―全ての数字で過去最高を更新

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/24/28678.html

任天堂は平成20年3月期の決算を発表しました。売上高は1兆6724億2300万円(前年同期9665億円)、営業利益は4872億2200万円(同2260億円)、経常利益は4408億0700万円(同2888億円)、純利益は2573億4200万円(同1742億円)と、売上高が初めて通期で1兆円を突破したほか、そのほかの数字も全て過去最高を更新しました。

平成20年度は国内経済は堅調に推移したものの、米国ではサブプライムローンに端を発した金融不安もあり企業収益に陰りが見えてきた一年でした。しかしながらゲーム業界には好調が続く携帯ゲーム機に加えて、次世代の据え置き型ゲーム機の普及も始まり、減速は見られませんでした。その中でも任天堂はWii本体が1861万台、DSが3031万台、ソフトでも48タイトルのミリオンセラーが誕生するなど好調を維持しました。

売上高を地域別に見ると日本が3374億円(前年同期3313億円)、南北アメリカが6597億円(3523億円)、欧州が6204億円(2661億円)、その他地域が548億円(166億円)となり、海外での売上高は1兆3479億円で比率としては80.6%でした。日本ではほぼ横ばいでしたが、南北アメリカや欧州で非常に大きな伸びを見せていることが分かります。

また任天堂は、業績が予想を上回ったため、予定していた期末配当1050円を1120円に引き上げ、年間1260円とすることも同時に発表しています。

任天堂、ハードとソフトの販売数字を公表、ソフトは3億本を達成

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/24/28679.html
任天堂は平成20年3月期業績発表で、ハードとソフトの売上本数を公表しました。

Wiiハードは国内で590万台、米大陸で1061万台、欧州で794万台で合計2445万台となりました。今期も2500万台を見込んでいます。また、ゲームキューブの累計出荷2174万台をあっさり抜きました。ソフトでも数字を伸ばしていて、各地域ともに前年度の倍以上となっています。特に米大陸での伸びが大きく、年間で1億本を超えました。

DSハードは国内では落ち着いた感がありますが海外では好調を維持しました。米大陸と欧州のいずれも1000万台を超え、全世界での根異形台数は7060万台となりました。今期か来期には1億台を達成できそうです。ソフトでは国内は前年を下回ったものの、海外では大きく数字を伸ばし、1億8000万本を超えました。

岩田社長はちょうど一年前の決算説明会にて「中長期的にDSとWiiで年間3億本のソフトが売れる市場を目指す」と話しましたが、平成20年度はWiiが1億2000万本、DSが1億8000万本で、宣言から僅か1年で3億本という目標が達成された形です。この好調さは岩田社長にとっても驚きのものかもしれません。

任天堂、前期のミリオンセラーは28タイトル

http://www.inside-games.jp/article/2008/04/25/28710.html
任天堂、前期のミリオンセラーは28タイトル

任天堂は平成20年3月期決算の説明会資料において、同期(2007年4月1日〜2008年3月31日)におけるミリオンセラータイトルについて明らかにしました。前期に100万本以上売り上げた任天堂作品はGBAが1タイトル、DSが15タイトル、Wiiが12タイトルの計28タイトルでした。

全世界合計は2007年4月1日〜2008年3月31日の期間における全世界での本数、(うち国内)は当該期に国内で売れた本数、(うち海外)は当該期に海外で売れた本数、全世界累計は期間を問わない累計本数。これらはハードに同梱されている数字を含みます(海外では『Wii Sports』はWii本体に同梱)。