2008年の任天堂NEWS5

Last-modified: 2010-10-31 (日) 05:51:28

日欧で好調『マリオカートWii』が北米でも販売開始

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/01/28772.html
任天堂オブアメリカ(NOA)は4月28日より、北米地域にて『マリオカートWii』の販売をスタートしました。先に発売された日本ではミリオンセラーに迫り、欧州でもChart-Trackの週間セールスで初週トップに立つなど好調な滑り出しを見せています。

「ちょうど『Wii Sports』のように、『マリオカートWii』は家族の全てが集い、笑い、そして楽しみを共有することができます。WiiホイールやMiiを使ったレースで『マリオカートWii』はゲームの世界に全てのプレイヤーを誘います」とCommie Dunaway上級副社長セールス&マーケティングはコメントしています。

NOAでは全米を回り『マリオカートWii』の楽しさを伝えるツアー「DRIVING SCHOOL TOUR」も開催中です。今後、シカゴ、ワシントンDC、フィラデルフィア、ボストン、ニュージャージーで開催が予定されています。詳しくは賑やかな公式サイト(http://www.mariokart.com/wii/launch/)にて

米国任天堂、キャラクターピンズをリコール

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/05/28826.html

任天堂オブアメリカは、ニューヨークにある公式ストア「Nintendo World Store」およびシアトル本社にある従業員向けストアで販売され、一部取引先にも配布された、任天堂のキャラクターの入ったピンズをリコールすると発表しました。

2004年4月〜2007年11月に販売されたもので、米国規制当局が定める子供向け玩具に含まれる鉛の許容量を超える鉛が含まれていたということです。販売された店舗はいずれも任天堂が運営する以下の2店舗です。

Nintendo "Fun & Games" employee store
4820 150th Ave NE
Redmond, WA 98052

Nintendo World Store
10 Rockefeller Plaza
New York, NY

当該商品を所有する方は無料のダイヤル(800)431-0971に電話して欲しいということです。発送用の封筒が送られ、製品を送った方には交換用プログラムの案内が行われます。

コリン・リード氏がNSTを退職、マイクロソフトへ―『1080゜』や『ピクミン』など手がける

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/08/28874.html
Shacknewsが報じたところによれば、11年間に渡って任天堂に在籍し、情報開発本部の『ピクミン』(GC)やNintendo Software Technology(NST)の『メトロイドプライム ハンターズ』(DS)などを手掛けたプログラマーのコリン・リード氏がNSTを退職し、マイクロソフトに移籍したということです。

リード氏はレースゲームの『Forza Motorsport』を手掛けるマイクロソフトの内部スタジオのTurn 10に在籍するということです。退職前にはNSTで未公表のプロジェクトに携わっていたということです。

先日の「レトロスタジオ、『メトロイドプライム』のMark Pacini氏らが退職 」というニュースに続いて少し心配な話です。

コリン・リード(Colin Reed)氏は、元々英国アルゴノーツで活躍していたプログラマーで、任天堂と提携し、スーパーファミコン向けの3Dチップ「スーパーFXチップ」や対応ソフト『スターフォックス』の開発で日本にやってきたスタッフの一人です。N64『1080゜スノーボーディング』なども彼の手がけた名作として著名です。

「日本の億万長者」ナンバーワンは任天堂・山内氏―米フォーブス

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/08/28875.html
米誌フォーブスは毎年恒例となっている「日本の億万長者」(Japan's 40 Richest)のリストを公開しました。任天堂相談役の山内溥氏が初めてトップに立ちました。40人の合計資産は前年より107億ドル多い899億ドルで、トップ10のうち8人が昨年よりも資産額を増やすという結果でした。

山内溥氏の推定資産は78億ドル(約8110億円)で、2年前の約3倍になりました。資産の多くは10%を保有する任天堂株式と見られ、好調な業績を受けての株高の恩恵を受けた形です。ゲーム業界では、エニックス創業者の福嶋康博氏やコナミ創業者の上月景正氏、サミー創業者の里見治氏、コーエー創業者の襟川氏がランクインしました。

山内溥(任天堂相談役) 78億ドル
森章(森トラスト・ホールディングス社長) 77億ドル
毒島邦雄(SANKYO会長) 54億ドル
佐治信忠(サントリー社長) 53億ドル
孫正義(ソフトバンク社長) 51億ドル
柳井正(ファーストリテイリング会長兼社長) 47億ドル
糸山英太郎(元衆議院議員) 45億ドル
三木谷浩史(楽天会長兼社長) 38億ドル
滝崎武光(キーエンス会長) 32億ドル
伊藤雅俊(イトーヨーカドー名誉会長) 27億ドル
岡田和生(アルゼ会長) 22億ドル
国分勘兵衛(国分社長) 21億ドル
岩崎福三(岩崎産業会長) 18億ドル
福田吉孝(アイフル社長) 17.5億ドル
神内良一(プロミス創業者) 17億ドル
木下兄弟(アコム創業者) 16.5億ドル
永守重信(日本電産社長) 16.2億ドル
韓昌祐(マルハン会長) 16億ドル
福武總一郎(ベネッセ会長) 14億ドル
重田康光(光通信会長兼CEO) 12億ドル
福嶋康博(スクウェア・エニックス名誉会長) 11.6億ドル ※エニックス創業者
船井哲良(船井電機社長) 115
森稔(森ビル社長) 11億ドル
吉田忠裕(YKK社長) 10億ドル
稲盛和夫(京セラ創業者) 8.9億ドル
上原昭二(大正製薬会長) 8.2億ドル
上月景正(コナミ社長兼CEO) 7.9億ドル
松井道夫(松井証券社長) 7.8億ドル
里見治(セガサミーホールディングス会長兼社長) 7.6億ドル
笠原健治(ミクシィ社長) 7.4億ドル
豊田章一郎(トヨタ自動車名誉会長) 7.25億ドル
襟川恵子、陽一(コーエー会長) 7.2億ドル

明日から北米でも「Wiiウェア」サービス開始―『Dr.MARIO』『FFCC』など

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/11/28928.html
国内では3月25日よりスタートしている、Wii向けの新作タイトルダウンロードサービス「Wiiウェア」ですが、明日5月12日より北米でもサービスが開始されます。それに先立った任天堂オブアメリカの公式サイト(Nintendo.com)では紹介ページが公開されています。

ページではWiiウェアに関する概要のほか、ムービーでの紹介が行われています。その映像によれば、ロンチでリリースされるのは以下の5タイトルになるようです。

・LostWinds
・Dr.Mario & 細菌撲滅(Mr.MARIO Online RX)
・Defend your Castle
・サクサク アニマルパニック(Critter Round-Up)
・小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル(FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES: My Life as a King)

国内で発売中の『Dr.Mario & 細菌撲滅』(任天堂)、『サクサク アニマルパニック』(KONAMI)、『小さな王様と約束の国 FFCC』(スクウェア・エニックス)に加えて、フロンティア・デベロップメンツの風を使ったアクション『LostWinds』、XGen Studiosの開発する城防衛アクション『Defend your Castle』が登場します。

また、その他の情報によれば、

・V.I.P. Casino: Blackjack
・Pop
・TV Show King

といったタイトルも配信開始されるようです。

今後もタイトルか追加される見込みで、活性化していくと面白いですね。

欧州任天堂、「Wiiウェア」を5月20日より開始すると発表

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/14/28988.html
任天堂オブヨーロッパは、Wiiで新作ゲームソフトをダウンロードできるサービス「Wiiウェア」の欧州市場での開始日を、5月20日とすると発表しました。同サービスは日本国内で3月25日から、北米では5月12日より開始されています。同時に開始当初のラインナップも明らかにされています。

マーケティング&PR担当役員のLaurent Fischer氏は、「Wiiウェアについて開発者からの大きな反響に任天堂はとても興奮しています。私たちはこのチャンスが、全く新しいコンセプト、ジャンル、ゲームプレイ、そしてゲーム体験といったものが、大小様々なゲーム開発者から生み出される事につながることを期待しています。そしてまた、この創造性の扉を開くことは、Wiiユーザーが更に幅広い、面白いゲームを得るということでもあります」とコメントしています。

WiiウェアではWiiリモコンやヌンチャクやWi-Fiにおるオンライン通信といったWiiの特徴的な機能をフルに使ったゲームを、インターネットで流通できるシステムで、大きいメーカーから小さいメーカーまで広く門戸が開かれると共に、柔軟な価格設定ができることで、大規模・大予算の大作のみならず、ワンアイデアに基づくクリエイティブなゲームをリリースする事が可能となっています。

5月20日より欧州でダウンロードができるのは以下のタイトルとなります。

・Dr. Mario & Germ Buster [Dr.Mario & 細菌撲滅] (任天堂)
・ 小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル (スクウェア・エニックス)
・LostWinds (フロンティア・デベロップメント)
・Pirates: The Key of Dreams from Dutch (Oxygen Interactive)
・Pop (Nnooo)
・スターソルジャーR (ハドソン)
・Toki Tori (Two Tribes)
・TV Show King (Gameloft

米国任天堂、特許侵害で2100万ドルの支払命令―Anascape Ltd

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/15/29015.html
AP通信によれば、任天堂オブアメリカがAnascape Ltd.から特許侵害で訴えられていた件で、イーストテキサスの連邦裁判所の陪審団は2100万ドルの支払いを命じる判決を出したということです。訴訟は2006年に起こされたもので、AnascapeはWiiのクラシックコントローラー、ゲームキューブコントローラー、ウェイブバードが自社の特許を侵害していると主張しました。

任天堂の広報担当であるCharlie Scibetta氏は、この金額が削減される道を探るとしています。

また、Anascapeの弁護士は「ノーコメント」としています。

The Lufkin Daily NewsはAnascapeは同様にコントローラーで特許を侵害されたとしてマイクロソフトとも交渉を行い、任天堂との訴訟が始る前に和解が成立していたと報じています。その内容については明らかにされていません。

任天堂、Wii『Disaster: Day of Crisis』を発売延期に

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/16/29047.html
任天堂は、7月3日に発売を予定していたWii『Disaster: Day of Crisis』(ディザスター デイ・オブ・クライシス)の発売日を延期すると発表しました。「開発期間を延長し、より良い品質でお客様へお届けするため」としています。正式な発売日は確定次第発表するということです。

『Disaster: Day of Crisis』は、昨年4月に任天堂がバンダイナムコゲームスより買収したモノリスソフトが開発中のタイトルで、巨大災害に襲われた大都市を舞台に、プレイヤーは元レスキュー隊員の主人公となり、その危機から人々を救うというサバイバルアクションです。

ヒトラーのMiiが追放される

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/19/29083.html
複数の海外サイトによれば、「ニンテンドーWi-Fiコネクション」で『マリオカートWii』などに参加していた、ヒトラーを似せて作ったMiiが追放された模様。そのMiiは右の画像の上のようなMiiです。現在、「Hitler」のような名前を付けたMiiでは、下のような画面が表示され、接続が拒否されるということです。

ゲーム中とはいえ、世界中の多数のユーザーが目撃するものですので、この措置は妥当ではないでしょうか。
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任天堂、EUの決定を不服として欧州司法裁判所に提訴―1億6780万ユーロの罰金

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/20/29111.html
欧州連合(EU)の欧州委員会が、2002年10月に、任天堂と地域ディストリビューターを務める7社に対して、1991年から1998年にかけて、競争を不当に妨害したとして1億6780万ユーロの罰金の支払いを命じた件で任天堂は、この決定を不服として欧州司法裁判所に提訴したとのこと。

「この罰金は不当かつ違法なもので、衝撃的なものです。EUの競争法の中でも単一の案件としては最も金額の大きいものでもあります」と任天堂の弁護士を務めるIan Forrester氏は述べています。

オーストラリアでもWiiウェアのサービスが本日開始

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/20/29115.html
任天堂は日本や北米に続いて、オーストラリアでも本日5月20日よりWiiウェアのサービスをスタートしました。ラインナップは『Dr.Mario & 細菌撲滅』や『小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』など6タイトルです。欧州でも本日よりスタートですが、初期ラインナップは一部異なっています。

・Dr.Mario & 細菌撲滅 (任天堂)
・小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル (スクウェア・エニックス)
・LostWinds (フロンティア・デベロップメント)
・スターソルジャーR (ハドソン)
・Toki Tori (Two Tribes)
・TV Show King (Gameloft)

Wiiウェアはインターネットに接続されたWiiで、Wii専用の新作ゲームをダウンロードすることのできるサービスで、Wiiポイントを使って決済することができます。

日本では本日よりWi-Fiでの対戦にも対応した『役満Wii 井出洋介の健康麻将』が追加になっています。

『Wii Fit』がNWSで先行発売、セントラルパークでは体験会も

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/20/29124.html
任天堂オブアメリカは、米国でも非常に注目度の高い、『Wii Fit』を本日よりニューヨークの「Nintendo World Store」にて先行発売しました。ゲームソフトに同梱している「バランスWiiボード」を使用することで、日々のBMI指数をチェックしながら、体を動かす様々なトレーニングに楽しみながら取り組むことができます。日本国内では既に200万本を超える大ヒットとなっています。

任天堂ではこれを記念して、ニューヨークのセントラルパークおよび「Nintendo World Store」にて発売記念イベントを実施しました。写真: セントラルパーク→1UP.com、flickr、flickr2、Nintendo World Store→Kotaku

セントラルパークでゲームを体験した、様々なセレブのトレーナーを務めているセレブリティパーソナルトレーナーのAshley Bordenさんは「みんながこのボードに乗って、フィットネスを楽しいと思ってくれることを期待しています」とコメントしています。

上級副社長セールス&マーケティングのCammie Dunaway氏は、「ビデオゲーム上級者でも初心者でも、『Wii Fit』は人を動かす魅力を持っています。誰にとっても簡単で気軽にトライできる『Wii Fit』は、ゲームの世界を更に広げていこうという任天堂の新しい取り組みの例です」とコメントしています。

5月21日からは全国で発売される予定です。価格は89.99ドルです。

台湾でのWii発売は6月中旬〜下旬

http://www.inside-games.jp/article/2008/05/27/29252.html
台湾のDigiTimesによれば、任天堂の代理店であるWeblink Internationalは、台湾でのWii発売について、6月中旬〜下旬に決定したということです。

これまでは博優が任天堂の台湾における専属代理店となっていましたが、第二の代理店として新たにWeblink Internationalが指名されたようです。

台湾で売り出されるWiiはインターフェイスが日本語のままになっているものの、同梱されるゲームソフトや取扱説明書は中国語のものが用意されるとのこと。

既に日本国内での発売以来、平行輸入品のマーケットが出来上がっている台湾ですが、それらに対抗する意味も含め、本体価格はNT$9000(約3万500円)に抑えられ、ゲームが同梱されるということです。