2008年の任天堂NEWS3

Last-modified: 2010-10-31 (日) 05:56:42

海外で評価の良いゲームを出しているメーカーはどこ?

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/05/27555.html
各ゲームのスコアは色々なメディアが紹介したり、インサイドでもユーザーレビューでの評価はチェックすることができますが、各ゲームメーカーが発売したゲームが全体的にどのくらいのスコアをたたき出しているのか、というチェックはなかなか知る事が出来ません。「この会社だから買いだろう」という経験は誰しもあると思いますが、感覚ではなく、ちゃんとしたデータとしてあれば役立つに違いありません。

米国のゲームサイトNextGenerationは、レビュースコアの統計を公開しているGameRankings.comのデータを基に、スコアランキングを公開しました。これは2007年に発売したゲーム全ての平均値をゲームメーカー毎に取ったものです。米国のレビューを基にしたものなので、参考程度ということにはありますが、興味深いものになりました。

以下の通りです

  • 2007年アベレージスコア
SCEA77.9
任天堂75.1
カプコン74.2
ルーカスアーツ73.4
アトラス71.7
エレクトロニック・アーツ71.3
マイクロソフト69.2
テイク・ツー69
コードマスターズ68.4
アイドス68
ビベンディ67.5
KONAMI66.4
D3パブリッシャー66.3
セガ65.5
THQ64.3
バンダイナムコゲームス63.8
ユービーアイソフト63.1
アクティビジョン61.9
ディズニー60.7
ミッドウェイ58.3
アタリ55.5
Majesco53.7
Game Factory51.4
UFO50
Crave47.9
DSI37.4
Conspairacy34.3

トップはSCEA、2位は任天堂、3位はカプコンという順になりました。売上では海外メーカー勢がこのところ強い傾向がありますが、評価という点では日系メーカーもなかなか頑張っているようです。SCEAは現地メーカー開発タイトルも多いですね。意外なところでは、海外を強化しているアトラスが5位と健闘、D3パブリッシャーも13位でした。

そのほかの日系の大手メーカーではKONAMIが12位、セガが14位、バンダイナムコが16位でした。

ちなみにリリース本数では以下のリストになります。当然と言えば当然ですが、本数は評価は関係ないようです。今やどのメーカーも世界展開を考える時代、規模は小さくとも確実な評価を得ている小規模メーカーの頑張りは参考になりそうです。

任天堂75
SCEA74
テイク・ツー73
エレクトロニック・アーツ72
THQ70
マイクロソフト70
セガ68
KONAMI67
ビベンディ67
ミッドウェイ67
アイドス66
アクティビジョン66
ユービーアイソフト65

フォーブス、世界の億万長者を発表―ビル・ゲイツ氏が3位に転落、山内溥氏もランクイン

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/06/27587.html
米国の経済誌フォーブスは、毎年恒例となっている世界の億万長者ランキング(The World's Billionaires)の2008年版を発表しました。

今年はこれまで13年連続で1位だったマイクロソフトのビル・ゲイツ氏が3位に転落しています。それに替わって伝説的な投資家で、バークシャー・ハサウェイの会長ウォーレン・バフェット氏がトップに、2位はメキシコの通信会社アメリカ・モビルのカルロス・スリム氏が獲得しました。

ウォーレン・バフェット氏の推定資産は約6兆4380億円、カルロス・スリム氏は約6兆2300億円、ビル・ゲイツ氏は約6兆220億円ということです。

日本勢でトップだったのは森トラストの森章氏で推定資産は7780億円で順位は124位でした。任天堂相談役の山内溥氏は約6650億円で149位でした。このほか、ソフトバンクの孫正義氏、楽天の三木谷浩史氏、サントリーの佐治信忠氏ら、1000位以内に25人がランクインしました。

京都市の景観政策の特例第1号に京大病院新病棟―山内溥氏が寄付

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/08/27651.html
京都市は市の中心部の建物の高さなどを規制する景観政策を行っていますが、この適用除外の第一号に京都大学が建設する医学部付属病院新病棟が決定しました。これは任天堂の山内溥相談役の寄付を元に建設する建物で、地下1階、地上8階建てで高さ31メートルです(景観政策で20メートルに制限)。

市景観審査会が特例を認める答申をまとめ、市長もこれを追認する見通しです。

特例申請をしていた京都大学では、具体的な内容を聞いてから適切に対応していきたいとしています。

山内溥氏は2002年まで任天堂の社長を務めたあと、現在は相談役となっています。京大病院で診療を受けた経験があり、「大学病院の使命にふさわしい病棟を」と約70億円の建設費の寄付を申し出ました。京都大学では2007年2月に着工したい意向でしたが、昨年9月にスタートした景観政策などにより遅れていました。

米国任天堂とマイクロソフトのPR代理店を「PRWeek」が表彰

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/10/27657.html
マーケティングの専門誌「PRWeek」は優れたマーケティングキャンペーンを対象に2000年から毎年開催している「PRWeek 2008 Award」の今年の受賞社を発表し、任天堂オブアメリカのPR代理店であるGolinHarris、マイクロソフトのエデルマンなどを選びました。

任天堂オブアメリカとGolinHarrisは、Wiiの発売に合わせた大々的なキャンペーンで「PRWeekキャンペーンオブザイヤー」「コンシューマーロンチキャンペーンオブザイヤー」を受賞しました。

また、マイクロソフトとエデルマンは、Xbox360の『Halo3』発売に合わせたキャンペーンが評価されました。

その他にはUSエアウェイズからの敵対的買収に対してデルタ航空がKetchumと組んで展開した「Keep Delta My Delta」キャンペーンなどが選ばれました。

世界のゲームデベロッパートップ50―首位は任天堂京都

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/10/27666.html

Game Developers Conferenceの主催者で、雑誌「Game Developer」やウェブサイト「Gamasutra」を運営するCMP Game Groupは、世界中の700を超えるゲームデベロッパーを評価した「Game Developer Research」を発行しました。これは毎年発行されているもので、今年で5回目となります。

評価が最も高かったのは『脳トレ』や『Wii Fit』など新基軸でも次々にヒットを放つ任天堂の京都開発で、続いて『コール・オブ・デューティ4 モダンウォーフェア』が非常に高い評価を受けたInfinity Ward、『World of Warcraft』で知られアクティビジョンとの統合も決まったBlizzard Entertainmentでした。

以下50位までのリストです。

1. 任天堂
2. Infinity Ward
3. Blizzard Entertainment
4. EAカナダ
5. Valve
6. KONAMI日本スタジオ
7. Insomniac Games
8. カプコン大阪スタジオ
9. EA Tiburon
10. Bioware Edmonton
11. Bungie
12. ユービーアイソフト モントリオール
13. 2Kボストン / 2Kオーストラリア
14. Harmonix
15. バンダイナムコゲームス
16. スクウェア・エニックス
17. ゲームフリーク
18. Epic Games
19. ハドソン
20. ネバーソフト
21. EAレッドウッドショアーズ
22. Crytek
23. 任天堂東京スタジオ
24. EAロサンゼルス
25. Realtime Worlds
26. Bethsda Softworks
27. ノーティドッグ
28. SCEスタジオサンタモニカ
29. EAブラックボックス
30. Turn 10 Studios
31. トラベラーズテイル
32. Relic Entertainment
33. Beenox
34. レベルファイブ
35. トーセ
36. コードマスターズ
37. マクシス
38. パワプロプロダクション
39. EA UKスタジオ
40. Firaxis
41. Amaze Entertainment
42. Massive Entertainment
43. レトロスタジオ
44. セガ
45. Sports Intertactive
46. テクモ
47. Sumo Digital
48. Crystal Dynamics
49. Obsidian Entertainment
50. Big Huge Games

宮本茂氏が『Wii Fit』で大賞受賞―第13回AMDアワード授賞式が開催

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/10/27671.html
社団法人デジタルメディア協会は、第13回AMDアワード(デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'07)の受賞作品を発表しました。既に先日お伝えしている内容に加えて、コンテンツ章の優秀賞9作品の中から、AMD理事長賞に携帯サイト「魔法のiらんど」で生まれ映画も大ヒットした「恋空」、大賞/総務大臣賞に任天堂の『Wii Fit』が選ばれました。

北米上陸『大乱闘スマッシュブラザーズX』―前作以上のヒットに期待

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/11/27687.html
国内では1月31日に発売され既に100万本を突破した人気タイトル『大乱闘スマッシュブラザーズX』が、3月9日より北米でも『Super Smash Bros. Brawl』として販売開始されました。

「『スマブラX』の興奮は爆発的に広がっています。既に確立した素晴らしいゲームをクリエイターがさらにWiiで楽しいゲームにしたというのは本当に喜ばしいことです。私達はファンと同じように興奮しています」と任天堂オブアメリカ上級副社長セールス&マーケティングのCammie Dunaway氏はコメントしています。

前作であるゲームキューブの『大乱闘スマッシュブラザーズDX』は世界で709万本が販売されていて、今作も世界的な大ヒットが期待されます。

本作はWiiで初めてディスク2層構造を採用したゲームで、日本でも一部のWii本体で読み取りが出来ない症状が確認されましたが、北米でも一部同様の問題が発生しているようです。任天堂オブアメリカでは、当該のWii本体についてレンズのクリーニングを無償で行う事を発表しています。

ちなみに発売に向けて各地のBest Buyで開催されたトーナメントは、発売当日にニューヨークのNintendo World Storeで実施された決勝戦でボストン代表が勝利したいということです。

『Wii Fit』オーストラリアでは5月8日発売

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/12/27716.html
「バランスWiiボード」を使って様々なトレーニングを行い、楽しみながら家族みんなで健康を日々チェックできる『Wii Fit』ですが、任天堂オーストラリアは豪州地域での発売日について5月8日に決定したと発表しました。

国内では既に発売され160万本を超えるヒットとなっていて、続いて欧州では4月25日、北米では5月19日に発売されます。

価格は149.95豪ドル(約14000円)となります。

普段ゲームをしてこなかった人にもゲームを広めた『Wii Fit』は、第13回AMDアワードの大賞も受賞しました。

「日本クリエイション大賞」の授与式が開催―宮本茂氏と任天堂開発チームが大賞受賞

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/12/27736.html
日本ファッション協会は、本日午後より赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京にて今年で21回目となる「日本クリエイション大賞」の授与式を開催しました。大賞、環境アート賞、地域文化振興賞、海外賞の4つの部門があり、大賞として「21世紀の新しいライフスタイルを創り出す世界的クリエイティブ集団」として宮本茂氏と任天堂開発チームが大賞を受賞しました。

日本ファッション協会は日本商工会議所の会頭を務めた五島昇氏によって設立された協会で、「より豊かな生活文化の創造」を掲げて、毎年優れた取り組みを表彰しています。

大賞に選ばれたのは宮本茂氏と任天堂開発チームで、ファミリーコンピューターの発売以来、ゲームは進化してきましたが、その一方でゲームをしない人たちからは「勉強の敵」「部屋に閉じこもり不健康」といったネガティブなイメージで敵視される場面も増えてきました。しかしこのような状況下で開発されたDS、続くWiiは新しい種類のインターフェイスとソフトで世代の垣根を超え、家族の世代間コミュニケーションを生み出し、お茶の間文化の復権をもたらしたと評価されました。

また、一般的に多数の合議ではなく、非常に感性の優れた特別な個人から生まれるクリエイティブなもちづくりにおいて、宮本氏をはじめとしたクリエイターの力を見事に発揮させ、世界を代表する企業となった任天堂のあり方も評価されたようです。

宮本茂氏のコメント

ありがとうございます。一人で受け取るのは非常に恐縮で、本当に大勢のスタッフのおかげだと思います。栄えある賞をありがとうございます。作るものは派手ですが、会社は正方形で非常にシンプルで(笑)、そのシンプルな会社にすごくユニークなスタッフが集まっていて、それをスポンサーしてくれる会社です。みんなに代わって御礼申し上げます。

ファミコンの当時にゲームはかなり生活に溶け込んだという印象を受けました。でもそこからどんどんゲームが、そういうものではなく変わっていって、どうも世間や家庭のお母さんから「敵」だと思われるようになってきてしまいました。

ゲームはインタラクティブで、デジタルを使う事で色々な機能が拡張していけるユニークなもので、世界中の人が使えるものです。そうしたものがどうして敵視されるのか、そういう悩みがありました。WiiとDSという2つのハードでは今までの考え方を変えて取り組みました。もちろん、チームとしても今のお客さんを切り捨てるのかという思いはありました。それでもなんとかやり、DSでは「みんなの生活を豊かにしよう」、Wiiでは「家族のみんなを笑顔にしよう」というテーマを掲げて努力してきました。その結果としてこのような賞をいただけたことに感謝します。

本当にありがとうございました。

「Wiiウェア」3月25日スタート!

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/11/27673.html
任天堂は『Wiiショッピングチャンネル』にてWii専用ソフトを配信するサービス「Wiiウェア」を3月25日よりスタートすると発表しました。ロンチタイトルとなるのは『小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』や『みんなのポケモン牧場』など9タイトルが決定しました。

価格は500〜1500Wiiポイントとなりました。

3月25日配信開始タイトル
・おきらくピンポンWii (アークシステムワークス) 500Wiiポイント
・ことばのパズル もじぴったんWii (バンダイナムコゲームス) 1000Wiiポイント
・サクサク アニマルパニック (KONAMI) 1000Wiiポイント
・スターソルジャーR (ハドソン) 800Wiiポイント
・小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル (スクウェア・エニックス) 1500Wiiポイント
・天使のソリティア (Gモード) 500Wiiポイント
・Dr.Mario & 細菌撲滅 (任天堂) 1000Wiiポイント
・みんなのポケモン牧場 (ポケモン) 1000Wiiポイント
・LONPOS (元気) 1000Wiiポイント

『マリオカートWii』、北米では4月27日の発売が決定

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/13/27752.html
任天堂オブアメリカは既に国内では4月10日の発売が決定している待望のレースゲーム最新作『マリオカートWii』について、北米での発売日を4月27日に決定したと発表しました。ハンドル型のリモコンアタッチメント「Wii Wheel」が同梱されます。今作ではニンテンドーWi-Fiコネクションを使って世界中のプレイヤーと最大12人の対戦が可能で、今まで以上に熱いレースが楽しめそうです。

「『マリオカートWii』は私達の最も人気のフランチャイズの一つを家族の誰にでも楽しめる形に変えます。Wii Wheelでのドライブはとても自然で、きっとスピードを出したくなることでしょう」と上級副社長セールス&マーケティングのCammie Dunaway氏はコメントしています。

最新作では16の新コースと、16の旧作からチョイスされたコースの計32コースを楽しむことができます。新要素として挙げられるのは新たにバイクを操縦することができるようになったことや、Miiをゲームで使用できるようになったことなどです。レース以外にも毎回熱いバトルモードも搭載されます。Wiiメニューに「マリオカートチャンネル」をインストールしての仕掛けも用意されます。

操作はWii Wheelでのハンドル操作の他に、Wiiリモコンとヌンチャク、Wiiリモコンのみ、クラシックコントローラー、ゲームキューブコントローラーの5種類が用意されていて、それぞれ好みのスタイルでカートに乗り込む事が出来ます。

国内では4月10日発売、価格は5800円です。

米国任天堂『ポケモン不思議のダンジョン』の予約キャンペーンを実施

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/14/27777.html
任天堂オブアメリカはニンテンドーDS向けに3月16日に発売する『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊』(Pokémon Mystery Dungeon: Explorers of Time)と『ポケモン不思議のダンジョン 闇の探検隊』(Pokémon Mystery Dungeon: Explorers of Darkness)で特製ガイドブックが貰える予約キャンペーンを実施すると発表しました。

ガイドブックにはゲームに関する多数の情報や、アートディレクターの杉森建氏によるオリジナルのコミック、インタビューなどが掲載されているということです。

『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊』『闇の探検隊』は、ポケモンとなってしまった主人公が時や闇を越えて冒険し、ダンジョンに挑み、どうしてポケモンになりこの世界にやってきたのかを探すダンジョンRPGで、国内では2007年9月13日に発売済みです。米国では昨年発売された本編『ダイヤモンド』『パール』が合計433万本売れていて、今回も期待できそうです。

月を舞台にしたFPA『Moon』―MastiffとRenegade Kid

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/16/27813.html
米国のパブリッシャーMastiffとデベロッパーのRenegade Kidは、「Project M」と呼ばれてきたニンテンドーDS向けの開発プロジェクトを正式にSFアクションアドベンチャーゲーム『Moon』と発表しました。開発元はRenegade Kidです。

本作の舞台となるのは今から約半世紀後の2058年の月面。調査に訪れていた探検隊は、新しい月面基地の開発中に、隠されていたエイリアンの卵を発見します。しかし彼らはすぐにもっと大きな衝撃を受けることになります・・・。

「『Moon』は深いストーリーラインとプレイヤーのスキルを試すゲームプレイを備えたファーストパーソンアクションアドベンチャーで、ニンテンドーDSのパワーを印象付ける作品になるでしょう。前作『Dementium: The Ward』で培った能力をベースに、我々のゲームエンジン"Renegade Engine"は、DSの限界を更に拡大していくことでしょう」とRenegade KidのJools Watshamクリエイティブディレクターは述べています。

任天堂がE3でする「ファンタスティックな発表」とは? Reggie社長がコメント

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/17/27823.html
任天堂オブアメリカのReggie Fils-Aime社長兼COOが、GameTrailers TVの独占インタビューで興味深いコメントをしています。今年のE3は7月にロサンゼルスのコンベンションセンターにて開催されますが、任天堂はそこで大きな発表をする予定だということです。

「E3までちょっと待ってください…、そこで2008年後半について全てを明らかにするつもりです。みんなが興奮する以上のものを用意しています。任天堂の全てのキーフランチャイズを最大化するような素晴らしい新しいコンテンツです。良い下期になるはずです。ホリデーにはゲーマーが望むような大作ゲームがあるでしょう」

「今言えるのはE3で発表する内容は本当にファンタスティックなものだということです。ゲーマーにとってエキサイティングなだけでなく、(DSやWiiで獲得してきた)新しいユーザーにとってもエキサイティングなものです。たくさんの素晴らしいコンテンツがあるでしょう」

「ゲーマーにとって刺激的で、新しいユーザーにとっても刺激的な」という下りは良いですね。『Wii Sports』や『Wii Fit』で一般層のハートをがっちり掴み、『スマブラX』でこれまでのゲーマー層も満足させた任天堂の次の目標は、その両方を一気に満たすコンテンツなのでしょう。どんなものを2008年後半は用意しているのか楽しみです

900の小学校に拡大、『脳トレ』で脳を活性化―スコットランド

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/17/27841.html
Play.tmによれば、スコットランドの900の小学校で、朝のクラスルームの時間に毎日20分間、ニンテンドーDSで『大人のDSトレーニング』でトレーニングをするという計画が進行中だそうです。継続的に問題やパズルに挑戦することで、脳を活性化させることを目指します。

既に実験的に行われた試みでは、10週間に渡るトライアルで、最初と最後に算数のテストを実施すると、平均で10%ほど結果が良くなったそうです。

地方政府から委託を受けて児童への教育を行っているラーニング・アンド・ティーチング・スコットランドのDerek Robertson氏は、「ゲームをベースにした学習は非常にダイナミックに結果を改善すると共に、今日の若い学習者に適切なモチベーションを与えることができます」と述べています。

このプロジェクトについては過去の記事も参照ください。

『スマブラX』、北米で既に140万本を突破、初日だけで87万本

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/18/27846.html
任天堂オブアメリカは、3月9日に北米で発売したWiiの『大乱闘スマッシュブラザーズX』について、初日だけで87万4000本、これまでの累計で140万本以上が売れたと発表しました。これは発売から3月16日まで毎分120本ずつ売れた計算になるということです。『スマブラX』は既に国内でもミリオンセラーを達成しています。

「『スマブラX』の人気はもはや巷の喧騒を越えて社会的な現象にまでなりました。ゲーム評論家も一般のゲームユーザーもゲームプレイの楽しさを賞賛しています。また次には『マリオカートWii』も控えていて、任天堂の強さは今後も継続されていく見込みです」と任天堂オブアメリカ上級副社長セールス&マーケティングのCammie Dunaway氏はコメントしています。

グリーンピース、今度は任天堂を0.3点と採点―「グリーンエレクトロニックガイド」

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/19/27883.html
環境保護団体のグリーンピースは「グリーンエレクトロニックガイド」として、世界の主要な電子機器メーカーが、自社製品のリサイクルや調達方針でどのくらい環境に対して配慮しているかどうかを点数付けして定期的に公表しています。

インサイドでもお伝えしたように12月のバージョンからグリーンピースは任天堂、マイクロソフト、ソニーを新たに採点対象に加え、中でも任天堂に0点を与えました。また、これに対する任天堂の反論も紹介しました。今回グリーンピースは3月のバージョンで、任天堂を0.3点と評価しました。

この評価についてグリーンピースは、12月から再三に渡って任天堂に対して、自社製品についてどのようなポリシーを持っているのかどうか回答を求めたものの、返答が無かったとしています(英国の広報代理店の1人以外からは)。0.3点と前回より0.3点良くなった理由は、Nintendo.comのFAQにリサイクルについての項目が追加されたため、としています。

グリーンピースでは「任天堂が他の17社と同じように環境対策についてポリシーを持っているなら、きちんと公表して欲しい」とコメントしています。

今回のガイドで最も点数が良かったのは東芝とサムスンで、10点中7.7点を確保しました。続いてソニー、デル、ノキア、レノボが7.3点で続きました。点数が上がったのはアップルで、「MacBook Air」で有害物質の使用を削減したことが評価されました。

ゲーム業界は次なる成長産業と見られていることもあって、環境団体の次のターゲットとされるのではないかという見方もあります。

米GameStop幹部が『スマブラX』やWiiの品薄についてコメント

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/19/27881.html
米国の最大手ゲームショップチェーンのGameStopは2007年の業績発表を行いました。それによれば、売上高は71億ドル、営業利益は5億0142万ドル、純利益は1億5830万ドルと過去最高を更新しました。現在同社では16の国で5264店舗を運営し、2007年には586店を新規開店し、今年も575〜600店をオープンする計画だということです。

会見した最高財務責任者(CFO)のデビッド・カールソン氏は『スマブラX』やWii本体の入荷状況などについてもコメントしました。

まず『スマブラX』については、「素晴らしいタイトルで、売れ行きも最高です。トップかどうかは分かりませんが、今年のトップ5に入るのは間違いありません。『スマブラX』で一つ言えるのは、非常に幅広い層から人気を集めているということです。ですのでロングテールになる可能性があります」と話しました。

ハードの入荷状況については1月と2月はXbox360の不足があったが現在は改善されているものの、WiiとPSPではタイトな状況が続いているということです。また、PS3に関しては4月に『GTA IV』が発売されるのを控えて、適切な在庫を持っている状態だということです。Wiiについては出荷量は増えているものの、まだ需要にマッチするものではないということです。

『スマブラX』は既に北米で140万本を突破しているという報告がされています。

Wii、韓国で春に発売へ―現地紙報じる

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/20/27910.html

韓国のTHE KOREA TIMESが報じたところによれば、任天堂はこの春にWiiを韓国でも発売するようです。任天堂は一昨年に現地法人を設立し、昨年初頭からニンテンドーDS Liteを展開し、好調に推移しています。

同紙によれば、任天堂が韓国でゲームソフトなどのレーティングを行うGame Rating Boardから『Wii Sports』と『はじめてのWii』のレーティングを取得する手続きをしたほか、アクティビジョンもWiiの2タイトルについてレーティングを既に取得したそうです。

ただし韓国任天堂の広報担当者は「準備ができれば正式な発表する予定」として発売日などについては明らかにしなかったということです。

韓国ではゲームのコピーが横行していて、任天堂オブアメリカは先月の声明で「任天堂は韓国との自由貿易協定(FTA)を支持しますが、違法製品のアップロード/ダウンロードで利益を受けている人々をただちに追及すべきです。韓国は任天堂にとって重要な市場ですが、インターネットでの海賊版はゲーム業界の成長を著しく阻害しています」とコメントしています。

THE KOREA TIMESによれば既に韓国ではWiiのコピーソフトが多数流通していて、「Wii Key」と呼ばれるコピープロテクトを解除するチップが販売されているそうです。

ただ、同様の状況にあるDSでは本体もソフトも順調に普及しているようです。

スペインのTragnarion StudiosがWiiライセンスを取得

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/21/27918.html
スペインのマリョルカ島にあるゲーム開発会社Tragnarion Studiosは、ニンテンドーDSに続いてWiiデベロッパーとしての公式ライセンスも取得したと発表しました。同社はタッチペンで魔方陣を描いてプレイするアクションゲーム『Doodle Hex』をPinnacle Softwareと共同開発したメーカーです。

「私達は5月には『Doodle Hex』をDSで発売する予定で、DSに続いてWiiのライセンスも取得できたことは、このゲームの世界をWiiという素晴らしいハードでも展開する機会を得たということです。私達はWiiの実力を発揮する様々な実験を進行中です」と『Doodle Hex』のデザイナーであるRicardo Carretero氏は述べています。

マリョルカ島は地中海の島で、観光客が多数訪れる美しい島だそうです。

米国任天堂が展開する『Wii Fit』キャンペーンは歴史上最大のもの!?

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/26/28006.html
Wedbush Morgan証券のMichael Pachter氏は、5月19日に発売する『Wii Fit』に関して任天堂オブアメリカは、任天堂の歴史上最大のマーケティングキャンペーンを打つだろうと投資家向けのノートで述べました。このキャンペーンは大手小売店のターゲットとベストバイといった店に集中して実施されるということです。

「『Wii Fit』はコアゲーマーを照準にしたものではなく、カジュアルで、姿の見えづらい顧客をターゲットにしています。私たちの得た情報によれば、任天堂オブアメリカはこの発売を成功に導くために歴史上最大のマーケティングキャンペーンを打つということです。しかしその利益はGameStopのような専門店には向かわないでしょう。もっと正確に言えばこのキャンペーンはターゲットやベストバイのような量販店が目標になります。いわゆる悪名高いカウチポテトの人たちを顧客とする店です」

※カウチポテト・・・ポテトチップを食べながらソファーで寝転がり、リモコン片手にテレビを見るような人のこと。物質的には豊か、でも精神的には貧しく、不健康なものを指す。

Pachter氏は『Wii Fit』の発売によりWii本体の売上は月間で15万台程度が増加すると予測しているようです(先月は43万2000台が販売)。

威力棒Vii、遂に日本上陸―「V-Sports」恵安から

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/27/28011.html
これまで何度か紹介してきた中国の「威力棒Vii」が遂に日本に上陸することが明らかになりました。恵安株式会社は3月22日に「”V-Sports” VX-002/B/R/W」を7980円で発売したことを明らかにしました。Wiiリモコンに似たモーションセンサーを内蔵した体感型リモコンで様々なスポーツを楽しむことができます。

本体にはテニス、釣り、ダンス、ゴルフ、卓球、ボーリング、ダーツ、野球など11種類のスポーツゲームが内蔵されているほか、付属のカートリッジにはどこかで見たようなゲームが10種類含まれていて、合計21タイトルを楽しむことができます。

カラーはホワイト、ブルー、ピンクの3種類があります。リモコンは単三乾電池2本を使用します。

パッケージには本体やコントローラー、追加カートリッジ、AVケーブル、ACアダプタ、乾電池、ストラップ、日本語マニュアルが含まれるということです。1年間の保障付きだということです。

タイガースファン必携!『阪神タイガースDS』が2008年夏発売決定

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/28/28041.html

任天堂、韓国でWii発売について4月14日に発表会を開催

http://www.inside-games.jp/article/2008/03/31/28093.html
先日、韓国市場でのWiiの発売時期について今年春とお伝えしましたが、THE KOREA TIMESによれば、韓国任天堂は4月14日にソウルのグランドハイアットホテルにて発表会を実施することを明らかにしたそうです。まだ具体的な発売日は明らかにされていませんが、5月5日の子供の日が目標になると考えられます。

Wiiは世界的に品不足が続いていること、また、韓国市場ではPCオンラインゲームが主流であると同時に海賊版の流通も多いことなどからこれまでWiiの発売は見送られてきました。しかし、任天堂は昨年1月にニンテンドーDS Liteを韓国で発売し、既に本体が100万台を超えるなど成功を収めています。また、ソフトも好調に販売が続いているようです。

任天堂では中国市場でも今年中にWiiを発売する意向を示しています。