2008年の任天堂NEWS12

Last-modified: 2010-10-31 (日) 05:43:43

DSマジコン販売でまた逮捕者、今度はヤフオク

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/01/32483.html
愛媛県警生活環境課と今治署は、オークションサイト「ヤフーオークション」を使い、マジコンとゲームソフトを違法に販売していて、愛媛県今治市の学習塾経営の男性(57歳)を著作権法違反の疑いで本日付けで逮捕したと発表しました。男性は2008年10月3日、松山市の男性に対して『スーパーマリオワールド』のデータの入ったCD-R1枚、『ポケットモンスタープラチナ』のデータの入ったmicroSDカード1枚を郵送で販売していました。

男性はヤフーオークションを使って、DS用マジコンの一種である「Cyclo」や「EDGE」を出品し、ゲームデータや音楽データ、ゲームデータが入手できる違法アップロードサイトのURLなどの情報を記録した microSDカードやCD-Rをセットして8500円で販売していました。警察の調べによれば、昨年5月から逮捕までに20都道府県の数百名に対して、約100万円の売上があり、評価欄には「子供が喜んで遊んでいます」などの多くのコメントが寄せられていたとのこと。

愛媛県警の捜査員がサイバーパトロールで発見し、任天堂が告訴、1日の家宅捜索ではパソコン4台、「マジコン」5個、、発送済み伝票の控えなど約70点が押収されたとのこと。

DSソフトとマジコンがセットで販売された事件は、2006年9月14日に警視庁などが逮捕した事件、本年11月13日に京都府警などが逮捕した事件に続いて3件目となります。

Wiiを1台売るごとにいくらの利益が出ているのか?−経済誌「フォーブス」が分析

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/02/32500.html
任天堂はWiiを1台売るごとにいくらの利益を得ているのでしょうか?経済誌「フォーブス」によるとWii1台ごとに6ドル(約550円)の利益が発生しているとのことです。

「フォーブス」はWiiを「Wiiは全く新たなゲーム人口を作り出した。Wiiがカジュアルユーザーを惹きつける要因の一つは価格の安さであり、競争相手とは異なり、任天堂は家庭用ゲーム機のセールスにおいていかに利益を出すかを理解した」と高評価。マッコーリー証券のアナリストDavid Gibson氏の談話として、Wiiが1台売れると6ドルの営業利益を生み出していることを明らかにしました。

「フォーブス」によると、市場におけるファーストパーティ製ソフトの割合は任天堂が50%、マイクロソフトが30%、ソニーが15%。Wiiのユーザーは今年2億2000万本のゲームを買う見通しで、これはXbox360の1億2000万本、プレイステーション3の1億2500万本を上回る数字となるとのこと。

他のメーカーのようにサードパーティからのライセンス料で利益を上げるチャンスは逃しているものの、それはゲームの価格が安いことにも繋がっている。Wiiのセンサーを使ったゲームは他の機種への移植が難しいが、これはユーザーの囲い込みと売上に直結している…との見解を明らかにしています。

「DSGAMEJP」でDSゲームを違法配信、男性を再逮捕

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/03/32516.html
京都府警生活経済課ハイテク犯罪対策室と南署、山科署は、「DSGAMEJP」を通じてニンテンドーDS用ゲームソフトを権利者に無断でアップロードして送信できる状態にしていたとして、大阪府寝屋川市の職業不詳男性 (37歳)を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで再逮捕したと発表しました。男性は11月13日に「マジコン」とセットに違法ゲームソフトを販売した疑いで逮捕されていました。

「DSGAMEJP」は会員制サイトで、3000〜10000円を入金、残金の範囲内で1タイトルあたり0〜500円でゲームソフトをダウンロードすることができました。サイトでは「マジコン」の入手から海賊版を稼動させる方法も紹介されていて、逮捕直前の11月12日のトップページには総アクセス数が463366件、会員登録数が25058件、入金している「VIP会員数」が10517件と表示されていたとのこと。

男性は平成19年8月ごろから逮捕されるまでの約1年間でゲームのダウンロード料金として約930万円、「マジコン」の販売ダイキンとして約450万円の振込みを得ていたとのことです。

「マジコン」については任天堂ほかソフトメーカー54社が輸入・販売業者を提訴したほか、個人の逮捕者が相次いでいます。今後もこの動きが加速していくものと思われます。

英国で偽のDSが押収される―「重大なケガを引き起こす」と当局が警告

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/06/32567.html
偽のニンテンドーDSは危険な品物であるようです。

メトロ誌が報じるところによりますと、イギリスでは偽のニンテンドーDSが押収されましたが、使用されているACアダプターが「潜在的に危険な品物」だったとのことです。

本物のDSは100ポンド(約13500円)するのですが、偽物は何故かたった40ポンド(約5400円)。偽物はアジア系のウェブサイトで販売され、イギリスへと送られましたが、当局がこれを押収。イギリスの歳入税関庁はACアダプターの危険性に関し「これらのゲーム機がクリスマスの朝に失望を呼び起こす位であればまだしも、最悪の場合は重大なケガを引き起こすことになる」と警告。「国外からニンテンドーDSを買うのであれば、よく調べてからにして下さい」とコメントしています。

日本は任天堂のお膝元であるせいか、こうした偽物被害はあまり聞きませんが、海外サイトから妙に安いDSを買おうとしている人はご用心を。

Wiiは80万台、ブラック・フライデーの一週間に

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/08/32592.html
ブルームバーグなどによれば、任天堂の岩田聡社長は京都でインタビューに答え、米国最大の商戦期である感謝祭の翌日の通称「ブラック・フライデー」の1週間で、80万台強のWii本体が販売されたことを明らかにしたそうです。

サブプライム問題に端を発した経済危機によって、米国を初めとして世界各国の消費動向では悲観的な見方が続いていますが、その中でもゲーム機は不況に強いセクターであることを再度印象付けるものと言えそうです。

米国の11月の小売販売額は過去40年間で最悪なった模様ですが、岩田社長は「ウィッシュリストの上位にランクされているのは非常に幸運なこと。リストに残るのはこういう状況の中では重要なことです」とコメントしています。

また、この経済状況でWiiやDSなどの販売計画を当初の予定通り遂行するのは困難ではないか? という質問に対しては、現時点で結論を出すのは早い、としています。

ウォルマート、Wiiを大量入荷

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/09/32602.html
Wiiの品不足が囁かれる2008年クリスマスシーズンですが、ウォルマートはプレスリリースとしてWiiの大量入荷を発表しました。

ウォルマートはWii本体を249.24ドル(約23000円)、本体とゲームソフト、アクセサリーの同梱パックを329ドル(約30000円)、ゲームソフト2本30ドル(約2700円)で販売。

ニンテンドーDS Lite関連は、本体が129ドル(約12000円)、本体とゲームソフト2本、アクセサリーのセットは159ドル(約15000円)、ゲームソフト2本20ドル(約1800円)という価格となっています。

WiiはeBayでの検索1位となり、平均価格は349ドル(約32000円)というプレミア付きだったことをお伝えしたばかりですが、クリスマス直前の大量入荷は海外のファンを大いに喜ばせそうです。

アマゾンが大手量販店と一味違う年間ランキング「Best Game of 2008」を発表!

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/09/32603.html
Amazon.co.jp(アマゾン)は2008年12月8日(月)に、TVゲームの年間ランキング「Best Game of 2008」を発表しました。

発表されたランキングは、2008年1月1日〜2008年11月30日における、総合、Wii、ニンテンドーDS、PS3、PS2、PSP、Xbox360、周辺機器、輸入版TVゲームの9ジャンルのトップ20位。大手量販店やゲームショップに並ぶ購入先となっているAmazon.co.jpですが、ネット通販ということで、基本的には「ネットの評判(クチコミ)が直結しやすい」という特徴があり、多少通常の売上ランキングと異なる結果となっています。

そこでもやはり強かったのは、今年のPSP大爆発の起爆剤となった『モンスターハンターポータブル 2nd G』。総合ランキングトップとなり、年間を通して一番売れたタイトルとなりました。Amazonモバイルでも同タイトルが1位を獲得しており、中高生から大人まで幅広いユーザ層に支持されている商品内容がランキングトップに繋がったとのことです。

2位の『Wii Fit』は、昨年末発売のタイトルですが、「健康トレーニング」用という商品性質により、あいかわらずコンスタントに販売を伸ばしています。アマゾン扱いという点では、やはり「バランスWiiボード」をお店から持って帰らずに、家に直接届けてくれる、という気軽さが貢献したのかもしれません。

3位はPS3版「メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(スペシャルエディション)」。ここでも気軽に事前予約が可能なアマゾンのシステムが貢献したのか、予約開始と同時に販売を大きく伸ばし好結果となったとのことです。

続く4位は『大乱闘スマッシュブラザーズX』とやはり大ヒット作ですが、5位には『涼宮ハルヒの戸惑 PlayStation 2 the Best』が入っており、やはりアマゾンならではという雰囲気です。そして6位は発売されたばかりの『レイトン教授と最後の時間旅行(特典無し)』が圧倒的な強さを見せ付けランクイン。間違いなく来年度のランキングにも食い込んでくるでしょう。

7位『リズム天国ゴールド』、8位『スーパーロボット大戦Z』と続きますが、総合ランキングで特筆すべきは、9位にランクインしたニンテンドーDS版『KORG DS-10(Amazon.co.jp限定販売)』でしょう。ソフトシンセサイザーという、非ゲームのマニアックな商品でしたが、Amazon.co.jp限定販売ということもあり高い販売本数となったようです。そして10位は『デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王 Plus(真・女神転生III NOCTURNE マニアクス クロニクル エディション同梱)』となりました。

そのほか気になるランキングは、ぜひアマゾンで直接確認してください。ちなみにXbox 360ランキング1位は『テイルズ オブ ヴェスペリア』、周辺機器1位は『ニンテンドーDS Lite専用 液晶フィルターDS Lite』、輸入版TVゲームは『Grand Theft Auto IV(輸入版)』となっています。皆さんがアマゾンで購入したゲームは、ランクに入っていたでしょうか?

「グラフィック能力の向上とユーザーインターフェースの複雑化には相関関係がある」−海外からの仮説

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/11/32624.html
ゲーム機の歴史はコントローラーの歴史。歴代ゲームのコントローラーを見てみましょう。

海外サイトChewing Pixelsは「Control Freak」と題して、歴代ゲーム機のコントローラーとその持ち方、コントローラーにいくつのスティックとボタンが付いているかを示すイラストを元に興味深い仮説を発表しています。

TandyやATARI2600など黎明期のコントローラーは1スティック1ボタンというシンプルなものだったのに対し、スーパーファミコン辺りから1デジタルパッド4ボタン2ショルダー(LRボタン)2オプションとボタン数が急増。

NINTENDO64以降はデジタルパッドとスティックの併設が一般的となり、Wiiでは事実上コントローラーが2つになり、1デジタルパッド3ボタン4オプション1ショルダー(Bボタン)モーションセンサー+1スティック2ショルダー(C・Zボタン)モーションセンサーという構成となっています。

Simon Parkin氏はこうした複雑化について「グラフィック能力とユーザーインターフェースの複雑さに直接の相関関係がある」とする仮説を立てています。この仮説は携帯ゲーム機にも当てはまり、PSPがそのよい例となっているとのこと。

考察の元となったイラストはDamien Lopez氏が昨年5月に発表したもので、これを元にコントローラーの系統樹が作られるなど様々な考察が行われています。Parkin氏によれば「『鉄騎』のめまいを起こさせる複雑さには敵わない」とのことですが、Wiiが快進撃を見せる今だからこそコントローラーについて考えてみるのも面白いのではないでしょうか。

任天堂、Wiiリモコンのストラップを巡って再び提訴される

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/14/32677.html
GameCyteによれば、任天堂はWiiリモコンのストラップを巡って再び訴訟に直面しているようです。

同サイトによれば提訴したのは米コロラド州在住のMolly Elvig氏らで、任天堂は複数回にわたってWiiリモコンのストラップを変更しているにも関わらず、未だに十分な強度のものを提供してないとして、製品の回収や、ストラップの強度不足によって発生した損害の賠償を行うように求めています。

Wiiリモコンのストラップについては、発売当初に強度不足ではないかという声があり、Wii本体の発売から2週間後に交換プログラムを開始、米国でもCPSC(消費製品安全委員会)と協力して自主的な交換プログラムを実施しました。その後、翌7月にも改良されているバージョンが確認されていて、何度か改良がされています。

今回の集団訴訟では任天堂がCPSCに対して、都合の悪い情報を提供していないのではないかという指摘もされているとのことです。

2006年12月に起こされた訴訟は今年10月末に和解が成立しています。

ウールワース破綻、任天堂「影響は少ない」、ユービーアイは150万ユーロの損失

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/15/32687.html
先日もお伝えしたように、リバプール発祥で約100年間の歴史を持つ英国の小売チェーン「ウールワース」(Woolworth)が経営破綻しました。AP通信などによれば、現在も買い手を捜しているものの、未だに手を挙げた会社はないようで、各店舗では閉店セールスが行われているそうです。

GameIndustry.bizによれば、任天堂は2100万ポンド(約28億円)の債権を同社に対して持っていると伝えられていましたが、英国任天堂のDavid Yarnton氏は、実際にはその半分であり、その大部分も保険に入っているため保障されるとコメントしています。また、「例え全てが損失になったとしてもビジネスへの影響は小さい」とのこと。

ただ、フランスの大手パブリッシャーであるユービーアイソフトは150万ユーロ(約1億8000億円)の損失となる見込みと明らかにしています。また、マイクロソフトも2600万ポンド(約35億円)の債権を有していると伝えられています

「WiiとDSは歴史的な売上」−任天堂オブアメリカが声明を発表

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/17/32728.html
任天堂オブアメリカ(NOA)は、2008年11月の売上が「歴史的なものである」とする声明を発表しました。

NOAによると、11月の売上はWiiが204万台、ニンテンドーDSが156万台。昨年11月の売上はWiiが98万台、ニンテンドーDSが153万台(NPD調べ)ですから、Wiiが急激に台数を伸ばしていることになります。

12月を除いた月としてはWiiの204万台は過去最高の記録であり、ニンテンドーDSの156万台は2番目に高い売上。Wiiは11月の米国における据え置き機の売上の59%を、ニンテンドーDSは携帯機の売上の79%を占めている計算とのこと。

この好調な売れ行きについてNOAのセールスアンドマーケティング部門エグゼクティブバイスプレジデントであるCammie Dunaway氏は「この記録破りの売上は、消費者がテレビゲームだけでなく全ての娯楽において最高のものを探していることを意味する。消費者は家族で楽しめるものを探しており、任天堂は家族全員に並びない経験を提供する」とコメントしています。

Wiiのヌンチャク訴訟はデザイン変更で決着

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/18/32751.html
任天堂オブアメリカ(NOA)は、周辺機器メーカーNykoのワイヤレスヌンチャク「Kama Nunchuk」が、Wii用のヌンチャクの形状やデザイン、材質・外観などを盗用したとして販売差し止めを求める訴えを起こしていましたが、両社の間で和解が成立しました。

今回の和解により、「Kama Nunchuk」はデザインが変更されて販売が継続されることとなります。Nykoは4台のWiiリモコンを同時に充電できるスタンドやPSP-2000用をPSコントローラー風に持てるグリップなどユニークな周辺機器を販売していますが、互換性があり操作感に違いのないヌンチャクともなればどうしてもデザインが似てしまうというところもあったのではないでしょうか。

ニンテンドーDS向け液晶カルテルでシャープと日立に排除命令

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/18/32761.html
公正取引委員会は、ニンテンドーDS及びDS Liteの液晶モジュールに関して、シャープと日立ディスプレイズの間で価格カルテルが結ばれていたとして2社に独占禁止法に基づく排除命令、シャープに対しては2億6107万円の課徴金の納付命令を下したと発表しました。本件を巡っては今年2月に両社に対する立ち入り検査が行われ、審査が行われてきました。

ニンテンドーDSの液晶モジュールは当初シャープのみが納入していましたが、2005年末より日立ディスプレイズが参入。公正取引委員会の調べでは、日立ディスプレイズが任天堂と価格交渉を行っている際に、両社の間で話し合いがもたれ、現行の価格から100円を超えて下回らないようにする旨の合意が行われたということです。

シャープは決定に対して、(1)ニンテンドーDS向け液晶は他のメーカーも参入が可能な製品で、2社が価格を統制できる状況ではない (2)納入価格の決定に関しては任天堂からの要望に対応し誠実に価格交渉を行ってきた として、審判請求を含めて今後の対応を決定したいとしています。

米国でもクラブニンテンドーのサービスが本日スタート

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/19/32775.html
任天堂オブアメリカは本日より以前よりあった会員制組織「My Nintendo」を「クラブニンテンドー」(Club Nintendo)としてリニューアルしました。

既に日本や欧州などでは開始されているサービスで、任天堂製品に付属しているシリアルナンバーを入力することで任天堂コインを入手でき、それを好きなプレゼントと交換することのできる会員制サービスです。登録した数によってゴールドやプラチナの称号が得られるのは日本と変わりません。

「My Nintendo」ではチャットや掲示板といった機能が提供されていて、バージョンアップされた形です。

現在のところプレゼントにはDS『ゲーム&ウォッチ コレクション』、DSゲームカードケース、花札、マリオパーティトランプ、どうぶつの森トランプ、Wiiリモコンホルダー、DS Liteキャリングケースといったアイテムが用意されています。

「クラブニンテンドーは我々の製品やブランドが好きなユーザーに特別な価値を提供します。任天堂は今後も感謝の印としてユニークなアイテムを追加していく予定です」と任天堂オブアメリカのCammie Dunawayセールス&マーケティング担当上級副社長はコメントしています。

広がる「Wii炎症」「Wiiひざ」−Wiiのゲームが健康を害する?

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/23/32831.html
イギリスの新聞SUN紙はWiiのゲームが健康を害するとする記事を発表しています。

Broomfield病院のDev Mukerjeeドクターは、Wiiのゲームをプレイすることによって起こった手首や肘の炎症を「Wii炎症」と総称。Wii炎症の患者は8〜13歳といった子供から大人にまで及んでおり、Wii炎症がリウマチや関節炎に発展する可能性があるとコメント。「Wii炎症」のほか『Wii Fit』を原因とした靭帯損傷を「Wiiひざ」と命名しています。

Dev Mukerjeeドクターは「Wii炎症」の患者が増加しているとコメント。ゲームの前にストレッチをすることを勧めています。

「Wii炎症」「Wiiひざ」は、普段使っていない腱を突然酷使するのが原因とのこと。現時点ではSUN紙の記事とDev Mukerjeeドクターの主張のみではありますが、今後の検証が待たれるところでしょう。

火災の原因はDSのACアダプターとして新たな裁判−米国

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/23/32837.html
任天堂はニンテンドーDSのACアダプターが火災の原因であったとして訴えられました。

2007年の1月に米国ケンタッキー州で起こった住宅火災はニンテンドーDSのACアダプターの過熱が原因であり、任天堂は以前にもDSのACアダプターを回収したが、告知と回収が不完全であった……とするのが原告のLiberty Mutual Fire Insurance Companyの主張。同社は236000ドル(約2100万円)の損害賠償を請求しています。

故障したままACアダプターを使用していると過熱により外部の樹脂が損傷し発煙や火傷の原因になる可能性があるとして、2006年12月に一部のニンテンドーDS用ACアダプターが回収されています。

任天堂と電通、Wiiで新しい動画配信サービス『Wiiの間チャンネル』を2009年春配信

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/25/32880.html
任天堂と電通は12月25日、Wii向けに新しい動画配信サービス『Wiiの間チャンネル』を共同で開始することを発表しました。

「Wiiの間」とは、「お茶の間」と「Wii」を融合した造語で、リビングのテレビの前に家族や友人が集まり、笑顔で楽しくコミュニケーションできる映像体験空間を意味しています。

「Wiiの間」には、誰でも簡単に作成できるMiiがいて、そこで起こる様々なイベントを通して利用者が能動的に動画を中心としたコンテンツを体験することが出来る内容となっています。ジャンルやターゲットにこだわることなく、新しいものを中心に、幅広く展開していくとしています。

「家族」「生活」「絆」をコンセプトに、任天堂ならではのユニークで誰でも楽めるサービスの開発と運営を手掛け、電通は様々な外部企業と交渉し、Wii独自の新しいコンテンツの制作体制を構築します。

なお、この『Wiiの間チャンネル』は日本では2009年春にサービス開始予定となっており、基本的には無料で利用が出来ますが、2009年夏頃にはオプションサービスで有料コンテンツの配信も検討中との事です。また、海外での展開は時期が未定ながらも検討中との事です。

新しいWiiチャンネル『Wiiの間チャンネル』は、2009年春に配信予定です。

タイムズスクエアのトイザらスに任天堂デパートがオープン

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/25/32879.html
任天堂とトイザらスは、トイザらスの世界的な旗艦店の一つであるニューヨークのタイムズスクエア店に、任天堂製品を専門に扱ったコーナーをオープンしました。ブロードウェイへの角に位置するタイムズスクエア店の1階に約100平方メートル規模のコーナーで、最新のゲームタイトルが体験できるほか、過去から現在までの任天堂製品の歴史を振り返るコーナーもあります。

また、任天堂のTシャツを着た専門スタッフが、ホリデーシーズンに任天堂製品を購入したいと考えているお客さんの案内をしてくれるそうです。

「私達はここ数年、あらゆる世代、あらゆる性別を超えてゲーム産業が大きく広がっていくのを目撃してきました。しかし、この数週間、私達が置かれている深刻な状況の中で、ゲームが、もっと幅広い楽しさを、値段では測れないものを提供できることが明らかになってきました。トイザらスと一緒にこの体験をもっと広げていきたいと考えています」と任天堂オブアメリカのCammie Dunaway氏は述べています。

トイザらスのマーチャンダイズマネージャーであるBill Lee氏は「タイムズスクエア店はトイザらスを代表する店舗であり、ニューヨークのファミリーにとっての重要な場所です。任天堂と我々のパートナーシップは特別なものです」とコメントしています。

クリスマスにWiiを貰って喜ぶ50人の子供

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/25/32885.html
「クリスマスプレゼントに何を貰うか」は子供にとっての一大テーマですが、サンタさんが流行のWiiを持ってきてくれたらどうなるでしょうか。
クリスマスにWiiを貰った50人の子供の動画が、その答えになるでしょう。

50 kids happy to get a Nintendo Wii for Christmas - watch more gamer videos

大声を上げる子供、喜びのあまり後ろへ倒れ込み床でガッツポーズを繰り返す子供、「ウィィィィィ」と叫びながらくるくる回る子供、その場で飛び跳ねる子供……など喜びのオンパレード。Wiiであることが分かった瞬間に包装紙を破るペースが一気に上がる子供も多く、見ているだけで微笑ましい気分になります。
喜びの声が「ウィィィィィ」であるパターンもいくつか見られます。Wiiは「意味がない言葉」が名前となった史上初のゲーム機とのことで、名前の発表当時には様々な議論が起こりましたが、この動画を見ると、Wiiという名前の味わいが再確認できるのではないでしょうか。

アマチュア開発者が100日の座り込み−DSゲームを自力開発、正式発売のためSDKを要求

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/27/32905.html
アマチュア開発者が任天堂オブアメリカ(NOA)に抗議して100日間の座り込みをスタートしました。

アマチュア開発者であるRobert Pelloni氏はニンテンドーDS用のRPG「Bob’s Game」を開発。正式に発売すべくNOAにSDK(ソフトウェア開発キット)の提供を求めましたが、誠意ある対応が得られなかったとして100日間の座り込みを開始しました。

Pelloni氏はゲームデベロッパーズカンファレンス(GDC)に出向くなどしてNOAと直接コンタクトを取りましたが、希望が叶えられることはありませんでした。
”Nintendo game”が作りたかったというPelloni氏は「Bob’s Game」の開発に5年の歳月をかけており、SDKの提供を受けて「公認のツールで公認のゲームを開発する公認の開発者になる」ことが希望。「今まではゲームを作りたければEAに就職して一部のパートを手がけるしかなかったが、私は全て自分でやりたかったので、このようにした」とのこと。
これまでの経緯に関して「自作ソフトと商用ソフトの線引きを曖昧にすることになるので任天堂はこれを好まないのだろう」とコメントしています。

Pelloni氏の座り込みは自室で行われ、その模様は公式サイトでWEBカメラを使って中継されています。100日間出られないように部屋の入り口には外からバリケードが築かれ、食料は週に一度友人が補充してくれることとなっているとのこと。

「私のサイトには一日数千の読者が訪れ、その中には小売りや雑誌の関係者、任天堂の従業員もいる」とするのが氏の主張。「任天堂に「Bob’s Game」をプレイしたいと知らせて欲しい」と協力を要請しています。

「Bob’s Game」には200人以上のキャラクターが登場し、時間や天候の変化と言った要素が存在。解くのに20時間程度を必要とするとのこと。

氏の要求が通るのか、座り込みがどうなるのか、事態の推移が注目されます。

2008年の東証時価総額上位が発表に―1位トヨタ、4位任天堂

http://www.inside-games.jp/article/2008/12/30/32923.html
米国のサブプライムローン問題に端を発した経済危機で、荒れ模様となった今年の株式市場。30日の11時からは東京証券取引所で、北京オリンピックで活躍した鈴木孝幸選手らを招いて、一年の取り引きの最後を締めくくる大納会が行われました。

最終日の終値は4日続伸の8859.56円となったものの、時価総額は終値で279兆円と、1月末の431兆円から約150兆円が失われた形となりました。

時価総額の上位では前年と変わらずトヨタ自動車が首位となりましたが、2位との差は縮まるという結果でした。任天堂も一時期よりは時価総額を減らしたものの、4位となりました。

1. トヨタ自動車 10兆160億円
2. NTTドコモ 7兆9150億円
3. 三菱UFJフィナンシャルグループ 6兆5109億円
4. 任天堂 4兆7813億円
5. 東京電力 4兆586億円
6. 武田薬品工業 3兆7823億円
7. キヤノン 3兆6945億円
8. ホンダ 3兆4971億円
9. JT 2兆9500億円
10. KDDI 2兆8478億円

2009年の最初の取り引きとなる大発会は1月5日(月)。こちらは新成人の方々を迎えて華やかに開催されます。来年はゲーム業界だけでなく、日本全体が景気の良い一年になりますように。