2009年の任天堂NEWS1

Last-modified: 2010-10-31 (日) 06:21:43

プレゼントのWiiで「大乱闘」をしたカップルを逮捕

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/01/32945.html
ボストンのWCVBによれば、クリスマスにプレゼントされたWiiを巡って「大乱闘」を繰り広げたカップルが逮捕されたそうです。

逮捕されたのは26歳のヘルス・ブロムと24歳のランディ・ヤングの2名。プロムはクリスマスプレゼントに1000ドルのRC飛行機を祖母に頼んでいましたが、実際には彼女のヤングからWii本体が貰えただけ。

雪の中、RC飛行機を飛ばしたかったプロムはヤングを罵倒し、Wiiをこきおろしました。嫌気が差したヤングが荷物をまとめて帰ろうとすると髪を掴んで引きずり、ドアの前に立ちふさがり通せんぼ。彼女も反撃に出て「3回殴った」とのこと(プロムの証言)。

52歳になる祖母は「子供みたいに・・・。クリスマスに馬鹿みたい」とコメントしています。乱闘はゲームの中だけでお願いします。

カナダの療養所でWiiが盗まれる−犯人は求職を装った女性

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/06/32973.html
療養所のWiiが盗まれるという痛ましい事件が起こりました。

カナダのオタワにあるパットナムエーカー療養所では、ラウンジに置かれたWiiが人気となっていたのですが、ある日これが盗まれてしまいました。

犯人は求職を装って療養所に訪れた二人の女性で、Wiiは保安官によって取り返されました。療養所は犯人を告訴しないことに決めたとのことです。

パットナムエーカー療養所はアルツハイマー型認知症の人などが入所しており、Wiiは一年以上前に寄付されました。療養所では毎日ボウリングや野球といったゲームが楽しまれていたとのこと。ゲーム機泥棒のニュースが度々メディアを騒がせるようになりましたが、皆が楽しんでいるWiiを盗むというのは、どうにも理解に苦しむ行為といえるでしょう。

ニンテンドーDS、国内で2500万台を達成

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/07/32995.html
京都新聞によれば、任天堂はニンテンドーDSシリーズの国内販売台数が2500万台を超えたことを明らかにしたそうです。

これは3000万台を超えているゲームボーイ(カラー含む)に次ぐ台数です。一時期伸び悩みもありましたが、昨年11月に発売したDSiが好調で、岩田社長の掲げる「1人1台」に向けてますます台数を伸ばしていきそうです。

ニンテンドーDSの販売台数は昨年9月末の時点で、国内2371万台、米大陸2763万台、その他3299万台、世界で8433万台となっていました。1億台の大台も見えてきました。

Wiiが英国のゲーム市場を加速する−前年比17%アップ

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/08/33008.html
英国のゲーム市場は前年から17%伸び、その原動力はWiiの躍進であるとのことです。

ロイター通信がEntertainment Retailers Association (ERA)の調査結果として伝えるところによりますと、ゲームの伸び率は前年比17%アップで、Wiiがゲーム人口を増やしたことが理由となっているとのこと。ロイター通信はこの上昇率に関して「最も成長の早いセクター」として高評価しています。

DVDは4%、ブルーレイは358%アップの売上となっており、フォーマット戦争に事実上の決着がついたことが数字に表れています。音楽はシングルが好調で33%増。アルバムの売り上げは落ちていますがデジタル販売は増えているとのこと。違法ダウンロードなどの海賊行為で痛めつけられているにも関わらず高い伸び率を示しているとして、こちらも高評価されています。

義手・義足の人にバランスWiiボードを応用−英病

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/08/33013.html
医療方面からも注目を集めるWiiですが、バランスWiiボードを使った新たなアプローチです。

英国シークロフト病院では、義手・義足の人にバランスWiiボードを利用しています。義手・義足を使用している人は体の新たなバランスに慣れる必要があるのですが、バランスWiiボードで体のバランスを測定することで義手・義足を使う助けにするというわけです。

同病院で物理療法を担当するLynn Hirst氏は「患者にとって一番難しいのは体重移動ですが、バランスWiiボードは重心がどこにあるかをチェックできますし、バランスを向上させる色々なゲームがあります」とコメント。氏によればバランスWiiボードはあらゆる年代層の患者にとってのヒットであり、90代の女性も魅了されているとのこと。

Wiiをリハビリやダイエットに応用するなどの動きが盛んですが、ゲームと医療の融合が進むことで治療の際の精神的な負担が減っていくといいですね。

「Wiiがトップに留まるための方法」−海外ゲームサイトが提言

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/09/33029.html
新年がスタートしましたが、海外ゲームサイトGameDailyは「Wiiがトップに留まるための方法」として、2009年のWiiへの提言をまとめています。
印象的なものを挙げていきましょう。

Wiiウェアやバーチャルコンソールの記憶媒体としてハードディスクを希望しているほか、バーチャルコンソールのラインナップに関して「我々はもっとニンテンドウ64や古典が欲しい」と更なる充実を要求。

携帯機ほどにポケモンシリーズが充実していないことに関し「RPGの長所をモダンなプラットフォームに移植するのは難しくない。『ポケモンコロシアム』の焼き直しは止めて下さい」とコメントします。また、「我々にはマリオが足りない」「『F-ZERO』や『スターフォックス』『星のカービィ』の新作が出ていない」として人気シリーズのWiiでの新作を求めています。また、Wi-Fi環境に関しては「フレンドコードを廃止し、子供に優しく扱いにくくない、簡素でエレガントなオンライン環境を構築して欲しい」と希望しています。

Wiiが新たなユーザー層を開拓したことに関して「カジュアルなユーザーを満足させ続けてほしい。これは残念なことにコアゲーマーの満足とはならないが、任天堂が両者を調和させたバランスを実現して欲しい」としています。

GameDailyはこれらの提言を「成功のためのシンプルな青写真」としていますが、Wiiに対する海外ユーザーの要望と自分たちのそれを見比べてみるのも興味深いのではないでしょうか。

Wiiリモコンの原形はゲームキューブでの使用を想定?−米国特許商標庁の図版

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/10/33042.html
Wiiリモコンの原形はゲームキューブに繋がるものだったようです。

任天堂はUSPTO(米国特許商標庁)に2006年、「加速度計つきコントローラー」を申請しています。

このコントローラーのデザインはWiiリモコンそのものですが、ストラップがなく、そのかわりに何らかの端子が存在。接続状態を解説するイラストではゲームキューブと思しきハードに繋がっています。「ウェーブバード」の「ワイヤレスレシーバー」風のハードでゲームキューブと接続されており、「センサーバー」に相当するセンサーは一体型ではなくTVの左右に分割された形……とWiiリモコンとは微妙に仕様が異なっています。

「加速度計つきコントローラー」を使ったゲームの画面イラストにはマリオのようなキャラクターが登場しています。もしかすると『Wii Sports』は当初マリオが登場する予定だったのかも知れませんね。

米国で売れたゲームの約半分がWiiのゲーム−米調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/13/33064.html
米国の調査会社のEEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)は、2008年12月に米国で売れたゲームの半分以上がWiiのものであるとする予想を発表しました。EEADRによるトップ10の予想は以下の通り。

1. 『Wii Play』(はじめてのWii)(任天堂 Wii):130万本
2. 『Call of Duty: World at War』(Activision Blizzard Xbox 360):120万本
3. 『マリオカートWii』(任天堂 Wii):120万本
4. 『Wii Fit』(任天堂 Wii):100万本
5. 『Gears of War 2』(マイクロソフト Xbox 360):80万本
6. 『Call of Duty: World at War』(Activision Blizzard プレイステーション3):65万本
7. 『Madden NFL 09』(Electronic Arts Xbox360):50万本
8. 『Left 4 Dead』 (Electronic Arts Xbox 360):50万本
9. 『プリンス・オブ・ペルシャ』 (Ubisoft Xbox 360):50万本
10. 『Wii Music』(任天堂 Wii):42万5000本

総売上本数トップ10は約807万本。そのうち約392万本がWiiのゲームであり、これは総売上本数の半分に当たる数値となります。

EEDARのJesse Divnich氏は、12月のWiiの売上は320万台、ニンテンドーDSは200万台であり、Wiiは昨年の同時期と比較して137%の上昇としています。
EEDARは、12月のソフトウェアの総売上を27億ドル(約2403億円)、145タイトルが10万本を突破したと見積もっています。

「ゲームをシンプルにしようとする、任天堂の6つの試み」−海外ゲーマーの評価

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/14/33077.html
MTV Multiplayerは「ゲームをシンプルにしようとする、任天堂の6つの試み」と題して、任天堂がゲームをシンプル化しようとした幾つかの業績を挙げています。

マリオ(『ドンキーコング』)は当初「ジャンプマン」といわれており、文字通りジャンプゲームの先駆者でしたが、同じ任天堂が『ゼルダの伝説 時のオカリナ』などで手動のジャンプを廃し自動ジャンプとしたことを取り上げています。

また、『ペーパーマリオRPG』でターン制のRPGのお約束の幾つかを廃してゲームをシンプルなものとしたことを評価。

ゲームキューブの「巨大な緑のボタン」に関して、NINTENDO 64よりも単純であり、特大のボタンを設計することは思いもかけないことだったが、手触りの違いが明らかであり、間違って他のボタンを押すことがないとしています。

『カービィのエアライド』にアクセルボタンがないことに関し、「これまでに発明された最も単純なゲーム操作を導入しなかった」ゲームであり、たった2つの入力(スティックとAボタン)で操作できるとしながらも、操作のシンプル化が『ゼルダの伝説 時のオカリナ』や『ペーパーマリオRPG』のようにゲームの売上に寄与しなかったと分析します。

ニンテンドーDSのタッチペンやWiiのWiiリモコンについては「ゲームキューブの大きな緑のボタンは世界が求めていたシンプル化ではなかったようだが、任天堂は正しく推論し、ペンを持つかTVのリモコンを操作するようにゲームをプレイできるようにして歴史的な売上を記録した」とゲームキューブからの進歩を評価しています。

『Wii Sports』のテニスについては、テニスプレイヤーの動きを自動化したことを取り上げ、「スポーツゲームはどんどん複雑になっている」が「ゲーマーはタイミングに関してだけ心配すればよく」、簡単な操作のおかげでトークショーやニュース番組などに露出したことを評価。「これが良いムーブメントであったことには疑いがない」としています。

MTV Multiplayerは、任天堂のシンプル化に関して、他にも取り上げられるべきものがあるとして、『Wii Music』を「失敗が無く、ユーザーの入力が音楽を作るシステム」、『ピクミン』を「RTS(リアルタイムストラテジー)を合理化する試み」と定義。フレンドコードや、ゲームキューブとゲームボーイアドバンスの連結、『ルイージマンション』の操作などをシンプル化に反する動きがあるとしながらも「任天堂は長い期間ゲームをシンプルにしようとしてきた」と評価しています。

(文中の「マリオ」という表記が『スーパーマリオブラザーズ』の略称とも取れたため、『ドンキーコング』の「マリオ」であることが明確に分かる表記としました)

DSiの北米発売は4月4日? 海外メディアが報道

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/14/33083.html
IGNなど複数の海外メディアは、ニンテンドーDSiの北米市場での発売について、発売日は2009年4月4日、価格は179.99ドル(約16000円)になると伝えています。IGNは任天堂に近い複数のソースからの情報としていています。任天堂オブアメリカは昨年秋に、DSiの発売は年明け以降になるとコメントしていました。

ニンテンドーDSiはホワイトとブラックの2色で国内では11月1日に発売され、現在までに100万台以上を販売するなど好調に推移しています。特徴となるのは本体の内蔵メモリで、インターネットに接続することで「DSiウェア」と呼ばれる専用ソフトをダウンロードして遊ぶ事が出来ます。また、カメラやSDカードスロットも備えていて、撮影や音楽再生といった機能もあります。

現時点で公式なコメントは得られてないとのこと。

5歳の少年、ゲームでパニックに−母親はゲーム機を返品

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/14/33099.html
CBSは米カールズバッド市に住む少年がゲームからパニックを起こした事件を報じています。

5歳の少年Michael Clingerman君は、任天堂のゲームをプレイ中、気分が悪くなりパニックとなってしまいました。

母親であるIsabelle Clingermanさんは、当時の様子に関して「息子は手が痛い、気分が悪いといって泣き叫びました。息子が経験していたのはゲームによる一種の乗り物酔いでした」と述懐します。

Isabelleさんはゲーム機を返品。「私はこのゲームをどの親にも勧めません。ゲームは子供と外で遊ぶことや読書の代わりにはなりません」とコメントしています。

問題となったゲーム機及びゲームソフトの種類は明かされていませんが、任天堂はコメントを辞退したとのことです。

神経科医のJames Grisolia氏はCBSの取材に対し、1997年に放映されたTVアニメ「ポケットモンスター」の視聴者が光過敏性発作などを引き起こした事件を例に挙げ、ゲームが偏頭痛や乗り物酔いを引き起こすのは画面のフラッシュが原因であるとする見解を表明。

身体的な痛みを感じるまでになるのは珍しいとしながらも、外で遊ばないことによる肥満や他の子供たちとの社会的な活動の欠如がゲームの問題点であるとしています。

『Wii Music』がアメリカの音楽教育に導入される

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/15/33102.html
任天堂オブアメリカ(NOA)は現地時間1月13日、全米音楽教育協会(MENC)などと協力し、『Wii Music』を音楽教育に取り入れることを援助していくと発表しました。

プレスリリースによると、NOAと全米音楽教育協会(MENC)はアメリカの教師が『Wii Music』をカリキュラムに組み込むことを援助していくとのこと。Doby's Mill小学校やBlue Bear音楽学校など既に一部の学校では既に『Wii Music』が導入されているそうです。

NOAのセールスアンドマーケティング部門エグゼクティブバイスプレジデントであるCammie Dunaway氏はリリースの中で「『Wii Music』の目標はあらゆる年代の人が音楽を楽しめるようインスパイアすることです。教育者と協力し『Wii Music』を導入することで、創造性を発見するのに役立つ経験をすることを望みます」と発言。

音楽機器製造者の協会であるNAMMのCEO、Joe Lamond氏は「現在楽器を演奏していない人の内82%以上が音楽を演奏したいと願っているとする調査結果があるが『Wii Music』は音楽を始めたいと思っている何百万人もの人々を助けることができる」とコメントしています。

直感的に音楽が演奏できる『Wii Music』が教育の現場でどんな活躍をするのかが注目されます。

韓国任天堂社長「オンラインゲームに興味がない層に可能性」と語る

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/16/33120.html
韓国任天堂(Nintendo of Korea)の社長である甲田峰雄氏はオンラインゲームに興味のない層が成長の鍵であるとする見解を明らかにしました。

甲田峰雄氏は韓国ヘラルドのインタビューに答え「任天堂の売上は経済状態に関係なく、我々が楽しい製品を出すか否かに関係している」と韓国での『Wii Fit』などの好調を分析。オンラインゲームが優勢の韓国市場への参入には疑問の声もあったが、オンラインゲームのプレイヤーが限られたものであることが分かり、そこに希望があったとしています。

「韓国の市場にはオンラインゲームに興味がない人、かつてオンラインゲームをしていたが今は遊んでいない多くの人がおり、そこに成長の可能性があると信じています」とコメントしました。

韓国では家庭用ゲーム機よりもオンラインゲームが盛んですが、コア層向けになり過ぎたことによる行き詰まりも言われてきました。

オンラインゲームは月額利用料やアイテム課金という「長く遊んで貰うことにより利益が増える」構造であり、韓国ではどのタイトルも長期間のプレイを狙い顧客を取り合っていると言われています。韓国オンラインゲーム界もカジュアル向けゲームを出してはいるのですが、新規層の開拓は思うように進んでいないとする分析もあります。

ニンテンドーDSやWiiは、普段ゲームをプレイしていない層や複雑化したゲームから離れた層を取り込みましたが、韓国市場でもこの方法論は有効だったといえるでしょう。

2008年12月、米国のハード・ソフト売上が明らかに

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/16/33133.html
米国の調査会社NPDグループは2008年12月の米国のハード・ソフトの売上を発表しました。

1位はニンテンドーDSで304万台。先月の157万台から倍近い売上でトップとなりました。Wiiは2位で215万台。3位がXbox360の144万台、4位がPSPで102万台、5位はプレイステーション3で72万6000台、6位はプレイステーション2で41万台となります。

1. ニンテンドーDS 304万台
2. Wii 215万台
3. Xbox360 144万台
4. PSP 102万台
5. プレイステーション3 72万6000台
6. プレイステーション2 41万台

Xbox360は先月の83万6000台→144万台、PSPが42万1000台→102万台、プレイステーション3が37万8000台→72万6000台と伸びており、各社クリスマスシーズンの恩恵を受けた形となりました。

ソフトの売上はどういったものだったでしょうか。

1位は『はじめてのWii』で146万本。『Call of Duty: World At War』はXbox360が133万本、プレイステーション3が53万3000本で先月に引き続いての二機種ランクイン。3位は『Wii Fit』で99万本、4位が『マリオカートWii』の97万9000本、5位はWiiの『Guitar Hero: World Tour』で85万本となっています。

1. はじめてのWii (任天堂 Wii) 146万本
2. Call of Duty: World At War (Activision Blizzard Xbox 360) 133万本
3. Wii Fit(任天堂 Wii) 99万本
4. マリオカートWii(任天堂 Wii)  97万9000本
5. Guitar Hero: World Tour (Activision Wii) 85万本
6. Gears of War 2 (マイクロソフト Xbox 360) 74万5000本
7. Left 4 Dead (Electronic Arts Xbox 360) 62万9000本
8. マリオカートDS(任天堂 ニンテンドーDS)  54万本
9. Call of Duty: World At War (Activision Blizzard プレイステーション3) 53万3000本
10.街へいこうよ どうぶつの森(任天堂 Wii)  49万7000本

任天堂のゲームは1、3、4、8、10位にランクインしており、ベスト10の半数を占める形。『はじめてのWii』が先月の79万6000本から146万本と倍近い本数に。8位には『マリオカートDS』が浮上、10位に『街へいこうよ どうぶつの森』がくるなど任天堂ゲームにも動きが見られます。『Wii Music』は今月トップ10入りを果たせませんでしたが、任天堂オブアメリカ(NOA)と全米音楽教育協会(MENC)などが協力して『Wii Music』を音楽教育に取り入れることを援助していくという好材料もあり、今後の動きが注目されます。

YouTube、WiiとPS3向けチャンネルを開設

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/18/33148.html
動画共有サイトのYouTubeは、Wiiおよびプレイステーション3のブラウザでテレビから視聴することを目的とした「YouTube for Television」を開設しました。日本語にも対応していて、テレビ画面の解像度に最適化された画面で豊富な動画を楽しむことができます。

サードパーティからWiiやPS3向けのサービスは複数行われていましたが、公式で対応するのは今回が初めてとなります。

トップページを開くと「再生回数」「高評価」「おすすめ」「新着動画」の4つのくくりで動画が表示され、気になる動画を検索することもできます。ログインすれば好みの動画を保存しておくこともできます。

ぜひチェックしてみてください。

世界の“ミヤモト”に新たな賞−「Wiiはアメリカのゲームの愛情に再点火した」

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/17/33143.html
任天堂の宮本茂氏は、ジム・ヘンソン社の「The Jim Henson Celebration Honor」賞を受賞しました。

ジム・ヘンソン社は世界的な人形操者であり「セサミストリート」の生みの親の一人であるジム・ヘンソン氏が設立したファミリーエンターテイメント企業。

2005年から「The annual Jim Henson awards」をスタートし、2008年の「The Jim Henson Celebration Honor」賞に宮本茂氏が選ばれたというわけです。

「The annual Jim Henson awards」は「創造力に貢献し、芸術とテクノロジーの革新的なアプリケーションを作り出し、他者にインスピレーションを与えた」人々や物事への賞で、今年は「The Jim Henson Community Honor」にNPOの「The Center for Puppetry Arts Distance Learning Center」、「The Jim Henson Creativity Honor」に「OBEY」ブランドで知られるグラフィティアーティストのShepard Fairey氏、「The Jim Henson Technology Honor」に『SPORE』が選ばれています。

宮本茂氏は「任天堂のビデオゲームクリエイター」としての受賞で、「Wiiを作り出したことにより、アメリカのゲームの愛情に再点火」し、『Wii Fit』がリハビリ用などにも使われていることが評価されての受賞となりました。

米国の2008年トップ10は半数を任天堂ゲームが占める

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/18/33147.html
米国の調査会社NPDグループは2008年の米国での売上トップ10を発表しました。

1位は『はじめてのWii』で528万本。2位が『マリオカートWii』の500万本。3位は『Wii Fit』で453万本。4位は『大乱闘スマッシュブラザーズX』の417万本。5位が『グランド・セフト・オートIV』Xbox360版で329万本となります。

1. はじめてのWii (任天堂 Wii) 528万本
2. マリオカートWii(任天堂 Wii)  500万本
3. Wii Fit(任天堂 Wii) 453万本
4. 大乱闘スマッシュブラザーズX(任天堂 Wii) 417万本
5. グランド・セフト・オートIV(Take-Two Xbox360) 329万本
6. Call of Duty: World At War (Activision Blizzard Xbox 360) 275万本
7. Gears of War 2 (マイクロソフト Xbox 360) 231万本
8. グランド・セフト・オートIV(Take-Two プレイステーション3) 189万本
9. マッデンNFL 09(Electronic Arts Xbox 360) 187万本
10.マリオカートDS(任天堂 ニンテンドーDS)  165万本

このランキングでは同じソフトでも機種ごとに計算されていますが、『グランド・セフト・オートIV』(GTAIV)はプレイステーション3とXbox360版の両方がトップ10入り。あわせて518万本となっており、『GTA』シリーズの強さが伺われます。

Wiiのソフトはトップ10中4本で、いずれも任天堂製。プレイステーション3は8位の『グランド・セフト・オートIV』1本。Xbox360は10本中4本、ニンテンドーDSは1本で、任天堂のソフトが10本中5本と半数を占めるトップ10となりました。

2008年の米国のソフト売上は前年比19%アップですが、NPDグループのMichael Klotz氏は不景気の影響がなければもっと成長が見込めたとする見解を明らかにしています。Klotz氏は同時に「ゲーム産業にとって幸運なことは、ゲーマーがゲームへの出費を減らすつもりがないことだ」ともコメントしています。

富士ソフト『みんなのシアターWii』を海外展開したい意向―任天堂とも交渉

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/19/33157.html
GameCyteによれば富士ソフトは、1月27日よりサービスを開始する予定にしているWii向けのオンデマンドサービス『みんなのシアターWii』について、海外展開も行いたい意向を明らかにしたとのこと。

CES 2009の会場で担当者が明らかにしたところによれば、現在米国での展開についても交渉を行っている段階で、任天堂オブアメリカもその相手に含まれるとのこと。ただ、「現時点で話せることはない」ということで、実際に結実するかは不透明です。

Wii向けのオンデマンドサービスでは、任天堂が電通と提携して『Wiiの間チャンネル』を開始すると発表しているほか、英国のBBCもPC向けの番組配信サービス「iPlayer」をWiiでも展開する方針を示しています。

みんなのシアターWii 配信予定作品の一部
「世界名作劇場シリーズ全23作品」
「鉄腕アトム(新)」
「ブラック・ジャック」
「マッハGoGoGo」 
「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」
「よばれてとびでて!アクビちゃん」
「魔弾戦記リュウケンドー」 
「ARIA The ANIMATION」
「星獣戦隊ギンガマン」 
「太陽の王子 ホルスの大冒険」
「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」、「アニメでじゅげむ」、「コミカル・イソッピィ」など 4タイトル
「ULTRASEVEN X」
「スケアクロウマン」 
「やなせたかしメルヘン劇場」 
「プロジェクトX」シリーズ
「スイスの鉄道 氷河急行の旅」

Wiiは400万台以上売れるはずだった?−米アナリスト、需要と供給のバランスが取れていればと語る

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/19/33177.html

米国の調査会社EEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)のアナリストJesse Divnich氏は、12月のWiiの販売台数に関して「供給があればもっと伸びた」とする見解を明らかにしています。

米国の調査会社NPDグループによると、米国で12月に売れたWiiは215万台。ハードウェア売上の2位であり、11月の204万台から11万台増えていますが、Divnich氏やWedbush Morgan証券のアナリストMichael Pachter氏は300万台の売上を予想していました。

Divnich氏は「需要と供給のバランスが取れていれば400万台以上を売り上げたと信じている」とコメント。215万台という数字に関して「需要が失速しているといういかなる兆候を示すものでもなく、単に需要と供給の大きな差を示している」としています。

ロシア市場の現状は? 任天堂は苦戦

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/20/33189.html
ヨーロッパのゲーム市場の中でも成長中と注目を集めるロシア。欧州でゲーム販売やプロモーションなどを行っているGame Factory InteractiveのInna Bukatina氏がGameIndustry.bizにて、ロシア市場の現状について語っています。

Inna Bukatina氏によれば、ロシア市場はゲームの小売価格が抑えられる傾向があり、利幅が小さいものの、海賊版などの被害は大きく減少していて、非常に大きなポテンシャルを持っているとのことです。PCが中心で家庭用ゲーム機はまだ普及が少ないようですが、潜在的には500万のゲーム人口が居ると考えられています。

任天堂に関してはロシアでは苦戦をしているそうで、ロシアでは純粋なゲーム機よりは様々な機能を持ったデバイスが好まれる傾向にあるそうです。また、WiiやDSはゲーム人口を拡大することで成功を収めましたが、ロシアの上の世代になると、高機能なデバイスを使った事の無い人も多く、ゲームをプレイするまでに至っていないとInna Bukatina氏は述べています。

海賊版は数年前までは約99パーセントのゲームが海賊版であったのが、現在では60パーセント以下になっていて、今でも積極的な対応策が取られているそうです。多くの新興国と同様にDS市場ではとりわけ被害が大きいのですが、各社は商標登録などで対処を続けていて、楽観的に見ているようです。

次のマーケットとして期待がかかります。

宮本茂、GT.comの「トップ10ゲームクリエイター」に選ばれる

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/20/33192.html
ゲームの世界には様々な偉大なゲームクリエイターが存在します。クリエイター=創造主、ゲームを形作るゲームクリエイターは世界で高い尊敬を集める存在でもあります。米国のゲーム動画共有サイトGameTrailers.comは「Top Ten Game Creators」として10人の偉大なゲームクリエイターを表彰しています。

以下はトップ10とそれぞれの代表作です。多数の日本人が選ばれています。

1. 宮本茂 (マリオ、ゼルダの伝説)
2. ウィル・ライト (シムシティ)
3. ジョン・カーマック (DOOM)
4. 小島秀夫 (メタルギアソリッド)
5. 三上真司 (バイオハザード)
6. ウォーレン・スペクター (ウルティマ)
7. 横井軍平 (ゲームボーイ、ゲーム&ウォッチ)
8. 坂口博信 (ファイナルファンタジー)
9. 稲船敬二 (ロックマン、鬼武者)
10. ピーター・モリニュー (ポピュラス)

首位の宮本茂は言わずと知れた、マリオやゼルダの生みの親で、現代ビデオゲームの父とも言うべき存在です。TIMEの「最も影響力のあった100人」にも選ばれたことがあるほか、先日にはジム・ヘンソン社の「The Jim Henson Celebration Honor」賞も受賞しているなど受賞した賞は数え切れないほどです。

2位以下もゲーム界に大きな影響を与えた人物がランクインしています。過去30年のゲーム業界はこれらの人々によって牽引されてきたと言えるでしょう。今後は、彼らに続く人物にも期待したいですね。

来なかった「春」、開発中止になったWii向けADV『Winter』―『ガイスト』のn-Space

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/21/33229.html
任天堂から発売されたゲームキューブ向け『ガイスト』(日本未発売)や『コール・オブ・デューティDS』を開発した米国のn-SpaceがWii向けに開発していたものの、パブリッシャーを探すことが出来ず、開発中止になったプロジェクト、『Winter』がIGNにて公開されています。今となっては陽の目を見ることのない作品が動画などで紹介されています。

本作は謎の吹雪によって襲われたある村を舞台にした作品で、孤独に生きる少女が、様々な不思議な現象に出会うという、ホラーアドベンチャーゲームで、Wiiの性能を最大限に活かした映像も特徴になる予定だったそうです。IGNは2年前にこの作品のコンセプトを見せられ、GDCなどでもパブリッシャーを探したようですが、Wii向けの従来型のゲームでリスクを取る会社は現れなかったそうです。

ミアという少女が主人公で、凍りついてしまった村、刻一刻と気温が下がって閉ざされていく村の中でどう生き残るか、というのがコンセプトのゲームだったそうです。インタラクティブ性を重視し、Wiiリモコンを使う事で、火を起こしたり、ドアを開けたり、恐怖のクリーチャーと戦うといった操作を直感的に実現していたとのこと。

IGNでは社長のDan O'Leary氏とクリエイティブディレクターのTed Newman氏のコメントが掲載されていますが、今の時代に新規IPを立ち上げる事の難しさ、Wiiというハードに多くのパブリッシャーが持っていたイメージなど、『Winter』の不遇が述べられています。

残念ながら、冬に閉ざされてしまった本作、映像も公開されていますので、チェックしてみてください。

ELSPA、現地当局と共同で偽造のニンテンドーDSを押収

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/22/33254.html
英国のゲーム業界団体ELSPAは、オークションサイトeBayでの捜査を通じて、英国在住の夫婦から40台の偽造のニンテンドーDS本体を押収したということです。このような事例は今回が初めてだということです。

捜査は取引基準局と現地警察が合同で行い、40台の偽造のニンテンドーDS本体に加えて、150のDSとゲームボーイアドバンスタイトル、2つのラップトップPCが押収されました。

夫婦は2年以上に渡って同様の手口で犯行を続けていて、2008年12月だけで5万ポンドを得たと考えられています。

「違法にコピーされたゲーム機やソフトウェアは、ゲーム業界によって地方レベルでも、国家レベルでも大きな悪影響を及ぼします。ELSPAは現地当局の協力に感謝するとともに、今後も違法コピーの撲滅に向けて努力を続けていきます」とELSPA代表のMichael Rawlinson氏はコメントしています。

『Wii Fit』が10歳の少女を助ける―また歩けるように

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/22/33256.html
テレグラフによれば、『Wii Fit』が歩けなかった少女を助けたそうです。

10歳のニコール・カヒルさんは6歳のとき、ウイルスに侵され自力で歩くことができなくなってしまいました。それから4年間、ニューヨークの病院に入院していたのですが、昨年12月、4年ぶりに自力で歩くことができ、それからは自宅に戻りリハビリを続け、今年の年末までには完全に一人で歩けるようになると思われます。

回復には『Wii Fit』がとても役立ったそうです。

「『Wii Fit』は本当に助けになりました。色々なバランス運動やストレッチが入ってます。また一緒にヨガもしました。それにWiiは病気の辛さを取り除いてくれたみたいです」とニコールさんの母親は語っています。

戦地の兵士にWiiを−オーストラリア総督、アフガニスタンを訪問

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/23/33268.html
オーストラリア総督のクエンティン・ブライス氏はアフガニスタンに派遣されている兵士を訪問、Wiiを手渡したとのことです。

ブライス総督は、アフガニスタンの首都カブールの南西に位置するTarin Kowtを訪問し「オーストラリアの人々はあなた方が自由に献身し、これを体現していることを誇りに思っています」と演説。Wiiを兵士達に手渡した後、現地の人道的グループの代表と会見したとのことです。

アフガニスタンではタリバン派の抵抗が今も続いており、先日もロケット弾が基地に撃ち込まれて8人目の戦死者が出たばかり。危険な任地ですが、Wiiが兵士達の心の慰めになるといいですね。

オバマ大統領、ホワイトハウスにはWiiも

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/26/33296.html
数百万人を集めた就任式を経て、1月20日よりアメリカ合衆国の第44代の大統領に就任した、バラク・オバマ氏。さっそくホワイトハウス入りし、今後4年間に渡って、世界一の超大国、アメリカ合衆国と世界の行く末を指揮していくわけですが、そのホワイトハウスにWiiが持ち込まれたそうです。

ホワイトハウスには大統領本人と家族が住めることになっていて、オバマ大統領もミシェル夫人と長女マリア(10歳)と次女サーシャ(7歳)も住むことになります。2人の娘がクリスマスに手に入れたWiiを持ち込んだそうです。ちなみにホワイトハウスに子供たちが住むのはクリントン大統領の一期目以来だとのこと。

オバマ大統領は子供たちと一緒にWiiのボウリングを楽しむこともあるそうです。世界にとっても良きパパでもあることを期待しましょう。

京都府警が違法複製DSソフトの販売で不正に口座開設していた男性を逮捕

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/28/33336.html
ニンテンドーDSのゲームソフトをめぐる著作権法違反事件で、京都府警ハイテク犯罪対策室などは、1月27日に詐欺の疑いで茨城県在住の自称雑貨販売業の男性(37)を逮捕したと発表しました。

男性は、第三者に譲渡する目的を隠して自分名義の口座を開設し、通帳とキャッシュカードをだまし取った疑い。不正に開設した複数の銀行口座は違法複製ソフトなどの代金の振込先に使われていました。

近年こういった不正事件が絶えません。皆さんも違法販売業者に気をつけてください。

「デジカメプリントチャンネル」海外での展開も視野に?

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/28/33350.html
任天堂と富士フイルムが提携して、Wiiからデジカメ写真の現像や、写真を使った名刺作成などを注文することのできる無料のWiiチャンネル『デジカメプリントチャンネル』ですが、海外での展開も計画されているのではないかと噂になっています。

その根拠は任天堂が「Wii Photo Print Service Channel」という商標を登録したというものです。EUの商標検索サイトにて調べることができます。申請日は2009年1月19日となっています。

富士フイルムは海外ネットワークも強く、同じ体制で海外展開を行う可能性もあります。

続報がありましたらお伝えします。

「学校の授業にDS導入」・・・事例増えるも、反対の声も多く

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/28/33352.html

昨日のニュースでも京都府八幡市の小学校にニンテンドーDSを使った英語学習が導入されるなど、DSを使った教育が学校にも取り入れられつつあります。ゲーム機を使うことで敷居が下がる一方、それってホントに教育と言えるの? という疑問もありますが、そんなDSの学校教育への導入の是非がYahoo!Newsの投票で取り上げられています。

19:45時点での投票総数は18595票。賛成は26%、反対は53%、教科によるが20%、その他が2%という経過です。教科によるを部分的賛成と捉えると、賛成46%、反対53%と、その評価は真っ二つに別れるようです。それぞれの立場から多数のコメントも寄せられています。

賛成側の意見では「楽しく学べるのは良いこと」「生徒の積極性を引き出すきっかけになる」「過去にも学習を補足する教材は使われてきた」「時代に合わせたツールを使うのは当然のこと」といった意見が寄せられています。学校にこれまで導入されてきたパソコンや視聴覚設備と比べると端末が安価であることもコメントでありました。

一方で反対側のコメントでは「生身の人間が教えるのが教育」「答えを知るだけが勉強ではない」「個人的な学習は授業外に行うべき」「教師のレベル低下につながる」といった意見が寄せられました。また、DSを与えるコストを誰が負担するのかという指摘もありました。

教科による、という回答では「語学学習には最適」「算数の計算くらいなら」といった意見がありました。

皆さんの意見はいかがですか?

「脳トレ系ゲームは科学的根拠のない大ぼら」−仏の教授が主張

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/28/33353.html
『脳を鍛える大人のDSトレーニング』『やわらかあたま塾』といったゲームは脳を活性化するといわれていますが、その効果に疑問を唱える調査結果が発表されました。

レンヌ大学の認知心理学の教授であるAlain Lieury氏は「ニンテンドーDSは技術の宝石だが、これらのゲームが科学的なテストであると主張するのは大ぼらだ」と主張します。

Lieury教授は10歳の子供67名を集めて4つのグループに分割、7週間のプログラムを行いました。2つのグループはニンテンドーDSで脳トレ系ゲームを7週間プレイ。1つのグループは紙と鉛筆を使ってパズルをし、残る1グループは特別なことはしませんでした。

プログラムの前後に論理テストや計算テスト、地名を覚えるテストなどを行いましたが、脳トレ系ゲームをした2つのグループの成績は他のグループとそう変わらなかったとのこと。ゲームをした2つのグループがプログラム後の計算テストで19%の成績アップを果たしたところ、他の3グループは18%前後成績がアップ。記憶テストでのゲームグループの成績はプログラム後に17%ダウンしたが、紙と鉛筆でパズルをしたグループは33%アップ。論理テストではゲームグループと紙と鉛筆でパズルをしたグループの成績が10%ほどアップしましたが、何もしなかったグループは20%ほど成績が上がったとされています。

Lieury教授が用いた「charlatanism(大ぼら、欺瞞)」という表現はいかにもセンセーショナルですが、ゲームと心の関わりを解き明かす上でこうした調査結果は有益なもの。そもそも「科学的なテスト」であると主張していないという話はありますが、さらなる調査が今回の結果を突き崩すのか否か、まだまだ熱いテーマといえそうです。

自由すぎるマスコットまさかのゲーム化『ドアラでWii』4月発売

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/28/33355.html
Tera Boxは2009年4月2日(木)、Wii向けソフト『ドアラでWii』を発売する。価格は4,800円(税込)。

『ドアラでWii』は、日本プロ野球チーム・中日ドラゴンズのマスコットキャラクタ「ドアラ」をモチーフにしたゲーム作品。Wiiリモコンを使用して「ドアラ」との触れ合いを楽しむ「ドアラのへや」がメインパートとして用意されている。

さらに「ドアラちゃんねる」モードでは、連続バク転を決める「アクロバット」や、スタジアムを縦横無尽に走り抜ける「DO and Range」といったミニゲームが楽しめる。なお、「ドアラちゃんねる」のミニゲームをやり込んでいくと「ドアラ」のモーションパターンが増え、より活発な動きが可能となる。

ほかにも、ゲーム内で得たプレミアムムービーやフォトなどを閲覧できる「ひみつのアルバム」モードも用意。「ひみつのアルバム」では、「ドアラ」の動きをカスタマイズし、自分だけのオリジナルのモーションをさせるといった楽しみも用意されている。

元ソニーCEOの出井氏、任天堂のように新たな流れに敏感になるべきとコメント

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/29/33370.html
元ソニー会長兼CEOである出井伸之氏が、フィナンシャルタイムズとのインタビューで、今後の日本の電機メーカーの採るべき道について話をしています。

出井氏は現状の日本の電機メーカーについて、能力はあるものの、企業数が非常に多く、競争力を持っていくためには合併で数を減らす必要があると主張しています。また同時に、急激な円高が進み、輸出企業を中心に苦境にあるにも関わらず、政府が何の対応も取っていないことを批判しています。

そして家電メーカーやクルマメーカーなど、あらゆるメーカーは、単なる製品を作るのではなく、サービスを絡めた展開が必要であるとして、例えばアマゾンが展開している電子ブックリーダーの「Kindle」は良い例だとしています。また、メーカーは世界の流れにもっと敏感になるべきで、従来型とは異なる展開をした任天堂のWiiの大ヒットなどは正に良い例であるとコメントしています。

メーカーの将来については京都にある任天堂が世界的なヒットを飛ばしているように、日本の技術力は依然として大きな強みとしてあり、中国やインドといった巨大な国家が台頭してきたとしても、ライバルではなく、高い技術力で補完できる存在になるのではないかとしています。

City Interactive、米国任天堂との間でライセンスを取得

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/29/33363.html
ゲームデベロッパー、パプリッシャーであるCity Interactiveは、任天堂オブアメリカとの間でニンテンドーDSとWiiのライセンス契約を提携したと発表しました。

「任天堂向けのゲームを開発、販売することは、City Interactiveの新しい歴史を打ち立てるものです。私たちはビデオゲームの歴史に比類ない革命を起こした任天堂と一緒に仕事をすることをとても嬉しく思うと共に、非常に大きなユーザーベースに向けたゲームを開発するのをとても楽しみにしています」と同社でマーケティング担当のMark Rudolph氏は述べています。

Cityは以前に任天堂オブヨーロッパとの間でDS向けライセンスを取得しています。

任天堂、Q3業績を発表―通期予想は下方修正、為替差損1700億円

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/29/33362.html
任天堂は平成21年第3四半期業績を発表しました。この平成20年4月1日〜平成20年12月31日の期間の売上高は1兆5363億4800万円、営業利益は5013億3300万円、経常利益は3524億8800万円、純利益は2125億2400万円となりました。

第3四半期までの業績が昨年度を大きく上回るものであった一方で、急激な円高により、保有する多額の外貨に影響があり、任天堂は第3四半期に1742億3300万円を営業外費用で計上しています。

また今年3月末までの通期業績も、景気悪化や円高の影響を考慮して、下方修正されています。修正後の数字は、売上高が1兆8200億円(修正前: 2兆円)、営業利益が5300億円(6300億円)、経常利益が3700億円(5800億円)、純利益が2300億円(3450億円)となります。

Wiiの累計出荷は4500万台に到達!DSはもうすぐ1億台

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/29/33371.html
任天堂は第3四半期業績の発表に合わせて、Wii、ニンテンドーDS、ゲームボーイアドバンスのハードとソフトの出荷状況もアップデートしました。それによれば、Wiiは発売から2年で世界で4500万台の出荷をほぼ完了し、ニンテンドーDSも4年間で1億台の大台が見えてきました。

今期(2008年4月〜12月)の9ヶ月のWiiハードの出荷台数は日本国内が189万台に留まったのに大して、米大陸では980万台、欧州などその他の地域でも883万台と好調で、累計台数は4496万台となりました。今期は残りの3ヶ月でさらに600万台程度の出荷を見込んでいます。

ニンテンドーDSの方は欧州が好調で1279万台(その他の地域含む)、米大陸で954万台、日本国内では329万台で、合計2562万台となり、累計では9622万台と、こちらは1億台の大台が見えてきました。見込みでは3月中にも達成する見込みです。気になるDSiですが、今のところ日本国内のみでの販売で、12月末までに166万台となっています。

ソフトの売上も好調で、DSで1億6378万本、Wiiで1億6378万台となっていて、ハードの普及台数には倍以上の差がありますが、ソフトの本数ではほぼ拮抗するという結果になりました。

「任天堂はGTAでハードコアゲーマーを引き込みたい」−海外アナリストの分析

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/30/33389.html
Cowen and CompanyのアナリストであるDoug Creutz氏は「任天堂はテイク2のゲームによってハードコアゲーマー層をWiiとニンテンドーDSへ連れてこようとしている」と語ります。

Creutz氏は『Grand Theft Auto: Chinatown Wars』(GTA チャイナタウンウォーズ)がテイク2の能力をテストするものであり、「任天堂は全てのゲーマー層にアピールしたいと考えていて、非カジュアル、非ファミリー層へのアプローチとしてTake-TwoのIPを重要視している」とコメントしています。

カジュアル層に売れたWiiとニンテンドーDSですが、それだけに従来型のゲームを好むハードコアゲーマー層へのアピールも必要であると言われています。『GTA チャイナタウンウォーズ』はニンテンドーDSのゲームとしては異例の高レーティングで、ドラッグの売買といった過激な要素もフィーチャーされています。テイク2は既に任天堂との関係をより強化したいとの方針を明らかにしており、過激な『GTA』からスタートするコア向け戦略の行く末が注目されます。

「まだまだゲーム市場は拡大余地がある」「次のハードは?」任天堂・決算説明会

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/30/33392.html
任天堂は、29日に開催した第3四半期業績についての決算説明会の様子をムービーとテキストで公開されています。

決算説明会では、主に第3四半期と年明け以降の販売動向が数字を中心に紹介されています。任天堂の業績は第3四半期時点では過去最高益を更新し好調でしたが、円高による為替差損もありました。第4四半期については、昨年の同期と比べると売上が減少する予想となっていますが、これは円高が進んだためで、仮に為替レートが昨年と同じであれば売上高は昨年度と比べて10%程度増加する計算になるということです。

足元の販売状況は北米、欧州ともに好調で、昨年Wiiは北米で1017万台、欧州で830万台、ニンテンドーDSは北米で995万台、欧州で1120万台が販売されています。また、年明け以降も昨年を上回るペースで販売が進んでいるそうです。

岩田社長は日本市場におけるDSとPS2の普及台数の比率から、海外でのDSのさらなる普及の可能性を指摘しています。既に日本国内ではDSがPS2の販売台数を超えていますが、この比率にもしも海外でも近づくとすると、北米では2760万台から5110万台まで、欧州では3140万台から3810万台まで数字を伸ばしていく可能性があるとしています。また、「1人に1台」という携帯ゲーム機の特性からすれば、人口規模まで拡大する可能性もあるのではないかとしています。

日本で1億2000万台売れるというのは冗談としても、任天堂の進めてきたゲーム市場の拡大はまだその途上というのが任天堂や岩田社長の考えのようで、昨年非常に大きく伸びた欧州市場や、欧州の中でもまだゲームが普及していない所要国以外にも拡大していくポテンシャルがあると説明会では述べられています。

とはいえ好調が永遠に続くわけではなく、岩田社長は「娯楽は天国か地獄しかない」という山内前社長の言葉を忘れず、今後も驚きがあり多彩な提案を続けていくと締めています。

ちなみに、任天堂は従来の5年毎に新ハードが出るというプラットフォームサイクルという考え方は取らないとしていますが、次のハードの可能性については、「確かに、技術はどんどん進歩しますから、ひとつのハードの寿命が永遠ということはありえないと思います。いつかは新しいプラットフォームが必要になるときは来ると思いますし、これまでもそうであったように、任天堂はそのための準備をもちろん始めています。しかし、お客様の層が劇的に広がっている今、"過去に5年サイクルでビジネスが一巡したから次も同じようになるはずだ"ということが本当に当てはまると考えるのは、必ずしも適切ではないと私たちは考えています」とコメントしています。

ニンテンドーDSのゲームにイスラム教を賛美するメッセージが?−発売元が見解を発表

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/31/33403.html
「ニンテンドーDSのゲームにイスラム教を賛美するメッセージが隠されている!」として騒ぎになりましたが、果たしてこれは本当なのでしょうか?

問題となったのはCrave Entertainmentの『Baby Pals』。赤ちゃんとの触れあいがテーマとなったニンテンドーDS用ゲームですが、赤ちゃんが「イスラム教は光り輝いている(Islam is the light)」と喋るとして問題となりました。

また、「Little Mommy Cuddle and Coo」人形も同じように「イスラム教は光り輝いている」と喋るというのです。

この問題はTVにも取り上げられたのですが、Crave EntertainmentのマーケティングディレクターであるDoug Panter氏は「ゲームの声を作るのに5ヵ月の赤ちゃんの音声を録音した素材ファイルを使用しました。200時間以上テストしましたが、意味のある言葉は聞き取れませんでした。赤ちゃんはあまりにも幼く、night、あるいはlightと聞こえたとしても偶然の一致です」とコメント。赤ちゃんの声にメッセージ性は無いとする見解を明らかにしました。

どうやら『Baby Pals』と「Little Mommy Cuddle and Coo」人形が同じ素材ファイルを使用しており、それがたまたま「イスラム教は光り輝いている」と聞こえたというのが真相の模様。歌詞やボイスが別の言葉に聞こえる「空耳」は万国共通ですが、これが騒ぎになってしまう辺り、かの事件の傷痕はまだまだ癒えていないようです。

まだ売れる(ちょっと)ゲームボーイアドバンス

http://www.inside-games.jp/article/2009/01/31/33404.html
快進撃を未だ続け、遂に1億台の大台が見えてきたニンテンドーDS。しかし、前の世代に当たるゲームボーイアドバンスも、全く売れなくなったわけではないようです。任天堂の発表によれば、今年度に入ってからも僅かながら動いているようです。

ゲームボーイアドバンスのハード売上は国内では昨年4月〜12月の9か月間で6万台。単純に割ると1か月あたり6666台、週当たり1330台です。WiiやDSは毎週数万台が売れていて、比較すれば多くない数字ですが、毎週毎週まだ1000人以上が購入しているというのは決して無視できない製品だと言えそうです。

ちなみに米大陸では0ですが、その他(欧州・豪州など)では32万台が売れています。

ただ、累計では8144万台で、既にニンテンドーDSの9622万台に逆転されてしまっています。