2009年の任天堂NEWS4

Last-modified: 2010-10-31 (日) 06:21:21

日本で3人に1人がゲームファンである、2009CESA一般生活者調査報告書

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/01/34504.html
社団法人コンピュータエンターテイメント協会(CESA)は、毎年継続調査している日本の一般消費者を対象としたゲーム利用などに関する調査報告書を公開しました。

この調査報告書では、首都圏・京阪神・その他の地域に在住する3〜79歳の一般生活者を対象に、「日ごろ家庭用テレビゲームを遊んでいるか?」「ゲーム機に欲しい複合機能は?」「家庭用ゲームに求めるゲーム以外の機能は?」など、家庭用ゲームの関わり方やゲームにどんな事を望んでいるかをアンケート方式で調査した結果をまとめた内容になっています。

■日本の一般生活者の家庭用ゲーム現参加者率は29.4%
「現在も継続的に家庭用ゲームに接している」と回答した家庭用ゲーム現参加者は、およそ3人に1人の29.4%となりました。全人口へ拡大推計すると、3107万人です(2007年は3739万人)

2007年度より縮小しているのがわかります。これは普及のペースに落ち着きが現れたことが推察されます。

■携帯型ゲーム機のゲーム以外の利用機能ニーズ、「音楽再生」機能がトップ
携帯型ゲーム機に欲しい複合機能は、「音楽再生」機能が32.5%でトップです。次いで「インターネット接続」機能が28.5%、「カメラ撮影」機能が24.9%の順で、携帯電話同様に1台のゲーム機で色々な楽しみ方が望まれているのが伺えます。

ニンテンドーDSiには、新たに音楽再生機能とカメラ撮影機能が搭載されました。PSPは、音楽再生機能、インターネット接続機能は発売初期から標準搭載されています。PSPのカメラ機能を除き、望んでいる機能は大半搭載されていることになりますね。

■家庭用ゲームのゲーム以外への活用期待分野、「医療・リハビリ」「教育・学習」が過半数支持を集める
「家庭用ゲームをゲームプレイ以外の活用先として期待する分野」を複数回答での結果は、「医療・リハビリ」が52.6%、「教育・学習」が51.2%と、過半数以上の支持を集めた結果となりました。「健康増進・フィットネス」も37.8%と、高い支持を得ています。

300万本以上販売されてい『Wii Fit』がいい例ですね。教育・学習なども『大人のDSトレーニング』を初めとしたソフトが好評を得ています。

■携帯型ゲーム機のネットワーク接続拠点の希望では「ホテル・旅館」の要望が多い
「携帯型ゲーム機のネットワーク接続を期待する施設」では、「ホテル・旅館」が30.9%でトップ、次いで「電車・飛行機」が21.0%、「病院・医療施設」が20.6%といずれも高い要望が出ています。

携帯電話と違って出先や移動中にネットワーク接続が出来ないので、この辺りの要望が実現する日がやってくるのでしょうか。昨年、一部電車で試験的に行われていたりしますから、遠くない未来に電車の中でDSやPSPでネットワーク接続出来る日はそう遠くないかもしれません。

■「ゲームに詳しい、またはゲームがうまい芸能人・タレント」のイメージ、有野晋哉さんが最多
「ゲームに詳しい、またはゲームがうまい芸能人・タレント」を思い浮かべてもらった結果は、有野晋哉さんが113票と他の芸能人・タレントを大きく引き離し1位になりました。2位には中川翔子さんが57票でした。

高橋名人3位、二宮和也(嵐)4位、伊集院光5位となっていました。皆さんはどんな人が思い浮かびましたか?有野晋哉さんが人気番組内で扮する有野課長は、ゲームが上手い・・・とは言い難い気がしませんが、ゲームをプレイしている様子が一番身近で見られるので1位になったのではないでしょうか。

『テトリスDS』の対戦が強いことで有名な宇多田ヒカルさんは14票で6位でした。

■家庭用ゲーム非参加者の動向
家庭用ゲームをしない、またはしなくなった理由を求めた主な内容は以下の通りです。
ゲームに対して興味・関心が無いが最も多く、次いで他にやりたいことや欲しいものがある、身体面・精神面に悪い影響がありそうなどが多い回答を得ています。

それ以外には、ゲームをする時間が無い、内容に不満がある、ゲームの価格が高いなどが多く票がありました。

Wiiに満足できない女性に贈る「Shii」登場

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/01/34513.html
歴代ゲーム機で最速のスピードで世界5000万台の出荷を達成したWiiですが、全ての人が満足しているわけではありません。例えば女性。リビングで男性が楽しんでゲームをしている間にも、女性達は冷たい視線を送っているかもしれません。女性も楽しませたい、そんな想いで作られた女性向けWii、それが「Shii」です。

本日は4月1日です。

Wiiでボイス操作ゲームを容易に開発する「Fonix VoiceIn」がリリース

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/02/34536.html
モバイル機器、ゲーム機など向けに音声制御インターフェイスを提供しているFonix Speech社は、同社の「Fonix VoiceIn Game Edition 5.1 SDK」をWii向けに初めてリリースしたと発表しました。本製品はWii以外に、PS3、Xbox360、PC、iPhone向けにも既に提供されています。

「Fonix VoiceIn 5.1 SDK」はゲームの出荷数ベースのロイヤリティで使用可能で、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ロシア語、ポーランド語など様々な言語に対応していて、これらの言語を使ってゲームを操作するゲームを容易に開発できるようになります。

「我々のVoiceIn SDKはゲーム開発者に、複数のプラットフォーム、複数の言語を一度に開発する能力を与えます。Fonix VoiceInを使えばゲームプレイヤーはボイスのみでゲームをプレイできるようになります。また、ゲーム開発者は、ボイスを使った新しいインターフェイスを、様々な方言やノイズを考慮した上で簡単にゲームに導入できるようになります」と上級副社長テクノロジーデベロップメントのD. Lynn Shepherd氏はコメントしています。

2008年のテレビゲーム市場規模は5,858億円、前年比85.6%に落ち込む 〜 メディアクリエイト調べ

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/02/34539.html
メディアクリエイトは2009年3月27日(金)に、今回で12冊目となる「2009テレビゲーム産業白書」を発行しました。

同白書によると、2008年のテレビゲーム市場規模はハードが2606億円、ソフトが3252億円で、このほかに中古ソフトが1230億円となったとのこと。2007年は、それぞれ3466億円、3380億円、1241億円だったので、中古ソフトを除いた比較では85.6%、マイナス987億円の低調となりました。

この2008年のマイナスは、これまでの牽引役だったハード需要が一巡したことに寄ると同白書では分析。ソフト市場がハードの普及に見合った成長とならず、「新ハードが引っ張りソフトが受け継ぐ」という過去の循環が崩れたとしています。

市場の概況としては、ハードが昨年までのDS一強から、DSとPSPの併存時代に移り、小学生やカジュアルユーザに強いDSと中学生・高校生・20代のゲームファンに支持されるPSPが棲み分けた構造となりました。

「2009テレビゲーム産業白書」はA4判、2色刷り、240ページ、定価38,000円で、メディアクリエイトのサイトから購入可能です。

グリーンピース、再び任天堂を最下位評価―グリーン評価ガイド

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/02/34541.html
環境保護を掲げるグリーンピースは、「Guide to Greener Electronics」と題した家電各社がどの程度、環境に配慮した製品を販売しているかを10点満点で評価したレポートを定期的にリリースしていて、このたび最新号が公開になりました。先日、CSRレポートの2008年版を発表した任天堂ですが、再び最低評価となっています。

「任天堂は10点満点中0.8点で最低評価となりました。グリーンピースは禁止薬物のフタル酸類、アンチモン、ベリリウムの使用を監視していて、また、任天堂は塩化ビニールの使用を全廃するとしているものの、その期限を設定していません。任天堂は毎年2%のCO2やその他の温室効果ガスを削減するとしているが、2006年には6%増加している」とコメントされています。

グリーンピースの評価は化学物質、電子廃棄物、電力の3つのパートがあり、それぞれ5つに別れていますが、6項目において「情報がない」とされており、それも低評価に繋がった側面もありそうです。

評価のトップだったのは、携帯電話のノキア、以下サムスン、ソニーエリクソン、フィリッピス、ソニー、LGE、東芝、モトローラ、シャープ、アップルなどとなり、下位は任天堂、HP、マイクロソフト、ノキア、デルなどとなっています。

TSUTAYA、「ポケモン不思議のダンジョン」のオリジナルアニメDVDを無料レンタル

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/02/34551.html

任天堂、北米と欧州でのDSiウェアのロンチタイトルを発表

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/02/34556.html
任天堂オブアメリカおよび任天堂オブヨーロッパは、それぞれニンテンドーDSiの発売に合わせてスタートする、DSiウェアの配信ラインナップを公開しました。

日本と同様に、最初にDSiショップにアクセスした際に、ゲームを購入するのに必要なDSiポイントを1000ポイント貰えるキャンペーンが10月5日まで開催されます。

ゲームは無料、200ポイント、500ポイント、800ポイント以上の4分類となっています。DSiポイントはDSi上や小売店でカードの形で購入することができ、2000DSiポイントで19.99ドルとなります。

スタート時のラインナップは以下の通りとなります。

米国
・WarioWare: Snapped! (うつすメイドインワリオ)
・Bird & Beans (鳥とマメ)
・Brain Age Express:Math (ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 理系編)
・Master of Illusion Express: Funny Face(ちょっとマジック大全 ファニーフェイス)
・Art Style: AQUIA(アートスタイルシリーズ: AQUIA)
・Nintendo DSi Browser(ニンテンドーDSiブラウザ)

欧州
・WarioWare: Snapped! (うつすメイドインワリオ)
・Pyoro (鳥とマメ)
・Paper Plane (紙ヒコーキ)
・Art Style: AQUIA(アートスタイルシリーズ: AQUIA)
・Art Style: CODE(アートスタイルシリーズ: CODE)
・Nintendo DSi Browser(ニンテンドーDSiブラウザ)

全て日本でリリースされているものになりますが、今後は海外パブリッシャーによる独自タイトルにも期待がかかります。

思考で操作するゲーム(?) この冬にWiiで登場(2)

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/02/34560.html
イタリアのPub Companyは、「メンタルコントロール」を取り入れたWii向けのゲームシリーズ「3i」を今年後半にリリースするとサンフランシスコで開催されたGame Connectionで発表しました。「3i」はImmersive、Individual、Interactionから取られたもので、ゲームのコントローラーやスティックなしでプレイできるゲームだということです。

最初のタイトルは『Wii Qube』というパズルゲームで、『テトリス』をモチーフにしたものだということです。「ボディーコントロール」でブロックを動かすことができ、ゲームの世界に入りこんでファーストパーソンでプレイするそうです。こちらは8月の発売が予定されています。

続いて発売される『Wii Relax』は頭のリラックスを目的とした「Relax Mind」と体のリラックスを目的とした「Relax Body」から成るソフトで、特殊な"ヘッドセット"である「3i マインドコントローラー」で脳波にアクセスし、リラックスさせたり、ゲームをプレイしたりすることができるそうです。

4月1日に発表されたものですが、同社ではエイプリルフールのジョークではなく、5月にロンドンで正式な発表を行うとしています。どのようなものになるのでしょうか? 気になる商品ですね。

浅草寺よりポケセン東京!?―外国人が選んだ観光地2008

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/03/34567.html
旅行口コミサイトの「TripAdvisor」は、「2008年 外国人が最も注目した日本の観光スポットランキング」を発表しました。これは同社サイトを訪れたユーザーがどのような観光地を好んだかを解析したもので、総合のほか、アメリカ人・ドイツ人・スペイン人・フランス人・イタリア人・イギリス人・インド人、個別のランキングも公開されています。

総合トップに立ったのは築地市場で、ついで東京ディズニーランドという結果になりました。さらには3位はポケモンセンター東京、4位 六本木ヒルズ、5位 東京ディズニーシーとなり、日本の伝統的な観光地は出てきません。ようやく6位で浅草寺、7位 金閣寺、8位 伏見稲荷大社という名前が出てきますが、9位はスパワールド、10位はユニバーサル・スタジオ・ジャパンという結果です。旅行サイトを利用する先進的なユーザーという結果かもしれません。

各国別では大多数の国で築地市場が一番人気ですが、スペイン人はユニバーサル・スタジオ・ジャパン、インド人は東京ディズニーランドを好むという結果が出ています。ポケモンセンター東京を一番評価したのはアメリカ人でした。

任天堂が教えてくれないWiiのウラワザ7つ

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/06/34597.html
GamesRaderは「任天堂が教えてくれない7つのWiiのウラワザ」として、7つのTipsを公開しています。

■Wiiにメールを送る
インターネットに接続されたWiiにメールを送ることができます。方法は簡単、w[フレンドコード]@wii.comにメールするだけ。例えば、w123456789@wii.comに。

■Wii本体をずっと光らせておく
メッセージが届いたことや更新があることを知らせる、心躍る、本体の青白い光。しかしスグに光は消えてしまいます。常にWiiを光らせておくには、上の方法でメールを送り、そのメッセージを読まなければOK。

■マリオが攻撃
WiiショッピングチャンネルでバーチャルコンソールやWiiウェアをダウンロードするときに表示されるアニメーション。ただ見ているだけではありませんか? なんとAボタンを押すとマリオが火を放ってくれます。

■難しいパズル
『写真チャンネル』ではSDカードの写真を使ってジグゾーパズルに挑戦することができます。何ピースに分割するかを決定する際、その前に1ボタンを押すと最も難しい194ピースに挑戦することができます。

■MP3再生を復活させる
『写真チャンネル』をバージョンアップすると、再生可能な音楽ファイルがMP3からAACになります。やっぱりMP3を再生したいという方、Wii本体の設定画面からダウングレードすることが可能です。

■Wiiリモコンを忘れさせる
Wii本体とWiiリモコンの結びつきを完全に消したい場合。Wii本体の電源を落とし、30秒待つ。そして電源を入れ、健康と安全の注意書きが表示されたところで、前面のパネルを開けSYNCボタンを15秒間押し続ける。すると、Wii本体とリモコンの結びつきが全て消去されます。

■WiiリモコンをPCで使う
Wiiリモコンは一般的なブルートゥース接続で動いていて、ブルートゥース接続がサポートされたPCや周辺機器と「GlovePIE」という無料アプリを使えばWiiリモコンをPCで使うことができます。

DSiを買わねばならない5つの理由−海外ゲーマーの見るDSiの魅力

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/06/34616.html
ついに海外でもニンテンドーDSiが発売されましたが、海外ゲーマーはニンテンドーDSiのどんな所を魅力に感じているのでしょうか。NintendoEverythingは「DSiを買わねばならない5つの理由」という記事を発表しています。

物理的変化
「DSiは驚くほどに美しくなっている」として、画面が大きくなったこととタッチパネル上で指紋が目立たなくなっていること、電源ボタンの位置変更を取り上げています。

内蔵アプリ
ニンテンドーDSiのカメラとニンテンドーDSiサウンド、ニンテンドーDSiブラウザーは海外ゲーマーにとっても魅力的なようで「買うべき理由」の2つ目に挙げられています。

DSiゲームカード
先のGDCの講演で任天堂技術開発本部の桑原雅人氏が語った「ニンテンドーDSiゲームカード」も魅力の一つとして挙げられており「近い将来、ありあまるほどのユニークなタイトルがDSiに登場するだろう」とコメントしています。

小さな修正
「システムをシャットダウンすることなくゲームカードを交換する機能」や「SDカード対応」「ゲーム中に明るさを調整できる機能」「スピーカー品質の向上」といった「小さな修正」が「買わずにいることが難しい」システムを作り上げたと評価しています。

DSiウェア
「DSiショップはDSiの最も魅力的な機能であることは疑いない。DSiウェアは消費者へのメインのセールスポイントであり、初代DSオーナーのアップグレードへの興味をそそる」と高評価。「DSiウェアは突発的ヒットが出る基盤となるだろう」としてWiiウェアの『World of Goo』と似たようなヒットが出ると予想しています。

日本ゲーマーが感じるニンテンドーDSiの魅力とほぼ同じ結果が出たのではないでしょうか。全世界で1億台を突破したというニンテンドーDSですが、ニンテンドーDSiの売上も期待大です。

任天堂ゲームセミナー2009年度受講生募集開始

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/07/34629.html
任天堂は2004年から毎年実施している学生向けにゲーム制作を体験することが出来るセミナー「任天堂ゲームセミナー」2009年度の受講生の募集を開始しました。

任天堂ゲームセミナーは、ゲーム制作の素晴らしさと奥深さを学生に体験してもらう事を目的とした約10ヶ月間のセミナーです。6月下旬からスタートし、チームに分かれてDSゲーム作りを体験して3月に任天堂本社で最終プレゼンテーションと卒業式が行われます。

募集期間は2009年4月6日〜5月6日までの1ヶ月間で、受講分野は「プログラム」「グラフィック」「サウンド」「その他(アシスタントディレクター・ディレクターなど)」の4種目となっています。募集人数は最大40人。ただし、首都圏在住の大学(院)生、専門学生のどちらかである事が条件になります。

首都圏在住で興味のある学生さんは応募してみてはいかがでしょうか?

Wiiの製造コストは当初から45%ダウン?

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/07/34636.html
Wiiの価格は発売当時から2万5000円となっていますが、製造コストは発売当初から比較して45%ダウン程度が達成されているのではないかとフィナンシャルタイムズ(電子版)が伝えています。これは2009年3月の販売ランキングでPS3がWiiを初めて上回った記事に関連して寄せられているもの。

クレディースイスのKoya Tabata氏が投資家に向けた最新ノートで明らかにしたもので、任天堂のWii製造コストは45%削減されているとしています。また、それにより、販売台数が鈍化したとしても利益水準を保て、巻き返しのために値下げなどの施策を取ることも可能な状況だとしています。加えて、Tabata氏は任天堂が新興市場向けに低価格バージョンのWiiを計画していることも考えられるとしています。

Wiiは発売当初からローコストな設計で、コスト削減は困難ではないかという見方もありますが、アナリストの見解とはいえ、45%削減されているという見方は興味深いものがあります。

第3回ELANアワードで宮本茂氏と宮崎駿氏が生涯功労賞

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/07/34637.html
カナダのゲーム業界が、毎年の最も優れたビデオゲームやアニメーションを表彰する第3回ELANアワードの最終ノミネート作品と、特別賞としてIGN.comでの一般投票によって決められた3賞の受賞者が発表となりました。特別賞のうち「ビデオゲーム ホール・オブ・フェイム」(VIDEO GAME HALL of FAME/生涯功労賞)に任天堂の宮本茂氏が選ばれています。

宮本茂氏は1977年に任天堂に入社。『スーパーマリオ』『ゼルダの伝説』シリーズなど世界を代表する多数の作品を手がけ、現在も情報開発本部長として様々なゲームをプロデュースしています。世界で最も著名なゲームデザイナーであり、"ビデオゲーム界のスピルバーグ"と「TIME」が述べたこともあります(1996年5月号)。

また、特別賞では「アニメーション ホール・オブ・フェイム」(LIFETIME ACHIEVEMENT in ANIMATION/生涯功労賞)にスタジオ・ジブリの宮崎駿氏、素晴らしいビジュアルエフェクト(VFX)を称える「ビジョナリーアワード」(VISIONARY AWARD)に、南カリフォルニア大学クリエイティブ研究所のPaul Debevec研究員が選ばれています。

DSi、英国でも好調なスタート―2日間で9万2000台

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/07/34639.html
MCV UKが伝えたところによれば、ニンテンドーDSiが英国での発売から最初の2日間で、9万2000台の売上があったそうです(調査会社のGfK/Chart-Track調べ)。

200万台を既に突破した日本に続いて、各地で非常に強い反応があると事前に伝えられていましたが、実際のセールスにも結びついているようです。DSiが再びDSを活性化させることができるのか今後にも注目されます。

「9万2000人のユーザーが新規ユーザーなのかDSやDS Liteからのアップグレード組なのか調査するのは非常に難しいところですが、次週のソフトウェア販売ランキングは、それが今までDSを持ってなかったユーザーを多く招き入れたことを示すでしょう」とGfK Chart-TrackのDorian Blochディレクターは述べています。

英BBCがWiiチャンネルに参入?−配信サービス「iPlayer」を利用可能に

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/08/34648.html
英BBCがWiiチャンネルに参入するという噂が流れています。BBCのオンライン番組配信サービス「iPlayer」がWiiチャンネルにて利用可能になるというのです。

海外ゲームサイトCubed3が伝える噂によると任天堂はBBCからの申し入れを既に承諾済みであり、2009年第2四半期にサービスが開始するとのこと。BBCのオンラインメディアグループのAnthony Rose氏は公式Blogにおいて「iPlayerをWiiに最適化した」旨の発言をしており、これも噂を裏付ける材料とされています。

「iPlayer」は過去一週間に放映されたTV番組をダウンロード配信するというもので、2007年にサービスがスタート。Wiiでも『Wiiインターネットチャンネル』を利用すればサービスを受けられるほか、PC及びiPhone、iPod touchから利用できます。

Rose氏はWiiを選んだ理由として、英国での普及台数の多さを挙げています。

Wiiリモコンで操作するロボット−福祉分野への応用も

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/08/34649.html

任天堂、デバックスタッフを再び募集

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/08/34667.html
ゲームソフト完成には欠かせないのがデバッグ。ゲームに不具合が無いかチェックする地道ながら非常に重要な仕事です。

任天堂はデバッグ作業を行うデバッグスタッフを再び募集しています。勤務地は、任天堂京都リサーチセンターです。応募資格は高卒以上で平日毎日の出勤が可能で、長期勤務可能な人材を求めています。

交通費は全額支給され、各種社会保険完備、皆勤手当ても出ます。更に勤務成績が良い人は3〜6ヶ月の更新もする事が可能です。興味ある人は応募概要を読んで応募してみてはいかがでしょうか。

募集職種 デバッグスタッフ
応募資格 高卒以上で平日毎日の出勤で長期勤務可能な方
雇用期間 試用期間あり(2週間)
     勤務成績により3ヶ月〜6ヶ月
勤務時間 平日(月〜金)10時〜17時30分(1時間休憩)
     ※土・日・祝日・会社設定休日はお休みです。
自給 900円(昇給あり)
待遇 交通費別途支給 各種社会保険完備 皆勤手当てあり
勤務地 任天堂株式会社 京都リサーチセンター
    京版「鳥羽街道」駅下車 徒歩2分

Wiiの稼働率は主要3ハードで最も低い?―米調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/09/34678.html
米調査会社ニールセンは、Wii・プレイステーション3・Xbox360のうちでXbox360の稼働率が最も高いとする調査結果を発表しました。

調査は米国でTVを所有している17000家庭を対象に、2008年12月に行われました。

■稼働率(アクティブユーザー%)
 Xbox360:11.4%
 プレイステーション3:10.6%
 Wii:6.8%

■一回当たりの平均稼働時間
 Xbox360:78分
 プレイステーション3:64分
 Wii:58分

■調査期間中の平均稼働日数
 Xbox360:7.1日
 プレイステーション3:6.8日
 Wii:5.0日

ニールセンの定義する「アクティブユーザー%」とは、調査期間中どれくらいの頻度でゲーム機が稼働していたかを示すもの。

ゲーム機は稼働状況ごとに「プレイステーション3とXbox360」「プレイステーション2とXbox」「Wiiとゲームキューブ」の3グループに分類することができるとのことで、ニールセンはプレイステーション3とXbox360に「他のコンソールよりも多くの利用法」があることが稼働率の高い理由ではないかとしており、これはネットワーク対応やマルチメディア機能、動画配信サービスなどのことではないかと思われます。

『Wii Sports Resort』は6月、値下げの予定はなし―岩田氏と宮本氏が外国人特派員協会で講演

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/09/34686.html
任天堂の岩田聡社長と情報開発本部長の宮本茂氏は、4月9日の12時より、日本外国特派員協会にて、2度目となる講演を行いました。講演はランチミーティングの形式で行われ、カジキマグロのソテーと旬の野菜のホットプレートやサンドイッチが出たということです。

APやロイターなどによれば、岩田社長はWiiの販売が鈍化していることを認めた上で、「製品が均質のものであれば価格を下げるという選択肢は有用なものですが、ビデオゲームはそのような製品ではないと思います」と値下げはしないという見解を明らかにしました。

本体の価格を下げるよりはゲームラインナップの強化をしていく方針のようで、Wii MotionPlusに対応した『Wii Sports Resort』の発売について、日本で6月、北米で7月に決定したことを明らかにしています。

一方のDSでは宮本氏から、任天堂が学校の先生向けにしたソフトウェア制作ツールの提供を検討しているという話があったようです。

また、DSの使い道を広げる方針で、博物館やショッピングモールなどで地図やオーディオガイダンスを受信したり、クーポンを得たりするといったものにも利用できるように整備していくとのこと。宮本氏は「DSを持つことで便利な生活をさらに向上させることができる」と話していたということです。

【朝刊チェック】2008年度ゲームソフト売り上げトップは任天堂、欧米でDSi2日間で60万台を販売(4/10)

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/10/34695.html
日経産業新聞4面「08年度ゲームソフト売り上げトップは任天堂、コナミ3位セガ6位」
アスキー・メディアワークスが発表した2008年度のゲームソフト売り上げランキングは、『マリオカートWii』など5本のミリオンヒットを飛ばした任天堂が6年連続1位になりました。販売シェアは全体の4割。ソフト市場の約85%を占める上位10社は前年度と同じで、業界の寡占状態が続いていることが分かりました。ゲームソフト売り上げランキングで順位を上げたのがコナミデジタルエンタテイメントとセガの2社。コナミは定番サッカー、野球が堅実なヒットを飛ばし5位から3位に上昇。『龍が如く3』などのヒットに沸いた瀬がは8位から6位へ浮上しました。

対照的に、スクウェア・エニックスは『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』のミリオンヒットがあったものの、注目咲くの『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の延期が響き3位から5位に順位を下げました。

その他の会社の順位は、2位バンダイナムコゲームス、4位カプコン、7位ポケモン、8位ソニー・コンピュータエンタテイメント、9位コーエー、10位レベルファイブとなっています。

日本経済新聞13面「任天堂、DSi欧米で60万台販売」
任天堂は9日、携帯型ゲーム機ニンテンドーDSiを欧米での発売後2日間で60万台以上販売したことを明らかにしました。DSiは2画面の採用とタッチパネルを使った直感的な操作で人気だった旧DSにカメラや音楽再生機能を加えたもので、日本でも販売は好調です。海外でのゲーム機販売の立ち上がりとしては最速のペースとみられます。DSiは欧州では3日に、米国は5日に発売されました。DSi専用のダウンロードソフトでも遊べるなど旧世代機との差異化も図っており、発売から4年以上が経過している初代DSからの買い替え需要も膨らんできているようです。

WiiのアップデートでWiiウェアの売上が2倍以上にアップ

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/11/34720.html
Wiiウェア『Strong Bad's Cool Game for Attractive People』の発売元であるTelltaleはアップデート後に売上が2倍以上になったと発表しました。

『Strong Bad's Cool Game for Attractive People』は海外オンリーのWiiウェアで、コメディタッチのアドベンチャーゲーム。Wiiは先月のアップデートでSDカードからWiiウェアを起動することが可能となりましたが、アップデートの後に売上が2倍以上になったとのことです。

Wiiは度々容量不足が囁かれてきましたが、これを解決するのが先述のアップデート。一度購入さえしてしまえば、消したWiiウェアも無料で再ダウンロードできるとはいえ、消去という行為そのものに抵抗を感じる人も多かったということのようです。

【ゲームニュース一週間】−ダウンロードゲームはゲーム界の救世主?

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/12/34726.html
気温が急激に上昇した今週は、海外から意欲的なWiiウェアが集まりました。

『Night Game』はアーティスティックな見た目を持つWiiウェア。
ボールを転がしてゴールへ導くというシンプルなルールで、中国の影絵から着想を得たというビジュアルが特徴的です。

『Squibs Arcade』はLSIゲームがテーマとなったWiiウェア。
懐かしのLSIゲームの実機を思わせるビジュアルが用意されており、最新ゲームをパロディとした中身と併せてユニークなものとなっています。

『Equilibrio』はWiiリモコンで地形を傾け、ボールをゴールへと転がすWiiウェア。紙や鉄、石といった様々なボールの特性が攻略に重要で、バランスWiiボードにも対応しています。

『BIT.TRIP BEAT』はブロック崩しをフィーチャーしたWiiウェア。80年代というビデオゲームの黎明期を最新機種の上で再現した野心的なビジュアルと音楽が強い印象を与えます。

ダウンロード配信のWiiウェアは、流通コストを省けるなどの理由から、フルプライスのパッケージソフトよりも参入が容易。少人数のプロジェクトに適しており、今回紹介したような実験的な作品も多く生まれています。

特に興味深いのは、『Equilibrio』を開発したDK GamesのChristophe Kohler氏の発言でしょう。Kohler氏はインタビューに対し「2年の間、DSやWii用のゲームコンセプトをパブリッシャーに売り込んだが、誰も応えてはくれなかった。今はWiiウェアを通じて自分で自分に投資して発売することができる。人生が非常に楽になった」と発言しています。

「パブリッシャー」とは、かなりかいつまんで言えば、ゲームに投資し販売を行う会社のこと。対して「デベロッパー」とはゲームを開発する会社のことです。
これまで多くのデベロッパーはパブリッシャーに企画を通すことが必要とされてきましたが、世界的な不況から出資者としてのパブリッシャーの財布の紐は堅くなっているのが現状。つまり、前例のない企画や野心的な企画は通りにくくなっているのです。

しかし、パッケージソフトよりも参入が容易なWiiウェアなどのダウンロードソフトであれば、Kohler氏の『Equilibrio』のように、デベロッパー自身のセンスでゲームを出せる可能性が高いというわけです(なによりKohler氏の発言は現場からの証言という意味で貴重です)。

これがどういった効果を持つかは、既に読者諸兄がごらんの通り。これらのWiiウェアの画面写真を見ているだけでも楽しくなってくるのではないでしょうか。とはいえ、フルプライスのパッケージソフトよりも小規模なものにならざるを得ないのも事実で、そこではアイデアが重要になってきます。解像度に頼らない印象的なビジュアルや、すぐに理解できるルールやプレイ感といったものが求められるのです。

こうしたゲーム作りを得意としているのが日本ゲーム界です。ファミコンやスーパーファミコンといった制限の多い環境で、様々な名作を生み出してきたという歴史があります。8ビット〜16ビット時代の名作ゲームは国境と言語の壁を越えてリスペクトされ続けています。様々な海外ゲームサイトが企画する名作ゲームの中に、多くの日本ゲームがラインナップされていることからも、日本名作ゲームの力が伺えます。

「SDカードからWiiウェアを起動可能とする」というアップデートにより、Wiiウェアの売上が2倍以上に伸びたという例からも分かるように、ダウンロードゲームには追い風が吹いています。『洞窟物語』が海外でWiiウェア化され、フリーゲーム『Knytt Stories』で知られるNicklas Nygren氏が『Night Game』を手がけるように、フリーゲームの才能が開花するチャンスも広がっています。

「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、今後焦点となるのはダウンロードゲームからフルプライスへの移植の成否でしょう。ダウンロードゲームからフルプライスへという道が拓けるのであれば、パブリッシャーにとっても充分有望な市場となるのではないでしょうか。ダウンロードゲームはゲーム界を活性化するものとなるのか。それとも市場はフルプライスを選び続けるのか。ユニークな作品群のこれからに要注目です。

Nielsen、ゲーム機の稼働率のデータを訂正【お詫びと訂正】

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/13/34744.html
先日、調査会社のNielsenが発表したゲーム機の稼働率についてのレポートを紹介しましたが、同社によればデータに誤りがあったということです。訂正後のデータでは、Wiiが20.7%、Xbox360が18.2%、PS3が9.0%などとなっています。一世代前のゲーム機もまだまだ遊ばれていて、PS2が23.7%、Xboxが7.9%などとなっています。グラフは以下の通り。

訂正後のデータ
Neilsen.jpg

■稼働率(アクティブユーザー%)
Wii:20.7%
Xbox360:18.2%
プレイステーション3:9.0%

【誤】
■稼働率(アクティブユーザー%)
Xbox360:11.4%
プレイステーション3:10.6%
Wii:6.8%

お詫びして訂正いたします。

『Wii Sports Resort』と「Wii MotionPlus」の北米での発売日が決定

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/14/34767.html
任天堂は、Wiiリモコンを拡張するアクセサリ「Wii MotionPlus」と、それに対応した『Wii Sports』に続くビーチをテーマにした体感スポーツゲーム『Wii Sports Resort』の発売日を発表しました。「Wii MotionPlus」は6月8日、『Wii Sports Resort』は7月26日となります。発売日が異なるのは先行して対応タイトルを発売するサードパーティに配慮したものと思われます。

「Wii MotionPlus」はWiiリモコンの拡張ポートに接続して利用できるアクセサリで、Wiiリモコン単体ではトラックできなかった、より精確なプレイヤーの動きを検知できるようになります。単体での価格は19.99ドルとなります。

『Wii Sports Resort』は「Wii MotionPlus」に対応し、マリンスポーツを楽しむことができます。水上スクーターや、2本のソードを持って戦う競技、フリスピー投げなど様々な種目が収録されます。ゲームは「Wii MotionPlus」を同梱して、49.99ドルとなります。

「Wii MotionPlusは新しいビデオゲームの操作の進化を体現するものとなるでしょう。『Wii Sports Resort』は精確さがもたらす様々な楽しみで提供するでしょう。また、世界中のデベロッパーがWii MotionPlusの提供する新しい体験を追求しています」と米国任天堂のCammie Dunaway上級副社長セールス&マーケティングはコメントしています。

Wiiウェアには収入を得られる最低販売本数がある?

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/15/34780.html
Gamasutraが複数のゲームデベロッパーからの情報として伝えるところによれば、Wiiウェアには、回収した代金が任天堂から支払われる為の最低販売本数が存在するそうです。言い換えれば、余りにも少ない販売のタイトルの発売元は代金を受け取れないということになります。

これはGDCで行われた「Independent Games & Sales: Stats 101」という講演で最初に議論されたものです。(スライドはこちらで確認できます)

地域によってしきい値は異なるようです。Gamasutraがコンタクトしたゲームデベロッパーのうち少なくとも一社はこの数字に達せず「おそらく支払はないだろう」とコメントしたとのこと。

任天堂は「内部の取引についてはコメントしない」としています。

NECエレクトロニクスとルネサスが経営統合へ

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/16/34798.html
一部報道によれば、NEC系列の半導体メーカー・NECエレクトロニクスと日立製作所と三菱電機の半導体部門が統合して設立されたルネサス テクノロジが経営統合を行う方向で検討を進めているようです。

経営統合が決まれば売上高は1兆2000億円以上、世界で第3位の規模となります。

NECエレクトロニクスはWiiやXbox360向けの半導体を生産しています。

ルネサス サクノロジは「本日4月16日(木)付の当社統合に関する一部報道については、当社が発表したものではございません。また、報道された内容について決定した事実はございません。」とコメントしています。

ブランド・ジャパン2009、BtoC編2年連続任天堂1位に

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/17/34823.html
日経BPコンサルティングは、日本最大規模のブランド評価調査プロジェクト「ブランド・ジャパン2009」の調査結果を2009年4月17日に発表しました。

BtoC編のブランド総合力は、90ポイントを獲得した任天堂が2年連続で1位になりました。2位グーグル、3位ソニー、4位スタジオジブリの3ブランドが88ポイント台なので、今回は僅差での1位となりました。

総合1位になった要因として、「アウトスタンディング(卓越性)」「イノベーティブ(革新性)」が評価されています。サブブランドの代表商品「ニンテンドーDS」と「Wii」は、イノベーティブ・ランキングで2位と5位にランクインしています。また、任天堂はBtoB編でも高ポイントを獲得して5位に入っています。

※BtoC編は消費者による評価、BtoB編はビジネスパーソンによる評価となっています。

NPD・・・3月の売上はWiiとDSのワンツーフィニッシュ

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/18/34841.html
米国の調査会社NPDグループは3月の売上を発表しました。

■NPDグループ調べによる2009年3月のハードウェア売上(内は2月のもの)
Wii:601,000 (753,000)
ニンテンドーDS:563,000(588,000)
Xbox360:330,000(391,000)
プレイステーション3:218,000(276,000)
PSP:168,000(199,000)
プレイステーション2:112,000 (131,000)

ハードウェアではWiiが1位、ニンテンドーDSが2位のワンツーフィニッシュ。
前月と比較するとどのハードも台数が下回っている模様ですが、ニンテンドーDSとプレイステーション2の下げ幅の小ささが目立ちます。

ゲーム業界全体の売上は14億3000万ドル(約1418億円)で、前年度の17億2000万ドル(約1706億円)と比較して17%ダウン。必ずしも不況や悪影響によるものではないようで、同社のアナリストであるAnita Frazier氏は「2008年はイースター(復活祭)が3月だったが2009年には4月であること」と「『大乱闘スマッシュブラザーズX』効果が売上にインパクトを与えたこと」を理由として挙げています。『大乱闘スマッシュブラザーズX』は2008年の年間売上4位であり、影響は少なくなさそうです。

任天堂オブアメリカ(NOA)のReggie Fils-Aime氏は「任天堂の全体的な傾向は非常に健康的」なものであり、NOAは「3月に売れたハードのうち58.4%が任天堂のものである」とする声明を発表しています。

【ゲームニュース一週間】『GTA』DS版は二週間で8万本、高レーティングゲームの行く末は?

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/19/34852.html
『グランド・セフト・オート』(GTA)のDS版となる『Grand Theft Auto: Chinatown Wars』、二週間の売上はCowan and Companyの調査によると89000本とのこと。最初の一ヶ月で40〜45万本売れると予想されていましたが、これを大幅に下回った結果が出たことになります。

これを受けて、200万本と期待された年間売上は45万本に下方修正。同社のアナリストであるDoug Creutz氏は「タイトルの品質ではなく任天堂市場におけるサードパーティの困難さ」ではないかとコメントしています。

同様に任天堂ハードで高年齢層を狙った『House of the Dead: OVERKILL』は二週間で45000本、『MADWORLD』は約一ヶ月で65000本。任天堂ハードで高年齢向けのタイトルを欲しており、なおかつ二週間〜一ヶ月という期間にゲーム屋で購入する人々は3万弱〜9万といった極めて大ざっぱな試算が可能です。

いくつかの推理をしてみましょう。「二週間〜一ヶ月の数字」であることに注目してみます。

年齢を経るほどに忙しくなっていくのが人。仕事などの都合で、発売直後にフットワーク軽くゲームを買いに行くというのも難しくなってきます。これらのソフトは高年齢向けなので、買いたいと思っていてもなかなか体が空かない人が多いとすればどうでしょうか。

「任天堂ハード」に焦点を当ててみましょう。

WiiやニンテンドーDSはお茶の間で共用されることも多いハードです。そこに、子供には見せられない高年齢向けソフトを導入するのは、個人用ゲーム機に同じソフトを導入するより困難が予想されます。家族がいる場合は、経済的な事情からも「もう一台自分専用のものを買う」のは難しい場合もあるのではないでしょうか。

では、任天堂ハードにおける高年齢向けソフトは絶望的なのでしょうか?
決してそうではないでしょう。単発ではなく連続したムーブメントとなることで様々な変化が起こるのではないでしょうか。自分専用のハードを買うにしても、遊びたいゲームが1本や2本なら困難でしょうが、5本、10本、15本ならどうでしょう。遊びたいゲームが15本あれば、自分専用ハードを検討する充分な動機とは言えないでしょうか。

高年齢向けのソフトも、数が増えることでジャンルとしての地位を獲得できるのではないでしょうか。ジャンルとしての地位があれば、ゲーム屋の棚の専有面積も広くなり、より目立ちやすくなります。大人向けのゲームがあるということで、発売直後の二週間〜一ヶ月に万難を排してゲーム屋へ直行する以外の層にもアピールできるのではないでしょうか。

現在はWiiやニンテンドーDSという広い畑に種がまかれたばかりの段階。
特に『Grand Theft Auto: Chinatown Wars』はCowan and Company自身が「業界が期待しすぎたのではないか」と指摘しています。

ゲームの質に問題がないどころか、Metacriticにおいて『Grand Theft Auto: Chinatown Wars』は94点、『MADWORLD』は82点、『House of the Dead: OVERKILL』は79点を獲得しています。

結果づけることで分かった気分になってしまうのが我々人間ですが、スタートしたばかりの高レーティングゲーム、「結果」を求めるのはもう少し先でもいいのではないでしょうか。

ゲームボーイ生誕20周年記念 歴史編

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/21/34863.html

iFixitがニンテンドーDSi分解ガイドを掲

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/21/34868.html

Wiiウェアの開発キットのお値段は?任天堂の姿勢は?

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/21/34880.html
「Offical Nintendo Magazine」はWiiウェアの開発に関する興味深い記事を発表しています。

Wiiウェアの開発キットの価格は3000ドル(約29万円)。他機種の開発キットと比べるとなかなかの安さになります。

Wiiウェア『Super Meat Boy』のEdmund McMillen氏は任天堂オブアメリカ(NOA)のReggie Fils-Aime氏に自作ゲームのビデオを郵送したことがきっかけでWiiウェアの開発をスタート。『Super Meat Boy』の原形となる『Meat Boy』のマップパックを作ることで開発キットの代金を捻出したと言います。

発売予定のWiiウェア『Gravitronix』を手がけたMedaverseのリードデザイナーJesse Lowther氏は任天堂の姿勢に関して、作品内容ではなく技術面のみのアドバイスであり、人々のWiiをレンガで囲わないようなものであると表現。自らのアイデアに妥協したくないデベロッパーにとっては幸運なできごとであるとコメントしています。デベロッパーが望むなら自らの作品をマリオクラブに出すこともでき、Wiiウェアに関するフィードバックを得ることもできるが、これに従うかどうかはデベロッパー次第とのこと。

Wiiウェア『Eduardo The Samurai Toaster』の開発者であるDaniel Coleman氏は「任天堂はデベロッパーができうる限り自己を表現することを望む」とコメント。また、『ロストウインズ』を手がけたSteve Burgess氏は「我々は『ロストウインズ』を将来の可能性であり、閉じこめられた小売りタイトルでないことは重要である」と語ります。

3000ドルからスタートできるWiiウェアは、デベロッパーにとってかなりやりやすい環境が整っているようです。

アメリカのゲーマーが移植希望するDSゲーム

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/22/34891.html
海外ゲームサイトGamertellは「任天堂が北米でリリースしなかったDSゲームを見る」と題して、北米で発売されなかったゲームの中から興味深いものを挙げています。

なんと『100 Classic Book Collection』以外は全て日本のソフト。Gamertellは「任天堂が北米で出さなかった仮定的な理由」として北米で出なかった理由を想像していますが、面白いものを見ていきましょう。以下はそのリスト。

『100 Classic Book Collection』
『ASH -ARCHAIC SEALED HEAT-』
『ぼくらはカセキホリダー』
『大合奏!バンドブラザーズ』
『大合奏!バンドブラザーズDX』
『伝説のスタフィー4』
『アイシールド21 マックス デビルパワー!』
『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』
『ヘラクレスの栄光 〜魂の証明〜』
『JETIMPULSE』
『Jump Super Stars』
『JUMP ULTIMATE STARS』
『漢字そのまま DS楽引辞典』
『高速カードバトル カードヒーロー』
『タッチパニック』
『プロジェクトハッカー 覚醒』
『スライドアドベンチャー マグキッド』
『ソーマブリンガー』
『わがままファッション ガールズモード』

気になる各タイトルのコメントは、

『大合奏!バンドブラザーズDX』
“全ての譜面をダウンロード可能とするために、任天堂は200の曲を使う許可を得なければならない”

『伝説のスタフィー4』
“私には全く分からない。任天堂は5作目に当たる『伝説のスタフィー たいけつ!ダイール海賊団』をローカライズしている。だれか4作目を逃した理由を知らないだろうか。5作目が売れるなら4作目もローカライズされるかも知れない”

『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』
“任天堂オブアメリカ(NOA)が呼ぶにはチンクルはちょっとばかり濃すぎたのかもしれない”

『Jump Super Stars』
『JUMP ULTIMATE STARS』
“これを出さなかったのは任天堂の誤りではない。全ての連載の版権は日本では一社が持っているが、海外ではいくつもの会社に分割されるので、ローカライズの許可を得ることは不可能だ”“それはライセンス関係の悪夢だ”

『漢字そのまま DS楽引辞典』
“本当にローカライズは必要ではない。日本語を学ぶ人は教育的ツールとしてこのゲームに群がるだろう”

『高速カードバトル カードヒーロー』
“二つの可能性がある。ゲームが若いゲーマーにしかアピールしないとされたか、前作がローカライズされていないからか。ゲームは良い評価を得たが、より広く発売されないのは恥ずべきことだ”

『プロジェクトハッカー 覚醒』
“とてもクールなゲームに見えるが、任天堂はハッキングする部分が不法行為を促進すると思ったのではないか”

『わがままファッション ガールズモード』
“UbisoftのPetz とImagineシリーズが少女向けに成功を収めたので任天堂の『わがままファッション ガールズモード』にもチャンスがあるのではないか”

挙げられているゲームのほとんどが日本製ということで、日本ゲーマーとしては少し嬉しくなってくるのではないでしょうか。

海外ではWiiのネット利用を動画で解説

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/24/34944.html
任天堂オブヨーロッパは英語版公式サイトにて「Get it online」キャンペーンを開始しています。

Wiiのネットワーク接続を推進するというもので、16本の動画が「Wiiをネットワークに繋ぐ」「オンラインで遊ぶ」「オンラインで見る」「オンラインでダウンロードする」「オンラインでブラウズする」「オンラインで共有する」といった目的別に準備されています。マリオカートWii』や『大乱闘スマッシュブラザーズX』といったゲームのオンラインでの楽しみ方や、ニンテンドーDSの体験版のダウンロード方法、Wiiウェアやバーチャルコンソールの買い方、「インターネットチャンネル」や「お天気チャンネル」の使い方、デジカメで撮った写真を「写真チャンネル」で加工するといった方法を分かり易く見ることができます。

オンラインへの接続は無線LANと有線のそれぞれに動画が用意されており、これらの解説動画は携帯電話などからも閲覧可能という親切さ。
任天堂は日本でも「Wiiネット接続できる人ができない人を手助けして500Wiiポイントを両方がもらえるキャンペーン」(手助けポイントキャンペーン)を開催しており、Wiiのネットワーク利用をさらに推し進めていく考えのようです。

Wii MontionPlus、デザインの変遷

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/25/34963.html

NECエレクトロニクスとルネサスが統合交渉を開始

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/27/34988.html
NEC傘下のNECエレクトロニクスと、日立製作所と三菱電機が出資するルネサス テクノロジは、経営統合に関する協議を開始することで合意したと発表しました。新会社はマイコン分野で世界1位と2位の統合で、半導体全体でも世界3位となり、市場環境の厳しい中、生き残りを図っていくことになります。

NECエレクトロニクスはWiiやXbox360向けの半導体の生産も行っています。

『ドンキーコングJr』の世界記録が塗り替えられる−脅威の点数とは?

http://www.inside-games.jp/article/2009/04/29/35009.html
ゲームの記録を集めるTwin Galaxiesは『ドンキーコングJr』の世界記録が更新されたと発表しました。スコアは脅威の113万9800点。前回の記録である103万3000点を大きく上回っています。

この点数を出したのは、ゲーマーのSteve Wiebe氏。Wiebe氏は『ドンキーコング』のハイスコア争いを描いたドキュメンタリー映画「The King of Kong: A Fistful of Quarters」にも出演している世界的なハイスコアラー。

『ドンキーコングJr』の世界記録は1983年から更新されていませんでしたが、昨年8月にIke Hall 氏が103万3000点を出して久々の動きを見せたとのこと。Wiebe氏のスコアはこれを更に上回る113万9800点となっており、ここ2年で『ドンキーコングJr』のハイスコア争いは新たな局面を迎えたことになります。

ちなみに『ドンキーコングJr』のスコアはフルーツを取って400点、これを敵にぶつけて800点ですので、113万9800点というスコアがいかに驚異的な値であるかが分かります。

Wiebe氏は6月のE3で行われるイベントで『ドンキーコング』のハイスコアに挑戦するとのこと。『ドンキーコング』シリーズの二冠を獲得できるのか否か、いかにもアメリカらしい挑戦といえるでしょう。

■『ドンキーコングJr』ハイスコアの歴史(Twin Galaxies調べ)
1982年:アーケード版発売
1983年: 95万7300点 Billy Mitchell氏
2008年:103万3000点 Ike Hall 氏
2009年:113万9800点 Steve Wiebe氏