2009年の任天堂NEWS11

Last-modified: 2010-10-31 (日) 06:22:42

任天堂岩田社長、『ドラクエIX』海外販売を全面支援・・・朝刊チェック(11/2)

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/02/38544.html
日経産業医新聞4面「任天堂岩田社長『ドラクエIX』海外販売を全面支援」
任天堂はスクウェア・エニックスの人気ソフト『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の海外での販売を全面的に支援することを10月30日に開かれた経営方針説明会で岩田社長が明らかにしました。具体的な支援や内容は未定。開発中の次世代据置型ゲーム機の仕様も言及し、解像度・高精細の「ハイデフィニション(HD)」方式を採用する可能性が高いことも語りました。

日経産業新聞4面「バンダイナムコ、自分の絵が絵文字になる携帯向け画像加工ソフト」
バンダイナムコゲームスは携帯電話用の画像加工ソフトの販売を始めました。携帯のカメラで撮影した画像の色をきめ細やかく調整できるのが特徴で、フランスの携帯向けコンテンツ会社と共同開発しました。第1弾としてauの「AQUOS SHOT SH003」の内蔵コンテンツが採用しています。

任天堂、次世代機はHD方式を採用する方向

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/02/38567.html
日本経済新聞によれば任天堂の岩田聡社長は、30日に開催した経営方針説明会の席で、Wiiの次となる新型の据え置き型ゲーム機について、高解像度・高精細のHD(ハイディフィニション)方式を採用する可能性が高いと示唆したとのことです。

画質を高めることで開発費は高騰しますが、プログラムしやすい設計や、システムを開発することで開発費用を抑えるとのこと。

任天堂の次世代ゲーム機を巡っては、一部海外サイトなどがブルーレイディスクを採用する公算が高いなどと報じています。

ノキアが「N-Gage」を2010年末で終了

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/03/38574.html
ノキアはゲームサービス「N-Gage」を終了すると発表しました。

ノキアは2003年にゲームに注力したモバイル機N-Gageを発売。同時にオンラインゲームサイト「N-Gage Arena」を開設し、翌2004年に廉価版N-Gage QDを発売しました。

2008年にはモバイルゲームサービス「N-Gage」がスタートしましたが、ノキアは2009年に「N-Gage」用のゲームを開発するN-Gage Design Studioを閉鎖、約100名をリストラしています。

「N-Gage」のゲームは2010年9月末で販売終了。2010年末にはハイスコアのアップロードやコミュニティ機能が使用不可能となるとのこと。

今後は2009年にオープンした「Ovi Store」で音楽やゲームを販売していくとしています。

岩田社長が興味を示したAmazon Kindleのビジネスモデル

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/04/38578.html
新機種のニンテンドーDSi LLの発売が発表されたばかりですが、その次の機種は単独でネットワークにアクセス可能になるかもしれません。

任天堂の岩田聡社長がFinancial Timesのインタビューに対して、「ユーザーが通信コストを支払わなくてもいいビジネスモデルに興味がある」とAmazonが行っているKindleのビジネスモデルに関心がある様子を見せたようです。

Kindleといえば米Amazonが発売している電子ブックリーダー。電子書籍はAmazonからダウンロードで購入する事になりますが、Kindleを用いて書籍をダウンロードする際、契約無しで携帯電話の通信網を利用して書籍をダウンロードすることが出来ます。

「もし我々がこのビジネスモデルを採用するなら、ハードの価格を上げる事になります。そしてそのことについてユーザーは価格を上げた事に対して不満を口にすると思います。これは数ある未来の内の一つです。」と岩田社長はKindleのようなビジネスモデルに対して答えたとの事です。

先日発売されたPSPgoもダウンロードゲームのみを利用できるハードですし、Kindleのような携帯電話の通信網を無料で利用するゲームハードもあり得るとなれば、ゲームの流通もこれから大きく変わっていくのかもしれません。

Wiiウェアに実験的に体験版機能を導入へ―任天堂・岩田聡社長

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/04/38606.html
任天堂の岩田聡社長は、30日に開催された任天堂の経営方針説明会の中で、実験的ながにWiiウェア(Wiiショッピングチャンネル)に体験版を導入することを明らかにしています。

ちょっと実験的に、「Wiiウェアにもし試遊版があったらお客さんは広がるだろうか」ということで来月にも(少数のソフトで)実験をするつもりなのですが、ただ、私自身は、実は試遊版は決定的な答えだとは思っていません。恐らく、用もないのにそういう場所(WiiショッピングチャンネルやDSiショップ)に行く理由ができない限りは、デジタルに物を売るということは盛んにならないと思っています。

この発言はWiiやDSのネット接続率についての質疑の中で飛び出したもので、磐田氏は、WiiやDSではデジタル流通が今のところ大きな市場になっていないと認めた上で、体験版のような施策を考えていることを表明しています。

その一方で、「恐らく、用もないのにそういう場所(WiiショッピングチャンネルやDSiショップ)に行く理由ができない限りは、デジタルに物を売るということは盛んにならない」ともしていて、あくまでも実験的な試みの一つのようです。

また、完全にゲームがデジタル流通化するかという点に関しては、20年後には分からないが、5年後では無理で、「相当に時間がかかるだろう」としています。

任天堂は1.4点・・・グリーンピース「環境に優しい電機メーカー・ランキング」

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/05/38634.html
グリーンピースは四半期毎に公表している「環境に優しい電機メーカー・ランキング」の最新バージョンを公開しました。これはパソコン・携帯電話・テレビ・ゲーム機を製造する18の世界的企業を対象に有害物質、リサイクル、気候変動に対する取り組みを評価したものです。

対象となっているのはシャープ、ソニー、東芝、任天堂、パナソニック、富士通、アップル、エイサー、サムスン、ソニー・エリクソン、デル、ノキア、フィリップス、マイクロソフト、モトローラ、レノボ、HP、LG、以上18社。

今回もトップに立ったのはノキアで、以下サムスン、ソニー・エリクソン、フィリップス、東芝、モトローラ、シャープ、ソニー、アップル、パナソニックという順になりました。

第6版から新規に追加された任天堂は今回の第13版でも最下位という結果になりました。得点は1点→1.4点と僅かながら改善しています。個別評価によれば、DSiのACアダプタのエネルギー効率が「エネルギースター」プログラムの要件に適合していることから評価が上がったようです。その他の項目では具体的な取り組みを公表してないことが低評価に繋がっているようです。

今回初めて日本語版も参考として公開されていますのでご興味のある方はリンク先をどうぞ。

「Wiiがもらえる水飲み大会」で死亡の遺族に15億円の支払い命令・・・米

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/05/38635.html
NBCベイエリアなど米国の報道各社が伝えるところによれば、FM局が開催したWiiが当たる「水飲み大会」で参加者が水中毒で死亡した問題で、カリフォルニア州連邦地方裁判所は遺族の男性に1657万ドル(約15億円)の支払いを命じる判決を出したとのこと。

これはサクラメントのFM局「KDND」が開催した"Hold Your Wee for a Wii"(おしっこを我慢してWiiを手に入れよう)と名付けられたイベントで、トイレに行かずにできるだけ沢山の水を飲んだ人が優勝というルールでした。ジェニファー・ストレンジさん(28)は子供の為に参加しましたが、大会の数時間後に頭痛を訴え、病院に運ばれましたがそのまま亡くなりました。

短時間で水を大量に飲んだ場合、体内のバランスが崩れ、発作や失神、場合によっては死にいたる場合もあるとされていて、最悪のケースが当てはまってしまいました。

この事件を巡っては発生後から大きな問題となり、関わったスタッフやDJなど10名が解雇されています。

夫のウィリアム・ストレンジさんがFM曲を提訴していました。

『Wii Fit Plus』と『Wii Sports Resort』、北米で多く遊ばれているのはどっち?

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/07/38662.html
『Wii Fit Plus』と『Wii Sports Resort』、人口が多いのはどちらでしょうか?

海外ゲームサイトCofee with Gamesは北米版「みんなのニンテンドーチャンネル」のデータから両ソフトを比較しています。モーションコントロール&身体を動かすという点で共通点の多いソフトだけに、日本人としても興味深いところではないでしょうか。

『Wii Fit Plus』は発売22日後の10月26日、『Wii Sports Resort』は発売17日後の8月12日のデータとのことです。

■プレイ時間・ユーザー数(北米版『みんなのニンテンドーチャンネル』によるデータ)
『Wii Fit Plus』:プレイ時間54229時間・ユーザー数8378人
『Wii Sports Resort』:プレイ時間221213時間・ユーザー数23329人

『Wii Sports Resort』の集計期間が5日少ないにもかかわらず、『Wii Fit Plus』と比較すると、プレイ時間にして4倍、ユーザー数では2.7倍となっています。

あくまで北米版『みんなのニンテンドーチャンネル』に接続しているユーザーからの集計ではありますが、同じファミリー層向けのゲームでこれだけの差が出るのは意外ではないでしょうか。

Cofee with Gamesは「ニンテンドーチャンネルのデータから考えると、多くのユーザーがジムよりビーチリゾートを好むようだ」とゲームの舞台設定に理由があるのではないかと結論づけています。

『Wii Sports Resort』では、舞台の「ウーフーアイランド」をキャラクター化、様々なゲームを出す「アイランド構想」が明らかにされています。
「舞台設定が人を惹きつける」というCofee with Gamesの考察が正しいとすれば、「アイランド構想」にも期待大といえそうです。

【ゲームニュース一週間】“洋ゲー”という偏見、示された意外な突破口

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/08/38667.html
今週はEA SPORTSの最高責任者であるPeter Moore氏の喜びの声が興味深い話題を提供してくれました。

Moore氏は『FIFA10 ワールドクラスサッカー』が日本でも好評だったことに関し「これまでに我々は、日本文化においてはジャンルの好み、プレイのメカニズム、キャラクターのアートなどが問題になるとしてきましたが、スポーツをシミュレーションするゲームではこれらの問題は関係なく、プレイが全てです。毎年FIFAシリーズが日本で苦戦しているのを見て私は失望してきましたが、今年の作品はこれまでに最も良いゲームと評価されMetacriticで平均91点を獲得。ファミ通でプラチナ殿堂入りした時の喜びを想像してみて下さい」と喜びを綴っています。

日本と海外で売れ線ゲームが異なってきていることは皆さんもご存じの通り。
数少ない例外は『Wii Fit』や『Wii Sports Resort』などライト層を視野に入れたゲームで、いわゆるゲーマー向けタイトルに関しては日本と海外で同じゲームが売れることは少なくなっていくのではないかとされてきました。
そんな中で『FIFA10 ワールドクラスサッカー』が国内外共に評価が高いというのは喜ばしい出来事です。
氏は日本市場の特性に関し「日本でビジネスをするアメリカ企業の一人としてフラストレーションを覚えていたのは、国内で作られたコンテンツを保護し、海外からきたゲームを見下すことです」とかなり辛辣に語っていますが、“洋ゲー”への抵抗感をゲームの出来映えが上回ったのが今回の出来事といえそうです。

日本と海外の感性には大きな違いがあります。
海外で好まれる主人公はリアルな絵柄による逞しい男性ですが、日本ではディフォルメされたアニメ絵の美少年が定番。日本では小柄な美少年が大きな剣を振るような表現が好まれますが、海外では“あり得ない”として一蹴されるそうです。
こうした感性の違いをすり合わせてくれる意外な解決策が提示されました。
それは『FIFA10 ワールドクラスサッカー』のようなスポーツゲームです。現実のスポーツをテーマとした作品であれば、ビジュアル面における感性の違いを小さくすることができるのではないでしょうか。ファンタジックなゲームやSFゲームにおいてはビジュアルに様々な選択肢があるため前述の感性の違いが問題となりましたが、現実のスポーツからライセンスされたようなものであれば、選択肢はほぼリアル系一本となります。

これは海外市場が日本を攻略する上でのヒントであり、日本ゲームが海外市場で戦う突破口かも知れません。操作感、システム、元のスポーツをどれだけ再現しているかといった部分では真っ向勝負となりますが、そこは事前のリサーチと作り込みがものを言いますから、ある意味健全な戦いといえるでしょう。感性が違うのだから互いを知らなくとも問題ないという意見はあるかも知れませんが、国境を越えるオンライン機能が脚光を浴びる今だからこそ、ビデオゲームという共通認識を海外の人々と分かち合いたいというのはユーザー側の贅沢なのでしょうか。

イーフロンティア、「Shade 11」など最新3DCGツール群を発表

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/09/38674.html
3DCG作成ソフト「Sahde」シリーズを手がけるイーフロンティアは6日、記者発表会を開催し、自社ソフト群の最新版を公開しました。

会場では12月に発売予定の「Shade 11」のほか、3Dキャラクタの動きを編集する「POSER8」、リアルな風景を作成できる「Vue8」などが機能紹介され、互いに連携して使える点がアピールされました。

Shadeシリーズは86年に第1弾が発売され、累計出荷本数55万本を数える、国内シェア最大の3DCG作成ソフトです。個人クリエイターが一人ですべての作業を完結できるように、モデリングからレンダリング、アニメーションまで、必要な機能がすべて搭載されており、ホビー用途から映像制作、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、建築など、さまざまな用途で用いられています。

はじめに同社の安藤健一社長は、「11」は「つながる」をキーワードに、根本部分から大改造したと挨拶しました。その上で新機能の紹介のほか、「POSER8」や「Vue8」の紹介と「11」との連動、さらには次世代メタバースの「Avatar Reality」や、業務用CADソフト「SuperSoft II」など、ツールや企業を超えた「つながり」を披露しました。

「11」のパッケージは「Basic」「Standard」「Professional」の3種類に分かれ、Basicでは1万円、Professionalでは8万円と、前バージョン「10.5」より価格が約2割下げられています。入門者向けには形状作成機能、中上級者向けにはレンダリング機能、コンテンツ保護機能などが搭載され、初心者から上級者まで幅広いニーズに応えました。

■Shade11の主な新機能(Basic/Standard/Professionalの機能)

・スケッチモデラー(B/S/P)

線画や写真をトレースして、左右対称の立体形状モデルが作れます。ラフスケッチをスキャナで取り込んで、特徴となる点をShade上でポイントしていくことで、簡単に立体化できます。犬や猫など、特徴を気に止めていない立体物を作成する上で、非常に効果的とのことでした。

・フォトモデラー(B/S/P)

異なる角度から撮影された数枚の写真をもとに、テクスチャマッピングされた立体モデルを作成する機能です。ノートPCやオルガンなど、直線的な形状のモデル作成を簡略化できます。またレンダリング結果やテクスチャなどを、Photoshopなどを立ち上げることなく、Shade内で簡易レタッチすることも可能になりました。

・ボリュームライト(S/P)

点光源、スポットライト、配光光源、面光源、線光源に「ボリュームライト」が設定でき、埃が舞う空間での光跡や、ステンドグラスを通過して色が変わる光跡など、空気感の表現力が大幅に向上しました。

・ケージ(B/S/P)

ケージ(籠)状のポリゴンを作成して3Dモデルを包み、ケージの形状を修正することで、3Dモデルを曲げたり、ひねったりと、間接的な編集ができます。時間軸を設定してアニメーションムービーも作れます。

・Google SketchUpファイル読み込み(B/S/P)

Google SletchUp(.skp)ファイルの読み込みに対応し、Google 3Dギャラリーで公開されている立体形状モデルをShadeに読み込んで利用できます。テクスチャマッピングやカメラの読み込みも対応し、ウェブ上の何万点というモデルを活用できます。読み込みだけでなく、.skpファイルへの書き出しも予定されています。

このほかWindows7/Mac OS X 10.6への対応や、64bitアプリケーションの同梱、3Dプレビューの段階的表示によるレスポンスの強化、作成したファイルにパスワードが設定できる「ロックファイル」出力など、多数の機能改善・追加が行われています。

■ツール間の連携で真価を発揮

続いてキャラクタアニメツール「POSER8」と、景観作成ツール「Vue8」の紹介も行われました。POSER8は来年2月発売予定、Vue8は開発元の仏e-on社から海外版が発売されており、日本語版の発売は来年初頭が見込まれています。
 
POSERはライブラリから形状を選択するだけで、初心者でも簡単にキャラクタの3DCGアニメが作れるソフトです。写真を貼り付けて好きな人物を作ったり、自由に歩かせたり、走らせたりできます。音声データにあわせてリップシンクさせることもでき、医療用イラストからファインアート、漫画など、幅広いジャンルで使われています。

「8」ではユーザーインターフェースがシングルウィンドウとなり、より作業効率が増しました。ポーズとテクスチャにフル対応した新しいフィギュアも8点追加されています。ワードローブウィザードの追加で、男性用の衣服を女性キャラクタに着せたり、その逆といったことも可能になりました。ボディパートのつなぎ目を超えて、より自然な形で姿態を動かすなどもできるようになっています。

Vueは制止画・アニメーションの双方に対応する3D景観作成ツールで、多彩なライブラリからサンプルを選択していくだけで、実写クラスの3DCGが簡単に作成できます。映画、テレビ、CM、ゲーム、アート、建築など、さまざまなジャンルで採用されている、3D景観作成のデファクトスタンダートとなっています。

「8」のデモでは大気の様子や地形などをライブラリから選択し、カメラの高さを自由に変更したり、山の形状を自由に変化させる様が紹介されました。これまで難しかった、山肌を水平にくぼませるなども簡単にできます。山のモデルの中にサボテンのモデルを埋め込んでおき、山頂を削ってカルデラ風にして、中からサボテンの顔を出させる、といったデモも披露されました。

なお、Shade11とPOSER8、Vue8は互いにファイルを共有できます。そこでVue8で景観、Shade11で建造物、POSER8でキャラクタを作成しておき、組み合わせて配置する、といった立体的な活用ができます。デモではPOSER8でキャラクタに走行アニメーションをつけ、Shade11に取り込んで何十体もコピーしてモブシーンを作ったり、Vue8上にShade11で作ったあずま屋と、POSER8で作ったキャラクタを配置するなどが行われました。

業務用CADソフト「SuperSoft II」(スーパーソフトウェア社)では、ShadeのCGエンジンが採用され、作成した図面データをもとにShade11のモデルデータに出力することも可能になりました。また次世代メタバース「Blue Mars」では、Shade11のメインメニューから選択するだけで、Shade11のモデルデータを簡単にBlue Mars向けに出力可能になりました。「Blue Mars」については、別記事でレポートします。

日立ソフト、オンラインゲーム向けのクラウドサービスを提供へ

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/10/38712.html
日立ソフトは、同社の統制IT基盤提供サービス「SecureOnline」を活用した、オンラインゲーム企業向けのクラウドサービス「Game Cloud Service」の提供を11月11日から開始すると発表しました。

オンラインゲームはユーザー層の増減によって臨機応変なサーバー構成やネットワーク構成が求められ、大きな負担になります。クラウドサービスを採用すれば、状況に応じたリソースの変更が可能になり、運営初期の大きな負担を避けることができます。

Game Cloud Serviceはクラウドサービスの「SecureOnline」に、ゲームユーザーの推移やライフサイクルの変動に応じて、CPU・メモリ・ディスクなどの増減を判断するためのサーバーリソースの推移を収集・蓄積する「運用基盤(監視)サービス」と蓄積したサーバーリソース情報を提供する「リソース適正化支援サービス」を付加したものです。

料金メニューは3年以上を前提とした長期メニュー、2年程度の中期利用を前提とした中期メニュー、イベントやピークなどの見通しが困難な場合の短期メニューの3つが用意されていて、基本サーバー1台+監視サービスで4万6200円~となります。

日立ソフトでは2010年度までに売上5000万円、2012年には1億円を目標としていくとしています。また、付随サービスとして各ゲームタイトルで利用できるID管理システム、ワンタイムパスワード認証システム、ポイント決済、管理システムなども提供することを計画しているとのこと。

任天堂ら54社、再びマジコン販売業者を提訴―多くの情報提供が寄せられる

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/10/38714.html
任天堂およびソフトメーカー54社は、マジコンと呼ばれる機器を販売する業者に対して、不正競争防止法に基づいて、輸入・販売行為の差止及び損害賠償を求める訴訟を再度、東京地方裁判所に提訴したと発表しました。

マジコンを巡っては今年10月5日にも同様の発表を任天堂らが行っていますが、「なおマジコンの販売を継続する、或いはマジコンの違法性を認めず、当社らの警告に対して真摯な対応が見られない悪質な業者が存在するため、このたび、法的措置を取ることにした」と発表文で述べています。

また、任天堂は不正商品の情報提供窓口を開設していますが、「多くの皆様からの情報提供が非常に役立った」としています。そして「今後も皆様からのお力添えを得ながら、違法行為に対しては断固たる姿勢で取り組んで参ります」と結んでいます。

ニンテンドーDSで血糖値管理出来る装置、英国で発売・・・朝刊チェック(11/12)

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/12/38746.html
日経産業新聞7面「糖尿病の子供がゲームを楽しみながら血糖値を管理できる装置を発売」
英バイエル・ダイアビーツ・ケアは、ニンテンドーDSに接続して楽しみながら血糖値を管理できる『Didget』を開発しました。糖尿病の自己管理には定期的に採血して血糖値を測定するのが一般的ですが、この装置は5~14歳児が「ニンテンドーDS/DSLite」に直接繋ぎ、血糖値を測るたびに与えられるポイントをためて新しいゲームを遊んだりゲーム体験をカスタマイズして、事故測定に伴う本人や親のストレスを軽減することが出来ます。
(この装置はGBAスロットを活用したソフトのようで、「DSiやDSi LL」では使えなさそうです。ちょっとでかい)
http://www.bayerdidget.co.uk/

日経産業新聞6面「遊☆戯☆王3D映画上映、ワーナー・マイカル」
ワーナー・マイカルは来年1月、人気アニメシリーズ「遊☆戯☆王」の3D映画を上映します。1時間半に及ぶ長編アニメで、同社が運営するシネコン40ヶ所で展開します。他のシネコンでも50ヶ所以上で上映されます。

マリオとルイージのコスプレ男が米国で強盗

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/13/38774.html
ハロウィンの晩、マリオとルイージのコスプレが強盗をはたらいたというニュースです。

NYデイリーニューズが伝えるところによりますと、11月1日午前4時、米国ニューヨーク州のスタテンアイランドにおいて、タクシー運転手が4人組の男を乗せたところ、彼らは目的地についても料金を支払わず、運転手を暴行し売上を奪って逃げたとのこと。

4人のうち2人はマリオとルイージのコスプレをしているのをガソリンスタンドの防犯カメラが捉えています。犯人は捕まっておらず、当局は目撃情報を求めているとのことです。

11月1日午前4時といえばハロウィンパーティの直後。マリオとルイージのコスプレをするのは結構ですが、悪事をはたらいてしまっては台無しです。マリオたちとしてもとんだ災難と言ったところでしょうか。死者が出ていないのが不幸中の幸いですが、早期解決を願いたいですね。

米国10月は前年比-19%-『Wii Fit Plus』が売り上げ急激アップ

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/14/38799.html
米国の調査会社NPDグループは2009年10月の販売データを発表しました。

10月の売り上げは前年比-19%の10億7000万ドル(約959億円)。ハードウェア売り上げは4億9696万ドル(約445億円)で前年比-23%。ソフトウェア売り上げは5億7270万ドル(約513億円)で前年比-18%。共に前年から大きなダウンとなっています。

■ハードウェア売上(NPDグループ調べ)
Wii:506,900
ニンテンドーDS:457,600
プレイステーション3:320,600
Xbox360:249,700
PSP:174,600
プレイステーション2:117,800

据置・携帯のどちらのゲーム機も先月から台数がダウンしていますが、Wiiのみがアップしています。据置ゲーム機はWiiが46万→50万、プレイステーション3は49万→32万、Xbox360が35万→24万、プレイステーション2は14万→11万。毎月安定した数字を出しているプレイステーション2の息の長さも驚くべきところです。

携帯ゲーム機はニンテンドーDSシリーズが52万→45万、PSPシリーズが19万→17万とこちらも減少傾向。PSP goは海外でも10月1日に発売されています。

■ソフトウェア売上(NPDグループ調べ)
1. Uncharted 2: Among Thieves - Sony (PlayStation 3) - 537,000
2. Wii Fit Plus - Nintendo (Wii) - 441,000
3. Borderlands - Take-Two (Xbox 360) - 418,000
4. Wii Sports Resort - Nintendo (Wii) - 314,000
5. NBA 2K10 - Take-Two (Xbox 360) - 311,000
6. Halo 3: ODST - Microsoft (Xbox 360) - 271,000
7. NBA 2K10 - Take-Two (PlayStation 3) - 213,000
8. Forza Motorsport 3 - Microsoft (Xbox 360) - 175,000
9. Kingdom Hearts 358/2 Days - Square Enix (Nintendo DS) - 169,000
10. FIFA Soccer 10 - Electronic Arts (Xbox 360) - 156,000

先月のトップ10は1位152万本、10位20万本でしたが、今月は1位53万本、10位15万本。

売り上げトップは『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』(『Uncharted 2: Among Thieves』)。発売18日で初登場53万本という好調スタートです。

『NBA 2K10』は2機種合計で52万本と2位相当。北米市場でのスポーツタイトルの強さが分かります。

3位の『Borderlands』(『ボーダーランズ』)は発売10日で41万本となかなかの本数となっています。

任天堂ゲームは2本で、どちらもWii用ソフト。『Wii Fit Plus』がトップ10圏外から2位へ急浮上。先月10位は20万本でしたから、少なくとも20万本前後→44万本と急激に本数が伸びていることになります。『Wii Sports Resort』は44万→31万。『Wii Fit Plus』と対照的な結果となりました。

ニンテンドーDS用ゲーム唯一のランクインは『キングダムハーツ 358/2 Days』(『Kingdom Hearts 358/2 Days』)。初登場16万とニンテンドーDSゲームとしては健闘しています。

マリオのレースカーが現実のカーレースに登場

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/14/38800.html
有名なカーレース「NASCAR」にマリオカーが登場です。

米国任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)と大手ゲームショップGameStopはDenny Hamlin選手を共同でスポンサード、『New スーパーマリオブラザーズWii』をテーマとしたレースカーを出場させることとなりました。

「NASCAR」は市販車を改造したストックカーのレース。2007年にはNOAのスポンサードによるWiiをテーマとしたレースカーが出場しています。

レースは11月14日に米国アリゾナ州にあるPhoenix International Racewayで開催予定。翌日11月15日は米国での『New スーパーマリオブラザーズWii』の発売日となっており、効果的なパフォーマンスとなりそうです。

ニンテンドーDSiがキャンパスに!DSiウェア『わりと本格的 絵心教室 前期・後期』

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/16/38814.html
任天堂は、DSiウェア新作タイトル『わりと本格的 絵心教室 前期』と『わりと本格的 絵心教室 後期』を11月28日に配信開始することを発表しました。

『わりと本格的 絵心教室』は、「前期」と「後期」の2バージョンで発売され、タッチペンを使って絵を描くソフトです。前期には初心者向けのレッスンが6章収録。後期は前期よりステップアップしたレッスンを受けることが出来ます。

さらにフリーペイントを収録。こちらは前期・後期両方共通に収録された内容で、『ニンテンドーDSiカメラ』で撮影した写真を参考画像として読み込ませて上画面に表示することも出来ます。例えば風景画像や動物などを予め撮影し、家でじっくり描くということが可能です。
(『ニンテンドーDSiカメラ』のアルバムに保存されている写真を読み込みます)

画材も充実しており、ニンテンドーDSiを所有している絵描きさんは是非チェックしてみてください。

『わりと本格的 絵心教室 前期・後期』は、11月18日より配信開始で各800DSiポイントです。

(C)2009 Nintendo

任天堂とソニー、次の携帯ゲーム機のスペックは?

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/16/38823.html
先日、任天堂が次世代のニンテンドーDSのチップにエヌビディアのSoc(System on chip)「Tegra」を採用するという噂を伝えましたが、EurogamerのDigitalFoundryも「Tegra 2」を採用するという匿名からの情報を報じています。

次世代DSが搭載すると噂されているTegra 2は「Wiiを下回れない」描写性能を発揮することができる一方、ソニーのPSP次世代機は英イマジネーションテクノロジーズの「SGX543」の4コアを採用すると噂されています。SGX543はシングルコアでもTegra 2と同等か上回る性能を発揮するとされています。全体ではXboxとXbox 360の中間の描写性能と考えられます。

ただし、Tegra 2が2010年には出荷開始される一方、SGX543は2011年には間に合わないと予測されています。

任天堂、Wiiウェアの体験版配信を欧州で先駆けて実験開始

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/16/38824.html
任天堂はヨーロッパおよびオーストラリアのいわゆるPAL地域で、Wiiウェアの体験版の配信を開始したということです。

任天堂の岩田聡社長は先月末の経営方針説明会で、実験的に体験版を導入する意向を示していましたが、時期は明らかにされていませんでした。日本や北米ではまだ開始されていません。

体験版が用意されているのは『光と闇の姫君と世界征服の塔 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』『BIT.TRIP BEAT』『NyxQuest: Kindred Spirits』の3タイトル。

いずれも有効期限は2010年1月末までだということです。

体験版が用意されれば、事前にゲーム内容をチェックできるため、よりプレイヤーにあったゲーム選びに繋がるだけでなく、無名のタイトルでも気軽に試せるようになるため、市場の拡大が期待できます。日本でのスタートも期待したいですね。

英BBCの配信サービス、Wiiで新バージョンを公開

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/17/38840.html
英BBCは11月18日より「BBC iPlayer」の新バージョンを公開するそうです。

「BBC iPlayer」はBBCの過去一週間の放送を中心に配信しているサービス。
英国内専用のサービスであり、海外からは利用できません。
Wiiではインターネットチャンネルを経由して利用できましたが、Wii用の新バージョンはフルスクリーン表示に対応し、画質も向上するとのことです。

「BBC iPlayer」の初期バージョンは多くのユーザーから改良が望まれており、BBCには90万件にも及ぶ要望が届いたとされています。

BBCグループのフューチャーメディア&テクノロジー担当のErik Huggers氏は「我々はWiiのiPlayerを改善するため任天堂と共に働けたことを喜びに思います。より早く、高品質で改善された番組を届けます」とコメントしています。

「BBC iPlayer」はPCやプレイステーション3でも利用可能ですが、現在は「BBC iPlayer」の視聴者の6%がプレイステーション3を使用しているとのこと。
TV局の持つ膨大なコンテンツと、放映時間に縛られないオンデマンド配信は、TV局とゲーム機メーカーの双方にとって魅力的。公共放送局との協力関係はゲーム機の社会的な地位をアップするにも効果的といえるでしょう。日本でも同様のサービスを期待したいところですね。

ニンテンドーDSi LLは予約受付しない?

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/17/38848.html
いよいよ11月21日に発売される「ニンテンドーDSi LL」ですが、店頭では予約受付を行っていない店頭が多いようです。amazonでも現在は取り扱っていませんね。

発売まで1週間を切ったので、都内某量販店で予約してみようとしたら「予約は受け付けてません」と断られてしまいました。ニンテンドーDSiの時は店頭でも大々的に予約を受け付けており、当日はかなりの数量が出荷されて容易に購入することが出来ましたが、今回はそうならない可能性が高くなってきました。

ニンテンドーDSi LLはサイズバリエーションと言うことで、任天堂が出荷数を抑えて市場の様子を見ながら・・・という流れが予想されます。これまでの新機種より発売日店頭に並ぶ数は少ないのは間違いないでしょう。

年末商戦も本格化する時期、これは当日朝一番で並びに行かないと売切れてしまいそうです。購入を考えている人は開店前に並びに行ったほうが良いかもしれませんね。

『メトロイドプライム』シリーズはまだ終わりではない

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/17/38853.html
2002年に第一作目がアメリカで発売され、今年の8月にはシリーズ三作品をまとめたパッケージも発売されたメトロイドプライムシリーズ。

Official Nintendo Magazine最新号で行われた任天堂の田邊賢輔氏に対するインタビューで、シリーズがまだ終わりではない事を明らかにしています。

田邊氏は「私達には常に新たなメトロイドプライムシリーズの計画があります」とコメント。またシリーズはWiiやゲームキューブの他、DSでも展開されていますが、その点について「タイミングと状況にもよりますが、DSやDSiで発売される可能性については否定出来ません。」と携帯機での可能性もある事を明らかにしています。

メトロイドシリーズの新作にはTeam Ninjaが開発を手掛ける2.5Dアクションゲームの、『Metroid Other M』が2010年にWiiで発売される事が発表されています。

宮本氏「『Wii Music』は大きな可能性を持っている」

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/18/38854.html
宮本茂氏は『Wii Music』を改良したいと考えているようです。

OfficialNitendoMagazineによりますと、宮本氏は『Wii Music』に関して「僕らの予想より売れ行きは低かったんですが、一方で“本当にユニークなゲームだった”と言わざるを得ないですね」とコメントしているとのこと。

「今も音楽教育の現場にいる人たちから色んなオファーを頂いてます。『Wii Music』は大きな可能性を持っていると僕は思っていますし、将来何らかの発展があるかも知れないですね」「現在の『Wii Music』をベースに、改良する可能性に関して考えたいと思います」と『Wii Music』の世界を広げていきたいとする見解を明らかにしました。

『Wii Music Plus』が予定されているのか、というOfficialNitendoMagazineの質問に対し、宮本氏は「今のところ、お話しできることはなにもないんです。ですけど『Wii Fit Plus』は『Wii Fit』の続編ではなく総合的に改良を加えたもので、『Wii Fit』が強化されたバージョンです」と回答しています。『Wii Music Plus』があるとすれば、単なる続編ではなく、大きく異なったものとなるようです。

マリオ役の声優が「リンクの役をやりたい」と宮本氏に直訴-果たして回答は?

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/18/38864.html
マリオ役の声優Charles Martinet氏は「リンクの役をやりたい」と交渉しますが、結果はどうなったでしょうか。

海外ゲームサイトThatGamingSiteが伝えるところによりますと、Martinet氏は宮本氏に「私はリンクになりたい、リンクになりたい」と申し入れたそうです。もしもこのラブコールが現実のものとなるなら、マリオとリンクという任天堂の二大ヒーローを一人の声優が演じることになります。

宮本氏の回答は「リンクは今のままだよ」というものだったとのこと。
リンクは瀧本富士子氏や檜山修之氏、松本さち氏や笹沼尭羅氏が演じていますが、宮本氏は声優を変更する気はないようです。

願いが叶わなかったMartinet氏ですが、宮本氏のゲーム作りの才能に関しては最大限の賛辞を惜しみません。「もちろん、ミスターミヤモトはいつだって正しいんです。今うまくいっているのであればそれは正しい方法でしょう。それは彼の才能であり、ゲームを面白くエキサイティングにする公式を知っています。例えば『New スーパーマリオブラザーズWii』みたいにね」

マリオが名実共にトップのゲームキャラクターであると信じるMartinet氏、今後30年間マリオの声を演じ続けたい……とやる気満々。30年の間にはマリオがリンクを演じるという奇跡が起こるかも知れませんね。

国立科学博物館「サ・テレビゲーム展」で貴重な歴史的なゲーム機を展示

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/18/38871.html
国立科学博物館は、北九州市・北九州イノベーションギャラリーと共催で、企画展「サ・テレビゲーム展~その発展を支えたイノベーション~」を、11月20日(金)~12月6日(日)まで開催します。入場は無料。

企画展では、世界最初の家庭用テレビゲームの試作品「ブラウンボックス」をはじめとして、世界初の商用家庭用テレビゲーム機「ODYSSEY」、そして日本にビデオゲームを根付かせた「ファミリーコンピューター」など、貴重な30台が展示されます。

中でも「ブラウンボックス」は、制作者のラルフ・ベア氏が科学博物館のために自ら復元制作したものになっています。

機会がありましたら足を運んで、ゲームの歴史に触れてみるのも良さそうです。

「米国でも「Wiiの間」のようなサービスが行われるのではないか」-海外アナリストの予想

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/22/38943.html
アナリストは米国でも「Wiiの間」のようなサービスがスタートするのではないかと予言します。

米Lazard Capital MarketsのアナリストColin Sebastian氏は「任天堂はコンテンツの配信を続けていき、米国でもこうしたサービスに着手すると予想されます。ファミリー向けのメディアハブをリビングルームに設置し、Xbox LIVEやPlayStation Homeに対し、より激しい競争を行っていくでしょう」とコメントしています。

「Wiiの間」は任天堂と電通によるWii向けの動画配信システム。
オリジナルの番組を主に配信しており、2009年10月時点では248万人が利用しているとされています。

Sebastian氏は、動画配信部門は任天堂にとってあくまで戦略の中の一部分であり、これを積極的に開拓していくことはしないだろうと予測します。

任天堂の岩田聡社長は「Wiiの間」に関し、将来的には海外でもスタートする計画はある旨の発言をしています。日本で248万人ですから、人口の多い米国では更に大きな利用者を見込めるはずで、米国版「Wiiの間」が実現すれば動画配信の世界に大きな変革を起こすのではないでしょうか。

任天堂、『Wiiの間』で有償の動画配信サービスを21日から開始・・・朝刊チェック(11/24)

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/24/38949.html
日経産業新聞4面「任天堂、人気アニメなど250作品有料配信開始」
任天堂は20日、Wii向けに21日から有償の動画配信サービスを始めることを発表しました。人気アニメ『ポケットモンスター』や教育番組「セサミストリート」やディズニー作品などの映像がWiiを通じて購入することが出来ます。従来は無料動画のみでしたが、10円から1000円を超える幅広い有料動画をそろえました。年内に250作品まで拡充し、1年後は1000作品まで配信作品数を増やす計画です。また、お試し期間として毎週8作品程度を無料で配信します。

日経産業新聞4面「レコチョク、音楽情報をWii向けに提供」
携帯電話向け音楽配信最大手のレコチョクは、任天堂の据置型ゲーム機「Wii」の番組配信サービス『Wiiの間』向けに、音楽情報の提供を始めました。楽曲のランキング番組のほか、ミュージックビデオも楽しめます。視聴は無料ですが、近いうちに有料配信も始める予定。

2009年最もハマったケータイゲームは『テトリス』!オリコン・リサーチ調べ

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/24/38968.html
オリコン・リサーチの調査によると、09年最もハマったケータイゲームが『テトリス』で、10代~40代、男女別全て1位だったと発表しました。

今回の調査はオリコン・リサーチがケータイゲーム経験者948人に対して行われ、『テトリス』を遊んだ経験のある30代~40代、ケータイで初めてゲームを遊んだいう、10代~20代の若い層からも支持を受けました。年代別で見てみると、若年層ほど高評価になっています。

■09年最もハマった携帯電話ゲームにおける『テトリス』選択率
10代 21.2%
20代 18.1%
30代 14.0%
40代 16.9%

なお10位までのランキングは、2位『ぷよぷよ』、3位『ソリティア』、4位『数独』、5位『オセロ』、6位『釣りゲーム』、7位『ズーキーパー』、8位『ドラゴンクエスト』、9位『大富豪』、10位『ハコニワ』と言う結果でした。

Tetris (R) & (C) 1985-2009 Tetris Holding,LLC.
Tetris logo,Tetris theme song and Tetriminos are trademarks of Tetris Holding,LLC.
Licensed to The Tetris Company. Game Design by Alexey Pajitnov. Logo Design by Roger Dean. All Rights Reserved.
Sub-licensed to Electronic Arts Inc.and G-mode,Inc.

「黒いWiiは売り上げに貢献」-英国でWiiの販売が60%増

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/25/38977.html
黒いWiiが発売されたことで、英国での売り上げは60%増になったそうです。

Wii(クロ)は11月6日に英国及びアイルランドで、11月20日にヨーロッパ全域で発売されたことはかねてお伝えしたとおりです。

任天堂オブヨーロッパ(NOE)のプロダクトマネージャーであるRob Lowe氏は「もちろん、全てWii(クロ)のおかげとするのは間違っています。我々はシーズンにおける自然な売り上げのピークがきたと考えています」
「しかし、我々はここ二週間の売り上げには本当に満足していますし、Wii(クロ)は確かに貢献しています。Wii(クロ)の売り上げは二週間で倍になりました」とコメントしており、Wii(クロ)投入は効果的だった模様です。

Lowe氏はインタビューの中で、今年のクリスマスにWiiを安定供給すると公約しています。
英国では2007年のクリスマスシーズンにWiiが不足したことで広告を中止したという経緯がありますが、今年は2色のWiiが欲しい人に適切に行き渡ると良いですね。

「任天堂が自社の利益のためバーチャルコンソールの認証を操作している」-海外業界人の告発、真偽はいかに?

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/25/38978.html
「任天堂は自社の利益を守るためにバーチャルコンソールの認証を操作している」とする業界人の告発です。

海外ゲームサイトNTSC-UKにはバーチャルコンソール版『スーパーマリオカート』に関するスレッドが存在していますが、Dezm0nd氏という人物から「私が昨年ゲーム会社で働いている時、スーパーファミコンのゲームをバーチャルコンソールに提出したが却下された。任天堂は却下の理由に関し自分たちがバーチャルコンソールで出そうとしているゲームと競合する、といった。私は『スーパーマリオカート』ではないかと予想した」とのコメントが投稿されました。

問題のタイトルはUbisoftが1996年に発売した『ストリートレーサー』ではないかといわれていますが、現時点ではDezm0nd氏からの返信はありません。

この発言の真偽は不明ですが、海外ゲームサイトnintendolifeは「任天堂は『スーパーマリオカート』をバーチャルコンソールで再現するのに苦労したのは明らかで、『ストリートレーサー』が前もって発売されたら任天堂は間抜けに見えるだろう。しかし、任天堂がバーチャルコンソールのリリースを妨害しているというニュースは理解よりもむしろ憎しみを呼ぶだろう」としています。

任天堂オブアメリカのDenise Kaigler副社長が退任―IGNでQ&Aコーナーも担当

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/25/38980.html
任天堂オブアメリカで、副社長コーポレートアフェアーズのDenise Kaigler氏が退任することが分かりました。同氏は海外のゲームサイトIGNにて読者からの質問に答える「Nintendo Minute」を担当していて、その最終回で明らかにされました。

Kaigler氏は退任の理由について、仕事とプライベートの両立が難しくなったことを挙げ、「2年間は自宅のあるニューイングランドと、サンフランシスコ、シアトル、ニューヨークの往復の日々でした」と話しました。「素晴らしいアドベンチャーでした。しかし他の選択肢を選ぶ必要が出てきました」

Kaigler氏はリーボックで16年間マーケティングに携わり、2008年のサンフランシスコへの移転に合わせてPerrin Kaplan氏の後任として任天堂に加わりました。

「任天堂の素晴らしい製品を多くの人に伝えることのできる最高のチームを残したつもりです。ここで出会えた多くの人に感謝しています」

米任天堂、5本のDSiウェアをセットにしたDSiをクリスマスに向け発売

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/25/38987.html
米国の任天堂は5本の『マリオ』『脳トレ』を同梱したニンテンドーDSiを発売するとのことです。

米国では11月の第4金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれるお買い物デー。
感謝祭の翌日に当たるこの日よりクリスマスセールがスタートし、お店は大にぎわいとなります。

米国任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)は11月27日よりニンテンドーDSiの限定版パックを販売するとのことです。『マリオ』シリーズをフィーチャーした「メタリックブルー」と『脳トレ』をフィーチャーした「ホワイト」の2バージョンが用意されており、それぞれ5本のDSiウェアがインストールされています。

■メタリックブルー
『マリオvs.ドンキーコング ミニミニ再行進!』
『ちょっとDr.MARIO』
『うつすメイドインワリオ』
『ニンテンドーDSi電卓 ファミコンマリオタイプ』
『ニンテンドーDSi時計 ファミコンマリオタイプ』

■ホワイト
『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 文系編』
『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 数独編』
『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 理系編』
『ちょっとアソビ大全 じっくりトランプ』
『ニンテンドーDSi時計 フォトスタンドタイプ』

NOAは、付属ソフトはそれぞれ20ドル(約1700円)以上の価値があるとしています。
DSiウェアが予めインストールされていることで、DSiウェアに親しむチャンスとなりそうですね。

Wiiウェアの体験版配信に効果有り?-「売り上げが明確に増えている」と業界人

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/28/39059.html
Wiiウェアの体験版配信は着々と成果を上げているようです。

ダウンロードで購入するWiiウェアは体験版が存在しないことが弱点だと言われてきました。日本でも11月17日から体験版の配信がスタート。11月24日のランキングで『乱戦!ポケモンスクランブル』『ポケモン不思議のダンジョン いくぞ!嵐の冒険団』『グーの惑星』の体験版がトップ3を独占するなど注目を集めています。

『グーの惑星』を開発した2D BoyのKyle Gabler氏は体験版の順位を注視していたわけではないとしつつも「売り上げが明確に増えている」とコメント。
『BIT.TRIP BEAT』の生みの親であるGaijin GamesのAlex Neuse氏は「任天堂がダウンロード配信に関し、更にサービスしてくれることを望みます」と語っています。

海外ゲームサイトnintendolifeは「体験版の配信は、広告を必要としているサービスのためには大きな一歩だ。しかしデベロッパーと任天堂が本当にサービスを軌道に乗せるには、ニンテンドーDSやWiiでやったようにゲーマーの輪の外側にもアピールしなければならない」とまとめています。

任天堂はWiiウェアでは体験版の配信をスタートさせ、DSiウェアをインストールしたニンテンドーDSiを海外限定で発売しています。
ダウンロード配信は大きな市場とされていますが、知識を必要とするものだけにアピールの重要性は増していくのではないでしょうか。

女性ゲーマーの8割はWiiを持っている-米国の調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/28/39060.html
女性ユーザーの多くをWiiが掴んでいるとする調査結果が発表されました。

米国任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)の社長であるReggie Fils-Aime氏は投資家向けのイベントであるBMO Capital Marketsにおいて、据え置き機の女性ユーザーの80%はWiiを使っているとする調査結果を発表しました。

据え置き機の男性ユーザーが3330万人なのに対し女性ユーザーは1170万人という数値が出ており、据え置き機のゲーム人口の約1/3は女性という計算になります。

1170万人の女性ユーザーたちはどのゲーム機を使っているのでしょうか。
氏によればWiiが80%、プレイステーション3が9%、Xbox360が11%という内訳になるとのこと。氏は「これは偶然の結果ではなく、市場を拡大するための慎重な試みの結果です」とコメントしています。

米国の調査会社NPDグループが2009年1月に行った調査によれば、米国の女性ゲーマーは2008年からの一年間で23%から28%にアップしているとのこと。同社は女性ゲーマーの増加はWiiによってなされたとする見解を明らかにしています。

今回の発表はNPDの調査とも符合するものであり、今後は女性向けゲームがより重要な位置を占めていくものと考えられます。

【ゲームニュース一週間】WiiウェアとDSiウェアを手に入れやすくするには?

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/29/39062.html
米国では大きな商機となる「ブラックフライデー」がスタートする今週はWiiウェアとDSiウェアに関するニュースが揃いました。

米国任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)は5本のDSiウェアをインストール済みのニンテンドーDSiを発売すると発表しました。「メタリックブルー」と「ホワイト」の2バージョンが用意されており、それぞれ『マリオ』及び『脳トレ』にちなんだDSiウェアが5本ずつインストールされています。

Wiiウェアの体験版配信に関し、『グーの惑星』を開発した2D BoyのKyle Gabler氏は「売り上げが明確に増えている」とコメントしています。日本ではトップ3が体験版となり、海外でも1~5位までを各種の体験版が独占するなどかなりの話題となっている模様です。

どちらもDSiウェアとWiiウェアを分かり易くするための努力といえるでしょう。DSiウェアとWiiウェアは購入するまでに知識が必要になります。まずネットワークへの接続が必要となります。自宅に環境がない場合、ニンテンドーDSiをDSステーションに持っていく必要があります。ニンテンドーポイントを購入し、ニンテンドーDSiポイントかWiiポイントにしなければなりません。DSiポイントとWiiポイントには互換性がありません。

ネットワークへの接続は最も手こずるところでしょう。ルーターの機種、OSのバージョンによって使用されている用語が違いますし、無線だったり有線だったり、両者が混在していたりと環境も様々です。知識があっても少々面倒なのですから、そうでない場合にゼロから設定するとなると相当の労力が必要となるでしょう。

ニンテンドーポイントのプリペイドカードは同じでも、どちらの機種でチャージするかでニンテンドーDSiポイントとWiiポイントに変化する辺りも初めての人は戸惑うでしょう。

パッケージで通常販売されるゲームは雑誌に潤沢な情報がありますが、DSiウェアやWiiウェアの情報は比較的少なめ。さらにこれまでは体験版もなかったのですから、お目当ての一本を買った後に何を買うべきか分からなかった人も多いのではないでしょうか。

海外ゲームサイトnintendolifeは「本当にサービスを軌道に乗せるには、ニンテンドーDSやWiiでやったようにゲーマーの輪の外側にもアピールしなければならない」と指摘しますが、正にその通りでしょう。

「ゲーマーの輪の外側」にアピールするために有効なのは、データベースとパッケージ販売、ダウンロードサービスでしょう。

ネットワーク接続に関しては、ユーザー投稿によるデータベース化が有効でしょう。
主要なOSや普及しているルーターを網羅する勢いで手順を解説していくのです。
何の知識もない人でも、解説の通りにボタンを押していくだけで接続が開通するというのが理想です。

知名度に関しては、パッケージ販売です。DSiウェアやWiiウェアをひとまとめにし、通常のソフトと並べて店頭で販売するのです。既にバンダイナムコゲームスが『ナムコミュージアム バーチャルアーケード』としてXbox LIVE アーケードで配信中のソフトとアーケードタイトルの移植版をセットにしていますが、これまでとは異なった層にアピールするのに有効でしょう。

店頭の協力を得られるのであれば、DSiウェアやWiiウェアを店頭で売ってしまえないでしょうか。本体を持ち込むことで店員さんがダウンロードしてくれるサービスがあれば、だいぶ敷居は下がるはずです。海外大手のゲームショップGameStopではユーザーが転倒でダウンロードコンテンツを購入できる自販機を検討中とのことですが、これが近いのかも知れません。

何も知れない人がパッケージ販売でDSiウェアやWiiウェアの存在を知り、最初は店員さんにダウンロードしてもらっていましたが、後に自分で環境を構築して自宅でダウンロードできるようになる……というのが理想でしょう。

現在のダウンロード配信にはステップアップがなく、「できる人」と「できない人」が二分されている感があります。
ダウンロード配信は在庫も要らずローリスクで開発できるなど送り手のメリットが強調されていますが、受け手がいかに楽に手に入れられるかがもっと考慮されてもいいのではないでしょうか

『Wii Sports Resort』『ドラクエ9』などをShareで公開―全国で10名を一斉逮捕

http://www.inside-games.jp/article/2009/11/30/39080.html
不正商品対策協議会(ACA)は、ファイル共有ソフト「Share」を通じて、ゲーム、アニメ、音楽、映画などの著作物を権利者に無断で公開していた全国の10名を30日、各所轄の警察署が家宅捜索、9名を逮捕したと明らかにしました。

逮捕されたのは『Wii Music』や『Wii Sports Resort』を公開した神奈川県の自営業の男性、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』を公開した茨城県の無職男性、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー part3」「DEATH NOTE the Last Name」を公開した埼玉県の男性、アニメ「機動戦士ガンダムOO」を公開した三重県の男性など計9名。

Wiiのゲームソフトをアップロードしたとしてユーザーが逮捕されたのは今回が初めてで、ACCS(コンピュータソフトウェア著作権協会)が実施した調査によれば、今年10月25日~26日の24時間で約1万8000ファイルのWiiソフトが流通していることが判明しています。