ゴールドラッシュ20200722/会話

Last-modified: 2020-07-29 (水) 09:28:46
ネタバレ注意
1:崩落する迷宮
1:開始時

ケイティ

――まさか、悪霊の迷宮に
さらなる深層が存在しているとは……。

ポーラ

例の金欠冒険者たちが教えてくれたです、
あまりに危険だから、
調査するなら気をつけろとも言ってたですよ?

シャルロット

確かにすごく危険ですわ……。
癒しの力を封じられるだけでなく、
至るところで落石が起きてますもの。

ジェイク

あれだけの巨石だ、剣で斬るってわけにもいかないな。
石の落ちてこない所に陣取るしかないか。

オスカー

ですが、崩落箇所は徐々に広がっているようです。
今は無事な場所であっても、
そこがずっと安全とは言えないですね。

ジェイク

何、その時はすぐに退けばいいのさ。
さぁ王子、落石に気をつけつつ迷宮を攻略しようぜ!

シャルロット

あぁっ、癒し手の力が封じられているという話、
ちゃんと聞いていましたの!?
まったく、猪突猛進なんですから……。

オスカー

ですが、そこがジェイクの
美徳でもあるので、困ったところですね。
 ――さて王子、僕らも攻略を開始しましょう。
1:戦闘中
特定の配置マスには
落石が発生します。
1:終了時

ポーラ

わわっ、崩落で壊れた壁の向こうに、
新しい通路があるです!

ジェイク

なるほど、これが悪霊の迷宮の、
さらなる深層に続く道ってわけか。

シャルロット

うぅぅ、制約だらけで大変ですのに、
まだ続きがありますの……?

オスカー

冒険者としては心躍るところではありませんか?
ほら、王子も楽しそうな顔をしています。

王子

…………(こくこく)

シャルロット

はぁ、王子が乗り気なら仕方ありませんわ。
これからも気合を入れて調査しませんと。

アンナ

――とはいえ、今日は一度地上に戻りましょう。
迷宮の探索には時間がかかりますからね。
王子も、此度の調査お疲れ様でした!
2:二国合同〇×クイズ大会
2:開始時

リズリー

――はい、満員御礼、拍手喝采、にゃんにゃかにゃん♪
さぁ帝国がほこる水着美女たち!
今日の主役は帝国軍だー!

ディアナ

二国合同〇×クイズ大会、
ここに開催を宣言します!

メフィスト

というわけで、今回は我々が司会進行をつとめる。
ふふっ、嬉しいだろう王子。

ディアナ

王国と帝国の親睦を深めるための催しです。
王子殿下なら全問正解は当然ですよね?

リズリー

そう言いつつ、こっそりヒントを用意していたのを、
リズリーちゃんは見逃していなかったのだった♪
じゃあルール説明いってみよう!

ディアナ

クイズは全部で3問。
全部『〇か×か』で答えられる問題です。

メフィスト

地面に大きく、〇か×が描いてある。
答える時は、正解だと思う方の
『近接マス』に仲間を配置するように。

レオナ

ただし、回答者が姿を隠していると
どちらの答えを選んだか判別できないからな。
隠密作戦を担当する者以外を配置するように。

リズリー

あ、それから制限時間にも注意してね?
解答ボタンの看板を支えてる、
兵士さんたちの体力がなくなる前に解答するよーに!

レオラ

さらに、今回の商品はとーっても豪華よぉ♪
帝国の技術の枠を集めた、奇跡の造形美!

レオナ

――「等身大アダマス様人形」だ。
これで王子もアダマス様に礼拝ができるな。

アンナ

……あの、王子はアイギス教徒なのですが。

レオナ

フッ……アダマス様は改宗には寛容だぞ。

リズリー

え、えーっと! そうだ、クイズ開始の前に!
レオラちゃん、
ズルして両方選んだらどうなるのか教えてあげよう!

レオラ

あらあらぁ、王子ちゃんに限って
ズルなんてしないと思うけどぉ、
もし反則したら、お・し・お・き、よぉ♪

白の皇帝

王子はそんな卑怯な人間ではあるまい。
だが、もし分からない時にはヒントを頼れ。
兵をヒントの枠に配置すれば良い。
これは知識を問う催しであると同時に、
帝国と王国の友好関係を深めるためのものだ。
遠慮せずにヒントに頼るがいい。
2:戦闘中
ディアナ、メフィスト
レオラ、レオナは倒さなくても
★の評価には影響しません。
2-1:例題

ディアナ

それではまずは練習問題から!
さぁ王子殿下、行きますよ!

例題
白の帝国で信仰されている
神は女神アダマス様である。
○か?×か?

レオナ

まずは練習問題だ。
肩の力を抜いて考えれば、すぐに分かるだろう。
ヒント

レオナ

フッ……今回の賞品を思い出すがいい。
アダマス様の美しさは、人形であっても変わらない。

レオラ

浅紫の装束を着こなしたお美しい方よねぇ♪
でもレオナちゃんも負けてないわ。
帝国一、いいえ、世界一の可愛い女の子よ♪

メフィスト

はい、そこまでだ。
ディアナ、答えの発表だ。

ディアナ

【〇】です。簡単でしたよね?
  • 正解
    レオナ
    当然の結果だな。
    練習問題でつまずくようでは王子とは言えまい。
  • 不正解
    白の皇帝
    不正解……だと……?
    王子、お前も間違えることがあるのか。
2-2:第1問

ディアナ

練習はおしまいです。
それでは本番に参りましょう!

メフィスト

さぁ第一問だ!

第1問
白の帝国の姉妹軍師である
レオナとレオラは
レオラの方が姉である。
○か?×か?

レオナ

誰だこの問題を考えたのは……。
見れば分かるだろうに。
ヒント

レオラ

レオナちゃんはねぇ、昔は泣き虫で、
いつも私の後を付いてきてねぇ……。
それが今や、こんなに立派な軍師に……ぐすん……。

レオナ

姉さん! 恥ずかしいから泣き真似はやめてくれ!

レオラ

はい、そこまでよぉ♪
正解は――

ディアナ

もちろん【〇】です!
  • 正解
    白の皇帝
    当然の結果だろう。
    王子、この調子で正解を選び続けると良い。
  • 不正解
    レオラ
    王子ちゃんにも苦手ってあったのねぇ。
    不正解だなんて、ちょっと可愛いかも♪
  • ズルをした時
    ???
    未編集
2-3:第2問

ディアナ

さぁ第2問に進みますよ。
次の問題文は……これです!

第2問
女神アダマス様の精神体が
封印されていた場所は
ピラミッドである。
○か?×か?

レオナ

何? これを読むのか?
ちく・たく♪ ちく・たく♪ 答えはどっちかなぁ♪
……くっ、こういうのは姉さんの役割だろうに。
ヒント

レオナ

アダマス様の魂を開放した時か……。
あれは確か迷宮の奥深くだったな。

レオラ

迷宮もさらに奥に進む道が見つかったみたいね。
制約だけでなく落石もあるなんて、
これからも気をつけて調査を続けないとねぇ♪

メフィスト

はい、そこまでだ。
さぁ答えは――

ディアナ

無論、【×】です。
  • 正解
    ディアナ
    さすがは王子殿下です。
    2問目、大正解ですよ!
  • 不正解
    レオナ
    ふむ……不正解だが、気を落とすな。
    次で挽回すれば良いだろう。
  • ズルをした時
    レオラ
     ……不正行為、みーちゃった♪
2-4:第3問

ディアナ

とうとう最後の問題です。
第3問、行きますよ、殿下!

最終問題
白の帝国に伝わる
アダマスの神器の継承者は
白の皇帝、ただ一人である。
○か?×か?

レオナ

最後の問題ともなれば、やはり緊張するものだろう。
だが、時間は限られている。
迅速に答えを出すがいい。
ヒント

アンジェリーネ

……王子、分かっていますわね?
私のハルパーにもアダマス様の加護がありますわよ。

レオナ

アンジェリーネ様、それはもはや答え同然かと。
確かに帝国の神器継承者は
ひとりだけではありませんが……。

アンジェリーネ

あら、さっきから聞いていれば、
あなたたちも王子にこっそり答えを教えていたでしょう?
さぁ王子、余裕で全問正解してきなさい。

メフィスト

さぁディアナ、答えを示すといい……!

ディアナ

正解は……【×】です!
  • 正解
    メフィスト
    さすがだな、王子。
    正解すると信じていたぞ。
  • 不正解
    レオラ
    ……王子ちゃん、もうちょっと勉強が必要ねぇ。
    諦めずに再挑戦するのよ?
  • ズルをした時
    レオナ
    王子、最後の最後で不正行為をはたらくとはな。
    私が見逃すとおもったか?
2-5:結果発表

リズリー

結果はっぴょー!!
どこどこどこどこ……ばばん!
  • 全問正解
    レオラ
    全問正解よぉ♪ さっすが王子ちゃん♪
  • 1門不正解
    ???
    未編集
  • 2問不正解
    ???
    未編集
  • 全問不正解
    ???
    未編集
2-6:ズルをした場合

レオナ

やれやれ、為政者が不正行為とはな。
ディアナ! メフィスト! お仕置きの時間だ!

ディアナ

はっ。殿下、不正には罰が必要です。
――お覚悟を!

メフィスト

ふふ、おしおきとはいい響きだ!
遠慮せずに受け止めるといいぞ!
2:終了時

リズリー

それではお別れの時間が近づいてきました。
第四回王国〇×クイズ大会もお楽しみに!

白の帝国

帝国と王国は、これからも共にある。
それを忘れるな、王子。

リズリー

では皆さんご一緒に♪ まったねー♪
3:ゴールデンサイクロン
3:開始時

ベラート

くっ……私は伯爵だぞ……尊き血筋なのだぞ……。
それなのに、何故こんな仕打ちを……。
何が実力主義だ、何が白の皇帝だ……。
貴様の治世でどれだけの血と涙が流れたと……。
くそっ、くそっ、くそぉぉぉっ!!
――だが、今の私には新たなる鎧がある。
あの珍妙なデーモンの、工場長……?
あやつが玩具工場で作ったという鎧がな……!!



アンナ

ベラート伯爵が最後に目撃されたのは、
この辺りだと報告を受けています。

レオナ

道案内までさせてしまってすまないな。
ベラートを追跡していた部隊には、
きつく指導をしておく。
だが、その追跡部隊が妙なことを言っていてな。
確かベラートが玩具工場に出入りしていたとか……。

エスネア

おもちゃこうじょう……?

エフネ

……玩具工場、ですか。

レオナ

子供に玩具を贈るような男ではないと思うが、
まぁ、頭の片隅にとどめておいてくれ。

ベラート

――否、もはや手遅れだ。
事実は常に更新され、情報はその後を行くしかない。

レオナ

ベラート!!
素直に出頭するとは、朱勝な心がけだな。

ベラート

ふふふふふ……出頭だと?
まさか、まさかまさかまさか!!
この私が! 貴族たる私がそんなことをすると思うか!?

ルーテ

――た、大変です!
ベラート派についた兵が、
こっちに向かってきていると報告が!

ベラート

さぁ、美しき鎧を見よ!!
これこそが……私の新たな力!!
――パーフェクトベラートの姿だッ!!
3:戦闘中

アンナ

お、王子! よく分かりませんが危険です……!!
慎重な采配をお願いします……!!

 

パーフェクトベラートは
縦横無尽に移動を行い
周囲のユニットに
ダメージを与えます。
また、ベラートがいる間は
全ての敵の攻撃力と
防御力がアップします。
3:終了時

ベラート

ぜはぁ、ぜはぁ……な、何というパワー。
何というスピード……この私が振り回されるとは。
だが、私は必ず帰ってくる!
その時こそ、帝国がかつての栄華を取り戻す時だ!
パーフェクトベラート、撤退モード!!

レオナ

……珍妙な出で立ちだが、なんと恐ろしい鎧だ。

アンナ

何とか撃退はできましたが、
あまりにも未知の動きでしたね……。

レオナ

今後もベラートは何をしでかすか分からない。
済まないが、これからも力を貸してほしい。

王子

…………(こくり)

 
エスネア

(…………な、なにあれぇ!
めちゃくちゃカッコよくない!?)

モーティマ

(……ヤバイぜ! あれはヤバイぜ!!
うぉぉ、心が躍るぜ……っ!!)

エフネ

(うぅぅ、良く分からないけど
ボクも混ぜてください!)

エスネア

(よぉし、さっそく
パーフェクトベラートごっこだー!
後でよわよわ王子も誘ってあーげよっと♪)
4:束ねられた命
4:開始時

シルヴィア

――いつ来ても、嫌な場所ですわね。

エマ

致し方ありません、姫よ。
ここは憎きあの女が、
長らく封印されていた地ですから。

ヴィンセント

空気が澱みきっている……。
生者にはあまり良い環境とは言えないな。
手早く調査を終わらせて、戻るとしよう。

アンナ

ヴァンパイアの王国を滅ぼし、
公爵すら配下としたあの女性……。
いったい何者なのですか?

エマ

あの女は血族にして血族にあらず。
我ら最初のヴァンパイアと共に生み出され、
しかし歪みを抱いて現れた者です。

シルヴィア

ヴァンパイアを生み出した最初の御方の、
唯一の失敗があの者だったのですわ。

エマ

その徒花を刈り取らなかったことが、
ヴァンパイアの王国が滅ぶ最大の原因となりました。
同族で殺し合う、凄惨な滅びの。

シルヴィア

……あの御方からすれば、娘のようなものですから、
それを責めるのは酷というものですけど。

ヴィンセント

…………無駄話はそこまでだ。
さぁ、調査を始めるぞ。

ヒューナ

いえ、先にお客さんみたいよ。
よっぽどこの墓所を調査されたくないみたいね。

ヴァンパイア公爵

――否、この場にはもはや、何も残されておらぬ。
だが、かつての寝所を荒らされ。
あの御方は随分と気分を害していてな。

ラキュア

公爵よ、もはやあの女の犬と成り果てたか。
反旗を翻すより以前には、
誇り高き貴族だと思っていたのだが。

ヴァンパイア公爵

思い出話をするには、少々遅すぎた。
我らにはもはや、深い断絶があるがゆえに。
――さぁ、出でよ。我が魂のしもべたちよ。
4:戦闘中
強化された侯爵には、
ダメージを与えることが出来ません。
他のアンデッドにダメージを
与えることで侯爵にも同時に
ダメージを与えることが出来ます。



スピリア

何、あのアンデットたち……。
生命の形がむちゃくちゃになってるわ。
まるで公爵に、鎖で魂を繋がれてるみたい。

ヒューナ

……どういうこと?
あのアンデットたちが、侯爵と一心同体って事?

スピリア

いわば生命の鎧みたいなものよ。
公爵はあのアンデットたちの魂を、
自分の生命力に接続しているの。

ヴィンセント

……厄介だな。
公爵がいくつも生命をもっているようなものか。

スピリア

でも、アンデットたちの生命を削れば、
それがそのまま公爵への攻撃になるかもしれないわ。
王子様、まずは周囲のアンデットを倒しましょう!
4:終了時

ヴァンパイア公爵

……やれやれ、やはりこれでは倒せぬか。
だが良い実験となった。今宵は感謝しておこう。

エマ

……公爵、若きヴァンパイアよ、
あの女に伝えておきなさい。
次は封印程度では許さないと。

ヴァンパイア公爵

……ふっ、そのまま伝えておこう。
おそらくは愉悦に満ちた
笑みを浮かべて下さるはずだ。

アンナ

……ヴァンパイア公爵、撤退しました。
周囲のアンデッドの気配も消えましたね……。

シルヴィア

ごめんなさい、王子様。
太古の争いを、今の世で
もう一度繰り返すことになってしまうなんて。

アンナ

シルヴィアさん……。

ヴィンセント

何、今の世には、かつては存在しなかった
吸血鬼狩人と、王子がいる。

エマ

ふふ、頼もしい限りです。
やはり人類の輝きとは、いと美しき物。
我ら血族も、もはや静観はいたしません。
共にこの戦いに挑みましょうとも。

ヒューナ

よし、そうと決まれば調査の続きね。
何もないとは言っていたけど、
今はちょっとでも手がかりが欲しいわけだし。

アンナ

そうですね。
それでは王子、墓所の調査を進めましょう!
5:敬虔なる槍騎士
5:開始時

神聖騎士団員

――穢れし魔王の配下を、この鉄槌にて清めん。

ゴブリン

ギャギャー!?

神聖騎士団員

我らの道行きを遮るとは、
やはりゴブリンに、信仰は分からないということか。

ゴブリン

ギャギャ! ココ! ナワバリ!
ハイッテクル! ダメ! カエレ!

神聖騎士団員

有象無象めが……。
コルムめ、面倒な場所に逃げ込んだものだ。

コルム

おかげで、ちょっとだけ時間が稼げましたけどね……。

神聖騎士団員

ふふ、だがもう後がないようだ。
さぁコルムよ、神聖なる儀式を受け入れよ。
肉体を捨て、魂を鎧に宿すのだ。

コルム

お断りです……!!
そんなものは信仰ではありません!
下僕にされていることに気付かないんですか!?

神聖騎士団員

穢れた思想に染まるとは……
コルムよ、かつての敬慮さはどこへ行ってしまったのか……。
さぁ、コルムよ、今こそ――

フィナン

そこまでです!
コルムちゃん、今助けますよ!

アンナ

彼女がフィナンさんの友人のようですね。
向こうにいるのは、神聖騎士団ですか。

コルム

フィナン……?
それにあの軍は、もしかして王国の……?

神聖騎士団員

王国軍か……。
まぁ良い、我らが信仰を受け入れぬのなら、
まとめて浄化してやるより他にはあるまい。
必殺の陣形を取れ。
敵は魔王を討った王国軍だ。油断をするな!

コルム

王子殿下、私も戦えます。
王国軍に動きを合わせますので、
奥義が必要な時には指示をお願いします!
5:戦闘中
白い鎧の神聖騎士は、
戦場にいる神聖騎士の総数に応じて
攻撃力と防御力がアップします。
5:終了時

フィナン

コルムちゃぁぁぁあんっ!
大丈夫ですか? 怪我してないですか?

コルム

大丈夫です、フィナン。
王子殿下、助けていただきありがとうございました。

フィナン

王子さま、この子はコルムちゃんです。
私と同じ騎士修道会にいて、
姉妹同然の仲良しさんだったんですよ?

コルム

わっ……だ、抱きつかないでくださいっ!
王子殿下が見ていますよ!?

アンナ

ふふっ、ご友人が無事で何よりです。
――それにしても、神聖騎士団の動きが不気味ですね。

トゥアン

先日、偽りの天界の門に飲まれたかと思えば、
今日はこうして物質界で活動している、と……
……連中、天界の何者かに操られているのか?

ソラス

否定できませんね……。
天界との戦いに介入してくる可能性もあります。
王子くん、神聖騎士団には
今後も警戒しておかねばなりませんね。
6:怪花の激臭
6:開始時

アンナ

――ニコルさん、レーレンさん、
世界樹の調査お疲れ様です。
何か進展はありましたか……?

ニコル

むむむぅ……。
ちょっとニコルちゃんでもお手上げかもー。
世界樹の魔物化、止まるどころか加速してるんだよねぇ。

レーレン

これが薬品や呪いによるものなら
対処の方法もあるけど、
何しろこいつの原因は神の楔だからなぁ。

エスネア

……かみのくさび?

ニコル

ははぁーん、助手ちゃんったら、
ニコルちゃんの講義ちゃんと聞いてなかったなぁ?
神の楔っていうのは世界樹魔物化の原因で――

フォニア

――神だけが生み出せる、奇跡を呼ぶ楔。
それを天界の者は『神の楔』と呼ぶのです。

レーレン

おっ、帰ってきたなフォニア。
上空の天界の門の様子はどうだった?

フォニア

完全に閉鎖されていて、こちらからも、
あちらからも通過は不可能だと思われます。

ニコル

この事態を解決するためには天界に乗り込むしかないけど、
天界の門は閉ざされたままって事かぁ。

フォニア

ただ、天界に到達する方法が
ない訳ではありません。
私たちが以前使っていた古い門なら――

モーティマ

――おぉいオメエら!
いつまで喋ってるんだ?
こんなクセェところ早くずらかろうぜ!

ニコル

……臭い? 言われてみれば
何だか甘ったるい匂いが濃くなってきたような……?

クゥイル

この匂いは……まさかヒュージラフレシア……?
た、大変です王子殿下! 魔物の襲撃ですよ、これは!

モーティマ

なにぃ!? このクセェ臭いは魔物が原因なのか!?
ちくしょう、こんな臭いの中じゃ
まともに戦ったりできねえぞっ!!

クゥイル

殿下、小型のラフレシアは全て、
大型の個体に繋がった子供のような物です。
あの巨大な個体を倒せばすぐに枯れてしまいます。
早く倒さないと、
世界樹にこの臭いが染みついてしまいます。
王子殿下、迅速な指揮をお願いします……!
6:戦闘中
ラフレシアの
一定範囲内にいるユニットは
攻撃力と防御力が低下します。
マイコニドがいる間、
全ての味方ユニットは
継続ダメージを受けます。
6:終了時

ニコル

うぇぇぇ……服から
まだ甘ったるい匂いがするよぉ……。

クゥイル

この辺りには、ヒュージラフレシアが
咲くことはなかったのですが……。
やはり世界樹の魔物化の影響なのでしょうか。

レーレン

強い力に引き寄せられてるってのは、
十分に考えられそうだよなぁ。
――おっと、ところでフォニア、心当たりってのは?

ニコル

そうそう、何か古い門を通る、
とかなんとか、戦闘前に言ってたよね?

フォニア

えぇ、私たちが堕天するより以前に使っていた、
今の天界の民には知られていない門があるのです。

クロエ

世界樹を魔物化しようなんて考えた連中に
バレてなければ、今もあの門を使えるはずだよ。

エスネア

むむむ。そんな近道があるなら
早く教えてくれれば良かったのにぃ。

フォニア

そうできなかった理由があるのです。
何しろ天界の門は本来、天界に属する者しか
通過を許されない強力な障壁なのです。

クロエ

通過すれば、きっと敵にも
古い門の存在が知られちゃうからね。

ニコル

なるほどねー。
通れるか確証がない、一度しか使えないかもしれない、
そんな門に賭けるのは分が悪いって事かぁ。

クゥイル

でもこれ以上、世界樹が魔物化していく様を、
指を咥えて見ている事はできません。
王子殿下、やはり天界に乗り込むしか……。

王子

…………。
…………(こくり)

フォニア

……他に手がない以上、仕方ありませんね。
それでは古い天界の門にご案内します。

クロエ

そういうわけだから、
王子は帝国に話をつけてきてね。

アンナ

……帝国に、話をつける、ですか?

フォニア

えぇ、何しろ私たちの知る古い門は、
はるか上空に存在しているのですから。
7:忘れ去られし門
7:開始時

レオナ

――魔術で浮遊している遺跡の噂は聞いていたが、
まさかそれが天界の門だったとはな。

レオラ

それで帝国を頼ってきたってわけねぇ。
この高度にたどり着ける飛行船は、
私たちしか持っていないものねぇ♪

レオナ

だがこの空域は、稲妻を纏う巨鳥、
サンダーバードの縄張りだ。
門を開くなら早くした方が――

タラニア

……いや、轟く遠雷は、先程からこちらを
ずっと見張っているようだ。
僕らが悪なる者かどうか、見極めるためにね。

ラテリア

えぇと、サンダーバードが近くにいるって事?
まぁでも、伝承によれば警戒心は強いけど、
こちらから手を出さなければ無害って聞いてるよ。

レオナ

ふむ……ならばあえて戦う必要もないだろう。
王子、早々に天界の門を開く儀式を進めるといい。

王子

…………(こくり)

天使

――いいえ、そうはさせません。
こんな古い門を知っているとは驚きましたが、
監視していた甲斐があったというものです。

ソフィー

……この門を知っているとは、
あなたに命を下している者は、
随分と古い知識をお持ちのようですね。

天使

さぁ、どうでしょうか。
堕天したものに答えるつもりはありません。
さぁ、ここで飛行船ごと堕としてあげましょう。

アンナ

王子、天使の軍勢が向かってきます。
付近にはサンダーバードもいますから、
慎重な采配をお願いします!
7:戦闘中
サンダーバードは
ダメージを受けると反撃を行います。
拠点には向かわず、
しばらくするといなくなります。
倒さなくても★の評価には
影響しません。



ソフィー

おや、あの雲は……
もしや天界と同じ魔力を帯びて……?

フォニア

なるほど、ならば足場に出来そうですね。
王子、今出現した雲は魔力で固体化しています。
雲の上に立って戦う事も可能でしょう。
7:終了時

天使

……そんな……私たちが、負ける、とは……。

レオナ

王子、天使の攻勢が止まった。
天界に乗り込むのなら今の内だ。

フォニア

それでは、天界の門を開きます。
皆さん、衝撃に備えてください。

ソフィー

行きますよ、フォニアさん、クロエさん。
古い門ですから、多めに魔力を注ぎます。

クロエ

……久しぶりだから上手くできるか分からないけど、
うん、ちょっと頑張ってみようかな。

アンナ

……天界、いったいどんな所なのでしょう。
私たち人間が、踏み入って良い場所なのでしょうか。
……いいえ、弱気になっていてはいけませんね。
王子、飛行船から遺跡に移る準備をしておきましょう!
8:天界の住人
8:開始時
――天界の入り口

モーティマ

ちくしょう、
いったいコイツはどうなってやがるんだ?

ソーマ

道がばったり途中で止まっているように見えます。
その先は……うーん、
どうして見えないんでしょうか。

フォニア

やはり天界の障壁は現在だったようですね……。
これは神性を帯びていない者を通さない、
天界を守護する不可視の障壁なのです。

アンナ

ここを超えなければ、天界で何が起きているのか
知ることもできないということですか……。

アトナテス

どうにかここを突破するしかないだろ。
おっと、そういえば
オーガスタはどうやってここを超えたんだ?

オーガスタ

えぇと、私の時はケラウノス様が、
神の楔の奇跡で、私に神性を付与してくれたんです。
それで自由に障壁を超えられるようになって……。

アトナテス

ここでも神の楔が重要ってことか……。
天界に知り合いがいないことは無いが、
あいつは神の楔なんて便利な物は持ってなかったしなぁ。

ソラス

ああ、あの子たちの事ですね。
千年戦争以来、音信不通ですからね……。

サナラ

ともあれ、調査してみるしかなさそうですね。
まずはあちらに見える神殿に行ってみましょう!

ユージェン

――いや、ちょっと待て。
何だこの風切り音……天使とは違うような……。
王子、向こうから何かが飛んでくるぞ!
8:戦闘中

鷲翼の鳥人

……まさか、物質界から
天界の門を超えて来る者がいるとは。

白翼の鳥人

もしかして、天使たちが話してた
ガリウスを倒した英雄って、
あの人たちのことなんじゃないかな?

鷲翼の鳥人

しっ……声が大きい。
天使連中に聞かれたらどうするのだ。
今は従っているフリをしておけ。

白翼の鳥人

う、うんっ!
――あ、天使……様たちが来たよ!

天使

鳥人たち、お手柄ですよ。
王子たちの居場所を発見するとは。
さぁ、今こそあなた達の忠誠心を示す時です。
障壁が破られるとは思いませんが、
憂いは残したくありません。王子たちを抹殺しなさい。

鷲翼の鳥人

……はっ。仰せのままに。


天界では、時間経過によって
雲の足場が出現する
事があります。
出現した雲の足場には、
遠距離ユニットを
配置できるようになります。
8:終了時

天使

……なるほど、想定以上の戦力です。
これは報告を上げておいた方が良さそうですね。

鷲翼の鳥人

……しんがりは我らにお任せを。
障壁よりこちらに来ることは無いでしょうが、
可能な限り戦力を削っておきます。

天使

良い心がけです。
それでは任せましたよ。

アンナ

……天使の軍勢、撤退していきます。

鷲翼の鳥人

…………行ったか。
――貴殿が、ガリウスを倒したという
物質界の英雄に相違ないか?

王子

…………?
…………(こくり)

白翼の鳥人

わっ! やった! 本当に英雄さんだよ!
あのね、あのねっ、
その障壁を超えるにはね――へぴっ!?

鷲翼の鳥人

こら、声が大きいと言っただろう。
――して、英雄殿、おそらく
その障壁に困っているところなのではないか?
神性が付与された者しか、
この障壁を超えることはできない。
そして神性の付与には、神の楔が必要だ。

ソラス

……ですが、アイギス様も、
アダマス様も、ケラウノス様も、
今は力を失っています。いったいどうすれば……。

鷲翼の鳥人

物質界には、かつて神であり、今は力を奪われ、
『亜神』に堕ちた御方がいるはずだ。
かの御方なら、神の楔をまだ持っているかもしれない。

アリサ

物質界に、アイギス様たち以外の神様が……?

鷲翼の鳥人

神ではなく『亜神』だ。
神の楔を新たに作る権能を剥奪されているからな。
確か、今は海底に国を作っていると聞いた覚えが――

トゥアン

――海底に、国……?
待てよ、それってまさか、クラールフの事か?

白翼の鳥人

おぉぉ~! やったよ! もう知り合いみたいだよ!
これなら、すぐこっちに来てくれるかも!

鷲翼の鳥人

……そうだな。
英雄殿、手を貸せなくてすまないが、
少しでもこの情報が助けになれば嬉しい。

サナラ

……あの、何故私たちに、こんな助言を?
先程は襲撃してきたというのに……。

鷲翼の鳥人

こちらにも事情がある、ということだ。
だが、我々は少なくとも、貴殿らの味方だ。
どうかガリウスを討ったその力で、
天界を救ってほしい。
――再開の時を、心待ちにしている。

白翼の鳥人

それじゃあね!また会おうね!
ばいばい、英雄さま!

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