二人の聖女/会話

Last-modified: 2016-04-10 (日) 04:02:29
ネタバレ注意
1:奪われた神器
1:開始時

ノエル

はあっ、はあっ、盗人め……!
どこに逃げたのじゃ!
それにしても暑い!
日の光とはこんなにも暑いものか?
地下暮らしには堪えるな。

魔物

グルル……。
ニンゲンのこどもミつけた。

ノエル

だれが子供じゃ。だれが

アンナ

王子、子供が魔物に襲われています!
早く助けましょう!

ノエル

だれが子供だといっておる!
1:終了後

ノエル

一応、助けてくれたことには礼を言おう。
じゃが、ワシは子供ではない。
ワシはドワーフのビショップノエルじゃ。
これでも最高位の神官である。
頭が高いぞ?
……まあ、助けてもらったからの。
無礼は許そう。
こちらも非常時ゆえ。
お前らと会ったのも縁じゃ。
ワシを助けてくれぬか?

ノエル(初回の場合)

実は先日、わが神殿に盗人が入り、
神殿に保管していた大切な神器が奪われた。
犯人は魔物じゃ。

ノエル(復刻 / 初回未読の場合)

実は先日、わが神殿に盗人が入り、
神殿に保管していた大切な神器と
刻水晶が奪われた。犯人は魔物じゃ。
刻水晶のことはお前らも知っておるようじゃし、
ワシからの説明は必要ないじゃろ。

ノエル

神器は豊穣の杖といって
作物の収穫を増やすことができる
ありがたいものじゃ。
地下深くに暮らすドワーフにとって、
とても重要なものなのじゃ。
じゃが、使い道を誤ればとても
危険なものじゃ。
増やすものが作物ならば害はない。
じゃが、危険な魔物を増やすことが
できたとしたら……。
さあ、もうわかったじゃろう。
ならばつべこべ言わず、ワシに力を貸すのじゃ。
2:豊穣の杖
2:開始時

ノエル

さあ、奪われた神器を取り戻すのじゃ。
いくぞ!
3:群鳥
3:開始時

ノエル

おのれ、盗人め……。
どこまで逃げるのじゃ!

兵士

報告します!
敵に周りを包囲されています!

アンナ

どうやら追ってくることが
分かっていて、待ち伏せしていたようですね。
4:群鎧
4:開始時

ノエル

神器の力を感じる……。
ついに追い詰めたぞ!

暗黒騎士

ふふふ、この神器の力があれば
我々の力は強大となる。
4:戦闘中

暗黒騎士

なんだと……!?
なぜこんなに脆いのだ!

ノエル

愚かな……。
神器の力の使いすぎじゃ。
蓄えた力を使い果たしておる。
頭数だけは増えたようじゃが、
見た目だけのハリボテじゃの。

暗黒騎士

おのれ……戦いは数だ!
それを証明してやる!
5:渦巻く力
5:開始時

ノエル

なんじゃ、この怪しい雰囲気は……。
神器からあふれた力が渦巻いている!?
何が起きるかわからんぞ!
気をつけるのじゃ!
6:呪われた神器
6:開始時

カグラ

この近くに神器の力を感じる……。
早く取り戻さなくては!

魔物

ニンゲンみつけた!

カグラ

くっ、魔物……!
こんなところで足止めされるわけには……!

アンナ

王子、巨大な魔物が出現しているという
場所はここです。

カグラ

助かった、この国の軍隊ね。
あのー! 助けてくださーい!

アンナ

女の人が襲われているようです!
王子、助けましょう!
6:終了時

カグラ

本当にありがとうございます。
助かりました……。

アンナ

あなたは何故、あのようなところに?

カグラ

はい……。実は、代々護ってきた神器が
何者かに盗まれてしまったんです。
あれは念じるだけで、生き物の大きさを
変えることができる強力なもの。

アンナ

念じるだけで大きくなるなんて……。
そんなものがあれば、魔物との戦いで
どれだけ助けになるか……。

カグラ

いえ、そんなに都合よくはいきません。
大きくなる代わりに自我を失ってしまう……。
欠陥品……いわば呪われた神器なのです。
かつて魔物に追い詰められた私の先祖が
生み出してしまった、過ちの一つなのです……。
私は神器の力を感じ、追うことができます。
お願いです。どうか私と共に、神器の捜索を
手伝っていただけませんか!?

アンナ

確かに危険な道具のようですね。
王子、彼女に力を貸してさしあげましょう!
7:巨兵団
7:開始時

カグラ

この辺りで神器の力を感じます……。

アンナ

王子! 巨大な兵士達が
こちらに向かっているという
報告が……。

カグラ

まさか人間に神器を……!?
そんなことをすれば正気を失ってしまいます!

アンナ

すぐそこまで迫ってきています!
迎え撃ちましょう!
8:巨獣の暴走
8:開始時

カグラ

神器の反応はこの洞窟です。
恐らく、周辺の魔物に神器を使って
待ち構えているはずです。
……あ! あそこにいます!
盗んだのはあの男です!

暗黒騎士

ふふふ、これは強力な道具を手に入れたぞ……。
大きくするだけではなく……。
これさえあれば、
我が軍の力をもっと強大にする事ができる……!

カグラ

やめなさい! それは呪われた神器。
周りだけじゃない、あなた自身も不幸に
するものです!

暗黒騎士

知った事か! さぁ、我が同胞達よ!
人間共を殲滅するのだ……!

アンナ

この地鳴りは……!
王子、神器の力を得た魔物達が
こちらに向かってくるようです。
戦いの準備を!
9:奔流する力
9:開始時

暗黒騎士

くっ……。ここまで追いかけてきたか。
もう後には引けぬ。
かくなる上は私自身が巨大化して……!
さぁ、神器よ! 私に力を貸すのだ!
ふぅううんっっ!!
ふふふ、巨大になったぞ……!
さぁ、お前達を踏みつぶ………む?
なんだ……!? なぜこんなに身体が重いのだ!
これでは戦いにくいではないか!

カグラ

愚かな……。

暗黒騎士

おのれ……! しかし力自体は上がっているはず!
戦いはパワーだ! それを証明してやる!

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