千年戦争アイギスダークネス/会話

Last-modified: 2019-04-01 (月) 19:29:17
ネタバレ注意
あらすじ
(公式Twitterより引用)
1:闇の覚醒
1:開始時

異界召喚士

キヒヒヒ……ようやく、ようやく完成じゃ……。
王子達との戦いで得られた数々の情報、
そこにワシの技術を加えた最高傑作……ッ!!
さぁ今こそ目覚めよ、
ダーク王子、ダークアンナよ!!

ダーク王子

…………くっ、何者だ、お前は。

ダークアンナ

…………ここは?

グレーターデーモン

おぉ……王子共に瓜ふたつ……!!
異界召喚士様、これがあの二人を元にした悪なる者、
ダーク王子とダークアンナなのですな……!!

デシウス

ふむ……見た目は確かに王子達そのものだが……。
しかし王子達の強さは本物だ。
それを完全に再現することなど不可能ではないのか?

ダーク王子

……耳障りだ、薄ら笑いの鎧。
だが言いたい事はおおよそ分かった、
お前達は、俺の実力を測りたいというのだな?

デシウス

う、薄ら笑い……!?
おいダーク王子、本物の王子ならもっと紳士的な--

ダーク王子

黙れ、喚くな、耳障りだ。
おい、そこのお前が俺を作ったのだろう?
ならばその出来栄え、ここで見せてやるとしよう。

異界召喚士

キヒッ! 口は悪いが頭はキレるようじゃな。
この者らにお前の強さを見せつけてやるがよい!
しかし王子を抹殺するとなると配下の兵も
必要じゃろう。どれ、幾らかの兵をつけてやる。
そやつ等を上手く指揮し戦いに勝利してみよ。

リッチ

私の魔法の前には、
いかに固い鎧も無力でございます。
なんなりとご命令を。

オーク

王子と戦えると聞いて来てみたものの、まさか
共に戦う事になるとは……だがこの覇気、主と仰ぐに
相応しい。強者との闘いはぜひとも我に任せてくれ。

ダークアンナ

彼らオークは戦闘力が非常に高い種族です。
体力が半分を下回ると、戦闘力が更に強化されます。
基本的な戦いは彼らに任せると良いでしょう。

ゴブリン

ギャッ! ギャギャッ!
タタカイ! マカセロ!

ダークアンナ

……ゴブリンは知性も戦闘力も低いですが、
その数は膨大。戦力に期待はできませんが、
やられた所で気にする必要もないかと。

ダーク王子

なるほど ★の評価には影響しないという事か。
まぁ捨て駒として精々利用させてもらうか。

ゴブリン

ギャッ!?

ダーク王子

……全員悪くない面構えだ。
お前達が実用に足る戦士かどうか、
俺自ら見極めてやる。覚悟して挑むがいい。

ダークアンナ

悪たる貴方、我が主、愛しの君、ダーク王子さま。
貴方からは強力な『暗黒の波動』を感じます。
その力を振るえば、敵を弱体化出来るでしょう。

異界召喚士

キヒヒッ、だがそれは諸刃の剣……。
己の力を高め、敵の力を削ぐ能力を振るえば、
自分自身の身体を蝕むことにもなるじゃろうて。

ダークアンナ

なれば、私の力がお役に立つはずです。
私は貴方自身と、
貴方に従う者を癒やす力を与えられていますので。

ダーク王子

ほう、使える女は嫌いじゃない。
ついて来いダークアンナ、そして俺に忠を捧げる者達よ。
こいつが俺達の初陣だ。
1:終了時

デシウス

まさか……これほどとは……。
だがこの力、王子のそれとは性質が違うぞ。

異界召喚士

キヒヒッ! これで王子を倒せるやもしれぬっ!
さぁダーク王子よ、
まずはアイギス神殿へ侵攻するのじゃ……!!

ダーク王子

黙れ、喚くな。--だが、そうだな、
オリジナルには一度会っておきたい。
息の根を止める者としてな。

ダークアンナ

--お供いたします、
我が主、王子を討つ者、偉大なるダーク王子さま。

ダーク王子

何を言っている。お前が付いてくるのは当然だ。
ダークアンナ、お前は俺の女なのだからな。
さて、行くとしようか。我が覇道の始まりだ……。
2:冥き覇道
2:開始時

ロイ

今日もアイギス神殿は平和ですな。
遠征中の王子はどうしているのでしょうなぁ。

フィリス

王子のことだから心配はいらないと思うけど--
んっ? どうしたソーマ?
そんな遠くを睨んだりして。

ソーマ

いえ、あちらに何か見えた気がして……。
……あっ、王子です。王子が帰って--えっ?

アルス

王子……にしては様子がおかしくない?
どうしてあんな、魔物の大群を連れて……?

ダーク王子

ほう……これが物質界か。
存外悪くない。破壊するには少し惜しいな。
我が物としたいくらいだ。

ダークアンナ

はい、我が主。貴方が望むのなら、
いずれこの世界は全て、貴方の物となることでしょう。

ダーク王子

ハハハッ! 冗談も言えるのか、ダークアンナ。
それにしても、嗚呼、なんと煌めく世界か。
俺には少しばかり、眩しすぎるな。

オーク

フフッ、気に入ったのか我が主。
これが人間共の生きる、地上の世界だ。

ダーク王子

ハハッ、さて、な。
だが連中に与えておくには惜しい世界だ。
まずはその欠片のひとつまで、手に入れてやろうか。

ダークアンナ

はい、我が主。
全ては、貴方の望むがままに。

アンナ

……あれは、わ、私でしょうか?
それに王子まで……。
でも王子は、あんなに喋ったりは……。

ソーマ

アンナさんっ! 本物のアンナさんはここに……。
ということは、あの魔物を連れた王子は
偽物ということですか……!?

ダーク王子

ほう、本物も察しだけは良いようだ。
ダークアンナ、このまま交戦する。
連中に遅れをとるな。

ダークアンナ

はっ、我が主。それから先刻、魔界より
大砲を備えたフライデーモンが合流しました。
有象無象を吹き飛ばすには最適かと存じます。

ダーク王子

成る程、悪くない。
お前達、これは前哨戦だ。
世界を制す最初の戦い、一切手を抜くな。
2:戦闘中

キャリー

このままでは……アイギス神殿が……っ!!
仕方がありません。私が王子の元へ、伝令に--って、
きゃぁああっ!? う、馬が暴れてぇえー!?

フィリス

キャリー、しっかりしろ!!
ここは私達が引き受けるから!!

ダークアンナ

……我が主、騎兵が伝令に出るようです。
ここで仕留めておきますか?

ダーク王子

構うな、どちらにせよオリジナルとは激突する。
あの騎兵程度、見逃したところで問題あるまい。
オーラをまとったキャリーは
拠点には向かわず、しばらくすると
戦場からいなくなります。
倒さなくても★の評価には
影響しません。

キャリー

包囲を抜けた……っ!!
一刻も早く、王子達にこのことを伝えないと……!!
2:終了時

ソーマ

くっ……わ、私達をどうするつもりですか……っ!

フライデーモン

ダーク王子様、ここは反乱の芽を潰す為、
見せしめにこやつをいたぶり、
殺めるのがよろしいかと。

ソーマ

…………っ!?

ダーク王子

--いや、このまま逃がす。縄を解き、解放しろ。

フライデーモン

……よろしいのですか?
いえ、貴方様に意見するわけではありませぬ。
ただ、この戦いの様子は--

オーク

--うむ。
我が主よ、この戦いは異界召喚士様に監視されている。
こんな行動をとっては怪しまれるやも--

ダーク王子

今殺すのも、後で殺すのも同じだ。
何より人質を取るなど、王になる者の手段ではない。
--泣くな、小娘。美人が台無しだぞ。
聞け、オリジナルのアンナよ。
王子に会ったならば、こう伝えろ。
俺はアイギス神殿で、お前を待っているとな。

アンナ

……行きましょう。王子に合流しなければ。
キャリーさんが伝令を聞き、
王子達が戻ってきてくれるはずです。

フィリス

……見逃して、くれたってことか?
何なんだ、あの偽物の王子は……。

ダーク王子

--青髪の女、俺は偽物の王子ではない。
ダーク王子だ。二度と間違えるな。

グレーターデーモン

--まったく、せっかく捕られた人質を、
殺めるどころか自ら逃がすとは……。
私が仕留めて参りましょうか?

異界召喚士

キヒッ、今はダーク王子の監視が優先じゃ。
奴め、力に酔っているだけなら良いが、
よもや裏切りなど考えておらぬだろうな……。

グレーターデーモン

まさか、あれは異界召喚士様の被造物でしょう。
ただ戦いの定石というものを知らぬだけでは。

異界召喚士

キヒヒ……ならば良いのだがのう……。
どれ、ひとつ確かめてやるとするか……。
3:終焉への叛逆
3:開始時

ゴブリン

ギャギャ! セイアツ! セイアツ!
アイギス神殿! セイアツカンリョウ!

ダーク王子

ハハッ、他愛もない。
人とは斯くも無力なものか。

ダークアンナ

はい、我が主、偉大なるダーク王子さま。
貴方の覇道はもはや、誰にも止められません。

グレーターデーモン

--いいや、少し止めさせてもらおうか。
ダーク王子、休んでいる暇はなかろう。
占領など生ぬるい、アイギス神殿を破壊するのだ。

ダーク王子

……残念だったな。気が変わったのだ。
ここは俺の城にさせてもらおう。

グレーターデーモン

……まったく、理解出来ていないようだね。
王子の配下を見逃しただけでなく、
今度は命令を拒否するつもりかね?

異界召喚士

キヒッ!? ワシの被造物のくせに!
まさか本物の王子と結託するつもりか!?

ダーク王子

--王子抹殺だけはしてやろう。
だが、お前達の命令に従うつもりは全くない。
この世界を見て、気が変わった。
輝くもの、尊く煌めく世界、蒼き空、
美しきものを破壊するのは、信条に反する。
俺は、俺のやり方で、
人と魔物を統べる王になってみせよう。

異界召喚士

キヒ……そうか、そうか。
ならば実験は失敗ということじゃな。
グレーターデーモンよ、こやつを処分せい。

ダーク王子

--決断の早さを見るに、裏切りは想定内だったか。
おい、我が配下たるお前達、これはあくまで俺の我儘だ。
ここから先、自分の歩む道は自分で決めろ。

ゴブリン

ギャギャッ、キマッテル!
ゴシュジン、ダーク王子ダケ!
ダーク王子、ツイテク! デンセツ、ナル!

オーク

一度主と仰いだ者を、
うらぎる武人など、何処にいるものか。
貴方様の覇道、見届けさせていただこう。

リッチ

--強き方に付くのが定石でありましょう?
なればこの私が、
貴方様以外の下に付くことはありませぬ。

フライデーモン

然り、実に然り。
私が受けた命は、貴方様の配下に付くことなれば。

ダークアンナ

されどお気をつけ下さい、我が主。
グレーターデーモンの実力は侮りがたいものです。
貴方の『暗黒の波動』が必要となるやもしれません。

ダーク王子

--度し難い馬鹿ばかり、か。
だが、悪くない気分だ。
良いだろう、なれば世界の果てまで余さず見せてやる。
3:終了時

ダークアンナ

我が主、偉大なるダーク王子さま、
グレーターデーモンの包囲を抜けました。

グレーターデーモン

グフッ……何という、何という力だ……。
だが、この展開は最初から、
異界召喚士様の想定通りなのだよ……。

ダーク王子

だろうな。だがお前は負けた。
もはや万策尽きたといったところか?

グレーターデーモン

……くくく、お前の寿命は、今日一日で尽きるのだよ。
まさか革新的なこの実験に、異界召喚士様が
安全装置を設けなかったとでも思ったか?

ダーク王子

……ハハハッ、面白い命乞いだ。

ダークアンナ

--いいえ、我が主、偉大なるダーク王子さま。
どうやらその言葉、嘘ではないようです。
私の中にも、一日で消滅する術式が存在するようです。

ダーク王子

……ほう。こいつの言う事は信じれないが、
ダークアンナ、お前が言うなら間違いなかろう。
--そうか、この生命は一日で尽きる、か……。
--だが諦める必要はあるまい。
どうせ死ぬというのなら、
この世界を手中に収めてから散ってみせよう。

バシラ

--王子、こっちです!
アイギス神殿に魔物が集結しています!

ダーク王子

……遅かったな。
だが、今日が終わる前に間に合ったことは
褒めておいてやろう、オリジナル。
さぁ、証明してやろう。
俺がお前に勝つという事実を、
お前が俺に敗北するという事実をな。

王子

…………ッ!!
4:最強の影
4:開始時

バシラ

本当に、王子とアンナさんそっくりです……。
もし侵攻ではなく、王国に潜入されていたら
判別がつかなかったかもしれません……。

ダーク王子

人類なれば、考え方まで姑息なものか。
そんな手段を俺が取る必要はあるまい。
--我が映し身、いや、俺のオリジナルたる男よ、
少しだけ我が物語に付き合え。

王子

…………。
………………(こくり)

ダーク王子

俺は、どうやらお前を殺す為に作られたようだ。
事実、アイギス神殿の占領は僅かな時間で完了した。
だが、どうやら異界召喚士は
自分より強い存在を恐れたのだろう。
俺の寿命は、一日しか残されていないそうだ。
だが、それは止まる理由にはなるまい。
俺はこの世界を愛すると決めた、魔物も人類も関係なく、
俺のモノにすると決めたのだ。

王子

…………。

ダーク王子

ならば、すべきことはひとつのみ。
この世界で最も強い者は、間違いなくお前だ、王子。
何しろ俺の原型たる存在なのだからな。
これから先もお前が最強で有り続けるなら、
俺はお前を倒す事で、俺という存在を証明し続けよう。

王子

…………(こくり)

ダーク王子

我が配下の者共、俺はこの一戦に全ての力を注ぐ。
後も先もない、世界に名を刻む為の戦いだ。
--勝手なことを言うが、お前達の誇りを貸してくれ。

ハイオーク

--有難きお言葉。
ダーク王子様、最期の一瞬まで、
我ら覇道を共に征きましょうぞ……ッ!!

ケイティ

オークが、は、ハイオークに変わっていくっ!?
そんな、戦場で突然クラスチェンジするなんて!
こんなこと有りえません……!!

ダーク王子

あり得ないことではあるまい。
王子も、数え切れぬ程の奇跡を起こしてきたのだろう。
ならば俺であっても、奇跡くらいは容易いものだ。

ダークアンナ

えぇ、私達の存在自体が奇跡のようなものなれば。
しかし我が主、王国の者は何れも手練れです。
初手を凌ぐことさえ貴方の力が必要となりましょう。

ダーク王子

当然だ。手を抜く必要などない。
さぁ『本物の王子軍』の力を、お前の可能性を、
この俺に見せてくれ。
ミヤビ、王子がいる間は
全ての敵ユニットの
攻撃と防御がアップします。
またミヤビは味方ユニットの
射程範囲内にいる場合、
遠距離攻撃を自身に引き付けます。
4:終了時

ダーク王子

--俺の、勝ちだ。
そうだな、王子。

王子

…………(こくり)

ダーク王子

……ハハハッ、トドメを刺せと?
この馬鹿者が……お前が死んだら……
誰が俺の強さを証明してくれるというのだ……。
俺はお前に勝った……。
王子、これからお前が勝ち続ける限り、
それは俺にとっても勝利になるということだ。
この世界はお前に譲ってやろう……。
だが、お前の魂に刻んだ。
俺に負けた記憶を、忘れることは許さぬぞ。

アンナ

……ダーク王子、あなたは--

ダーク王子

--黙れ、喚くな。
俺のアンナはダークアンナだけだ。
お前の声は届かない、何があっても、だ。
嗚呼……もう剣も握れないか……。
我が臣下共……死ぬ前に、少しだけ、
この世界を歩んでみたくはないか。
俺達が手にするはずだった、
この眩く輝く、蒼空と、緑に満ちた世界を、
戦友と共に歩むのだ。悪くはなかろう?

ゴブリン

ギャギャ! ツイテク!
タビスル! ダーク王子イッショ!

リッチ

貴方様の歩みを妨げる者は、
もはやこの世界のどこにもありませぬ。
憎き生の世界なれど、今は輝いて見えますな。

ハイオーク

いと強き者の誘いをどうして断れよう。
どこまでもその旅路、お供しようとも。

フライデーモン

ハハッ、なれば空の風景もお見せしましょう。
この世界は憎たらしい程に広大で、
妬ましい程にきらめいているのですぞ。

ダークアンナ

我が主、愛しき貴方、偉大なるダーク王子。
これは良き戦いでしたか?
貴方にとって、良き生の輝きでしたか……?

ダーク王子

--さて、な。
ダークアンナ、お前が長生きしてたら、教えてやろう。
4:終了後

アンナ

--ダーク王子の一件は、
おそらく異界召喚士による策略だろうとの事です。
性格こそ王子とは似ても似つかない青年でしたが……。
去り際の笑顔だけは、
少しだけ王子に似ていた気がします。
……あっ、ところで王子。
アイギス神殿の前に、この剣が落ちていました。
--はい、ダーク王子の剣です。
微かにですが、ダーク王子の意志が
宿っているようにも感じられます。
彼らの生きた証、とでも言うべきでしょうか……?
…………はい?
この剣を共に連れていってやりたい、と?
なるほど、王子がそう仰るのであれば……。
ダーク王子の剣を振るう時には、
『闇の英雄』の称号を選択してください。
そうすれば、もしかしたら、
ダーク王子が力を貸してくれるかもしれません。
--王子、魔王軍の策略は恐ろしいものでした。
けれど、どうしてでしょうか、違う出会いであれば、
ダーク王子達と同じ道を歩めた、そんな気がします。
ただの感傷、ですけどね……。
王子、私達はこれからも先へ進み続けましょう。
彼らが目指した先を、忘れることなく。

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