ソリョレ・モリソン

Last-modified: 2023-05-22 (月) 00:44:39

ソリョレ・モリソン(Soryolye Molison,2020/??/??~2061/12/16)は、マンタル国の炭鉱夫、詩人。

情報

名前ソリョレ・モリソン
性別
享年41~42歳
国籍マンタル共和国?マンタル国
職業炭鉱夫
主な業績マンタル国の国歌の作詞

生い立ち

ソリョレ・モリソン.jpg
ソリョレ・モリソンとされる男性の写真(年代不明)

マンタル共和国?西部の炭鉱都市リ・モルチ?で、工場労働者のフレッド・モリソンの長男として生まれたとされる。生年月日については、後のマンタル軍事クーデターのさなかに戸籍情報が失われているため正確なものは不明。後に彼が新国歌の歌詞を投稿した際のエントリーシートに、2061年12月1日の時点で「41歳」との記述があったため、生年は2020年と推定されている。*1
炭鉱夫の仕事に従事する傍ら、節つきの詩文を多数作成しており、のちに『ソリョレ同志の日記』として刊行された彼の労働日誌に詩文のみ掲載されている。実際の節については失われている。*2
2061年12月16日に発生したホリスト炭鉱事故に巻き込まれ、落盤により圧死した。遺体は原型をとどめていた上半身が回収され、マンタル労働者殉難墓地?に埋葬された。翌年の2月16日に、新国歌の作詞者として特殊行政葬*3が執り行われ、最高指導者のヴォリー・ドリー?が参列するなど、一介の労働者としては異例の高待遇であった。

不存在陰謀論

西マンタルの政治学者であるゲル・ハンドランド?は、2074年2月のマンタル祖国統一フォーラムにおいて「ソリョレ・モリソンは存在せず、マンタル政府により労働者として神格化され、かつ労働者の規範たるものを規定するためのパペットである」と述べた。ハンドランドによれば、最も大きな根拠として戸籍が失われたという事実にやや不自然な点が存在するとする。実際、「リ・モルチは確かにクーデター軍の襲撃を受けているものの、戸籍が保管されていたリ・モルチ村役場が炎上したり、略奪の対象になったという事実はなく、戸籍が失われる機会が存在しないと考えることは可能」とされる。しかしながら不十分な政府体制下で亡命政府が戸籍の再作成をした際、旧戸籍を廃棄しているため、この際にあやまって彼のものが欠損したというのが通説である。亡命政府はこの失態をみとめており、実際他数名の戸籍も欠損していることがドリエステ大陸会議調査委員会?により把握されている。*4

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*1 ドンバス・バルトス『誇り高きマンタル国・攻勢編』真の楽園社,2069,233p
*2 『ソリョレ同志の日記』真の楽園社(編),2064
*3 マンタル国において特例として行われる実質的な国葬
*4 ハンドランドの言説は、そもそも西マンタル寄りの右傾的かつ感情論的言説であるため学術的根拠には欠けている。