注意 本作は寒い上に分かるやつには分かるネタが9割です。 注意して読め!嫌ならブラウザバックだ!(豹変) |
プロローグ
今日の稜千国。どうやら変わり者のお客さんの来訪という普段は起きないであろう事象が発生。
周辺の人間の日常が大きく変わりそうだ…
もくじ
登場キャラ
- 稜千国のみなさん
名は体をあらわす。大体が出てくるはず。 - ????
お客さん。尊氏とはまた別の存在。 - ナレーター
…えっまた? - 射命丸文
稜千国の現状をアングラ記事にしようと入国したはいいものの… - レベッカ・レナ・ミューラー
白鷹艦長。寡黙
コメント
来訪者数
今日 | ? |
昨日 | ? |
合計 | ? |
Tag: 【SS】
第一話 お客さんだよ
稜千国は大京。首都にほど近い琵杷湖は平日のくせして多くの人間で賑わっていた。
近くには林があり、ある程度整備されている為子供達の憩いの場として扱われる。
尊氏「ZZZ…」
湖のほとりに2人の男が座っている。1人は寝ており、もう1人は太陽を見ていた。
頼之「…」
2人の紹介をしよう。寝ている方は足利尊氏という。稜千国の棟梁にして狂人。
太陽を見るのは細川頼之。稜千国を実質的にワンマンで運営している苦労の絶えない男だ。
頼之は久々の有給という事で尊氏と琵杷湖に来ていた…
頼之「太陽を見るだけで涙が流れる…職務が相当身体に応えたようだ。」
(ここからおふざけ)
尊氏「ん~…良く寝たね。なんか肌真っ白なガビガビの女の子達に追いかけられる夢を見たけどそんなんどうだっていいよね!」
頼之「(平和な時間が終わった…)」
頼之が現実に引きずり下ろされたのと同時に手がつけられていない状態の林からガサガサと音が響く。
尊氏「…頼之、分かるな?何かが潜んでいるぞ。」
頼之「分かっております…とっ捕まえるんでしょう?そして警察に突き出す、尊氏公の得意技。」
尊氏「褒めてんのか貶してんのかどっちかにして♥しろ(豹変)」
頼之「まーた始まったよ…」
そんな2人のいつもの会話をSiriめに、林の中からガサガサの正体が露わになる。
???「朝だわ。起きなくちゃ。今日はどこにおさんぽしに行こう?」
尊氏「サンボ?(南朝)」
頼之「ちげーよ!
2人に気づいたのか知らんが、謎の存在は「ギョロ」と2人の方を向いた。
(突如流れるBGM
???「5月14日か....5と14でこいs…よーし決めた。今日は海にレッツゴー。」
尊氏「…」
頼之「…」
???「…」
気まず…
頼之「…で、君はどこの子かね?この辺では見ない顔だが…」
たかうじ「ボクはね、足利たかうじって言うの。おやしきに住んでたんだけど、いろいろあってここでくらしてるの。」
尊氏「へー…ここで1人ねぇ?どうするよ頼之?」
頼之「うーむ…君は今から何をするのかね?」
斯波氏暫しの沈黙。たかうじは古いパンフレットを取りだし、2人も自然とたかうじと一緒にいた。
3分(50秒)後…
たかうじ「ここに行って釣りざおを借りましょう♥困った時はラブあんどピース。人類みな家族よね♥」
そ ん な 訳 ね ぇ じ ゃ ん !
頼之「釣りか…せっかくだし、近くの釣り釣り堀で釣り竿を借りて3人でやるとしよう。」
尊氏「ええやんええやん!ほな行こか!(腕をガッと掴んで走り出す)」
たかうじ「えっ、えっ!?」
頼之「待て!早い!早いぞ!!!おい!!!」
尊氏と頼之とたかうじの日常は、始まったばかりでこの始末☆
はてさて、この先どうなります事やら…
第二話 大物釣り
尊氏「(釣り竿片手に)オジサンガンバッチャウゾー!」
たかうじ「いくよー!」
頼之「あの阿呆はともかくあの子が元気そうでなによりだ。気分が良くなってきたし私も釣りに洒落込むとしよう…」
釣り竿を手に入れた3人は、嬉々として釣りを始める。先に来たのは尊氏だった。
尊氏「おっ、デカイのが来たぞ!ちょいと手伝ってくれ!」
頼之「…了解!」
たかうじ「おおっ!」
頼之が引っ張ってたかうじが応援する中、尊氏の馬鹿力もありとうとう釣り上げた。
尊氏「…釣ったは良いけどこいつ何?ブラックバス?」
頼之「色合い的にそうなんじゃないか?にしても80cm台か…」
たかうじ「大きいおさかなさん…あっ来た!」
尊氏「オジサンガンバッチャウゾー!(脇腹をガッと掴んで引っ張る)」
※セクハラ
尊氏「来たぜ来たぜぇ!ソ連!(空耳)」
たかうじ「うわっ!(投げ飛ばされる)」
頼之「えっ(下半身が顔面に直撃)」
この始末☆
いつも通りの奇行で1人犠牲になったが魚は小さいながら釣れたようだ。やったね。
たかうじ「うーん…はっ!おじさん大丈夫! ?」
尊氏「おーい40cmのブラックバスだぞー…って大丈夫か?誰だこんなひでぇ事した奴!市中引きずり回し後凌遅刑だ凌遅刑!」
たかうじ「…(ドン引き)」
頼之「やってくれたなお前…まあいいでしょう(聖人)…というか私の竿だけ全然引きが来ないな…」
尊氏「釣りは待ってなんぼよ。寝てりゃ来る来る。」
頼之「(この野郎…)」
たかうじ「…!来た!かなり大きいのが来た!」
頼之「なぬっ!絶対釣ってやるぞ!」
尊氏「がんばれー(棒)」
頼之「(呆)」
まあくっちゃべっていた訳で、釣れはしたが…
頼之「…カメ?」
尊氏「直冬じゃんなんでここに?」
たかうじ「ただ…ふゆ?」
頼之「…そういえば、昨日政氏がカメをもって出かけてたな…」
尊氏「 政 氏 ~ 殺 す ぞ ~!」
たか&頼「えぇ…」
5時間後…
尊氏「いや~釣った釣った!3日位は持つんじゃないか?」
たかうじ「にぱ~☆(屈託のない笑顔)」
時計は5時を指している。よゐこの帰る時間だね。
尊氏は悪い子だからまだ帰ってないね。
頼之「…5時か、この子をどうするか…話を聞く限り身よりもなさそうだしな…」
尊氏「…屋敷に空き部屋があったはずだ。そこに居候させるのはどうだ?」
頼之「そうするか…」
尊氏「…よぉし、頼之いわく話があるらしいぞ?」
たかうじ「?」
頼之「…君、私達の元で暮らさないかね?一人で家や戸籍も無いまま生きるのは狂気渦巻くこの世界じゃ難しい。私達の屋敷に広々とした空き部屋があるんだ。どうだね?」
たかうじ「…はーい!」
尊氏「よぉし!そうくりゃ早速行くぞ!(車に乗車)」
頼之「飛ばすぞ!しっかり捕まっているんだ!」
たかうじ「はーい♥」
3人「Self・control!!!」
こうしてたかうじは大京の尊氏らの屋敷で暮らすことになった。
たかうじはまだ見ぬ魑魅魍魎者達の元へ…
そして頼之の有給休暇は今日が1日目だったがすぐに無効化された
大惨(第三)話 足利暴走列車
午後7時のこと…
政氏「おぉ~可愛いのう~(撫でなで)」
義教「この子どこから拾ったんだ?」
義稙「琵把湖に一人で住んでたらしいぜ?信じらんねェ!(拓也)」
頼之「休暇で尊氏を連れていたらばったりな…」
良基「ほぉ~捨て子か?」
高国「どうも違うらしいぞ?ちょっとした御屋敷に住んでたとか…」
高兎司「えへへ~♥(屈託のない笑顔)」
義政「良い子だ!(ナデナデ)」
直義「この数時間で改名手続きしたんだな…」
各地から民間人や軍人、官僚を集めての大規模な宴会で屋敷は賑やかになっていた。
郷土防衛隊の士官「美味い!(万引き小僧)」
廉也「(酒に酔って意味のわからない事を言ってる)」
子供達「(屋敷内を走り回って遊んでる)」
ミューラー「(泥酔して寝落ち)」
大京のホームレス「儂ら浮浪者すら誘ってくれるとは…尊氏公は太っ腹よ…(号泣)」
当の尊氏はというと…
尊氏「te'ra~n kan do'fa~ra?ce'be you feve you fo~vera mia fan'nel?fa~r'ya hear~d'ba.O?k 'ame'ra?ka'me'ra?xaxaxaxaxa~ho'~ho'ho'ho'ho'ho'ho'ho'ho~^wo'o~how~ow~wow!wooon…horn…(中国の漫才師)(スン…と消える)」
兼定「あいつ酒で相当出来上がっておる…(恐怖)」
頼之「今日に限って奴らしくない…いやいつも変なんだが…」
長可「おい!ちゃぶ台の上で踊り食いすんじゃねえ!汚ぇだろうが!」
尊氏「あぁん?毎日の重責を忘れるこの場ではっちゃけたくないのかい!?ボウヤだねぇ~?」
長可「あんだと!?」
尊氏「ソ連!(こいし小石を大リーグボール2号風に投げる)」
義維「尊氏お前!人の一升瓶割りやがって!」
政氏「TWK!」
兼定「この無礼な!者共!出合え!出合ぇー!」
直冬「殺 っ ち ま え !(抜刀)」
(例のBGM)
はぁ…ちょっと代役さんナレーション変わってくれない?
おっさん共「(やいのやいのあーだこーだ)」
高国「お前達はすぐ避難しろ!軍関係者は騒ぎをすぐに止めるんだ!」
頼之「広間で松の木が燃えているだと!?消火班と消防を呼べ!」
尊氏「コレ(喧嘩収めるの)無理だゾ!(無能)逃げるゾ!付いてこい!」
高兎司「ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!」
ナレーション担当、変わりました。
大京郊外、尊氏の秘密基地…
尊氏「ここまでくりゃ大丈夫でしょう。ワシらに沙汰を止めることはできん!(無能)」
高兎司「…」
尊氏「…御託はどうでもいいからしばらくやり過ごそうや。二人きりだぜ?」
高兎司「…その、話があってね?」
尊氏「ん?」
頬が赤く染まり、照れているのが容易に分かる。
だが、尊 氏 に は 分 か ら な か っ た
尊氏「俺に気でもあんのか?やめとけやめとけ!こーんな闇鍋のトップの愛人とか一生涯の傷だぜ?頼之みたいにもっと良い男はぎょうさんいるんだ、恋なら他当たれバカ!」
高兎司「…!」
何かが高兎司の中で切れる音がした。
ブチッ!(丸尾くん)
高兎司「…なんで?なんでそう卑屈に考えるの?」
いつもそうだからだよ
高兎司「貴方はあの人達をいつも導いてるしとても強いし何より心優しいの。私は分かってる。だからもっと自信を持って?」
尊氏「(ニュータイプのSE)」
尊氏は「ヤンデレ化の兆候」を察知。
すぐに対応を始めた。
尊氏「ふむ…ならば、私を100点中何点か答えてくれ。」
高兎司「…(読心)…」
尊氏「(………)」
高兎司「…75点。かな?」
尊氏「…75?エ?ナナジュウゴ?エナナジュウゴ?アナナジュウゴ?アナナジュウゴ!アスバラシイ?アアスバラシイ!えーっ!?75点!?」
高兎司「…?」
尊氏「騒ぎから抜け出して、ムードまで作って75点かい?えぇ…」
高兎司「あぁ…ぁ…(うるうる)」
ブチッ!(丸尾くん)
尊氏「カエレ!カエレ!カエレ!カエレ!カエレェエッエッエッエッエッエッエッエッゲッタゲッタゲッタア``ーア``ーア``ーア``ーア``ー…アウッアウッアウッアクァ~ポー…」
高兎司「!??!!?!!??」
尊氏「パォパォァパォァパォァパォァポォウポォウウォオ~!!!!!WoW!(高兎司を肩車する)」
高兎司「えっ!?えっ!!?(素)」
尊氏「フイエヘイエ!アァイギャアイギャアイギャアイギャアイギャアイギャアイギャギャギャギャギャギャヘェアヘェアヘェア(ウゥウア…)ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!」
尊氏はリミッターを解除し、時速50kmの速度で大京の屋敷に
尊氏「WoW!(到着)スゴイ!(自画自賛)エーッ!?(疑問)アッアッアッアッアッアッア…Hello?Hello?(ノック)…WoW…」
門番「尊氏様!何やってんですか!?屋敷がえらいことになってるんですよ!?」
尊氏「わりーね(ボビー)まあとにかく騒ぎを止めななな!(直行)」
だが、騒ぎは9割終息していた…
やったね。
ミューラー「…私を酔わせて集団で悪戯した主犯は貴方でよろしいですね?(半ギレ)」
直冬「ハイ…前が見えねェ…」
政氏「(´Д`)ハァ…」
高国「消化と厨房の修繕は終了した。後は…」
※ナレーター「(AS-10・AST_CUSTOMから降りる)尊氏がいないとキツイものだな…」
頼之「この愚か者達を早く病院に連れて行け。大京中の病院だ。」
高兎司「(呆然)」
尊氏「えぇ…」
政氏「尊氏!何処に行ってたんじゃこの阿呆者!お前がいないから苦労しておったのだぞ!?たわけめ!」
尊氏「わりーね(ボビー)」
高兎司「…あの人達はなんで正座させられてるの?」
良基「直冬、兼定らか?頼之の嫁こと海軍のミューラー大佐が泥酔して寝てしまったのを見て顔や服に落書きしたらしい。若いってのはああいうのは言うんだったか?」
ミューラー「…関白…さん?(頬を染めながら怒る)」
良基「ハッ、冗談さ。さぁて、仕事の時間だぞ!動ける人間はみんな動いてくれ!」
高兎司「(今回なんか影薄かったな…)」
俺もそう思うな
なーんとも投げなりな終わり方!
第四話 紅一点と
5月24日、午前6時00分の白鷹にて…
ミューラー「…ふぅ。」
客船期の名残である浴場に碧眼の女性が浸かっていた。
レベッカ・レナ・ミューラー大佐。特務艦隊の長官を務める稜千海軍の紅一点である。
ミューラー「8時から賓客3名、誰だろう…?」
6時20分に広々とした風呂から上がり、1mに達するであろう金色の長髪と身体を拭くとすぐに普段通りの服装に着替える。
それが彼女の日常である。
艦長「長官、賓客が来艦なされました。」
ミューラー「そう、艦長室に通して。」
艦長「了解。」
午前6時30分、艦長室。
ミューラーの眼前には黒と水色のマントをはおり白い正装を着た男と以前の政庁宴会で出会った華奢な子供に…鴉天狗の3名?が身長順で綺麗にならんでいた。
ミューラー「…?(困惑しつつも敬礼)」
頼之「(敬礼)」
高兎司「(右手を大きく振る)」
文「(お辞儀してカメラを構える)」
ミューラー「(挨拶がバラバラね…頼之さんは分かるけど、あの子と…記者らしき人は…?)」
頼之「紹介しよう。この子は高兎司だ。で、こっちの鴉天狗が射命丸文という。」
高兎司「よろしくね~(会釈)」
ミューラー「…ええ。よろしくね。(会釈)」
文「どーも!清く正しい射命丸です!貴女の噂を頼之さんから聞いてずっと気になっていたんです!早速ながら取材よろしいでしょうか?」
ミューラー「…ええ。手短にね?(気さくな笑顔)」
文「はい!ではまず…」
数分間の取材後…
文「ありがとうございます!!!では早速記事に…艦長室の机、使っていいでしょうか?」
ミューラー「ええ、どうぞ。」
文「ありがとうございます!(満面の笑み)」
頼之「…ふむ、あれが淑女の振る舞いか…美しい…」
高兎司「にぱ~(海の方を見ている)」
ミューラー「…で、頼之さん方はどう言った目的で?」
頼之「実は私と文だけで行く予定だったのだが…高兎司が付いてきてしまったもので…高兎司に関しては艦長が子守りをしている。どうだ、航空甲板に来ないか?」