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添付アイテム番号: SCP-373-MT
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-373-MTはサイト-MT-11の1部屋の独房に収容されています。自由に施設内を散策することが許可されています。SCP-373-MTが特定物を希望した場合セキュリティークリアランスレベル4又はそれに準ずる者への確認の上で与えて下さい。SCP-373-MTが施設外への外出を希望した場合セキュリティークリアランスレベル5又はそれに準ずる者への確認及び、承認者が指名した者の同伴の上で許可して下さい。
SCP-373-MTが何らかの異常性を持つものを作成した場合直ちに収容して下さい。
説明: SCP-373-MTは日系の中性的な容姿をしており、身長175cm、体重50kg*1で黒髪で右眼は白く、左眼は黒い瞳をしています。
SCP-373-MTは自身の過去の行動の影響からか右腕が逆転し、右手の中指が屈曲しています。
SCP-373-MTは財団内では"落蔵月舎"、財団外では"ミナミ(南)"を自称し、通常は誰に対しても親切に話します。また、補助を求めた場合は職員を手伝うことがあります。
SCP-373-MTは与えられた特定物からSCP-373-MTが狂キと呼称する異常性を持った物体、情報及び現象の可能性を持つもの*2を作成します。作成されたものが異常性を持たなかった場合及び作成されたものがSCP-373-MTからの分離が不可能と判断された場合、独房に設置し、監視に留めて下さい。
2020年1月14日、SCP-150-MT-4でSCP-373-MTと意識が共有された人物*3が発見されました。また、SCP-373-MT-1はSCP-150-MT-3の通過が不可能であることが判明しました。
この文書はSCP-373-MTによる追記が認められています。
補遺 
SCP-373-MT(左)及びSCP-373-MT-1(右)
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SCP-XXX-MTとの会話記録
以下SCP-373-MTによる追記。
僕の名前は落蔵月舎。よろしくね！
早速だけど君たちに知ってもらいたいことがあるんだ。
まず、僕がここに居る理由だね。単刀直入に言うと他に居場所がないんだ。物心がついたころからここに居て財団職員のみんなに世話をされて生きてきた。だから外の世界の生き方がわからない。でも、僕は幸せだよ。
次に僕が狂キを作る理由を話そうかな。
…………と思ったけど僕にもわかんないや。
最後にこれだけは伝えなきゃ。
今、この……僕の住んでいる現実世界は暴走した僕の創った夢の世界に侵食されてしまったんだ。文書の最初のほうの白黒写真は侵食される前の最後の写真。今、この世界はほとんど全ての物が平面的でまるでアニメのような姿に変わってしまった。あの夢の世界の暴走を止めて世界を元通りにできるのは僕だけ。
だから、僕に、手を貸してほしい。
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