概要
DQ7などに登場するモンスター。
黄土色の毛皮と、名前の通り立派な角を持つヘラジカの獣人。
【レノファイター】の上位種で、PS版DQ7では【ボルンガ】と同色をしている。
英語で鹿の枝角はHornではなくAntlerと言うのだが、ディアホーンやスタグホーンと呼ぶ事もあるので、そんなに厳密な物ではないらしい。
グレイトなだけに、おおらかな奴なのだろう。
DQ7
現代の【ハーメリア地方】や【プロビナ地方】に出現する。
レノファイターと同じく、力溜めに踏みつけの強化攻撃、守備力依存型の痛恨の一撃を使用する。
打撃一辺倒のパワー系かと思えばそうでもなく、メラミやライデインをも使いこなす魔法戦士である。
DQ7でデイン系に耐性のある防具は【大地のアミュレット】だけなので、ライデインは必然的にダメージが大きくなる。
もっとも、現代のフィールドに出現するので戦う機会は乏しく、おまけに体がデカすぎて出現数が少ないので、苦しめられる事は少ないだろう。
ドロップアイテムは【ちからのゆびわ】。
リメイク版
【すれちがい石版】で【メタルキング】をリーダーにしていた場合、番号が2つ後のこいつも姿を現すようになるので、PS版と比べれば見かける事が多くなっている。
また、ボルンガの体色が変更されたことにより、完全同色ではなくなった。
テリワン3D
魔獣系Bランクで登場。スキルは【VS体技】。
特性は【メガボディ】、【AI1~2回行動】、【メラブレイク】、【ときどきバイキルト】、
+25以上で【いきなりスカラ】、+50以上で「デインブレイク」を覚える。
DQ7同様パワーファイター系だが、MPとかしこさの上限・伸びが意外にも良いのでメラ・デインブレイクを活用して呪文を使うのもいいだろう。ちなみにこれを両立した特技はよりによって【シャイニングボウ】だけ。素直にメラガイアーなりジゴデインなり撃つといい。【グランドクロス】(バギ・デイン)なら範囲が狭い欠点も解消する。
イルルカ
引き続き登場。スキルは変わらず「VS体技」。
【新生配合】で【会心 出やすい】、【ギガボディ】化で【メラ系のコツ】を習得。
野生の個体は【宿り木の塔】の4階(【雪と氷の世界】をモチーフにしたフロア)にうろついている。
トルネコ3
HP80、攻撃力28、防御力29、経験値150(Lv1)
【邪悪な風穴】、【封印の洞くつ】、【異世界の迷宮】、【不思議の宝物庫】に出現する。
レノファイターの強化版で【剣系】。
行動は下位種と同じ(角弾きの詳細はレノファイターの項目を参照)だが、【モンスターハウス】投げの射程が20マスに強化されている。
異世界の迷宮では56階から80階まで延々と登場する。成長タイプ【万能・晩成】であり、徐々にレベルが上がった個体が出現するのが嫌らしい。【だいまどう】や【リビングハンマー】、【いしにんぎょう】などを投げつけられ、思わぬ事故に発展することもしばしばある。
じゃあ接近戦を挑もうにもレベル5のこいつは攻撃力54。ポポロでは3発も殴られればHP満タンからお陀仏もありうるくらい高い。
封印の洞くつや不思議の宝物庫で【どくどくゾンビ】を投げつけられれば、熟練プレイヤーでも肝を冷やすことだろう。
封印の洞くつではレノファイターに代わって48~90Fの偶数フロア(68・72・80Fを除く)と85F、不思議の宝物庫では24~25・30~32・34・40~42・44・47・60~63・65~68Fに出現する。
仲間になった時のデフォルトネームは「グレーン」。
下位種と同じく仲間になっても戦力としては活躍は難しい。
というのも瀕死のポポロや味方を敵に投げつけたり、逆に敵をこちらへ弾き飛ばしたりを繰り返し、更には力ためでターン消費したりと自身が一方的に殴られて力尽きるパターンも多く、どうにも扱いにくい。
しかし【モンスター闘技場】では敵を罠に投げつけて、思わぬ活躍をする事がある。
ドーピング無しのHPが全モンスター中最大の290に達する打たれ強さをもつが、残念ながらそれを活かす場は限られる。
ちなみにこの系統は、トルネコ3プレイヤーからよく「牛」呼ばわりされる。
正確には牛ではなくシカやトナカイなのだが。
トルネコ3プレイヤーの間で【牛】という単語が出れば、
大概はレノファイター及びグレイトホーンの厄介さと危険性の話題である。