概要
DQMJ2以降のモンスターズシリーズに登場する特性。
○○にはメラや眠りなどの攻撃属性および状態異常の名称が入る。
作品によって仕様は異なるものの、相手の【耐性】を下げるという効果は共通している。
ジョーカー2
この特性を持ったモンスターが該当する特技を使用すると、相手の耐性が普通、軽減、半減、激減の場合は弱いに、吸収か反射の場合は無効にまで低下させる。元々無効の場合は無効のまま。
例えば吹雪ブレスブレイクを持った【ムドー】が輝く息を吹雪ブレス耐性が普通のモンスターに使った場合、
耐性を「弱い」に低下させ、1.5倍のダメージを与えることができる。
ダメージの増幅率においては【○○のコツ】をはるかに上回るが、あくまで耐性を参照するだけなのでアタックカンタやマホカンタは破れない。
また、効果が発揮されるのは特性を持ったモンスターが攻撃するときだけなので注意が必要。
特性を持ったモンスターの後に特性を持たない別のモンスターが該当する特技を使っても効果はないのだ。
ガード系のスキルをつけても1段階上げただけでは効果はないが、【マジックバリア】などを使えば軽減はできる。
対戦などで攻撃属性のブレイクを持ったモンスターは該当する特技を使う可能性が高いので、これで凌ごう。
なお【ゴールデンゴーレム】と【闘神レオソード】のみが持つ「全ガードブレイク」の場合は無効や吸収以外のすべての耐性を低下させる。
もちろん激減以下なら弱点と見なすし、それが全属性に及ぶのでガン攻め型にも搦め手型にもなれる。
【メラ系】、【ギラ系】、【イオ系】、【バギ系】、【ヒャド系】、【デイン系】、【ドルマ系】、ベタン系、【炎ブレス系】、【吹雪ブレス系】、【マホトラ系】、【ザキ系】、【毒系】、【麻痺系】、【眠り系】、【混乱系】、【マヌーサ系】、【マインド系】、【マホトーン系】、【踊り封じ系】、息封じ系、斬撃封じ系、体技封じ系、【ダウン系】、【フール系】、【ルカニ系】、【ボミエ系】、【ハック系】
とジョーカー2に存在する全ての属性に対してブレイクは存在する。
ジョーカー2プロ
全ガードブレイク持ちに強【ドロル】、最強ドロル、最強【少年レオソード】が追加されている。
「弱い」のダメージ倍率が1.25倍に弱体化された一方で状態異常の耐性が「弱い」だった場合の成功率が極端に高くなっており、デバフ役としての側面が強まった。
様々なモンスターが眠ったりマヒしたり混乱したり即死したりする。
ザキブレイク持ちのモンスターが【しのおどり】を踊るだけで、ザキに完全耐性が無いモンスターは75%の確率で死ぬ。
対抗策として特技【ブレイク封じ】が実装されている。
テリワン3D
基本的に該当の耐性を2段階下げる仕様に変更され弱体化が施されている。
対象モンスターの元の耐性が「弱い」「無効」「吸収」「反射」の場合は効果が無い。
また「普通」の場合は「弱い」となる。
また、前作までで独立していたダウン、ルカニ、ボミエ、フールがパラメータブレイクに、
マヌーサ、マホトラ、ハックがジャミングブレイクに、呪文、斬撃、体技、息、踊り封じが封じブレイクに統合された。
また、本作では究極配合時に「ブレイクアップ」を選ぶことで、あらゆるモンスターに全ガードブレイクを付けられるようになり、
元々全ガードブレイクを持っているモンスターで選択すると「強ガードブレイク」に強化される。
ただし全ガードブレイクはさらに弱体化され、全属性耐性を1段階下げる効果となり、
更に消費MPが1.5倍になるデメリットが付いた。
強ガードブレイクは、全属性耐性を2段階下げる代わりに消費MPが2倍になる。
これらによる消費MPの増加は【しょうひMP×2】【メタルボディ】と重複するので注意。両者が合わさると消費MP8倍という泣きたくなるような特性が付いてしまうので注意。
スキルで【消費MP節約】系の特性を持たせることを推奨する。
イルルカ
新たに登場した【ジバリア系】、呪い系にもブレイクが存在。
また、強ガードブレイクの更に上をゆく「超ガードブレイク」も追加。
消費MPが2.5倍になってしまう代わりに、全属性耐性を3段階も下げられる。
こうなると最早「無効」以下の耐性は無いに等しいことになり、デメリットはあれどかつての輝きを取り戻した。
この特性は【名もなき闇の王】や、新生配合した【キラーピッケル】などが持つ。
そのほかでは、特定のカテゴリ(呪文、斬撃等)で攻撃するときのみ耐性を1段階下げて計算する、
「大剣豪」、「大賢者」などの特性も追加された。
これらは全ガードブレイク系統よりも効果範囲が狭い反面、デメリットがないのが特徴である。
もちろん該当カテゴリであっても、無属性であるさみだれ斬りや悪夢のよびごえを強化することはできないので注意。
本作のみ、ストーリー中に登場するほぼ全てのボスとそのお供が「全ガードブレイク」や「神の踊り手」といった広範囲のブレイク特性を持っている。ずるい。
ブレイク系特性のまとめ
特性 | 対応する攻撃 | 効果 | 備考 |
○○ブレイク | 該当属性 | -2 | |
ジャミングブレイク | マヌーサ、マホトラ、ハック系 | -2 | |
封じブレイク | 呪文、斬撃、体技、息、踊り封じ系 | -2 | |
パラメータブレイク | ダウン、ルカニ、ボミエ、フール系 | -2 | |
全ガードブレイク | 全属性 | -1 | 消費MP1.5倍 |
強ガードブレイク | 全属性 | -2 | 消費MP2倍 |
超ガードブレイク | 全属性 | -3 | 消費MP2.5倍 |
【大賢者】 | 呪文全般 | -1 | |
【大剣豪】 | 斬撃全般 | -1 | |
【格闘王】 | 体技全般 | -1 | |
【神の息吹】 | 息全般 | -1 | |
【神の踊り手】 | 踊り全般 | -1 |
イルルカSP
【紋晶】で各特性をSP化すると、耐性をさらに1段階下げるようになる。
これにより、超ガードブレイクをSP化すれば激減でさえも弱点になってしまうように。強い。
ジョーカー3
ブレイクの基本仕様はそのままだが、特性名の変更が多い。
- メラブレイク・炎ブレスブレイク→火ブレイク(統合)
- バギブレイク→風ブレイク
- ジバリアブレイク→地ブレイク
- イオブレイク→爆発ブレイク
- ヒャドブレイク・吹雪ブレスブレイク→氷結ブレイク(統合)
- デインブレイク→電撃ブレイク
- ベタンブレイク→重力ブレイク
- ギラブレイク→光ブレイク
- ドルマブレイク→闇ブレイク
- マインドブレイク→休みブレイク
- ザキブレイク→即死ブレイク
- 大賢者→聖賢
- 大剣豪→武神
- 格闘王→天地雷鳴士
そのほか、【水属性】の登場により水ブレイクが追加され、封じ系特技の廃止により封じブレイクが削除された。
また、もう一つの新規属性である気力吸収はジャミングブレイクに内包されている。
DQM3
特性名が全ガードブレイクを除いて「○○ブレイク大」に統一された。
耐性の仕様変更によりブレイク大は相手の耐性を50、全ガードブレイクは25下げる効果となっている。
一方、アクセサリーのうでわ&ベルトで付くのは「○○ブレイク小」となっており、耐性を10下げる効果。
また強・超ガードブレイクと呪文・斬撃等のカテゴリ系および呪い・重力ブレイクは削除、パラメータブレイクは弱体化ブレイクに変更、ジャミングブレイクはMP吸収ブレイク・幻惑ブレイクに分割され、封じブレイクが復活した。
そして全ガードブレイクは状態異常系のみの適用に変更された……と思いきやそれは説明文のみで、実際は攻撃系にもしっかり適用されている。
そのため全ガードブレイクを持つ裏ボス達の属性攻撃は、ブレイク大が無いものも強力になっている。
本作では無効であっても無視して耐性を下げるよう仕様が変更された。
これが何を意味するかと言えばメタル系であっても属性付き呪文や特技でダメージを与えられるということである。
ストーリー攻略中にブレイク持ちに合わせて属性攻撃を持たせていたら、メタルを属性攻撃であっさり粉砕して驚いたプレイヤーも多いはず。
このため、多数のブレイク持ち相手にみがメタを使っても呪文やブレスで簡単に粉砕されてしまう。
特にストーリー後半のボスモンスターは大体ブレイク大を持たされているので、スキルやアクセサリーで耐性を補わないとあっさり沈む。露骨なみがメタ封じである。
今作では特性に関して、マイナス特性の付きやすさ、あるいはコストという概念がなくなったため、継戦能力面で使い勝手の良いコツ系に対して、無効貫通という点で差別化を図ったものなのかもしれない(そもそも特性の入れ替えも廃止されているので、バランス調整だけなら上限能力等でも可能ではあるが)。
ただし、あくまで元の耐性から固定値で下げるだけなので、耐性値を累計で150まで上げれば相手がブレイク大持ちであっても無効化することは可能(耐性値が差し引き100以上になれば無効化できる)。
DQMSL
2018年3月に【皇帝ウィンディオ】が所持したのを皮切りに登場するようになった。
耐性を2段階下げて判定するのは本編同様だが、本編とは異なり耐性が「無効」「吸収」でも耐性を下げられる。
下位互換に1段階下げる「○○の使い手」が、上位互換に3段階下げる「○○の化身」が存在する。
一時的に効果を付与したり、他の味方に効果を付与する特性や装備すると効果を付与させる装備品も登場しているが、
同じモンスターに同じ属性のブレイク特性を複数付けても重複はせず、最も効果の強いものだけが有効となる。
(例えば、メラブレイクを持つモンスターに炎の使い手を付与しても、下げられるのは2段階だけ)
また、一部のクエストでは発動しない(敵側のブレイク特性は普通に発動する。ずるい)。初期の頃はほぼ全てのボス戦で発動しない仕様になっていたが、後期にはボス戦を含むほとんどのクエストで発動するようになった。
ちなみに「全属性の使い手」や「全属性ブレイク」という特性も存在しているが、下げられるのは攻撃系の属性だけである。
(例えば、【ジゴスパーク】を使っても下げられるのはドルマ系耐性のみで、マヒ耐性は下げられない)。
かつては所持者も少なかったが、特定の状況下で無属性を無効化する【超魔王系】モンスターが実装されて以降は、属性攻撃の価値が上昇したため、所持者が激増するようになった。